東海自然歩道を走る その6

東海自然歩道を走るシリーズも6回目です。
そろそろ、家から遠くなってきたのでだんだん行くのがおっくうになってきつつある。この先どこまで伸ばすかちょっと考えつつある。
今回は、前回のゴール紫香楽宮跡から柘植駅まで約28㎞。
前回は、大津京から紫香楽宮跡まで約40㎞の長丁場だった。
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今回は、つなぎの区間のような感じで、距離も比較的短く、アップダウンもそれほどない区間

準備

滋賀県内はルートに関する情報が少なく、県のHPに載っている恐ろしく判読しづらいコースマップを解読しつつ、結構えいやでルートを引いた。また、同じ県のHPによると、今回のコースの隼人橋から新田の間に崩落個所があって通行止めになっているとのこと。特に迂回路等は示されていないが、地図を見ると迂回するルートはありそうなので、とりあえず行ってみて無理なら迂回することにした。どのみち距離はそれほどでもないので迂回しても十分に日帰り可能。
装備は、ザックは今回もRaidlightのResponsiv24。服は上がアンダーがメリノスピンライト、ミッドがフロウラップ、アウターがトレイルランナー。下はIZASのトレッキングパンツ。まだ春先ということでやや暖かめの服装にしたが、気温が予想外に高く、結果的には厚着のし過ぎで暑かった。上は途中で、アウターとミッドを脱いで、アンダー1枚で走っていた。
シューズはロード区間が結構多いのでクッション性のよいアルトラのローンピークにした。
実は2週間ほど前に腰をやってしまって、本当は2月の終わりに行く予定だったが2週間延期した。先週、坂道を10㎞ほど走って痛みが強くならなかったので行けると判断したが、まだ痛みが完全に取れているわけでもなく、当初の痛いところから少し痛みの部位が移動しているような感じもあり、また、坐骨神経にもちょっと来ているような感じで、結構不安を抱えたままのスタートであった。実際、朝の電車の中では座っているだけで坐骨神経がチクチク痛み出して、本当にこんなんで大丈夫かと思ったが、幸いロキソニンのお世話になることもなく完走することができた。今回のコースは距離は短めだが途中でリタイアするのが難しいので無事に完走できてよかった。

紫香楽宮跡から新田

JRの東海道線草津線を乗り継いで貴生川駅に向かう。貴生川から信楽高原鉄道に乗り換え一駅で紫香楽宮跡駅に9:30頃到着。前回来たときは日没後でもうあたりが暗くなり始めていたが、今回は天気も良く明るくて、こんな駅だったのかという感じ。駅でトイレを済ませて、駅前をスタートする。

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信楽高原鉄道紫香楽宮跡駅
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駅前のベンチ。陶器が貼ってあって、焼き物の里という感じが出ている。
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駅前の案内看板、東海自然歩道が点線で示されている

駅前から線路を渡り、駅の裏山みたいなところを登る。ここの登りが今日一番の上り坂。腰の不安があるのでまずはウォームアップ代わりにゆっくり登る。一旦登り切って下り始める。なんかあっさり登りが終わったと思ったが甘かった。細かいアップダウンを何度も繰り返しながら少しずつ標高を上げていくような感じで、結構疲れた。下りも同じような感じで細かいアップダウンを繰り返して標高を下げていった。降りきったところで新名神の高架下に出た。

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新名神の高架下。真新しい道標が奇麗。

しばらく新名神沿いに進んで、隼人橋を渡る。工事の人がいたので崩落したところを修復しているのかと思ったら、新名神関連の別の工事だった。とりあえず新田方面への道を進む。しばらくは舗装されている良い道だったが途中でいきなりトレイルになる。

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隼人橋からしばらく進むと、道はトレイルに。

この辺りにも、特に通行止めの表示もなく、どんどん進む。
進むと、道の分岐に出た。道標がないので自分の地図を確かめて左手に進む。一応左向きの矢印の看板が地面に置いてあったが、これは明らかに工事関係のもので東海自然歩道のではなさそう。

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道の分岐。道標はない。

しばらく進むと、道が雨で浸食されているところに出た。ここがその崩落地点なのか? べつに全然問題なく歩けると思うし、危険とか通行止めの看板も見当たらない。それともここではないのか?
結局、新田まで問題なく通ることができた。真新しく補修されているような感じもないし、通行止めのままだったのか、それとも今は通れるようになったのかよくわからなかった。
ただ、ここの区間は新しい林道がいくつもあって、さすがにその分岐すべてに道標があるわけでなく、手元の地図を見ながら進む感じであった。
それでも、この辺りの道標は、途中の区間までの距離がちゃんと書いてあってわかりやすいと思った。
新田の集落にバス停があった。コミュニティーバスで予約制になっている。途中の道標にもバス停の表示があったが、あてにしていると予約制で乗れないなんてことになりそう。

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新田の集落にあるコミュニティバスのバス停

新田~伊勢廻寺

新田の集落を抜けて岩尾池の方に向かう。この辺りはやたらに池が多い。農地の灌漑用だろうか? 途中でチャリダーの3人組に抜かれた。しばらく行くと道端に止まっていて、地図を眺めている。道に迷ったのだろうか? たしかにこの辺りはサイクリングにもよさそうな感じ。こちらは、岩尾池から再びトレイルに入る。

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岩尾池、ここから再びトレイルに

いかにも自然歩道という感じの道を進む。割りと道標がしっかりとしているので集落を抜けるのも迷わなくて済むし、前回のルートとは大違いだ。同じ滋賀県でも道標の整備がこれほど違うとは。ただ、案内看板の地図は褪せてしまって読めないところが大半だった。まあ、そこまで望むのは贅沢というものか。

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岩尾山付近の案内看板。地図は褪せてしまって読めない。

しばらく進むと、展望地となっているところにでる。案内板によるとここから甲賀の里が展望できるということだったが、木が育ってしまっていて展望は全くなかった。

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甲賀の里手前の展望地?

しばらくトレイルを進むと磯尾の集落に出る。この辺りはその昔忍者で有名だった甲賀の里らしい。

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甲賀の里?

