アンドロイドアプリ用の関東の地図を作成しました。

一昨年、自作アンドロイドアプリ用の中部地方の地図を作成した話を記事に書きました。
alasixosaka.hatenablog.com
この時は南アルプスに登山に行くために地図を作成しました。結局、予約していた山小屋がコロナで休業になり、おまけに台風の直撃を受けたので、結局登山は断念してせっかく作成した地図は使わずじまいでした。
alasixosaka.hatenablog.com
この夏は関東の山に登ろうかと思っています。まあ、どうなるかわからないですが。
いずれにしても、準備だけはしておこうということで、前の記事を見ながら関東の地図を作成したのですが、またまたいろいろ苦労してしまいました。
まず、前回と違うのはパソコンがWindos10からWindows11に変わったことでした。ですので、Windows11版として改めてポイントを含めて書いてみたいと思います。

手順

まず、前回と同様に元になるデータ、日本のオープンストリートマップ、等高線図、海岸線図は用意できているものとします。これらの詳細は過去の記事を見てください。
alasixosaka.hatenablog.com
alasixosaka.hatenablog.com
手順は下記のとおりです。

  • グーグルマップ等で作成する地図の経度、緯度の四隅を決定する。
  • OSMOSISを使ってオープンストリートマップを切り出す。
  • 同じくOSMOSISを使って等高線図を切り出す。
  • ogr2ogrで海岸線図を切り出す。
  • PaoloIsGreat.pyを使って切れた海岸線を修復する。
  • shape2osmを使って海岸線図をOSM形式に変換する。
  • 海の領域を指定した地図を用意する。これは手で作成します。
  • OSMOSISで海の領域と海岸線を合体する。
  • OSMOSISで作成した地図を合体する。
  • OSMOSISとマップライタープラグインでマップ形式に変換する。

注意点

具体的な作業の詳細に入る前に、今回なかなかうまくいかなかった理由になったポイントをまず書いておきます。

  • OSMOSISの最新版はWindows11では動かない。

これはOSMOSISの最新版を作成したときのJAVAインタープリタWindows最新のJREでは対応していないためのようです。現在のOSMOSISの最新版は4.9ですが、Windowsでは2024/7/13現在バージョン4.7以下を使う必要がありそうです。バージョン4.8でも動くかもしれませんが試していません。バージョン4.8はなぜか旧バージョンのリストに載っていませんでした。ちなみに、その時点でのWindowsJAVAの最新版はバージョン8の4.11でした。

  • OSMOSISのバージョンとマップライタープラグインのバージョンの組み合わせには注意。

OSMOSISを古いバージョンで動かしたときに、マップライタープラグインを新しいのにしてしまうとうまく動かないようです。また、エラーメッセージがある程度処理が進んだところで出るので、エラーになった時結構こたえます。はじめは理由がわからず何度もやり直して時間をかなり使ってしまいました。
私がうまくいった組み合わせは、OSMOSISのバージョン4.7とマップライタープラグインのバージョン 0.10.0 です。マップライタープラグインはOSMOSISのあるフォルダの下にあるlibフォルダの中のdefaultフォルダに入れておきます。

  • JAVAのヒープメモリサイズはなるべく大きくする。

前回中部の時はヒープメモリサイズを6Gバイトにして作業がうまくいきましたが、今回は6Gでもアウトオブメモリーのエラーが出ました。必要なメモリサイズは処理するデータの量に依存すると思うので、作成する地図のエリアが広いと多くのメモリーが必要になります。今のパソコンには48Gバイトのメモリが積んでありますので、思い切って24Gバイトにしました。まあ、そこまでは必要ないと思うのですが、8Gバイトから10Gバイトくらいは必要だったかと思います。
また、ヒープメモリの指定ですが、前回やったWindows環境変数で設定する方法ではエラーが出てうまくいきませんでした。そこで今回は、コントロールパネルからJAVAを選択し、JAVAのタブをクリック、表示をクリックし、ユーザータブのランタイムパラメータに、-Xmx24Gなどと記載します。ここではヒープメモリのサイズを24GBに設定しています。設定する値はそれぞれのマシンに搭載されているメモリーの量に依存しますのでメモリーの容量を確認してから設定してください。

JAVAのヒープメモリ設定。コントロールパネルのJAVAから行う

JAVAのアウトオブメモリーのエラーも作業がある程度進んでから出るので、これが出るとがっくり来ます。余裕があるなら最初から沢山用意しておいた方がよいと思います。

詳細な手順

作成する地図の領域を決める。

まず、グーグルマップを使って領域を決めました。今回は北緯が34.6196から36.9512まで。東経が138.5069から140.8637までとしました。これで伊豆半島、房総半島から北関東エリア一体までを含む地図ができます。もちろん富士山も含まれています。

OSMOSISで日本のオープンストリートマップから今回決定したエリアを切り出します。

コマンドプロントで下記のコマンドを実行します。

Osmosis --rb file="japan-latest.osm.pbf" --bounding-box top=36.9512 left=138.5069 bottom=34.9196 right=140.8637 --wb file="kanto.osm.pbf"
等高線の切り出し。

同様にOSMOSISを使って下記のコマンドで等高線を切り出します。

Osmosis --rb file="honshu_dem10b.osm.pbf" --bounding-box top=36.9512 left=138.5069 bottom=34.9196 right=140.8637 --wb file="kanto_dem10b.osm.pbf"
海岸線の地図を切り出す

ogr2ogrで海岸線のデータを切り出します。海岸線のデータはシェイプファイル形式ですので、ogr2ogrを使います。

ogr2ogr -overwrite -progress -skipfailures -clipsrc 138.5069 34.9196 140.8637 36.9512 kanto_o1.shp land-polygons-split-4326/land_polygons.shp

できた海岸線は途中で切れていますので、修復します。
PaoloIsGreat.pyというPythonスクリプトを使います。
このPythonスクリプトスクリプトの中にインプット、アウトプットファイル名が書かれていますので、スクリプトを編集して使います。編集はメモ帳とかでも可能ですが、私はPythonを動かすのにPyCharmを使っていますので、PyCharmを使って編集しました。
下記のリストはオリジナルのスクリプトの一部でファイル入出力に該当する部分です。インプットファイルはここで、'poly.shp'で、アウトプットファイルは'polys.shp'です。

in_ds = driver.Open('poly.shp', 0)
in_lyr = in_ds.GetLayer()
outputshp = 'polys.shp'

今回はインプットファイルが先ほど作成したkanto_o1.shpで、アウトプットファイルは'kanto_o2.shp'としました。
次にshape2osmを使ってシェープファイルOSM形式に変更します。こちらもPythonスクリプトです。前回はPython2.x系を使いましたが、今回はPython3.x系を使いました。
こちらのスクリプトはファイル名の指定は起動時の引数に記述します。出力ファイル名はkanto_o1_ns1.osmとしました。

shape2osm -l kanto_o1_ns1 -o 10000000 kanto_o2.shp

はじめ、今回うまくいかなかった理由は、ここで、Python3のスクリプトを使ったからだと思ったのですが、結果的にはPython3でも問題ありませんでした。
今回は下記のGitのサイトのスクリプトを使用しました。
github.com
Python3.x系か、Python2.x系か確認するには、スクリプトの冒頭のところを見て、#!/usr/bin/python3 とpython3と記載されていればPython3.x系です。
両方のスクリプトを見比べましたが、違いはPrintコマンドの所くらいでした。また、JOSMでできたOSM形式の海岸線地図をチェックしましたがちゃんとつながっていて問題ありませんでした。注意することは、前のブログの記事でも書きましたが、”changeset=-1"となっているとエラーになるのでメモ帳などで編集して”changeset=1"としました。

海の領域の地図を作る

これも、前回のブログに詳しく書きましたので詳細は書きませんが、同じようにメモ帳でも使って四角の領域を指定するだけです。
出来た地図はkanto_s.osmとしました。
そして、先ほどの海岸線の地図と合体します。

osmosis --rx file=kanto_s.osm --rx file=kanto_o1_ns1.osm --s --m --wx file=kanto_o1_sea.osm 
3つの地図を合体する。

オープンストリートマップの切り出した地図、切り出した等高線、海岸線の地図をOSMOSISで合体します。

osmosis --rx file=kanto_o1_sea.osm --rb file=kanto.osm.pbf --s --m --rb file=kanto_DEM10b.pbf --s --m --wb file=kanto_o1c.pbf  omitmetadata=true

omitmetadata=trueとする理由は相変わらずわかっていません。前回の例に従いました。ただ、ここで前回のブログの記事に間違いがあってそこではまりました。自分の書いた記事のせいではまるというのもドジなもんですが。最後の出力ファイルを指定するところで、本来なら--wbとしないといけないところを--wxとしてしまいOSM形式での出力を指定してしまっていました。OSMOSISはファイル形式とファイル名をチェックするのか--wxとして、ファイル名の拡張子に.pbfとしてしまうとファイルがうまく生成されず、容量が0KBになっていました。これがけっつまずいた最初の点です。

マップ形式への変換

最後にできたpbf形式の地図をマップファイルライターでmapsforgeで読めるマップ形式に変換します。

osmosis --rb file=kanto_o1.pbf --mw file=kanto_o1c.map bbox=34.6196,138.5069,36.9512,140.8637 tag-conf-file=tags.xml map-start-zoom=10 type=hd

途中でも書きましたが、OSMOSISのバージョンが新しすぎてもダメで、また、マップファイルライターのバージョンがOSMOSISのバージョンに適したのでないと動かないのでここで何度もやり直しをさせられました。
最後に動いたときの画面を載せておきます。延々とコマンドが表示されるので始めと終わりの部分だけで途中は省略しています。

OSMOSISでマップ形式に変換しているところ。はじめの部分
OSMOSISでマップ形式に変換しているところ。最後の部分

字が小さくて申し訳ないですが、このように、エラーがなく、最後にトータルタイムが表示されれば成功です。ここの処理が一番長くかかります。4296759ミリ秒ですから、約1時間12分くらいでした。
富士山を表示させるとこんな感じになります。

今回作成した地図で富士山を表示させてみた。

はりま2日間大会 DAY2に参加してきました。

7/14に開催されたはりま2日間大会というオリエンテーリングの大会の2日目だけ参加してきました。
1日目は7/13にスプリントという形式の短いレースで行われ、2日目は7/14にロングという長めの距離のレースが行われました。
開催場所は兵庫県の西の方でしかも山の中で結構家から遠いので距離の短い1日目はパスして、2日目だけに参加しました。
お天気的には、初日は晴れで、2日目は大雨のち小雨という天気だったので1日目の方が良かったのですが、こればっかりは仕方ありません。ここのところ、レースで雨に合うことがなかったので久々の雨中のレースとなりました。