磯尾の集落を抜けると明王寺に出る。立派なお寺だが、お寺に入るには坂を登るみたいなのでパス。

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明王寺への参道。東海自然歩道は右手

明王寺の下はなんかだだっ広い広場のような感じでどこが道なのか? という感じ。そのまま進むといきなり斜面のところで道が途切れた。途中で道標を見落としたらしい。引き返すと明王寺を回り込むように斜面に上がっていく道に道標があった。

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斜面を斜めに上がる道が東海自然歩道

明王寺を過ぎてしばらく行くと、やたらと車通りの多い道に出た。しばらくこの道を進むらしい。歩道もなく歩きにくいし、トラックが行きかうので危険極まりない。1度本当にひかれそうになった。
このあたりはもう少しルートを考えて欲しいところ。
しばらく我慢して舗装路を行くと、伊賀の看板。先ほどまでは甲賀、ここからは伊賀と忍者の里が隣接している。

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この先は伊賀

東海自然歩道はこの先、滋賀県三重県の県境を縫うように進んでいく。
しばらく行くと、公園のようなところに出た。右手を見るとのどかな公園が広がっているが、左手に工場があって風情をそいでいるのが残念。梅の花が咲いていた。家のあたりでは梅はもう満開で散り始めているがこの辺りはまだ5分咲き。

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梅の花。5分咲きくらい。

しばらく行くと、また車通りの多い道に出る。自然歩道は車道を横切るようになるべくトレイルを進むように工夫されているが、伊勢廻寺の手前でまたしても太い車道を通らされた。今回は短い区間だったのでましだったが。
お昼前に伊勢廻寺に到着。

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伊勢廻寺

伊勢廻寺~柘植駅

伊勢廻寺は休憩地になっていてベンチもある。ここで昼食をとる。ここまで休憩なしで進んできて少し疲れた。それにしても、今日の区間は全くトイレがない。前回の区間はそれなりに途中でトイレがあったのに。伊勢廻寺にはトイレがあるかと思っていたが、ここにもトイレはない。ひょとしたら明王寺にはあったのかもしれないが、パスしてしまったのでしょうがない。トイレの方はまだそれほど切実ではないので、のんびりとこの先、余野公園まで我慢するか、途中のトレイルで立ちしょんするしかないなあと考える。また、コンビニ、商店、自販機も全くない。こっちは少し切実だ。前回六甲山に登った時は水は1Lで足りたので、今回も塩梅水を1L。それに、昼食にお湯を沸かしてカレーメシを食べるように500mlのペットボトルを持ってきていた。ところが今日は気温が高く思ったより水分の消費が多い。幸い、アップダウンも少なくペース良く進んでいるので、お腹の方は何とかなりそうなのでカレーメシは食べずに、ここはおにぎりだけで済ませてペットの水はいざというときの飲料用に温存することにした。
伊勢廻寺から先は特にこれといったスポットはないらしい。道標にも余野公園まで何㎞といった表示があるだけで、あとは何故か県境という表示があるが。
相変わらず、舗装路とトレイルを交互に進むような感じ。途中の目標がないので少し単調になってきた。
と思っていると、ミスした。どうも道標を見落としたらしい。(それとも道標が無かったのか?)
太い道に出たところで道標がないので迷った挙句まっすぐ行ったが既に正規のルートを外れていた。しばらく行っても道標が出てこないので外しているらしいと思った。おまけに、あらかじめ自分で用意していたルートが全然外れていて、どこが正解かわからない。仕方ないので先ほどの太い道に戻って、そこを左に折れる。

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戻って左手に折れる。

しばらく行くと道標が現れた。こちらが正解ルート。太い道の少し手前で右に折れないと行けなかったらしい。

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正解ルートは正面の細い道から出てくる。

この太い道ともすぐに分かれてまたトレイルに入る。この辺りで恐れていた事態が、ハイドレーションの塩梅水がなくなった。ハイドレーションの最大の欠点は残りの分量がわからないこと。まだ予備のペットボトルがあるのが救いだ。しかし、トイレの方もだんだんと我慢できなくなりつつあり、とにかく余野公園へ急ぐ。(そのためここから写真が全くないです。)
ゴルフ場脇を抜け、余野公園まであと5㎞くらい。20㎞を過ぎて疲れもだいぶ出て来た。のどが渇いた、トイレに行きたい、疲れた、と三重苦の状態。
最後の坂を登り切って、さあ余野公園に着いたと思ったが、その手前にJR草津線の線路があり、踏切がない。なんとなく通れそうな感じがするが、しっかりと線路内立ち入り禁止の看板がある。
ここまで来たら柘植駅まであとわずかなので、余野公園には立ち寄らずに柘植駅に向かうことにした。駅まではこれまた直線距離は短いが、道はぐるっと小さな丘を回り込むようになっている。丘を回り込んだところで地図にない道があったのでそのまま進んで駅の方に行けるかと思っていってみたが、途中で行けなくなって引き返すことに。しょうもないことをしてロスをしてしまった。
13:45柘植駅到着。駅前に何もない寂しい駅。それでも自販機はあったが。ちょうど14:01発の草津行きがあったので、それに乗ることにして、ペットの水をがぶ飲みしてトイレに寄ってから電車に乗る。
この駅に来たのは7年ぶりくらいだろうか? 前回は輪行で、伊賀コリドールロードを走るためにやってきた。その時も丁度同じくらいの季節だったが、スタート時はどんより曇っていて、予報によると回復基調だったが、途中で氷交じりの氷雨にあって、寒くて体が動かなくて途中で断念して伊賀上野駅から関西線に乗って帰った。列車に乗ってからも濡れた体が体温を奪ってずっと震えていた。それに比べて今日は何と暖かいというか暑い日だったか。寒いより全然いいけど。
さて、次回はいよいよ鈴鹿越え。その昔東海道の難所として知られていたところだ。しかし、鈴鹿越えはいいけど、その先はどうしようか? ここまで家から遠くなってしまってはモチベーションの維持が難しいな。とりあえず鈴鹿越えしてから考えることにしよう。

六甲山縦走(後半)

先週の日曜日(2/6)に夏に途中リタイアした六甲山全縦の後半を走ってきました。
夏に行ったときは菊水山の登りで力を使い切ってへばって、丁度半分、市ケ原から新神戸駅に降りて帰ってきました。
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そこで、今回は新神戸駅をスタートして、摩耶山、六甲山から宝塚まで残り半分を縦走してきました。
この日は、子供が梅田で模試を受けるというので、梅田まで送って行ってそこから移動したので、スタートはやや遅めになってしまいました。
8:45大阪発の新快速で三宮まで出て、そこから地下鉄で新神戸に移動。試験会場の最寄り駅は地下鉄の中津駅だったので、そこから新大阪に出て新幹線に一駅乗るという手もあったのですが、乗換案内で検索すると到着時刻が10分くらいしか変わらないので迷わず新快速を選択。いやー、新快速は早い。阪急で三宮まで行くとさらに10分遅くなるので、新幹線とは20分差。これくらいなら新幹線もありかなと思うけど。
9:18新神戸駅に到着。
前回の反省から今回は極力荷物を減らして、売店や自販機などを積極的に活用する作戦。とは言え、冬場の登山なので、防寒具は必須だし、凍結していることもあるのでアイゼンも準備した。
ザックは、SalomonのOUT DAY 20+4を試してみた。

荷物を極力減らすのとやや大きめのザックは矛盾するようだが、とりあえず新しく買ったので試してみた。結果から言うと、ちょっと大きくて重いし、機能はたっぷりあるように見えて、それほど使いやすくないので個人的にはちょっと微妙で使いどころが難しいという印象。ハイドレーションに対応しているのは長距離に向けては良いけど、今回は六甲山系で途中に補給できるところがたっぷりあるのでハイドレーションは使わず、ソフトフラスクにしてみた。ところが、右の肩ベルトにソフトフラスクを1本入れることができるが、位置が少し低くて、サロモンの旧式のソフトフラスクだととっても使いにくい。飲み口がストロー状になっていて、長いやつでないとあまり使いやすくない。
また、左の肩ベルトにはポケットがついているがこれが小さくて使いづらい。プロテインバーがようやく入る程度のサイズしかない。
一番便利なのは腰ベルトの左右のポケット、ここに、財布やICカードブラックサンダーや羊羹などの小さめの補給食なんかが入るのでこの点は使い良いと思った。
その他の装備としては、行動食(ブラックサンダー、ナッツ、羊羹、エナジージェル、おにぎりなど)、防寒具(今回は寒さを考慮してウルトラライトダウン)、手袋(大:二重にはめる用)。
ウェアは、アンダーがファイントラックのメリノスピンライトの上にモンベルのスーパーメリノウールEXPラウンドネック、ミッドレイヤーがファイントラックのフロウラップ、アウターがモンベルのサイクライムジャケット、下はアンダーがファイントラックのドライレイヤーウォーム、ズボンはモンベルノマドパンツ。頂上はほぼ1000mあり、予報では最高気温も氷点下ということでかなり厚着で出かけた。結果からするとここまで厚着する必要はなかった。
また、靴は今回はトレランシューズではなくて、メレルのトレッキングシューズ(モアブ)にした。

新神戸摩耶山

新神戸駅のコンビニで水500mlを購入。ザックのサイドポケットに入れてみたが、サイドポケットから背負ったまま取り出せず、摩耶山の山頂でソフトフラスクに入れ替えた。
まずは、全縦ルートの市ケ原を目指す。9時半頃ということで結構登山する人が多い。
冬場で布引の滝も水量が少ない。

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布引の滝(雌滝)

朝が遅かったので先を急ぐ。
市ケ原着は10時ちょっと前。
ここから全縦のルートに復帰。
摩耶山まではまず、稲妻坂を登る。かなりの急登だが、今日は距離も短いのでかまわずハイペースで登る。
稲妻坂を登り切ると学校林道分岐。何の学校かわからないが、ここでもまだ半分まで行っていない。
さらに続く急登を登り切ってようやく摩耶山の山頂。
天気も良く、掬星台からの眺めは抜群だった。

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急登を一気に登って掬星台まで来た。
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掬星台からの眺め、神戸方面
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掬星台からの眺め、大阪方面

掬星台には10:50頃着。予定より30分ほど早く着いた。ここまではコースタイムの50%を切っている。ちょっと飛ばしすぎたかもしれない。
ここでおにぎりを一つ食べる。猫が物欲しそうに寄ってくるので追っ払ってから食べた。ここの猫は登山客から餌をもらって生活しているのだろうか?

摩耶山~六甲山

摩耶山を過ぎると一転して急登はなくなり、緩やかにアップダウンを繰り返しながら少しずつ標高を上げていく。そして、所々舗装道路を通る部分も出てくる。
丁字が辻を過ぎたところで藤原商店前を通過。藤原商店はコンビニのない縦走路後半では貴重な補給ポイント。パンやカップラーメンなどがあり店内で食べることもできる。だが、ここまであまり水分も取っていないし、さっきおにぎりを食べたところなので、補給をせずにスルー。
しばらく行って、六甲山小学校のところで右に曲がるところを通り過ぎてしまった。ここまでは案内が結構しっかりしていてわかりやすかったので油断していた。六甲山小学校は近畿では冬休みの早い学校で有名でいつもニュースに出てくる。小学校を過ぎるとゴルフ場の横を通って、坂を登って六甲ガーデンテラスに到着。12時過ぎ。お昼は、ガーデンテラスか一軒茶屋にしようと思っていた。コースタイムの70%で予定を立てていたが、それだと一軒茶屋着が14時過ぎになって、営業終了じかんギリギリになるのでどうしようかと思っていたが、ここまでは予定より早く進んでいるので、このまま六甲山頂まで行って、一軒茶屋で昼食をとることにした。
ガーデンテラスを過ぎて北斜面に差し掛かると残雪が現れた。

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北斜面の残雪。凍っていて危ない。

ガリガリに凍っていて滑る。一応アイゼンは持っているが、そんなに長くなさそうなので、時々滑りながら降りてゆく。この後も北側の斜面では凍っているところが何カ所かあったが道の端は地面が見えているところがほとんどだったので、凍ってないところを通ってアイゼンを使わずに済ませた。
この先は舗装道路を何度も横切りながらトレイルをたどっていく。今日は写真があまりない。理由は、手袋をスマホ対応のものにしてこなかったためで、自転車用の2重にできる手袋を持ってきたため。手袋をするとスマホを操作できないので、手袋を極力せず、あまり立ち止まることもせず急いだため写真が少ない。
何度か舗装道路を横切ってほどなく山頂下に到着。山頂までは縦走路を外れる形になるがせっかくなので、山頂へ寄っていくことにした。