自宅から会場まで

会場は、兵庫県神河町の太田ダム公園で、最寄り駅は播但線長谷駅となるのですが、そこからの公共交通機関はありません。また、播但線長谷駅の一つ手前の寺前までが電化区間で、そのあとが非電化区間となるため、寺前から大会のシャトルバスで会場へ移動することになります。
まず、播但線に乗るために姫路に行かないといけないのですが、シャトルバスが9時半発(これでも第二便で第一便は8時発)なので、姫路8:19発の寺前行きか、8:58発の特急はまかぜに乗る必要があります。時間的にははまかぜに乗った方がゆっくり出発できるのですが、はまかぜは全車指定になっていて、特急料金が高く、かといって姫路まで新快速で行くととっても朝が早くなるので、新大阪~姫路間を新幹線の自由席に乗ることにして少し節約しました。
新幹線にはスマートExという、ICOCAでタッチするだけで乗車できるサービスがあり、自由席特急券を行きの電車の中で購入してタッチで乗車すればいいやと考えていたのですが、決済に使用するカードがいつも使っているカードと別のカードを登録していたみたいで、認証できず、あっさりと玉砕してしまいました。
仕方ないので、駅の券売機で自由席特急券を購入して、運賃はICOCAで払えると思って改札に行ったところ、改札が通れない。駅員に聞いたところ、ICOCAで乗ることができるのは乗車区間の定期を持っている場合だけとのこと。仕方ないので、また券売機に戻って乗車券を購入。このとき、新幹線の出発時間が迫っていたこともあって乗車券の区間を姫路までにしてしまい、あとで後悔することになった。まあ、いきなりバタバタしたが、予定の新幹線に乗れてホッと一息。
新幹線の車内で気になったのが、さっきの乗車券のこと。乗車券が姫路までなので、一旦姫路駅で外に出て、再度ICOCAで入場するか、寺前で乗り越し清算をするしかなさそう。調べてみたが、寺前は駅員がいるかどうかわからない。なので、安全策として一旦駅の外に出て、再度ICOCAで入場した。改札に行くと目の前で全く同じことをしている人がいたのにはちょっと驚いた。
さて、播但線に乗ろうと乗り場の方へ向かうとまた改札がある。改札の中の改札ってどういうことと一瞬えってなった。その場にいた駅員に確かめて、またICOCAでタッチして播但線のホームへ向かった。なんで改札を二度通るのかはいろいろ考えたが今のところ不明です。
でも、もしかしたら、改札がもう一つあるということは1度外に出なくても、そのままここの改札に来ればよかったのかもしれない。
さて、播但線のホームに上がると、止まっていたのは懐かしの103系電車。かつては、関西では環状線や、関西本線紀勢線東海道線などで活躍した電車。しかし、いつの間に電化になったのだろうか? 播但線に揺られて約1時間、ようやく寺前の駅に到着。駅にはちゃんと駅員がいたので、乗り越しもできたのかもしれない。そのまま、姫路までの乗車券を第二の改札に通したらどうなっていたかわからないが。
駅からは、大会オフィシャルのシャトルバスで移動。バスは思ったよりも小さく、マイクロバスに毛の生えた程度の小型バス。あとで、会場に近づくと、何故このサイズだったのかが分かった。すごい山道で大型バスは絶対に無理という感じの山道だった。揺られること約30分でようやく会場に到着。
会場に着いたときはさほど雨が降っていなかったが、着替えをして準備をしているうちに雨がどんどん強くなってやがて土砂降りになった。会場は建物の中ではなく、青空会場だったが、幸い主催者がいくつかテントを用意してくれていたおかげでテントの中で着替えやテーピングの準備をすることができた。参加者用のテントサイトもあって、クラブ単位でテントを用意しているクラブもあったみたいだったが、私の所属しているクラブでは、エントリーがあともう一人で、その人も結局来てなかったみたいで自分ひとりだったし、車で来ているわけではないので重たいテントを持ってくるわけにもいかないので主催者が用意してくれたテントはありがたかった。一応万が一のために、簡易のシェルターは用意していたが、中で着替えるのはほぼ不可能というサイズで、荷物の雨除け程度にしかならない代物でこれを使わなくて済んだのは不幸中の幸いだった。

さて肝心のレースの方は

準備していると少し小雨になって来た。スタート時間が近づいてきたので意を決してテントから出て、トイレを済ませてスタートに向かう。このころにはかなり小降りになっていたのでこのまま持ってくれればと思いながらスタート地点に向かった。
プログラムには会場からスタートまで10-20分と書いてあったので10分くらいはかかると思っていたが、5分で着いてしまった。しかし、それまでの雨で地面がぬかるんでいてスタート前に靴の中まで濡れてしまった。まあ、どうせ濡れるのだから仕方がない。
コースの距離はロングと言いながら4.6㎞で、優勝の予想タイムが50分と発表されていた。なので、まあ、70分以内にはゴールしたいと思ってスタートした。
今回のレースでは大きなミスはなく、久しぶりに良い感じでレースができた。コントロールのおいてある場所に何か所かちょっとどうなのというところがあったが全体に見通しが良くそのために大きくタイムロスをすることもなく順調に回って来れた。結果は6位と最近のレースの中ではまずまずの成績。ただ、表彰台に上がるためにはもう少し早く走らないといけないようだ。最近はミスが多く、今回は雨ということもあって少し抑え気味に走ったのでミスは減ったがその分スピードが落ちて上位の選手にその分引き離されてしまった。この辺がオリエンテーリングの難しいところで、ミスをしないぎりぎりの速度で走らないといけないので上位入賞まではもう一息というところか。ゴールタイムは72分で、これもレース前に立てた目標はクリアできなかった。雨で下がぬかるんでいて、おまけに途中から眼鏡が曇りだしたので少しは仕方ない部分もあったと思うが。トップの選手も68分だったので、予想タイムよりも大分遅くなっていて全体に遅めのレース展開だったということのようだ。まあ、いずれにしてもいつもこのくらいの感じで走れればそのうち上位入賞も見えてくるのではないかと思えるレースではあった。

帰路

帰りもシャトルバスで寺前に向かう。バスは13:45と15:30の2本。比較的早くゴール出来たので、着替えて、昼食代わりに持ってきたパンを食べているうちに1本目のバスの時間が近づいてきた。雨がまた強くなりだしたし、会場にいても仕方ないので、バス停の方に向かった。しかし、ミスを連発して時間がかかっていたらちょっと1本目のバスに乗るのはしんどかったかもしれない。
バスは寺前の駅に14:18分ごろに到着。ちょうど14:15の列車が出たすぐあと。あと5分か10分バスの出発を速めてくれていたら間に合ったのに。
仕方ないので、駅前をぶらぶらすることに。寺前の駅に着いたら雨が上がっていたのでぶらぶらするのにはちょうどいい。お昼に食べたパンがちょっと少なめだったので何か食べるものと、お土産を探すことにした。まず、駅前の観光案内所で、お土産が売っていたので物色。結局、家族にはわらび餅。職場にはクッキーを購入。それから自分用のおやつにマドレーヌを購入した。アイスもあっておいしそうだったが、それほど暑くないのでアイスは遠慮した。観光案内所を出て、駅前の道を少し行くとスーパーがあった。ここに地元の特産品があるかもと思ったが特にそんなものもなくただのスーパーだった。巻きずしがあったのでそれを購入。スーパーの前にテーブルと椅子がちょうどあったのでそこに座って買った巻きずしを食べた。少し小腹がすいた程度だったのでこのくらいがちょうどよかった。
更に、ぶらぶらしたが、お店はほとんどなく、あっという間に駅に戻ってきた。途中にあったのはカフェが1軒と、ラーメン屋が1軒。先にカフェを見つけていたらカフェに入って何か軽く食べていたかもしれないが、スーパーで買い食いしてしまったのでカフェはパスした。ラーメンもおいしそうだったが、そこまでお腹がすいていなかったのでラーメンは先に見つけていてもパスしただろうと思う。ただ、観光案内所にも、カフェにもラーメン屋にもサイクルスタンドが置いてあってロードバイクで来る人が結構いるんだなというのを感じた。この日はお天気が悪かったので誰もバイクで来ている人はいなかったが。確かにこの辺りは走るのにはよいところかもしれない。自宅から走っていくのは泊りがけを覚悟しないと無理だが。
だいぶ時間が早かったが駅に戻るともう姫路行きの列車が止まっていた。また、その隣にたらこ色のジーゼル、キハ40が止まっていた。キハ40ももはや絶滅危惧種で走っている区間もほとんど残っていない列車のはず。駅にはてっちゃんと思しき人たちがこのキハ40を眺めていた。私も思わず写真を1枚。このキハ40はほどなく寺前駅を出て行ったのですが、後で時刻表を調べた限りでは和田山行きではないようなので、和田山方面から寺前にやってきて回送で戻って行ったのでしょうか?
結局この日の写真はこれ1枚だけでした。毎度毎度レースの時は写真が少なくてすいません。特に雨が降っていたので余計に写真を撮るのが面倒でした。

寺前駅でキハ40と103系電車が並んで止まっているところ。

帰りは結局寺前15:17分発の姫路行きに乗って、姫路から新快速で帰った。あとに特急はまかぜが来るのでその方が早かったのだが、早いバスに乗れたしお金を節約するために帰りはオール普通で帰ることにした。新快速は姫路では空いていたが、明石あたりから混み始めて、神戸から大阪までは結構ぎゅうぎゅうな感じだった。いつも新快速は混んではいるのだが。
さて、しばらくはオリエンテーリングはお休み。また秋以降ということになる。今年は、秋にロードバイクのイベントであるツールド福井にエントリーしているので夏の間はバイク中心に走ることになると思います。

オリエンタルベーカリーと高山製菓の工場直売

7/6に自転車で京阪奈丘陵からくろんど池を回ってきました。
途中で、オリエンタルベーカリーと高山製菓に寄って工場直売の商品を買って帰りました。
それぞれの場所は下記のとおりです。

Uy5

まず、西国街道を走って山崎まで出て、橋を渡ってそこから木津川沿いを南下。この日も結構風が強く、向かい風で走りにくい。時速25kmくらいで走っていると何人かに抜かれました。皆さんこの向かい風の中結構なスピードで走っている。流れ橋の所で最初の休憩。前回GWに来た時はまだ修理が完成してなかったですが、完全に復活していました。

流れ橋。今回は完全に復活してました。

その後も向かい風と闘いながら南下。最後に抜かれた3人組は時速28kmくらいで走っていたのでちょうどよいペースかなと思って少し後ろにつかせてもらいました。でも、3人目の人は何と13インチくらいの小径で走ってました。いやーすごいですね。
3人組は山城大橋を渡って行ったのでそこでお別れ。大正池にでも行ったのでしょうか?
私はさらに南下し、開橋を過ぎてしばらく行ったところで京奈和自転車道と別れて左折。川沿いに木陰があったのでそこで2度目の休憩。とにかく暑い。ボトルの水が早くも底をつきかけてやばい。
ここからは京阪奈丘陵に向けて登っていく。ここは道路の端に茶色いラインが引かれていて、京都やましろ茶いくるラインとなっている。近鉄とJRを渡ってしばらく行くと京阪奈の学研都市に入る。目的のオリエンタルベーカリーの工場はこの学研都市の国会図書館の近く。国会図書館前で右に折れてしばらく北上して左手に工場がある。直売所は角を左に折れて工場の奥の方にあった。中は結構狭く、3組くらいのお客さんでほぼ満員状態。適当に総菜パンと菓子パンを買って退散し、近くの京阪奈記念公園に向かう。公園は遊具が整備中らしく、あまり人はいなかった。