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六甲山山頂
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山頂からの眺め。北側有馬方面

山頂から下りて、一軒茶屋でうどんを頼んだ。
暖かいのはありがたかったが、うどんのつゆがだしが効いてなくてちょっと残念な味だった。山の上ということもあるがそれで¥500はちょっと高い気がした。これならガーデンテラスで食べておけばよかった。
おにぎりがもう一つあったがここでは食べないことにして、もう少し後で食べることにした。(結局食べずに持って帰ってしまった)
一軒茶屋前の自販機でペットボトルの水を購入して、補充した。結局この日はペットボトル2本で余ってしまった。

六甲山~宝塚

一軒茶屋斜め向かいの東屋(というには立派な建物)でトイレをすませて、いよいよ最後の下り。有馬の方へ降りる魚屋道の分岐がすぐあってそっちに行きそうになったが、標識を見て違っているの確認。宝塚へはしばらく車道を行ってそこから右に分岐する。宝塚まで13.8kmの表示。ここまでで16㎞くらいだったので、ほぼ30㎞の計算になる。事前にヤマプラでコース距離を見ていたら25㎞くらいだったので予想よりだいぶ長いなと思った。結局13.8㎞というのは間違いか、車道を行った時の距離のようで、実際は11㎞くらいしかなかった。
しばらくはまた、車道を走ったり、車道を横切ったりという感じ。ただ、ほとんど下りと思っていたが、結構アップダウンがある。結局このあと大平山までアップダウンを繰り返しながら標高を下げていくような感じだった。つぎのチェックポイントを大平山に置いていたが、大平山までが結構長かったし、アップダウンが結構あって疲れも出始めていて、更に道もところどころ凍っていてあまりスピードが上がらず。
ただ、このあたりはピークを巻いていく感じだったので大峯奥駈みたいなザ・アップダウンみたいな感じでなかったのは幸い。宝塚側に降りる道はあまり人気がないのか人も少ないし、道も狭かったり、笹薮になっているところもあったりと結構寂れた感じだった。それでも、14時過ぎているのに登ってくる人と何人かすれ違った。こんな時間から登ってどこまで行くのだろうか? 夜景でも見てケーブルカーで降りるとかそんな感じなのだろうか?
前半から少し気になっていたが、ここらで右足の腸腰筋の痛みが強くなってきたので、ズボンの下のタイツを脱ぐ。タイツを履いているとどうしても足を上げ下げするときに抵抗になって痛みが出ることがある。
登り初めに右足の太ももがちょっとつった感じになって痙攣気味だったので余計に腸腰筋に負担がかかったのかもしれない。また、靴もやや重めのトレッキングシューズを履いていたからかもしれない。確かに靴の裏がしっかりしていて岩場でもしっかりしているし、ミドルカットなので、下りでつま先に靴があたって爪を痛めることもないので、その点は良いが、重いのと、ドロップが大きくて、自分的には走るのには向いていないし、登山以外には使いたくないと思った。タイツを脱いだついでに、ブラックサンダープロテインバーを食べる。ブラックサンダーは最近出たナッツ入りがおいしい。
この辺りで雪がちらつき始める。今日はお天気も良く午前中は暖かかったが、14時過ぎなのに、風も冷たくなってきて早くも夕暮れの雰囲気が漂い始める。
塩尾寺まで降りてくるとようやく終わりが見えてきた感じがした。お腹も少し空いていたが、残りの距離も少ないのと疲れもかなり来ているので、残ったおにぎりは食べずに、ここではエナジージェルを補給した。
塩尾寺からしばらく降りると宝塚の街並みが見えてようやく下りて来たという思いがした。

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宝塚の街並みをみてほっとする。

家が見えたら後は坂は緩くなるかと思いきや坂は最後まで急なままで一気に町に降りて来た。
最後は逆瀬川を渡ってゴールの宝塚駅へ。

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逆瀬川を渡るとゴールは目の前

橋を渡ってまず、阪急の駅があり、その向こうにJRの駅。15時にゴール。距離は27㎞。前半からかなり飛ばしたので後半少しスピードが落ちたが予定より1時間20分ほど早くゴールした。
JRの駅に行くと丁度高槻行きが止まっていたのでそれに乗って帰った。家まで電車一本で帰れるのはありがたい。
今回は縦走の半分ということで結構飛ばし気味に行ったが、ゴールしたときに丁度力を出し切った感じだった。今の自分の体力ではだいたい30㎞くらいが力を出し切れる丁度良い距離なのかもしれない。それ以上の距離になると少しセーブしないと体力が続かないと思われる。NHKのグレートレースでUTMFの放送で、日本人のトップ選手の誰か(名前を忘れてしまったが)が、160㎞は自分にとって丁度力を出し切れる距離だと言っていたのを思い出した。自分はまだ30㎞でまだまだ修行が足りないと思った。100㎞への道はまだまだ長い。
今回後半を走って、夏の前半と合わせて、六甲の縦走路はだいたい感じがわかったので、今度はペース配分を考えて一気に縦走してみたい。

RayWayバックパックの製作(完成)&ポンポン山に行ってきました。

ようやく完成です。

連続投稿ですが、実際にはこの間は何か月かかかっています。
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RayWayのバックパックを誕生日プレゼントに買ってもらって約1年。ちまちまと製作していたおかげで随分と時間がかかってしまった。
まあ、裁縫の素人が英語のマニュアルを読み読み、作っていたのだから仕方ない。だいたい、2-3週間に1回のペースで1回あたり1時間くらいしか時間かけてないので、延べ時間にしたら20-30hくらいか。
出来栄えはお世辞にも美しいとは言えないが、じぶんで1から作ったのだからそれなりに満足感はある。問題は使い心地。こればっかりは実際に使ってみないとわからない。
ところで、このザックは実にシンプルな造りなので、ちょっと手を加えてみた。

胸ベルトの調節をしやすくする。

胸ベルトはオプションという扱いなのだが、トレイルで走るということを考えるとつけておいた方が良いと思った。一応キットに必要なパーツは入っているし、マニュアルにもつけ方が書いてあるので、マニュアルに従って取り付けた。ところが、ベルトが薄いので、しっかり止まらない。このままだと、使っているうちにどんどん緩んでいきそうなので、手芸屋さんに行って、ラダーロックというパーツを買ってきてつけてみた。

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胸ベルトにラダーロックを追加。真ん中よりやや上に映っているのかそれ。

効果はばっちりで、これで緩むことはなくなりそう。

ハイドレーションに対応させる。

普通のザックなので、トレランザックのような胸ポケットがない。水分は、サイドポケットにペットボトルか水筒を入れておくか、ハイドレーションで対応することになりそうだが、ハイドレーションもザックの中に吊り下げないといけないので、吊り下げる用の取っ手を付けた。これも、手芸屋さんで表裏で止められるマジックテープ(普通のオスメス別々のとちがうやつ)を買ってきて、ザックの上部の内側に付けた。

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ハイドレーションを吊り下げる用の取っ手を付けた。写真真ん中やや左の黒いマジックテープ。
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完成したザック。
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完成したザック。バックパネル側

ためしに使ってみる

このザックは容量が約32Lと結構入るので、基本的には泊まりで出かけるときなどに使う予定。しかし、いきなり泊まりに持って行って不具合があっても困るので、とりあえず近所のポンポン山に持って行ってみた。
普通にポンポン山に行くだけの装備だとスカスカでザックの形にならないのし、背負い心地を確かめるということもあって、テント、シュラフ、など不要なものも詰め込んでみた。それ以外には防寒具、食料などを入れていった。さすがにテントやシュラフが入ると重さが増して、初めは走るのも少し辛かったが、しばらくすると慣れてきた。意外に背負いやすいということか?
とにかくザック自体は軽い。軽さでいうと、RaidlightのResponsivと双璧ではなかろうか? Responsivの方は一応24Lということになっているが、メインの気室だけでは24Lは入らないような気がする。ちょっと横道にそれるがResponsivだと冬など防寒具を持って走るようなとき、長距離で食料を多めに持って行ったりするとザックがパンパンになって背負いにくくなる。そこで、サロモンのout day 20+4を購入した。

これは、20+4というだけあって収納力はResponsivよりも上だった。しかし、作りがしっかりしているのでザック自体は重い。カタログスペック上の重量は671gとなっている。responsivの方はカタログスペック上の重量は290gということで倍以上の差があった。
www.trekkinn.com
さて、話を戻してRaywayザックの肝心の使い勝手だが、サイドポケットが巨大なので、なんでも入る感じ。この日は上の写真にあるようにトレッキングポールと山専サーモスをそれぞれ左右にに収納。まださらに大きなバックポケットもあってそれ以外にメイン気室が約32Lとサイズ的には非常に大きい。シュラフやテントを入れても写真のような感じでまだまだ余裕がある。ちなみにテントはモンベルのモノフレームシェルター、シュラフはこちらもモンベルのダウンハガー800#5のWomenモデル。Womenモデルにしたのは自分は身長が162cmで大きなシュラフは必要ないので重量が少しでも軽い方が良いと思って選んだ。Womenモデルとは言え身長は174cmまで対応しているので自分の体形だと全然問題がない。というか内部が結構スカスカ。重量はそれぞれ、テントが589g(ポール込み)、シュラフが441g(スタッフザック込み)。もちろん本格的な冬山登山とかとなると容量は不足するのだろうが、夏山でテント拍の縦走でも十分なサイズ。
問題は、ハイドレーションの対応で、ハイドレーション用にマジックテープを付けたのは良いがRaywayのザックのメイン気室はドローコードで絞って閉める構造でチューブがちょうどザックの真上に出るような感じになる。そうすると、チューブが前に持ってこれなくてそのままだと飲めない。肩ベルトあたりにチューブを固定できるような場所をつくるなり、もう一工夫必要だと思った。この日は胸ベルトに挟み込むような感じでチューブが後ろに行ってしまわないようにして使った。

ポンポン山は遠かった。

過去に3度ほど登っているのでその記憶を頼りにあまり考えずに家から走っていったが、結局往復で30km。年末に妙見山まで50㎞をやっているので、連続で長距離を行く形になってしまった。意外に遠かった。それでも今回は登りでも頑張って走って大半を走って登ってみた。さすがにちょっと疲れたが何とか最後まで登り切れた。山頂は3連休で天気も良いということでそこそこ人がいた。そして山頂付近には雪が残っていた。
年末に降った雪だと思われるがまだ残っていた。1月中に去年途中でリタイアした六甲山系の縦走の残り半分を行こうと思っているがポンポン山でこんな感じだとすると、六甲の方は雪がある前提で臨んだ方がよさそうな感じ。

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山頂には雪が

眺望の方は冬の晴天にしては今一で遠くが霞んでいてその点はちょっと残念だったかな。まあ、目的はトレーニングとザックのテストだったのでその辺はまあいいかな。

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ポンポン山山頂からの眺め

RayWayバックパックの製作(その6)

フロントパネルとバックパネルができたので、今度はそれを合体する。
alasixosaka.hatenablog.com

ザックの下側の部分は半円の生地を使ってつなぎ合わせるので、曲線縫いが必要になるが、生地が重なった部分も多く縫うのが難しい。どうもうまくいかなくて汚い仕上がりになってしまった。
でも、ひっくり返すとそれほど目立たないので不思議なものだ。だいぶザックらしい形になってきた。これで、どうやらザックの外側の部分は出来たみたいだ。

次は、ザックの上部にイン ナーを取り付ける。RayWayのザックはチャックを使用せず、インナーにドローコードを付けて、それでザックを閉めるようになっている。そして、中身が多い時にはこれを上側に伸ばして内容積を増やせるようになっている。

ここで問題発生。

インナーを作っている途中で、マニュアルに突然、ハトメが必要と出てきた。近所の手芸屋に行けばあるだろうといったことが書いてある。なんてこった、キットの材料だけではできないのか。
仕方がないので、ネットで調べて、ダイソーに売っていることを見つけて、近所のダイソーに買いに走る。マニュアルの指定では1/4サイズのハトメだったが、ここは日本。当然インチサイズのものなんか売ってない。というか自分が行ったダイソーでは7㎜のしか選択肢がなかった。7㎜だと1/4より少し大きいがだいたい同じなのでまあいいだろうということで購入。ちなみに、ハトメに使う工具は¥220。金具一緒に購入したが、家に帰って工具を開けてみたら金具も少し入っていた。当面使う分にはこれで十分足りそうな気がした。

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インナーにダイソーで買ってきたハトメを取り付ける。ここにコードを通す

だいぶ完成に近づいて来た。というか、実はもう完成しているのだが、記事の製作が追い付いていない。
って、これは去年の誕生日プレゼントにもらったやつじゃなかったけ。完成にほぼ1年か!!!