京阪奈記念公園の中。遊具は整備中でした。

それでも小さい子供を連れた親子が何組か歩いていた。公園の中は結構広く、全部回ると結構時間がかかりそう。今日の目的は自転車に乗ることなので、入ってすぐの東屋で買ってきたパンを食べる。肝心のお味の方はまあ、可も不可もなくといったところ。ただ、お値段はさすが工場直売だけあってかなりお得。豆乳クリームパンは98円(税別)とスーパーよりもさらに安い。ちなみに食べた中ではこの豆乳クリームパンが一番おいしかったです。
食べ終わったところでトイレに行って、トイレの前の自販機で水を購入。飲み物とトイレがあってベンチもあるしなかなかいい公園だった。
お腹も膨れたところで次の目的地、高山製菓に向かう。学研都市を西に進んで学研都市を出たところで再び茶いくるラインに合流。東畑という集落を抜けて小さな峠の手前で茶いくるラインとはお別れして奈良方面に下る。富雄から北上してきた道と合流するあたりに高山製菓はあるのだが、道沿いと思っていて完全に見逃してだいぶ北に進んでしまった。くろんど池が近づいてきたのでおかしいぞと思ってグーグルマップで確認しようやく行き過ぎたことに気づいて、また来た道を戻る。工場は、合流した地点をほんの少し南下して狭い路地を西に入ったところにあった。高山製菓はおかきを作っている工場で、一般販売はこの工場の直売所でしかやっていない。工場の事務所のようなところでおかきを2袋購入。ここも、チャリで来ていたのは私だけだったが、結構車で来られている人がいた。
ちなみに、高山製菓のおかきはおいしかったです。わざわざ車で買いに来る人がいるのがわかるくらいですね。チャリで高槻からくるのは結構大変ですが。
無事に今日の目的を達したので、くろんど池を越えて枚方周りで帰る。くろんど池からは穂谷を抜けた方が道は広そうだったが、少し遠回りになるので傍示を抜けて帰ることにした。県境までは緩やかに登る。いいトレーニングと思って峠で一休み。

傍示を過ぎたところの大阪と奈良の県境の峠

ところがこの下りはとんでもない劇坂。おまけに道はとんでもなく狭い。車1台がやっと通れるくらい。それでも何台か車がやってくる。坂が急でブレーキが利かないのでそれでなくてもヒヤヒヤものなのに、対向車がくるとヒャーってなってしまう。ブレーキを握る腕はパンパンに張ってくるし。こっちに来たのは完全にミスだった。
ようやく交野に出たときはほっとした。この辺りはブドウ畑が一杯あって、直売所の看板も出ていたが、まだ時期には早いみたいで(スーパーではもう結構売られているが)ぶどうの直売はやっていないみたいだった。
第二京阪をくぐって、京阪の交野線に突き当たったところで交野線沿いに北上する。しかし下界に降りてきたとたん地獄のような暑さ。けいはんな記念公園で買った水も尽きてしまったので、枚方市内でコンビニに入る。イートインがあればよかったのだが、残念ながらイートインはなし。お水を買って補充し、ガリガリ君を店の外の陰で食べてしばし休憩。ここから淀川沿いにでればもう帰って来たも同然。枚方大橋を渡って、芥川沿いを走って自宅に戻った。途中で少し迷ったので距離はだいたい80kmくらい。この暑さではまあこんなもんでしょうという感じ。

下のルート図は、はじめと終わりを削除して、京奈和自転車道から淀川までを記載しています。改めて高低図を見てもあの下りはやばい。

TWELITEで照度センサーを動かす。

久しぶりの電子工作ネタです。最近は電子工作は今一気乗りがしないので、いろいろやりかけのこともあるのですが全く進んでいない状況です。年のせいですかね。
今回は、TWELITEで照度センサーを動かして、トイレに人が入っているか確認できるようにしてみたというお話です。必要性があって、手軽のできるということでやってみました。
トイレのセンサーと言えば、一般的には人感センサーが良く使われています。
我が家のトイレにも1Fには人感センサー付きの照明がついていて、人が入ると照明がつくようになっています。
この人感センサー、ひとが居るだけでは作動せず、何か動きがあるときだけ作動するようになっています。なので、たとえ人が中にいて使用中であっても作動しないことがあるとも言えます。
そこで、今回は、照明がついているかどうかで使用中かどうかを判断しようということで、照度センサーを使ってみました。
この場合の問題点は、たとえひとが居なくても照明を切り忘れて点けっぱなしになっていると使用中と判断されてしまうことです。
さっき、トイレに人感センサーがついていると書いたのですが、それは1Fのトイレの話で、2Fのトイレには人感センサーがなく、手動で照明をON,OFFしています。
幸いなことに、我が家ではトイレを終わったと照明をつけっぱなしにするということがまずないので、照度センサーでの判定はかなり精度が高いと思ってこれにしました。
電子工作ネタにはいつもあることですが、今回も地雷を踏んでしまったので、そのあたりを書いていきたいと思います。

照度センサーについて

TWELITEの無線タグアプリで使えるセンサーは型式が指定されていて、照度センサーはTSL2561となっていますので、チップにTSL2561を使ったブレイクアウトボードを探す必要があります。今回も例によってAliexpressで購入しました。アマゾンにも同様の商品が売られています。

こいつは、I2C接続のセンサーで、プルアップ抵抗はあらかじめ基板に実装されていました。なので、TWELITEと直接接続することで動作します。
配線はいたって簡単で、TWELITEのSDA、SCLとセンサーのSDA、SCLを接続し、後は、VCCとGNDを電池に繋ぐだけです。Fritzingのパーツは実際に使ったのと同じものがなかったのでAdfruitのパーツで代用しています。

TWELITEとTSL2561の接続図

TWELITEはTWELITE DIPの28ピンタイプでアンテナが基板に実装されているのを使いました。これはもう売られていないみたいですが、手元にあるものを使いました。現在売られているのは、マッチ棒タイプのアンテナを実装したものか、アンテナがないタイプのどちらかのようです。マッチ棒タイプはアンテナが邪魔なので、今ならアンテナなしで、はてなアンテナを別途購入して半田付けすることになりそうです。
あるいは、PALにして、センサーパルと接続することもできます。ただ、この方法だと結構お値段が張ることになります。あるいは、PALの本体だけ用意して、センサーは今回使ったものと同様のものを用意して、アプリを無線タグアプリに書き換えるという方法もあると思います。

アプリの書換

実は今回はここで地雷を踏んでしまいました。
TWELITE DIPは通常は超簡単アプリというのが書き込まれています。これはテストするにはよいのですが、スリープモードに入らないので消費電力が大きく、コイン電池で動かすには不向きです。なので、スリープしながら時々センシングする無線タグアプリに書き換えます。
詳細な方法は、発売元のモノワイヤレスのHPに書かれているので詳細は省略しますが、アプリの書換にはTWELITERというデバイスを使用します。
TWELITERとTWELITEを接続して、TWELITE STAGEを起動し、メニューからアプリ書き換えを選択し、BINから選択を選択し、無線タグアプリを選択します。
選択するファイルは”App_Tag-EndDevice-BLUE.bin”なのですが、デフォルトではTWELITE STAGEのBINフォルダに含まれていませんので、別途ダウンロードして、BINフォルダに入れておいてやる必要があります。
選択すると、アプリの書換が始まり、終わると中ボタンまたはENTERでインタラクティブモードを開きますというメッセージが表示されるので、ENTERを押すと通常はインタラクティブモードに入るのですが、無線タグアプリだけはそのままではインタラクティブモードに入れずセンサーの設定などが行えません。
インタラクティブモードに入る方法は2つあって、ひとつはモノスティックを使ってOTAを使ってインタラクティブモードに入る(というか厳密には設定の書換を行う)方法と、M2ピンをGNDに接続してからTWELITEを起動してインタラクティブモードに入る方法の2つです。
モノスティックを持っているなら、前者の方法が簡単でいいかと思います。ブレッドボード上で試験している場合などは、M2ピン(26番ピン)をGNDに繋いでやってから起動するのでもよいと思います。
今回は実は両方の方法をやりました。理由は、後で書きますが、今回の地雷のおかげです。
OTAの方は、モノワイヤレスのHPの方法に従って、モノスティックにOTA用のアプリを書き込み、インタラクティブモードを表示させて、必要な設定をしたら、書き換えるTWELITEの電源を入れるだけで終わります。
M2ピンをGNDに繋ぐ方法では、TWELITERか、USB-シリアル変換器(FT232Lなど)を接続して、PCと繋いでやる必要があります。なので、手間が少し増えます。
接続するピンは、TWELITERの場合、GNDとVCC、それに、TXD、RXD、RST(リセット)の5つの端子を接続します。TWELITERは今はver2かver3が売られていますが、どちらでも繋ぎ方は同じで、上記のピンがシルク印刷されているので、それぞれをTWELITEの対応端子に繋ぎます。GNDは1番ピン、VCCは28番ピン、TXDは10番ピン、RXDは3番ピン、RSTは21番ピンに繋ぎます。注意しないといけないのはシリアル通信の場合通常はデバイスと通信チップの接続はTXDとRXD、RXDとTXDというようにクロスで接続するのですが、TWELITERのシルクはTWELITEと接続する端子が印刷されているのでそのままTXDどうし、RXDどうしを接続することです。
そして、M2ピンをGNDに落として、起動します。PC側では、先ほどのTWELITE STAGEを使ってインタラクティブモードに入るか、Tera Termなどのシリアル通信ソフトを使います。通信速度は119200BPSです。ここで第一の地雷です。
何もしなくてインタラクティブモードに入れると思っていたので、画面に何も表示されずに焦ってしまいました。実はここでエンターを押してやればインタラクティブモードに入れるのですがそれに気づかずに配線を見直したり、TWELITEを別のものに交換したりとずいぶん時間を食ってしまいました。

第二の地雷、インタラクティブモードの設定

インタラクティブモードで何が設定できるかの詳細はモノワイヤレスのHPに書いてあるので省略しますが、ここでは必要な設定を書いておきます。
照度センサーを使うので、センサーの種別を選択する必要があります。
これはインタラクティブモードで、”m”を選択し、値に0x36を指定してやります。
それから通信の間隔ですが、デフォルトでは、5000msに設定されているので、もう少し遅くしてやります。今回は1分に1回という設定にしました。インタラクティブモードで”d”を選択し、値に60000を入力します。設定したら”S"を押して設定を保存するのを忘れないように。
通常はこれでうまくいくと思っていたのですが、実はもう1ヵ所設定するところがあります。
それは、オプションビットの設定です。オプションビットの初期値が何故か 0x00000011となっていて、これは何を意味するかというと、最下位ビットの1というのが中継パケットの表示となっています。これは中継器を使っているときにどこから通信が来たか特定するためのもので中継器を使っていないと意味がありません。今回は中継は行っていないので無視しても構わない設定です。曲者はその隣のビットでこれが1になっていると、超簡単!標準アプリの親機と通信できるという設定です。はじめはあまり深く考えていなかったのですが、ここの説明をよく読むと、「アプリケーションIDと周波数チャネルがデフォルト値(0x67726305、15Ch)の時のみアプリ内部で超簡単!標準アプリのデフォルト(0x67720102、18Ch)に設定されます。
本設定はTWELITE 2525Aで使用することを想定しているため、センサ―モードがアナログ(0x10)、スイッチ(0xFE)、ADXL34x(0x35、設定パラメータは1~15のみ)のときのみ有効です。」
と書かれています。つまり、センサーがアナログかスイッチか加速度センサーの時はこの設定が有効になり、それ以外の時は無効になると読めるのですが、センサーとして照度センサーを設定してもどうも有効になってしまうらしく、アプリケーションIDとチャンネルが違うことになってしまい、親機にデータが送られてこないという現象に悩まされました。ようやく、気づいてこのビットを0にして無事に通信できるようになりました。ちなみに、無線タグアプリのバージョンは最新の2.1.5です。