妙見山50㎞

妙見山往復50㎞にチャレンジしてきました。
もう卒業したのですが、娘が通っていた高校で耐寒訓練として、妙見山まで夜間山行をするという行事があり、じゃあどんな感じなのかと思っていってみました。
夜は寒くて暗いので、早朝出発で行ってみました。
本当は12/26に決行する予定だったのですが、寒波襲来で雪が降るという予報だったので、12/30に延期して実行しました。お天気はまずまず、気温もやや高めで、午後から風が強まるという予報。予報通り、午後から風が強くなり、帰りは向かい風の時は結構つらかったです。
当日の服装は、上がファイントラックのドライレイヤー半袖にモンベルのスーパーメリノウールシャツ、ミッドレイヤーがファイントラックのフロウラップ、アウターがモンベルのクリマプロ。下はインナーにファイントラックのドライレイヤーウォーム、パンツはモンベルノマドパンツ。それに帽子がhoudiniのアウトライトハット。靴下がファイントラックのスキンメッシュ5本指にメリノスピンソックスの2重履き。シューズはニュートンのBogoAT4。妙高山は本格的な山ではないが、最近特に寒さに弱くなったような気がして、かなり暖かめの装備で臨んだ。結果的には気温が結構上がったこともあって、ここまで厚着でなくてもよかった。

朝4:30起床。食事とストレッチを済ませて5:45頃出発。
当たりはまだ真っ暗。夜明け前で寒いので、上り坂にかかるまで軽くジョギングする。今日は距離も長いということで、基本的に下り以外は歩く予定。
家を出るときに地面を見ると濡れている。夜の間に少し降ったみたいだ。シューズが滑るのをこの前の東海自然歩道のときに体験しているので少し心配になったが、何とかなるだろうと思って出発した。
alasixosaka.hatenablog.com

しかし、まあ何とかなったが、滑るのは滑った。アスファルトでもちょっと濡れているとすぐに滑る。こんなに滑ってトレランシューズとしていいのかと思う。

まずは山手台の中を通る。このあたりでようやく空が明るくなってきた。元気なお年寄りが散歩している姿をちらほら見かける。自分が年取ったら絶対こんな早朝から散歩しないと思う。
山手台のなかも結構な登り。今日は急な登りはあまりない代わりにこれくらいの登りがたくさんあった。
山手台を抜けて彩都の工業団地を右に見て、府道から分かれて大岩の集落の方へ向かう。なるべく車通りの多い道は避けて通る。このあたりはキリシタン自然歩道というらしい。とにかく大阪には何々自然歩道というのがたくさんあって何が何やらという状態。

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キリシタン自然歩道の道標

大岩の集落を抜け、安元に向かう途中で、新名神への取りつき道路(工事中)の上を渡る。

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工事中の新名神への取りつき道路

しばらく行くと歯神地蔵という立派なお地蔵さんの前に出た。

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歯神地蔵

そして車作から来た道に合流し、忍頂寺へ。

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忍頂寺の下の階段。ここを登ると竜王山に出る。

ここまでで11㎞。ここらで休憩したいところと思っていると、丁度阪急バスの待合所があった。地面はまだ濡れているので屋根があって椅子に腰かけられるのはありがたい。ここで1本満足バーを食べる。
忍頂寺から見山の郷の脇を通って、右手に折れて狩待峠の方へ向かう。ここは北山自然歩道というらしい。

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北山自然歩道の案内板

また傾斜がやや急になり、あたり一面は棚田になる。

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登り切ったところから棚田を振り返る

狩待峠を過ぎて、住宅街を抜ける。車が全部京都ナンバーなので地図を見てみるとこの辺りは亀岡市になるらしい。バブルの頃に開発されたのだろうか、空き家や売りに出されている家が結構ある。まあ、こんな不便なところになかなか住む気になる人は少ないような気がする。
住宅街から下りていくと、大阪府に戻って豊能町に入る。しばらく下り基調で余野に出る。ここまでで約21㎞。余野のファミリーマートで水とお菓子を買って休憩する。田舎のコンビニは最近はイートインが併設されているところが多く、休憩するのにありがたい。特に今日は12/30で一般の商店はだいたい休みなので猶更ありがたみを感じる。ここで、家から持ってきたおにぎりとコンビニで買ったお菓子を食べる。
余野を過ぎると妙見山の登り口まであとわずか。

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妙瀧寺入り口の看板(ここから妙見山に行けると思ったが)

妙瀧寺の看板を見つけて道を左に入る。地図によるとここから妙見山に行けることになっていたが、行ってみると道はお寺まで。その先は道がなかった。まあ、オープンストリートマップではこういうことはあるあるなのだが。仕方ないので、本当の登山道(といっても車も通れる舗装道路だが)まで、山の中を進む。幸い距離は大したことがなかったのでタイムロスはあまりなかった。
車道をしばらく進むと、トレイルの入り口に出た。

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ようやくトレイルに

ようやく本格的な登山の始まり。と言ってもすぐに終わってしまうのだけど。途中で先ほどの車道を横切りさらに登っていく。

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途中で車道を横切る

そして、山頂直下には大きな鳥居が。

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山頂直下の鳥居

鳥居を抜けると妙見山。普通の人はケーブルカーや車で来るので、登山道から来ると裏から入るような感じになる。妙見山は昔から信仰の山だったらしく、神社も立派だ、と思っていたらなにやら近代的な建造物が、ぐるっと回ってみたが何かは結局わからなかった。

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山頂にあるガラス張りの建造物(なんだろう)
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山頂からの眺望

そして、その先に本当の山頂(三角点)がひっそりとあった。

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妙見山の三角点

妙見山には売店があって、ぜんざいがおいしいとレビューにあったので楽しみにしていたが、やはりというか残念ながら今日は閉まっていた。仕方ないので、東屋を見つけてその中で、おにぎりを食べる。
帰路は光明山の方を回って余野の方に降りる。こちら側も車道が整備されているが、途中でトレイルに入る。割りといいトレイルで登りにこっちの道を来ればよかったと思った。トレイルは光明山の西側を通って、抜けていくような感じなので、光明山へ登るためには分岐を左に折れないといけない。今日のところはパスすることにした。

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光明山への分岐

道は斜面をトラバースするように進み、尾根に出たところで、再び光明山の標識があった。

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光明山を過ぎたあたりのトレイル。走りやすい
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尾根に合流したところの標識

そして車道を横目に斜面を一気に下る。下った先で再び車道と合流。再び余野に降りた。ここまでで約30㎞。余野で今度はローソンで休憩。ここにもイートインがあった。山頂で暖かいものを食べられなかったので、カップラーメンとお菓子を買って休憩する。実は、妙見山売店が閉まっていた時のことも考えて、カレーメシとアルコールバーナーも持って行っていたのだが、妙見山では火を焚いてお湯を沸かすような雰囲気ではなかったので余野に降りてからコンビニで暖かいものを食べたのだった。それにしても現代のコンビニはありがたい。
余野からは行きと異なるルートで希望が丘の方を通った。希望が丘から上音羽の方を抜けて忍頂寺に向かった。音羽から忍頂寺に向かうところは昔、東海自然歩道を行ったときに通った道だ。

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懐かしい東海自然歩道の標識。熊に注意とある。

東海自然歩道を通って忍頂寺スポーツ公園の前に出る。ここまでで40㎞。本当はここで休憩を取る予定だったが、12/26なら開いていたのだが、今日12/30は年末で閉まっていて中に入ることができなかった。仕方ないので、行きに休憩したバスの待合所でまた休憩する。ここまででかなり疲れているので、固形分を摂取する気がしない。エナジージェルを食べて最後の力を振り絞る。ここからは下りなので、何とかなるだろう。
帰りは、忍頂寺から車作へバス道を行き、そこから安威川ダム(建設中)沿いの道を通って、最短距離で帰った。忍頂寺からはずっと下りだったので、全部走ろうと思って走ったのだが、途中で走れなくなるかと思ったが、何とか最後まで走り切ることができた。想定時間は10時間を予定していたが、最後10㎞ほどを走り切れたこともあり8時間半ほどで完走することができた。やはり登りがそれほどでもなかったということでもっとしんどいかと思ったが少し余裕をもってゴールすることができた。これで60㎞への手ごたえが少しできた。

地図は自宅付近を削除してあります。そのため距離が50㎞よりも少し短くなっています。

通勤ランについて考える

そろそろ、本格的に通勤ランを始めようかと思い始めている。
基本的に週末の1日のみのとれーにんぐで、40kmのトレイル、35㎞の平地走まで距離を伸ばしてきたが、そろそろ限界を感じ始めている。
とは言え、家から職場までは15㎞ほどあり、ちょっと距離がある。ちょうどいい距離という声が聞こえてきそうだが、自分にとってはやはり少し長い。
時間も1時間半から2時間くらいはかかるので、気楽に家から職場までとか、職場から家まで走るという感じでもない。
今のところ、電車通勤なので、行きは普通に通勤し、帰りに走るということを考えている。行きに走ると、汗でべとついた体で仕事をしないといけないし、朝出るのも少し早くなるし、疲れて仕事中に居眠りしそうだし。
その点、帰りだと、今の季節は暗いのが難点だが、そういった心配はない。でも、先にも書いたように職場から家まで全部走るとなるとハードルが上がるので、途中の駅で降りるなりして走るということ。JR東海道線だと、総持寺の駅が安威川に近くてランの起点としては最適。
いずれにしても、装備を考えないといけない。電車に乗って、必要な荷物を背負って走って、帰ってくるということになる。服や靴などは持っているものが使えるが、ザックは新調しようと思う。今持っているトレランザックを使ってもよいのだが、ベストタイプは腕を通すのがちょっと窮屈で、電車に乗ったりするときに背負ったり降ろしたりというのが少しやりにくいというのがある。新しく買うとして、じゃあサイズはどうするのかというのを考えないといけない。幸い、自分の場合は、普通のサラリーマンと違ってスーツに革靴で通勤と言う訳でもなく、通勤時の服装は自由だし、会社に着いたら作業着に着替えて仕事をすればよいし、会社にロッカーもあるので、どうしても持って帰らないといけないもの以外は会社に置いておくということもできるので、ザックとしてはかなり容量の小さいものでもいけそうだ。
そこで、通勤時に何を着て、何を持って行っているか見直してみた。
まず、冬場は、上は、ヒートテックのシャツ(長袖or半袖)、ボタンダウンのシャツ、セーター、ダウンジャケット。下は、ヒートテックのタイツ、スラックス。靴は運動靴。それに手袋。という感じ。夏場は、下着がエステルの速乾吸収タイプのシャツで、その上に半袖シャツ。下は、夏用のスラックスといういで立ち。
夏は、スラックスを軽量のズボンにして持って帰り、ラン用に短パンを用意、上も半袖シャツを持って帰ればよさそう。ということは、荷物としては、ズボンと半袖シャツが入ればよい。冬は、ダウンジャケットが一番かさばるので、少し寒いのは我慢して、そこをユニクロのウルトラライトダウンにしてスタッフザックに入れて持って帰る。ボタンダウンのシャツもランニング用のシャツにして、セーターをやめて、ミッドレイヤーかオーバーレイヤーに変えれば荷物は極力減らせる。下もヒートテックのタイツをファイントラックのドライレイヤーウォームなどに変えれば、持って帰るのはウルトラライトダウンだけで良い。手袋も普段は100均の安い手袋を使っているが、ラン用の手袋に変えればよい。まあ、タイツや手袋はたいしてかさばらないので、帰りに着替えても問題ないが。
その他の持ちものは、普段は、携帯、財布、定期券、社員証、OA用メガネ、常備薬、折りたたみ傘、筆記具、水筒などがかばんに入っている。眼鏡や常備薬は家にも別にあるので、あえて持って帰る必要もない。というか今回改めて見直してみて、なんで普段持ち歩いているのかと思ってしまった。傘も、家に何本もあるので置いて帰っても問題ないし、そうすると、携帯、財布、定期券はマスト。社員証もまあ持って帰った方が良いだろうから、たいして持って帰るものはないことに気づく。財布も普段は2つ折りの結構重たい財布を持っているが、会社や通勤ランの途中でほとんどお金を使うこともないので、必要最低限の小銭程度が入る、登山用の小さな財布にして、中身を減らせば、大幅に小型軽量化ができる。
ということで、結論として選んだのは、こちら。