センシングの結果を表示させる

ようやくセンサーからのデータを受信できるようになったので、あとはその結果をどこかに表示させる必要があります。表示には、以前少し記事にした、温湿度の表示を行っているディスプレイの一部を間借りすることにしました。
alasixosaka.hatenablog.com
こいつは、TWELITEで受けたデータをArduino MEGAにシリアルで渡して、そのデータをLCDに表示するというやつなので、照度センサーのデータも、Arduinoにシリアルで通信されてきます。どのTWELITEからの通信かはIDで見分けることができるので、IDで照度センサーのデータを見分けて、LCDに表示させることにしました。
Arduinoのプログラムは変更点だけを書きます。
温湿度を表示させるルーチンに下記の部分を追記するだけです。

    k = str.indexOf("810D13A6");
      while (k!=-1){
        Serial.println("Toilet");
        for (int j=0;j<4;j++){
          //Serial.println(d[22+j+k]);
          temp = d[26+j+k];
          if (('0' <= temp) && (temp <= '9')){
            n = temp - '0';
          }else if (('A' <= temp) && (temp <='F')){
            n = temp - 'A' + 10;
          }
          x = x *16 + n;
        }
        Serial.println(x);
        if (x>=1000){
          k=-1;
          break;
        }
        myGLCD.setFont(Grotesk32x64);
        if (x > 10){
          myGLCD.setColor(0,0,0);
          myGLCD.fillRect(0,360,60,424);
          myGLCD.setColor(255,0,0);  //red
          myGLCD.print("X",10,360);
        }else{
          myGLCD.setColor(0,0,0);
          myGLCD.fillRect(0,360,60,424);
          myGLCD.setColor(0,0,255);  //blue
          myGLCD.fillCircle(30,390,30);
        }
        
        x = 0;
        k = -1;
      }

まず、最初のk = str.indexOf("810D13A6");は、照度センサーにつないだTWELITEからのデータかどうかをIDで判断しています。照度センサーからのデータだとシリアル通信の文字列の中にID("810D13A6")が含まれているので、kはその位置を返します。含まれていない時はkが-1でループに入りません。
次のForループは文字列の中から照度のデータを探して、それを数値に変えてxに代入しています。16進数の8桁で送られてくるのですがテストしたところそんなに大きな値は送られてこないので、下4桁のみを使っています。
値が1000を超えたときは異常値なのでkを-1にしてループを抜けるようにしています。
正常値だった場合、値が10より大きいと照明がオン(つまりトイレが使用中)、10以下の場合は照明がオフ(トイレが空いている)と判断しています。
下に写真を載せておきますが、実際のデバイスは、100均で買ってきたタッパーに入れてあるので、センサーがむき出しでなく、またトイレの照明も普通の部屋よりも暗いので値は小さめになっています。

今回作成したデバイス(実際に使用するときは蓋をして使う、トイレの中なので防水対策のため)
バイスの裏側。配線はこれだけです。

表示の部分は使用中なら赤のバツを表示し、空いているなら青の丸を表示するようにしています。写真では青の丸が光の加減で白っぽく見えていますが実際には青の丸です。
実際の様子はこんな感じです。

トイレの電気が点いているとき(使用中:左下に赤の×が表示)
トイレの電気が消えているとき(空いているとき:左下に青の丸が表示)

クリン草を見に行ったのですが、時すでに遅し

6/8に天王山から西山古道を通って西山天王山駅まで走ってきました。
タイトルにあるように、途中クリン草広場を通るので、この時期、クリン草が咲いているかなと思って行ったのですが、既に終わってしまっていたようで花は全くありませんでした。残念!

今回は天王山駅をスタート。まずは、天王山に登ります。
駅を出てJRの線路沿いに京都側に向かい、踏み切を渡ると、急な上り坂がありそこを登っていきます。何人かのハイカーが登っていました。結構急な坂なので歩かないと登れません。坂を上り詰めたところに宝積寺があります。

登山口にある宝積寺

境内に入って、本日の無事を祈願して、本堂の脇を抜けて登山開始。天王山の山頂までは急なのぼりが続きます。
途中、十七烈士の墓を通ります。

十七烈士の墓

十七烈士とは、禁門の変蛤御門の変と言った方がわかりやすいかも)の時に戦って敗れた、真木和泉らの墓です。ちなみに、京都出身のランナーで真木和さんという方(女性)がおられましたが、何か関係あるんですかね。
十七烈士の墓をすぎても、まだまだ急登が続きます。お天気もいいのでハイカーもたくさんおられました。
30分ほどで天王山山頂に到着。
天下分け目の合戦で有名ですが、眺望は全くありません。

天王山山頂。眺望は全くありません。

イカーの方はここまでの方が大半のようですが、今日の目的はクリン草ですので、まだまだ進みます。山頂から先に進むルートがわかり難く、今回も迷ってしまいました。ヤマップにも注意が出ています。
しばらく行くとサントリー山というのがあるのですが、気づかずにスルーしてしまいました。登山道をすこし左に折れる必要があったようです。
天王山を過ぎると傾斜はぐっと楽になり、人も減るのでグッと走りやすくなります。
小倉山の脇を抜けると登りは一旦終わり。浄土谷の方に降りていきます。
一旦舗装路に出て舗装路を渡り、すぐにまたトレイルに入って登り返し、ひと尾根越えて下ると柳谷への道に出ます。しばらく舗装路を進むと柳谷観音の駐車場に出ます。紫陽花が見ごろということで車が沢山来ていました。

柳谷観音駐車場の近くに咲いていた紫陽花

柳谷観音へはこのまま舗装路を進むのですが、西山古道へ行くには、駐車場の方に入って、駐車場の奥からトレイルに入っていきます。

駐車場の奥、小さな標識がある

トレイルの入り口に獣害除けの柵があるのでそこを開けて入っていきます。

獣害除けの柵

途中の舗装路で抜かした女性3人のハイカーが後ろをついてきていました。柳谷観音に行くのかと思っていたのですが、西山古道方面にハイキングに行く人だった見たいです。この先は結構山が深いのですがどこまで行くのでしょうか。
またしばらく急登が続きます。天王山よりも厳しいかも。
しばらく登るとベニーカントリークラブの横に出ます。その少し手前に眺めの良いところがありました。

眺望の良いところがありました。向こう側に比叡山が見えています。

このあたりにでっかいスズメバチが居ました。くわばらくわばら。今日は虫よけスプレーをしてこなかったのでそーっと脇を抜けていきました。まだ、それほど活発ではないので何事もなく通り過ぎることができました。
ベニカンの脇を抜けてしばらく行くとようやく登りが終わり、ポンポン山への分岐にでます。そこを右に折れるとすぐにクリン草広場に出ます。

クリン草広場。この日は残念ながら花はありませんでした。

冒頭にも書いたようにクリン草の花はもう終わっていたようで残念ながら花は見れませんでした。
ここからは、西山古道を降りていきます。
途中、尾根から沢に降りる分岐がわかり難く、そのまま尾根を行ってしまいました。

西山古道下りの分岐。ここを右に行かないといけない。

しばらく行って、ガーミンを見て道を外れたことに気づいて、スマホの地図を見てチェックし、尾根を分岐まで登り返し。
あとで、北摂フォトロゲの地図を見ると、そのまま尾根を降りても少し遠回りになるだけで、元の道に戻れたようですが、ヤマップの地図にもその道は出てなかったので、安全のために元来た道を引き返してリカバリーしました。山では下山するときに遭難しやすいといいますが、まさにこのような状況です。ルートがしっかり頭に入っていればいいのですが、もう下山だからと言ってひたすら降りようとするとこういうことが起きてしまいます。迷ったら引き返すが鉄則です。
無事に西山古道に戻り、西代里山公園に降りてきました。ここもお天気が良いということで家族連れでにぎわっていました。
京都縦貫道の側道に出たあたりで綺麗な紫陽花が咲いていました。

京都縦貫道の側道に咲いていた紫陽花

もう6月ですからね。紫陽花の季節でしたね。でも、昨年のOLP兵庫の大会では、6月だったのにクリン草が見れましたが、このあたりとは標高が違っているせいなのでしょう。
クリン草は見れずに残念でしたが、いいお天気でそこそこの距離を走れたのでまあ、満足です。ちなみに、比叡山で痛めた腸脛靭帯炎はまだ完治していないようで、一応テーピングをしておいたので走っていて痛みが出ることはなかったですが、帰ってから患部を触るとすこし痛みがありました。まあ、あまり無理をせず、ぼちぼち直していこうかという感じですかね。
西山天王山駅前の西山こっぺ堂さんでコッペパンを買って帰りました。ここのコッペパンは種類も多く、おいしいのでお勧めです。ちょっとお値段は張りますけど。

朱雀OK壮行会兼名阪戦に参加してきました。

今回はオリエンテーリングの話です。
6/1に京都のクラブである朱雀OKが主催する、壮行会兼名阪戦に参加してきました。
名阪戦とは、名古屋大学大阪大学の対抗戦です。そのため、クラスは男子のE(エリート)とF(新人向け)と女子のEとFの4クラスしかありませんでした。
比叡山の後やはり腸脛靭帯炎が直り切っていない状態だったので、距離の短いMFクラスにエントリーしました。エントリーしてから知ったのですが、女子のクラスにも男子が参加することが可能だったようです。なら、WEに参加したのかというと、まあ、膝の状態を考えるとやめていたと思います。
MFクラスは直線距離で2.5kmほど、実際にレースで走った距離は4.5kmほど。まあ、ミスもあったので、ミスなしで走れば4km以内に収まったと思います。ただ、会場からスタートまで2.5km、ゴールからもほぼ同じ距離を走ったので、実際には10kmほど走ったことになります。まあ、リハビリにはちょうど良い距離だったかなと思います。
会場は、奈良の旧柳生中学校。柳生というと、奈良市から少し山に入ったというイメージでしたが、実際にはめちゃめちゃ遠かった。JR奈良駅からバスで約50分。運賃も¥1110と破格。こんなに遠いとは思っても見ませんでした。柳生というと、剣豪、柳生十兵衛や、柳生石舟斎などが活躍したところというので有名ですが、高校生まで奈良に住んでいても1回しか行ったことがありませんでした。その1回も、小学生の時に親に連れられて行ったもので、その時、たしか大河ドラマの舞台になっていて、車で行ったのですが、えらい渋滞していたというくらいしか覚えていないです。
バスは、1日に数本というレア便で、行きのバスは、バス停に行くとおばちゃんたちの行列があって、満席状態で出発。バスは柳生を越えて月ヶ瀬の方まで行くバスで、途中で何人かの乗り降りはあったものの、おばちゃんたちは一向に降りる気配もなく、柳生に到着。柳生では、観光できたと思われる人が2人と自分と、それ以外にレースの参加者と思われる人が2人降りた。レースに間に合うようなバスの便はこれしかないので、もっと参加者がいるのかと思ったが、皆さん車で参加されていたようでした。
レースの方は、いきなりスタートでミスして、簡単なコースだった割に散々な出来で、それでも、距離が短かったので、昼過ぎには会場に戻ってこられた。大半の参加者は距離の長いMEかWEに参加しているので、会場は閑散としていたが、帰りのバスが13時台を逃すと16時近くまでないので、お昼を食べて早々に退散。
帰りに、柳生藩家老屋敷跡というのが近所にあるので、寄ってみた。

柳生藩家老屋敷跡。内部も公開されていて見ることができる。

内部も公開されていて見学もできるみたいだったが、時間がないので外から見るだけでスルー。それにしてもこんな立派な屋敷が残っているというのは歴史を感じさせる。今は観光で訪れる人もまばらで、京都などのオーバーツーリズムとは全く無縁の場所だけども、こういうのどかな歴史を感じさせるところをじっくり見て回るのも悪くないと思った。

比叡山国際トレイルランニング大会に参加してきました。

5/18 記事を一部修正、加筆しました。

天国の父に捧げる完走

いきなりなんですが、先日父親が他界しました。まあ、97歳だったので大往生と言ってもよいと思います。3月ぐらいからそろそろ危ないという話を聞いていたので覚悟はできていたので亡くなったときはとうとうその日が来たかというぐらいの感じだったのですが、まあ、ちょっと不謹慎な話ではあるのですが、このレースの直前に亡くなるのだけはやめてほしいと思っていました。幸いにGW中にお葬式も済ませることができてタイミングとしては良かったと感謝しています。
父親はもう数年前からほぼ寝たきりの状態だったし、会話もほとんどできない状態だったので自分がトレイルランをしていることすら知らなかったと思いますが、今回のレースは天国に旅立った父親に捧げるために是が非でも完走したいと思っていました。
ところがです、話はそのGW中から始まるのですが

またしても腸脛靭帯炎になってしまった

昨年の弘法トレイルでも腸脛靭帯が痛くて途中から全く走れなくなってしまったのですが、
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その反省が活かされていないとというか、今年は、トレイルでの調整は1か月前の比良縦走で終えておいて、
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GW中は金剛山の登山(15km、走らず)と自転車でのツーリングだけにしておいたのです。
ところが、その自転車でのツーリングで和束町まで行ったのですがその途中の大正池への登りの途中で左の膝が痛くなり、腸脛靭帯かなとも思ったのですが、お尻のあたりもピクピクしてきたので坐骨神経痛の方かなと思ってそのまま少しペースを落として登り続けて、まあ少し痛いながらもペースを落とせば走れる状態だったのでそのまま予定のコースを走り切ったのですが、今思えばその時無理をせず、途中で引き返していればよかったと思っています。まあ、その時は一人ではなく連れが居たのと、まさか自転車で腸脛靭帯炎になるとは思ってもいなかったので油断をしていました。
家に帰ってから、腸脛靭帯のあたりを触ると、ランニングで痛めるところと少し違っていて、膝の少し上の膝を曲げたときに筋が出っ張ってくるところがありますがそのあたりがものすごく凝った感じになっていて、まあ一種の筋肉痛みたいなものかと考えて、湿布でも貼っておけばすぐに直るだろうと考えたのがこれまた間違いで、素直に病院に行って治療を受けていればよかったと思っています。
結局、湿布とロキソニン、あと自宅にある電気治療器で何とかしようとレースの前日まで自宅で治療したのですが、痛みはだいぶ軽減したものの完全には良くならず、昨年の経験から絶対途中で痛みが出ることが予測されたので、途中リタイアもやむなしという覚悟で臨むことになってしまいました。
大会当日は、膝にニューハレのVテープを貼るところを、ニューハレさんの動画を参考に、更に腸脛靭帯にもテープを貼っておきました。この膝の横にもテープを貼るというのは自分的には膝がきっちり固定されている感じになって結構感じは良かったです。ちなみに、念のため、足首にもテーピングをして捻挫の予防をしておきました。

レース準備

比叡山のレースは関門、制限時間が厳しく、50kmだと制限時間が11時間。これは自分の走力を考えるとかなり厳しい設定になっています。エントリーの際の注意書きにも、50kmのエントリーの目安は35km以上のトレイルレースの経験者、フルマラソン4時間半以内と書いてあり、但し書きに完走のためにはフルマラソン4時間以内程度の走力が必要と書いてあります。自分はフルマラソンは一応サブ4ですが、それは遠い昔の学生時代のことでもう40年前のことです。そのころに比べると当然走力は落ちているので到底4時間以内で走ることはできないので、完走のためには周到な準備が必要です。
昨年は3度に分けてコースの下見、試走を行いました。(本当は2回で行う予定だったのですが、1回目が暑くて途中でへばったため3回になってしまいました)
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また、昨年のレースのYoutube動画をあげている人の動画を参考に、下のようなタイム表を作成しました。ここまで入念に準備するのも初めてです。エイドでのタイムはエイドの出発時間を基準にしています。つまり休憩時間込みです。関門の設定がエイドの出発時間になっているのでそれに合わせてあります。

タイムの作成は、試走の時の自分のタイム、他の人のブログの記事などを参考に作成しました。この表だと、延暦寺に戻ってくるのがスタートから4時間27分後となっています。実は、上に書いたYoutubeを投稿されていた方は、昨年第二ウェーブで走られていて、横川のASでタイムアウトになっておられるのですが、そのあと完走した人のタイムを詳細に分析されていて、延暦寺迄4時間20分以上かかっていると完走率が異常に下がるという分析をされていました。また、ブログをあげておられた方も4時間20分頃だと、エイドの人にペースアップしないと完走は難しいと言われたというようなことを書いています。それから考えると、4時間27分は完全にアウトなのですが、自分の走力を考えて体力温存して後半で走れれば完走できそうという想定です。ただ、これはあくまでリミットタイムなので貯金ができればそれに越したことはありません。また、延暦寺に戻って来た時に4時間半近くかかっていて、余力がなく一杯一杯だったらもう完走は無理ということです。一応皆さんが書かれているのは延暦寺まで4時間で戻ってくるのが目安だそうです。ですので、第一目標は4時間。最低限の目標が4時間27分ということにしました。
GW中は暑い日が続いて、レース当日もかなり暑くなるのではと考えていたのですが、その後気温が下がって、特に朝の冷え込みが続いていて、レース当日の予報も日中の気温はそこそこ上がるものの朝の最低気温は高槻市の予報でも9℃という予報でした。比叡山の山頂は900m近い標高があり、夏でも登るとひんやりする感じがするので朝のスタート時点ではかなり寒さを感じ、途中から気温が暑くなって暑さを感じるのではないかと想定されました。こういうのが服装の調節が難しくて結構頭を悩ませるのです。仕方ないので、長袖、半袖、短パン、ロングパンツといろいろな気候に対応できる服を準備して持っていくことにしました。アームバンドも用意しておきました。結果的には会場に着いたら既に気温が上がっていて、半袖、短パンでスタートすることになりました。中にはノースリーブ姿の方もおられました。
ちなみに、当日の大津市の気温の推移はこんな感じです。

大会当日の大津市の気温

レース開始の9時過ぎにはもう20℃近くまで気温が上がっていることがわかります。会場でも熱中症に注意とか、OS-1を配っていて盛んに飲むようにアナウンスがされていました。ちなみにこの時配られていたOS-1はジェルタイプのものでした、普通の飲み物と思って飲んだらジェルタイプだったのでちょっと喉が渇いてしまいました。
話を戻します。
服をいろいろ詰め込んだおかげで荷物が結構増えてしまったのですが、会場でいろいろ選択できる方が良いので仕方ありません。朝5時に起きて、軽く朝食を済ませ、ストレッチ、テーピングをしてシャトルバスの乗り場である京都駅に向かいました。バスは7時10分発を予約していたのですが、7時ちょっと前に着いたときはまだ、6時50分発のシャトルバスの列があって、7時10発の人は離れたところに待機しておくように指示されました。一応予約表には7時までには来るようにという指示があったのですが。
まあ、結局バスはほぼ定刻の7時10分ごろに出発。1番のバスだったせいもあって満車でした。バスは、そのまま京都市内を走って北白川から山中越えの道を通るものと思っていましたが、五条通を東に走って山科方面に向かい、西大津バイパスから山中越えの道に入っていきました。京都駅からだとこの方が早いのかなあ? それともたんに走りやすさを重視したのでしょうか。とりあえず予定通り約1時間で延暦寺バスセンターに到着。
会場に着くと既にアナウンスの人がいろいろしゃべって盛り上がっていました。もうすぐ50マイルのスタートなんですね。
自分たちのスタートは約1時間後なので、とりあえず着替えるために延暦寺会館に向かいました。ちなみに、スタートは第二ウェーブで9時20分です。完走することだけを考えると第一ウェーブの方が断然有利なんですが(途中の関門時間がウェーブ順に関係なく同じ時間に設定されているため)、走力順に割り振られるので仕方ありません。完走が目標の底辺ランナーはみんな第二ウェーブです。とはいえ、途中で第一ウェーブに人をだいぶ抜きましたが。
会館に入ると靴を脱いで更衣所に向かいます。オリエンテーリングの会場だと更衣所と荷物置き場が同じということがほとんどなんですが、延暦寺会館では更衣所と荷物置き場が別の場所にありました。着替えを済ませて荷物を持って荷物置き場に荷物を預けます。荷物を預けてしまうと中のものを取り出せないので(絶対に無理ということはなさそうでしたが)、その前にパンを食べてお茶を飲んでおきました。
会場に向かうと、第一ウェーブの人が既に集合して並んでいました。

第一ウェーブスタート前の様子

ちなみに今回の写真はこれ一枚です。だいたいレースの時はそんなに余裕がないのですが、今回は特に関門時間が厳しいレースなので、とにかく前に進むことを優先して余分なことに時間を使わないようにしたのでレース中の写真は一枚もありません、悪しからず。