肩ベルトにポケットがついていて、ソフトフラスク程度なら入る。ペットボトルも無理したら入るかもしれないが、かなりきつきつでやめた方がよさそうな感じだった。ペットボトルなら、サイドにもポケットがあるのでそこに入れれば出し入れは走りながらでは難しいが、一応背負ったままできることはできる。ポケットが一杯あるのは嬉しいところ。
また、ハイドレーションにも対応しているので、普段のトレーニングにも使える。
印象としては、ベストタイプとザックタイプの中間くらいの感じ。これくらいなら、背負ったり降ろしたりは結構楽にできてよさそう。
決め手になったのは、腰ベルトのポケット。携帯を入れるのはかなりちっちゃいのしか無理そうだが、財布や定期なら余裕で入る。トレーニング時は補給食を入れるのにもよさそうな感じ。
アマゾンのレビューで、Sだと体格の良い男性はベルトが短いと書いてあってどうかなと思ったが、胸囲が86cmくらいの自分としては全然問題なかった。これでベルトが短いのはどんだけ胸板が厚いのかと思った。少なくとも長距離ランナーの体形ではないように思う。

LSD35km

昨日は、LSDで35㎞走った。
本当は40㎞走る予定だったが、風が強くて、体力を消耗したので35㎞で切り上げた。
コースはおおよそ、芥川沿いを南下して、淀川沿いを西に進んで、神崎川から安威川に入って、戻ってくるというコース。
始めのうちは無風だったが、淀川に入ったころから次第に風が強くなり、体感だが、最大で風速10m/分くらいはあった感じ。
淀川沿いから神崎川沿いがずっと向かい風で全然進まないし、とっても疲れた。淀川は海まであまり障害物なく続いているので、海からの風がストレートにやってくるのだろう。
でも、淀川の河川敷をちゃんと走るのは初めてだったが、風さえなければ平坦で走りやすいし、トイレも水場も何カ所もあるので走るのにはとってもいいところだと思った。
今回は、何故かトイレが近くて、途中でトイレに2回も行ったが、そのうちの1回は河川敷公園のトイレを使わせてもらった。
夏場だと、トイレの問題はないかもしれないが、途中で水浴びをしたり、水分補給もできるのでいいんじゃないかと思った。問題は、淀川までの距離で、自宅からは、最短でも7-8㎞あるので、そうすると、単純に淀川まで行って帰ってきても14-5kmあるということになるので、気楽にちょっと淀川を走ってくるという感じではない。
まあ、それくらいの距離があるので、いままでランニングコースに取り入れてなかったのだが。普段のメインコース安威川沿いだと、西河原の公園くらいしか水場やトイレがあるところが思いつかないので、設備の充実を考えると、チャリを使って移動してでも使ってみる価値はありそう。気分転換にもなるし。
淀川から、神崎川に入るところは川の分岐なので見逃さないだろうと思ったら、神崎川の上を知らない間に通過していて見事にオーバーランスマホの地図を見て行き過ぎたことに気が付いて戻った。
神崎川沿いは一転して道が狭く、走りにくい。神崎川から安威川へ向かうところでもトイレに行きたくなったので、合流点近くのコンビニに入ってトイレ休憩。もともと、この辺りで20㎞になるので、休憩を入れようと思っていたところなので、予定通りの行動。ただ、安威川からコンビニに行くのに河川敷から上がる階段が見つからずに、コンクリートのブロックをよじ登ることになってしまった。コンビニに寄るなら、合流点で堤防の方に上がっておかないと行けなかったようだ。
コンビニにイートインコーナーがあったので、水を500ml買って、ハイドレーションに補給して、えいようかんを一つ食べた。ちょうどお昼時だったのでもっとお腹が空くかと思ったが、淀川沿いで、手製のエナジージェルを補給して、後はえいようかんだけで補給は済んだ。もっとも、家に帰ってからおやつの時間にいっぱい食べたが。
水も、ハイドレーションに1L持って行ったが、帰ってから500ml以上残っていたので、結果的には途中での補給は不要だった。まあ、コンビニでトイレを借りたので何か買わないといけないところだったので仕方ない面はあるが。
また、安威川に戻ってしばらく走ると、右岸は道が極端に細くて走りにくい。元々は左岸を走って、大正川を少し遡って戻ってくる予定だったが、距離を短縮したのでそのまま右岸を走った。この辺りは左岸の方が走り易そうだ。また、もう少し行くと工事中で河川敷が通行止めになっていた。かなり疲れが出ていて、堤防に上がるのも走るどころか、歩くのもよたよたの感じ。
それでも、安威川沿いに入ってからは向かい風に悩まされることがあまりなく、時折北風が吹いたりしたが、ペースも少し上がった。と言っても7分/kmを切ることはなかったが。まあ、LSDなのでそもそも早く走るつもりもなく、初めからゆっくり走るつもりだったが。平均7分/㎞くらいは行けるかと思ったが7:39/㎞と思ったよりペースは遅かった。
後半追い風になったことで、少し回復したのでゴールした後も余力が残っていてあと5㎞くらいは走れそうだったが、もう家の前まで来ていたのでやめて帰ることにした。
ゴールした後、両太ももの外側の筋肉が筋肉痛になった。普段あまり筋肉痛になるようなところではないので、あまり鍛えられていないのだろうと思う。登りを走ったり、自転車で坂を登るときは、太ももの真ん中あたりの筋肉をよく使うのでそちらは、外側に比べて鍛えられているのだろう。

トレランを始めた頃は、常時10㎞くらいしか走っていなかったので、20㎞-30㎞というと、中々走りきれない距離で、まずは距離を伸ばすのを主眼に置いて来た。その間に、太ももを痛めたり、坐骨神経痛になったりと故障も経験して、とにかく長く走り続けるということを念頭に置いていたが、そろそろ、距離に対する意識も変わってきて、長めの距離でも、そういったトラブルなくあまり気にせず走れるようになってきたので、もう少しペースを上げて走る練習を取り入れたほうがよさそうだ。