スタート~延暦寺

第一ウェーブのスタートが終わるといよいよ、自分たち50kmの第二ウェーブのスタートまで20分。整列のアナウンスが入る前に前の方に並びたい人とたちはゲート前にどんどん並んでいきます。自分はどのレースでもいつも後ろの方からのんびり走るので、今回も後ろの方に並びました。
比叡山のレースでは最初に大渋滞が起きるのが名物になっているので、それを嫌う人は前の方に並ぶのだと思います。あと、鏑木さんが先導なので、鏑木さんと一緒に走りたい人も前の方に並ぶのかもしれません。ちなみに、GW中は時間のある時に昨年のYoutubeの動画とかを見て、シミュレーションをしていました。Youtube動画にも大渋滞の様子が映っていましたが、最後の方から行くとさらに渋滞がひどくて、歩いたり、止まったりという感じで進んでいくことになりました。まあ、ウォームアップを一切していないので、ウォームアップ変わりだと思って、ゆっくり行くことに。スタート地点でのアナウンスでも、最初の下りで飛ばしすぎないようにという注意がされていました。
最初は大比叡の山頂に登ります。このあたりが一番渋滞がきつかったですが、その後も坂本に降りるくらいまでは特に下りで渋滞するという感じでした。大比叡を下ると駐車場わきを抜けて、スキー場(跡?)の中を通って、トレイルを下っていきます。このあたり傾斜は全体的には比較的緩いのですが、ところどころ沢を渡るところがあってそこの下りがきつくてそのあたりで渋滞するという感じでした。このあたりで後ろで2人でしゃべっているカップル(たぶんご夫婦)の方がいて、途中で抜かれたのですが、旦那さんの走りを見ると非常にフォームが良くかつ余裕の走りで、たぶん奥さんのためにペースを合わせているのだと思うのですが、この2人についていくと完走できるのではないかと直感的に思いました。ペースもかなり一定で無理にあげることもなく淡々と走っておられました。ただ、自分にはやや速いペースかなというように感じたので無理についていくことはしませんでした。ですが、結局、最後の横川のエイドを過ぎたあたりまでほぼ同じタイムで進むことになりました。
最初の大比叡を過ぎると約7kmまではほぼ下り基調、そこから第一エイドのロテルド比叡までは約3kmの登り返し。ここらで少し隊列がばらけるのかと思ったのですが、ほぼ一列に連なって登っていく状況で、少しオーバーペース気味かと感じていたのですが、トレインに乗ってしまった状態なのでこのまま進むことにしました。この判断が後々苦しむ原因になってしまいました。
ロテルド比叡への登り返しはかなりの急登でここで足を使ったら後々まずいのではと思いながら集団のペースについて登っていきました。
スタートからA1までの間に、予定では一度補給食を取る予定でした。ところが、スタート前にパンを食べたのではじめは空腹を全く感じず、調子よく走れたのでA1まで行けるかなと思ったのですが、登りにかかったところでお腹がすいてきたので、A1目前でしたが、ここでSoyJoyを1つ食べました。私は、レースの序盤しか固形物を食べられないので、初めのうちにSoyJoyや羊羹といった固形物を食べることにしています。
ロテルド比叡のA1に到着。昨年はここにガンバフンバ君が居ましたが、今年はいてませんでした。
A1では水の補給とバナナ、大福もちをいただきました。まだまだ序盤なのでそれほど沢山は必要ないです。
A1の出発は11:26。想定タイムよりも15分ほど早いタイムで来ています。最初の渋滞を考えると、やはりちょっと飛ばしすぎかもしれません。
A1からはしばらく平たんでそのあと、坂本へ下っていきます。途中で妙王堂の石畳の所を通ります。ここは、以前はやたらと吠える犬がいたのですが、もういないようです。私も以前、東海自然歩道を走った時にはここで吠えられました。去年の試走の時はいてなかったように思います。あるいは年を取って吠える元気がなくなったのかもしれません。
坂本への下りはガレたところが結構あって足場が悪く気を使います。とくにこの日は膝に時限爆弾を抱えているのでなるべく膝に負担をかけないように慎重に下っていきます。元気な時で距離も短い時は一気に走って降りるのですが。
降り切って車道に出たとこを左折し、日吉東照宮に向かいます。緩い登りになっているのですが、歩いている人も走っている人もいるという状況。私はここは最初は走ったのですが、右のふくらはぎがピクピクして攣りそうになったので無理をせず歩きました。どうせこの後、大きな登り返しが待っているので。
日吉東照宮の下が自分で設定した第二のチェックポイントです。ここは想定では12:47に通過予定でしたが、実際は12:17に通過しました。ここでさらに貯金が増えて30分になりました。ここの下りは飛ばしたつもりは全くなかったので、試走の時は暑くてよっぽどくたばっていたのかと。
日吉東照宮の長い階段を上り切ると右に折れて、比叡山高校のグラウンドの方へ向かいます。ここに、毎年恒例のセクシーエイドがあります。去年はくノ一でしたが、今年はチャイナドレスのお姉さん方がおられました。ここでミニゼリーを一つ頂きました。また、ミストをかけてもらいました。
グラウンドの横を通って行くと比叡山迄の登り返しです。ここでも結構人が連なっていて、前の人の後をついていくという状態でした。ここの登りは3.5kmほどで距離としてはコースの中で一番長い登りになります。しかも結構きつい。ここの登りでスティック羊羹を食べました(たぶん、ちょっと記憶があいまいです)。この登りも少しオーバーペースなのではと感じつつ、前の人についていったのでペースコントロールができませんでした。途中で止まって休んでいる人も結構おられたのでそういう手もあったのかもしれません。ただ、自分は登りはペースを落としてでも止まらずに登る主義なのでこういうレース展開の時なかなか難しいです。
この登りで左足のかかとが擦れてきて靴擦れを起こしてしまい痛くなってきました。平地や下りは大丈夫なのですが登ると擦れて痛みが出ます。この日は久しぶりにアルトラのモンブランを履いていたので、久しぶりに履いたせいかもしれません。最近はホカのスピードゴートを履く機会が多かったので。レースで履く靴は古い靴でも履きならしておくべきと改めて認識しました。
ヘイコラ登ってケーブルカーの線路が見えたら急登はほぼ終わり、ケーブルカーの山頂駅に着きます。ここからは登り基調ですが傾斜はかなりゆるくなり、根本中堂前のスタートゴールの所へ出ます。ケーブルカーの駅を過ぎたあたりに、ソトアソさんのエイドがありました。ここで水をかぶっている人が結構いました。自分は暑さには比較的強い方で、この時はまだそれほど暑さを感じていなかったので素通りをしました。
スタートゴールを逆走する形で延暦寺会館前まで行ってそこが第二エイドです。第二エイドでも水を補給。ここまでで約20kmなので、10kmで500mlと水の消費としては良いペースと思ったのですが、この後さらに気温が上がり、水の消費ペースも上がってしんどくなりました。
A2では、うどんがあったのでうどんをいただき、バナナとカステラもいただきました。バナナはすべてのエイドにあったと思いますし、すべてのエイドで食べたような気がします。この日はバナナを何本食べたか全く覚えていないくらい食べました。
延暦寺会館からまた少し上ってスタートゴールを通過してタイム計測です。ここは一応関門が設けてあって関門時間は14時となっています。自分の通過タイムは13:17で想定よりも30分早いタイムでした。つまり、坂本からの登りは想定タイム通りで登ったことになります。試走の時はもっと早く登っていたので(最もあの時は坂本からスタートだったのでげんき満々でしたが)想定タイムはかなり余裕を見たタイムにしていたのですが、既に疲労が出ていたのかオーバーペース気味と感じつつ想定タイム通りでした。とはいえ、ここまでで30分貯金ができて、第一目標だった延暦寺まで4時間という目標も達成できました。膝も今のところ大丈夫そうなので、次に向かうことにしました。膝がダメならここでのリタイアも考えていました。というかもっと最悪は坂本でリタイアしてケーブルで戻るかというところまで考えていました。

後半の前半(延暦寺から第四エイド(仰木)まで)

延暦寺のスタートゴールを通過するとここから後半戦です。といってもまだ20kmしか来ていないので残りは30kmもあります。改めて50kmは長いなあと感じました。
しばらく登って西塔方面に向かいます。このあたりが徐行区間となっていました。どのみち登り基調でガンガン走るつもりもないのでゆっくりとジョギングペースで走っていきます。この辺りはまだ登りでも走る元気がありました。
西塔を抜けて東海自然歩道を横川方面に向かいます。コースはこの後左に折れて青龍寺の方に降りていきことになります。せりあい地蔵のV字の折り返しです。
ここの下りは最初は道幅も広く走りやすいので後半の中では最初の走りやすいポイントです。ここも膝への負担を考えてあまり飛ばしすぎないようにややペースを落として走りました。青龍寺の手前は石段になっていて走りにくいのですが、幸い石段は坂の真ん中だけで、両サイドはスロープになっているのでここを余り減速せずに走っていきます。すると、この日何度も抜きつ抜かれつした、あのご夫婦がおられたので抜いていきました。青龍寺を過ぎると道はトレイルにになり走りにくくなります。ここも慎重に下っていきます。しばらくばらけていたのですが、V字の折り返し地点くらいからまた少し隊列ができ始めました。
せりあい地蔵の登り返しは個人的にはこのコースで一番の難所だと考えています。ここを登り切ると後はきつい登りは横川の手前とゴール手前の2か所でしかも距離は他よりも短いし、それ以外の区間は比較的走れる区間になっています(体力とか足が残っていればの話ですが)。従ってレース前のプランとしてはせりあい地蔵とそれから続く横高山、水井山の登りまでで力を出し切らずに温存して、後半の走れる区間で走ってタイムを稼ぐというプランを考えていました。しかし、思いがけず前半で少し早めのトレイン(自分にとっては)に乗った結果、少しオーバーペース気味で来てしまい、ここの登りでほぼ足を使い切ってしまう結果になってしまいました。レースプランが狂ったのは仕方ないので、後は貯金をうまく使ってゴールすることを考えました。
横高山の登りの途中、峠まで来たところが第三エイドのせりあい地蔵です。ここの登りが暑くて、このあと水の消費量が想定より増えて行ってしまいました。とりあえずここでは水を補給し、オレンジとバナナ、それに大福もちをいただきました。喉が渇いていたのでオレンジは大量に頂きました。小さく切っておいてあったのですが少なくともまるまる一個分くらいは食べたと思います。どなたかのブログかYoutubeだったかで、ここのエイドでオレンジをたくさん食べてお腹を壊した人がいるというのが載っていました。そのとき「オレンジ耐性」という言葉を初めて聞いてそんなのがあるのかと思ったのですが、自分は柑橘類が大好きで、秋から夏の始めくらいまではずっと柑橘類を食べているような人間でオレンジはたまにしか食べませんがお腹を壊した経験は全くなかったのですが、この後、因果関係があるかどうかは定かではないですが、お腹にガスがたまってしんどい思いをしました。大尾山から東に折れて急登を降りて林道に出てしばらく行ったところでげっぷとおならが大量に出て楽になりました(汚い話ですいません)。
話を第三エイドに戻します。さすがに急登で疲れたし、この後も登りが続くのでここでは初めて座って休憩を取りました。エイドの出発は14:46で貯金が少し減って約25分になりました。ここまででかなり力を使っているのでまあ、仕方ないところですね。
エイドを出てもしばらく登りが続きます。みなさんかなりしんどそうに登って行かれます。ここで後ろからすごく早いランナーに追い抜かれました。誰かと思うと金のゼッケンをつけた50マイルのランナーでした。50マイルは50kmのコースを完走した後、もう一度北半分のコースをせりあい地蔵のV字をショートカットして進むことになっています。スタートは50kmの第一ウェーブよりも30分早く8時半だったと思います。それにしても早い。この後何人か50マイルのランナーに抜かれましたが、本当に皆さん惚れ惚れするようなフォームで走っていて、いやああんなフォームで走れたらとうらやましく思いました。
横高山を過ぎると今度は急なくだりが続きます。足に不安がなければ少しスピードアップしたいところなのですが、ここで飛ばしてしまって膝に負担がかかるとリタイアに追い込まれてしまうので自重して慎重に降りていきます。トレイルのレースでここまで慎重に下ったのは始めてです。
一旦鞍部に出てまた次の水井山への登りにかかります。ここの登りも負けず劣らずきついです。ただ、登りはそれほど長くないので割と簡単に登り切れます。と言ってもここまですでに30km近く走ってきているのでかなりこたえますが。
水井山を過ぎると下り基調で仰木峠に向かいます。ここの下りはさっきの横高山の下りほどではないですが、無理は禁物なので飛ばさないように慎重に下ります。というか、もう足がほんとうに逝ってしまってて、この先20km走れるのかという状態でした。下りだから走れるようなものの登りは全く走れなくなっていました。さすがは厳しさで定評のある比叡山のコース30km手前でこの感じかと思いました。
仰木峠には15:20に到着。足が死にかかっていてスピードでないにも関わらす貯金はまた約30分に回復。この区間の設定はかなり甘めに設定していたようです。
仰木峠の次は小野山の予備関門です。この辺りは細かいアップダウンで元気があれば気持ちよく走れるのですが、登りが全く登れず全く気持ちよく走れません。石舞台100のコースの解説をトレイルフェスの田口さんがしていたのですが、後半は気持ちよく走れるといってた区間、自分は全く気持ちよく走れなかったのを思い出します。本当、ここまでこのコースを走ってきてこのあたりを気持ちよく走れる人は尊敬してしまいます。
小野山予備関門の関門時間は17時40分と超甘々。ここに17時40分について、最後の横川に19時まで行ける人はスーパーマンですね。というかそんなに早く走れる人はここの関門をぎりぎりで通ったりしないはず。ここの通過時刻は15:38。貯金は32分に微増。気持ちよく走れなかった割にはまずまずのタイム。
予備関門を過ぎるといったん林道に出ます。ここの登りも本来なら走ってタイムを稼ぎたいところですが全く走れないので頑張って歩くしかありません。林道を離れて再びトレイルに入って尾根線をアップダウンを繰り返しながら北に進みます。この辺りはやや登り基調。大尾山を越えたところで北へ向かう比良トレイルに別れを告げて右の瀧寺方面に下ります。ここの下りがコース一の劇斜面でロープが何本も張ってあって石舞台100のコースをほうふつとさせるところ。石舞台で練習済みなのでロープを使って、体を横に向けながら下っていくのですが、スピードを出しすぎて手にやけどを負いそうになってしまいました。ここのためだけに手袋を持ってくるのも無駄な気がして持ってこなかったですが、やはり手袋はあった方が良かったかもしれないです。劇斜面を下り切って林道に出て、さらに林道を下って下り切ったところが南庄のウォーターステーション。A3まではいつものように、水にクエン酸ぬちまーすを入れてドリンクを作って飲んでいたのですが、A3過ぎてからだんだん味のついた飲み物を体が受け付けなくなってきていて、ここでは単なる水にしてみたら、この方が体が受け付けてくれた。ここまでで消費した水分は約2L。レース前は50kmで3L位を見込んでいたので、暑さのせいで予想よりも消費のペースが速くなっていました。ちなみに、クエン酸ぬちまーすは、腰のランニングベルトのポケットにチャック付き袋に入れてしまって、エイドで水を補給するたびに入れているのですが、この入れ物に苦労しています。今回は、セリアで買ったちっちゃなたれ瓶と薬包紙に包んだのを持って来ていたのですが、薬包紙の方はチャック付き袋に入れていたにもかかわらず袋が濡れて穴が開いて中身が漏れてしまった。たれ瓶はそんな心配はないし、入れる時は比較的簡単に入れられるのですが、家で中身を詰める時にかなり苦労するのでなかなか難しい。それでも、セリアのやつはまだ口が広いので何とかなるのですが、ダイソーのやつは、よくお寿司についてくるような本当に口の細い瓶しかないので、入れるのはほぼ不可能。理想は、薬局でもらう粉薬の入ったポリの袋なんですがこれを自分で用意するのは難しそうなので、これは当分試行錯誤が続きそうです。
南庄のWSから次の仰木の第四エイドまではまた登り。林道の登りなので本来ならところどころで走れるところがなかなか走れない。それでもA3以降ほとんど走ってなかったので少し回復してきたのか少しは走れるようになってきた。ここの登りでまた例のご夫婦を抜きました。どうも奥さんの方の調子が少し悪かったようでペースを落として様子を見ていたような感じ。このあたりで女子の50マイルに出ていた、吉住選手に抜かれました。女子選手に抜かれたのは一人だけだったので断トツの一位だったと思います。いやー早かった。
とにかく登りはつらかったがA4の仰木に到着。ここでもバナナとオレンジを食べる。もう固形分は受け付けない感じだったので、あと味噌汁をいただいた。ご飯ものが最後の一個残っていたのですが、食べたら吐きそうだったので見送りました。事実この後、味噌汁がげっぷとともに出てきて危うく口から出そうになりました。暑さと疲れで胃も結構限界まで来ていたようです。あと、ロキソニンを飲んでいたのも影響していたかもしれない。ロキソニンは胃に負担がかかるので胃薬のレパミドと一緒に処方されるのが普通で、もちろんレパミドを一緒に飲んでいたのですが普段より胃が弱っていた可能性もある。
A4ではトイレに行っておいた。この先横川にトイレがあるのは知っていたが、タイムがぎりぎりだった時にトイレどころではないので余裕のある時に行っておこうと思って行っておいた。

仰木~ゴール(膝のカラータイマーが!!!)

A4の出発は17:05。貯金はまた少し減って約25分になった。ここまで来たら何とかゴールしたい。横川の関門まで約2時間あるので関門の通過はアクシデントがない限り問題なさそうだが、問題は足が持つかどうか。膝の時限爆弾も気になるし、足の疲労もかなり来ていて、太ももに痛みが出始めてきた。よく、トレイルランニングは痛みとの闘いと言われるが、本当にその通りだと思った。痛みをこらえて気力を振り絞りゴールを目指す。これこそがトレランなのだと改めて感じた。
A4から先はしばらく平たんで、そのあと元三大師の折り返しに一気に下っていく。元三大師は去年はWSが設置されていたが今年は廃止されて単なる折り返しになっていた。これは完走を目指すランナーにとっては地味に痛くて、最後のエイドを関門時間ギリギリに着いたときに補給が全く受けられないという事態が想定されて、ここで水だけでも補給しておけば、最悪はエイドを素通りして手持ちの食料でやりくりしてゴールを目指すという手段が使えなくなってしまった。
最も、折り返しの登りの途中でお姉さんがペットボトルを持っていて、水をもらえたみたいだったが。
さて、ここの下りも初めは傾斜が急でしかも長い。ここで、ついに膝の時限爆弾が起動してしまった。腸脛靭帯が徐々に痛み出した。ただ、この区間は痛いながらもまだ走ることができた。
折り返しの到着は17:32。貯金はまた少し増えて33分になった。全然ペースが上がっていないのに後半はほぼ想定タイムで走っていることになる。想定が絶妙だったといえるのか、それとも結構甘めに設定していたといえばよいのか。当初の計画は後半は走れる区間は走るというものだったので、余力がもっとあったらもう少しタイムは縮めれたような気もする。
膝は痛くなってきたが、折り返すと登りになるので痛みは出ず、横川まではなんとか行けそう。このタイムで横川まで行けば、あとは最後下りが3kmほどあるが歩いてでも完走できると確信した。そうすると、何故か不意にこみあげてくるものが。このレースは万全の状態でも自分の中では完走できるかどうかは半々くらいに考えていて、前半オーバーペースで後半つぶれそうになりながらも何とか踏ん張ってここまでこれた。そして完走が見えてきたときに、フルマラソンを4時間切れなくても、60を過ぎたじいさんでも完走できるのだと思ったら急に涙が出てきた。レースでこんな気持ちになったのは初めてだった。トレイルランニングでは当然上位に入るなんてことは全然なくていつも底辺を支えているのだが、オリエンテーリングでは何度も表彰台に立った経験があり、そのときもただやり遂げたうれしいという感情しかなかった。テレビ等でスポーツ選手がインタビューでうれし泣きしている姿を何度も見ているが、自分はそんなことないだろうなと思って見ていたが、まさか自分がこんな事になるなんて。でも、ここでまだ終わったわけではないので気を引き締めなおして折り返しの登りを登っていく。しかし登りはもう本当にきつい。折り返しを下るときに登りを走ってくる人が結構いたが、自分は全く走れなかった。すると、ここでまた例のご夫婦に抜かれた。回復されたのか登りをいいペースで登って行かれた。ここを走って登れるのは本当にすごいと思った。
折り返しの重複区間を過ぎるとさらに登りがきつくなったが、ここから横川の最終エイドまでは約2km。とにかく踏ん張って登っていくしかない。途中からトレイルに再び入って、木段の道を上がっていく。ここの木段は高さが半端なく高く、一段一段上がるのにエネルギーを使う。幸いなことにすぐ前に人がいたので、その人に引っ張ってもらうような形で黙々と登っていく。坂の途中で係の人が鈴を鳴らして励ましてくれた。この大会は要所要所に係の人がいて声を掛けてくれたり道の案内をしてくれたりして至れり尽くせりである。エイドにも十分に食料があるので(完走ギリギリで遅く通過するとなかったりするらしいが)本当に助かる。参加費がそれなりに高くて、参加者も多いのでボランティアもたくさん配置することができるのだろう。
木段をなんとか登り切って比叡山ドライブウェイのトンネルをくぐるともう一度木段の登りがあってそれを登り切ると横川の駐車場の上に出る。最終の第5エイドに到着した。第二ウェイブと決まった時からここに関門時間までにやってくるのが最大の目標だったが何とか目標をクリアした。
A5では、また水を補給した。かき氷があったのでもらおうとしたら、マイカップを要求された。実は、マイカップは必携装備になっていたが持って来ていなかった。各エイドでは空になったフラスクに水を補給するだけで水を飲む必要がなかったので持って来ていなかった。これまでの大会でもマイカップと書いてあって律義に持ってきたものの使った試しがなかったので今回は少しでも荷物を軽くするために持ってこなかったが、まさかここでマイカップが必要になるとは。と思ったらエイドのお姉さんが、あっちにそうめんがあるのでそうめんを食べてそのカップを持って来てというので、まずそうめんをもらって食べた。そのそうめんもとってもうまかった。そして、待望のかき氷をいただいた。暑さに苦しめられていたので、かき氷は体にしみた。あと、やっぱりバナナとオレンジをいただいた。もちろん水も。
A5の出発は18時21分。貯金はまた少し増えて33分。この時点で本当にゴールを確信した。
A5からは大体1時間でゴールと見込んでいた。想定タイムは余裕を見て1時間10分としていたが、いずれにしても第二ウェーブのランナーは横川の関門を通過できればよほどのことがない限りゴール出来る計算。実際、前出のユーチューバーさんの動画でも、横川の関門を通ってタイムアウトしたのは昨年は2名でいずれも第一ウェーブのランナーだった。個人的には、関門というのはこの時間を過ぎるともうゴールは無理ですよということで失格にするもんだと思っているので、いろいろ運営の都合もあるとは思うが、最終関門の時間はもう少し考えてもらいたいと思う。
A4からは約3kmの下り。下りではやはり膝が痛む。ちょっと走るのは厳しいかと思っていると、ヘッドライトを出し忘れたことに気が付いた。慌ててリュックからヘッドライトを出して頭につける。まだ点灯はしない。横川の境内を抜けて林道に入る。未舗装の荒れた道でただでも走りにくいのに膝が痛くてほとんど走れず。まあ、歩いてもゴール出来るしと思いながら速足で歩いて下る。しばらく歩くと少しマシになって走れるような気がするので少し走ってみるがやっぱりいたくてすぐに歩くということを繰り返す。何故かしばらくは一人旅だったが(エイドには結構人がいたのに)。さすがに歩いていると後ろから何人も抜かれる。すると、くだんのご夫婦がまた抜いていった。エイドにはいてなかったような気がしたのにいつの間にか抜いていた。トイレにでも行っていたのだろうか。
走っているとすぐに終わるくだりも歩いていると妙に長い。ようやく傾斜が少し緩くなったので少し走ってみると痛いのは痛いが何とか走れるので、膝に極力負担をかけないように小股でジョギングペースで走る。するとすぐに林道からトレイルの入り口に着いた。ここから最後の登りだ。ここでヘッドライトを取り出している方も結構いた。ここの登りはとにかく耐えるだけしかないので耐えてひたすら上る。ここまで相当に疲労しているので試走の時に比べてずいぶん長く感じたがトレイルの終わりにまた係の人がいて励ましてくれた。
トレイルが終わってもまだ登りは延々と続く。本当に足が動かなくて、自分でももどかしいがここまで来たら後はゴールするだけなので頑張って登る。
ようやく延暦寺会館の横まで来て、ここまでくると、観客の方も係の方もたくさんいてみんな最後を励ましてくれる。アナウンスの方も励ましてくれて、最後の登りを登り切ってようやくゴール。天に向かって亡くなった父親に向けてゴールを報告してフィニッシュした。フィニッシュ地点で待っておられた鏑木さんとハイタッチ。最後の区間は下りで歩いたせいで1時間を超えてしまったが、それで想定タイムよりも少し早かった。この区間の想定タイムはちょっと長かったか。
それにしても、初めての50kmのレース。スタート前はどこでリタイアしようかと考えていたレースで完走できて、体は疲れ切って、あちこち痛くて悲鳴を上げていたが本当に充実感一杯だった。

レース後のこと

ゴール地点ではOS-1をまたもらった。今度のはペットボトルに入った500mlの液体の分だった。やっぱり喉が渇いていたのか一気飲みしてしまった。第一ウェーブの関門時間が迫る中、延暦寺会館に戻って荷物を受け取って着替える。2000円払えばお風呂に入れるのだが、早く家に帰りたかったので着替えて、トイレで手と顔を洗って会場を後にした。延暦寺バスセンターに行くと、ちょうど京都駅行きのバスが止まっていたのでそれに乗って帰った。京都駅に着いたのは21時過ぎ。家に帰ってまず風呂に入ってそれから夕食を食べて、ストレッチ、マッサージをしてとしていたら寝るのが12時近くになってしまった。まあ、翌日が休みなので問題ないが。とにかく朝の5時に起きて長いが充実した一日だった。
ガーミンの記録から拾った各地点の実際の通過タイムと想定タイムは下記のようになりました。

記事の途中でも書きましたが、前半は少し早いペース(オーバーペース気味)で30分貯金を作り、後半は想定通りのペースで走れたということになっています。とすると、前半はあと30分遅くても完走できたということになるのですが。つまり、自分のペースをしっかり守っていけば延暦寺まで4時間半くらいかかっても完走できるという計算になります。もちろんこれは机上の計算のみの話で、実際には遅いペースで走ると遅いトレインに引っかかって想定よりも時間がかかってしまうというケースもあるだろうし。エイドに行ったら食べ物がなくて途中でガス欠になってしまうということも想定される。また、今回はずっと良い天気だった(むしろ暑いくらい)が、昨年みたいに後半に雨が降ってきたりしたら路面が悪くなって滑ってけがをしたり、けがをしなくてもタイムが落ちたり、気温が下がって低体温症になったりとかいろいろな事態が想定されるのであまりぎりぎりのタイムで走るのはやはりリスクが大きいということは言えると思われる。ただ、実績でも4時間20分を越えても完走している人がいるのはいるので、前半の20kmを4時間が絶対かというとまあそんなこともないような気がしています。実は、トレイル練習の一環として、この前半20kmをもう一度試走するというのも考えたことは考えたですが。そうするとある程度タイムの感覚がつかめるしメリットは結構あるのですが、距離がちょっと中途半端で50kmのトレーニングには短いし、かといってもっと距離を延ばすとどう帰るかも考えないといけなかったりいろいろあって結局試走せずに比良のトレイルを走りに行きました。試走をしていれば前半のスピード感が得られてオーバーペースにならずに済んだかもしれないとおもっています。もっとも、後半をあれだけ疲れた状態で想定ペースで走れるとは思っていなかったので結果論と言えば結果論でしかないのですが。

装備について

大体はこの記事の最初の方に書いたのですが、少し書き足しを。まず、ザックですが、いろいろ考えた末に新調したノースフェイスのTR6を使いました。買ったのがGW中ということもあってぶっつけ本番での使用となってしまいいろいろ不都合があって反省しています。そもそもGWの最後にこれを使って近所を走る予定だったのですが、腸脛靭帯を痛めたことで計画がお釈迦になってぶっつけ本番になったが悪かったですね。素直に実績のあるサロモンのADV SKINなどにすればよかったと反省しています。TR6の使い勝手についてはまた、別途記事にしたいと思っていますが、総じて良いところと悪いところがあるという感じ。ぶっつけでもなぜ使う気になったのかというと、こいつはザックの外側の下に横長のポケットがついていて、脱いだウィンドブレーカーなどを出し入れできるようになっているのが購入の決め手(本当は値段も決め手だったのだが)で、当日朝寒いことが想定されたので、脱ぎ着したときに使いやすいこいつを選んだ。ただ、ベルトの締め具がすぐに緩んでくるので途中で何度か締めなおすという点が面倒な点でした。まあ、すぐにと言っても何時間も走ってたら緩んでくるというレベルで、エイドごとにチェックして緩んでいたら締めるという具合でものすごく面倒というわけではないのだが、サロモンのゴムひもで引っ張って止めるというのに慣れているとちょっと面倒でしたね。ちなみにこのゴムひもで締めるというのはサロモンの特許らしくて、他社では真似できないらしい(もちろん特許料を払えば別だが)。そいう言う意味ではサロモンのザックはやっぱり偉大だということになる。今度買うならアクティブスキン4当たりがねらい目かな。
服装については上に書いたように、半そで短パンで走ったが、短パンだったので、すね当て代わりにサポーターをつけて走った。トレイルでは木の枝や草などが当たってすねをケガすることがあるためで、トレイル以外の林の中を走るオリエンテーリングではちゃんとしたすね当て(レガース)をつけるのが当たり前になっている。普段のトレーニングでもトレイルではそういうことがあるので念のためつけて走ったが、コースがちゃんと整備されていて必要なかったかもしれない。ただ、途中でふくらはぎが攣りそうになったので着けていたから完全に攣らなかったのかもしれないし、まあどっちが良かったのかよくわからないです。

総括。これから参加したいと考えている人のために

自分の中ではここまでいろいろな意味で厳しいレースは初めてだったので、まだ実感があまりなのですが、完走できたことは素直にうれしいと思っています。
レースのキャッチコピーが「挑め、己の限界に」となっているのはまさにその通りでしたね。なんか、限界を越えられた充実感を感じます。
もし、この記事を読んで自分も挑戦してみたいと考えておられる方のために少しアドバイスを(なんて、1回完走したくらいで偉そうに言える立場じゃないですけど)。参考になれば幸いです。

コース

コースはとても厳しいです。といっても、厳しさでは石舞台100の方が勝っているような気がします。あのコースを2周(66km)走れたら完走は問題ないと思います。コースの特徴は前半がトレイル主体で、厳しいアップダウンの繰り返し、後半は傾斜が緩いところが増えて走りやすくなります。なので、前半ではかなり足が削られるのでそこで体力を使い切ってしまうと後半ペースダウンして完走が厳しくなります。
また、関門は3か所あって、A2の延暦寺と途中の小野山の予備関門は引っかかる可能性は低いです。ここで引っかかるようでは本当に完走できないと思います。問題は最後のA5の横川で特に50kmの第二ウェーブのランナーにとって19時(つまりスタートから9時間40分)という関門時間が最も鬼門になります。逆に言うとここを通過できればアクシデントがない限りゴール可能です。
また、コースの下見は重要だと思います。1度にするのは大変なので何回かに分けて行うのが良いと思います。一人で行くのは心細いという方は、試走会もあったりするので参加するとよいと思います。自分で見て、走って、確かめてみるのと、始めて走るのとではだいぶ違うと思います。遠くて試走なんか行けないという方は、Youtubeの動画が沢山あるので、せめて動画を視聴しておくとよいと思います。コースの要所要所には係員がおられるので、試走をしなくても迷うことはないとは思いますが。私が試走で迷ったところは、1ヵ所を除いて全部係の方がおられました。その1ヵ所も、小野山の関門を過ぎて、大尾山に行く途中で林道に出て林道から再びトレイルに戻るところでそのまま林道を行ってしまったのですが、レースでは目立つ大きな看板が立っていたのでミスることはないと思います。

レーニングについて

フルマラソンのタイムを余り気にする必要はないと思います。フルマラソンで4時間を切れない自分が完走しているので間違いないです。今走ったら5時間ぐらいはかかりそうな気がしますから。それよりも、レースは10時間を超える長丁場になるので、長く走れる体力をつけることの方が重要だと思います。
トレイルで35km以上というのは正しいと思います。それくらいは事前に走っておかないと難しいと思います。関西では、11月のダイヤモンドトレイル、3月の六甲縦走などの大会があるので、これを一度走っておくとよいと思います。距離は六甲の方が長いですが、厳しいのはダイヤモンドトレイルの方です。1月の石舞台100もありますが、今度から33kmのコースがなくなるかもしれないので、そうすると66kmをリタイア覚悟で参加するかという話になるので、お勧めはしません。33kmでもナイトレースになり走りにくいですし。これはもっと高いレベルのレース、100kmとか100マイルなんかを目指す人のための大会という気がします。
若くて、比較的回復の早い人たちなら、3月に六甲縦走を走って、4月の終わりあたりに、試走を2回に分けて行うというもありかもしれません。私のような年寄りはそんなに詰め込むと回復しないので無理ですが。
自分の場合は、まず弘法トレイルのDtoK(44km)を1年前に走って準備をしました。その弘法トレイルのために、石舞台100の33kmや六甲縦走の38kmを走って準備をし、弘法トレイルを完走することで自信をつけて今年の大会に臨みました。

装備について

記事の中でも書きましたが、エイドは非常に充実しているので、食べ物を余り多く持ち運ぶ必要はありません。水分も常時1L持っていれば、途中で問題なく補充できます。自分は食べ物は、エナジージェル中心に予備を含めて8つ持って走りましたが、実際には5つくらいしか消費していません。ですので、必携装備とジェル系の食べ物などと水分が必要最低限の装備かと思います。それに当日の天候によって、防寒具や雨具などを足していけばよいと思います。
それから、トレッキングポールは使えません。日本では使える大会の方が少ないのですが。参加者が多くて、道が狭く、危険防止という意味合いだと思います。ポールがあると後半の登りももう少し楽なのにと思うのですが仕方ありません。ポールなしで登る練習をしておきましょう。
それから、本文中にも書きましたが、グローブはあった方が良いと思います。1ヵ所だけ劇斜面の下りがあり、ロープを持って走るのでないと手が痛くなります。