体組成計を買い替えました。

もうずいぶん前の話ですが、このブログを始めたころに、モチベーションアップのためにWhitingsというメーカーのスマート体重計を買っていました。
alasixosaka.hatenablog.com
日付を見ると約5年前ですね。Wifiで接続し、クラウドにデータを保存して、アプリでグラフ化して見れるという当時としては相当な優れもので、今でも重宝して使っていたのですが、最近どうも体重の変動が大きすぎて、なんか違っているのではないかと思い始めています。1日で0.6㎏とか簡単に体重が増減するので本当に正しいのって思ってしまいます。
この体重計の気に入っているところは、上にも書いたように、Wifi接続なので、体重計が勝手にデータをクラウドに上げてくれるのでやることは毎日体重計に乗ることだけであとは見たいときにアプリを開けばデータの推移が簡単にわかるというのが気にっていました。もっとも、データ的には体重と体脂肪率くらいしか測れないのでそんなに高機能ではないです。
逆にどうもいまいちだと思う点は、体重の刻みが200g刻みでしか測れないことです。これだとなんか精度がもう一つという印象がぬぐえないです。また、乗った時によって2㎏下駄を履くことがあるのも気になっていました。どういうことかというと、体重計に乗ると自動的に計測が始まるのですが、どうも体重がえらい多いと思って体重計から降りると何も乗ってないのに2㎏という数字が表示されていることが多々あります。つまり、実際の体重よりも2㎏多い数値が測られているということです。これは、一度降りて乗りなおすとだいたいは正しく表示されるようになるのですが、ここ半年くらい体重の日々の変動が以前よりも多くなってきて、上にも書いたように多いときは前の日より0.6㎏多かったり、0.6㎏少なかったりということが頻繁に起こるようになってきました。これも年齢による体の変化なのかもしれませんが、初めから2㎏多い表示が頻繁に出たり、そもそも刻みが200g単位ということで体重そのものの測定があてにならないのでは思い始めたのが買い替えを考えるきっかけでした。

Wifiをマストにすると選択肢が少ない

今まで使っていた体重計が単体でWifiとつながってデータを蓄積してくれてたので、買い替えを検討するにあたって、まずWifiでデータがクラウドにアップできる体重計を探してみました。日本のメーカーの大手の製品では、タニタが1機種だけWifi接続の機種をだしています。
www.tanita.co.jp

ただ、こいつのバッテリーが充電式でなおかつ容量が小さくてすぐにバッテリー切れになるらしくどうもいまいちという印象でした。また、タニタの体重計は、Garmin ConnectやMy FittnesPalといった自分が普段使っているアクティビティやボディーデータを管理しているアプリとの連携が悪く(いろいろやる方法はあるらしいが)どうも食指が動きませんでした。
それ以外のメーカーになると、ガーミンの体重計は当然Garmin Connectとの親和性は抜群なのですが、体重の刻みがこちらも200gということで、あとお値段も結構するというのがNGな点でした。Withingsも後継機種を出していて最上級機は100g刻みでの測定ができるのですが、レビューを見るとあまりいい印象を持てなかったのでそれもパス。

もういちどじっくり検討する

なかなかすぐに答えが出ないので、いろいろな比較サイトも参考に再度Wifi接続以外の選択肢も含めて検討しなおしました。
一番参考になったのがこのサイトです。
monomania.sblo.jp
記事を全部読むと非常に長いですが、読むだけの価値はあります。かなり網羅的に機種を紹介している上に、使い勝手にかかわる部分をかなり詳しく紹介しています。この記事を読んで最も参考になったのが、Wifi接続にこだわらなくても、機種によってはBluetooth接続でもスマホタブレットに自動転送してくれるものがあるということです。これでだいぶ選択肢が広がりました。
ちなみに、上記したメーカー以外で、ここで紹介されている機種でWifi接続可能なものは、Huawei、Xiaomi、エレコム、ankerなどです。それ以外にもアマゾンなんかには中華メーカーと思われるWifi対応の体重計がいろいろと売られていますが、上の4つのメーカーよりも信頼度が落ちるので検討から外しました。
この中では、エレコムが一応日本メーカーだしどうかと思ったのですが、レビューを見るとすぐ壊れるとか結構よくないレビューが多く、もう一つな印象。HuaweiやXiaomiは中国メーカーの中では比較的しっかりと物を作る会社ですが、これらもレビューを見るとあまり精度は良くない印象を受けました。
結局、精度を期待するのならタニタオムロンといった日本の一流メーカーということになりました。参考サイトの記事を読むとタニタの上位機種は本当にすごいし、欲しいと思ってしまいますが、値段もかなり高いのと、本当にそこまで要るのというのを考えるとまあ、中位以下の機種でもいいんじゃないのと思ってしまいます。特に、今までが体重と体脂肪率だけを測っていたのでこの2つのメーカーの中位機種を考えるとどっちももっと色々な項目を測ってくれるのでそれでいいんじゃないかと思いました。
それで、結論としてはオムロンを購入。決め手は、旧機種がかなり値下がりしていてお手頃だったこと、データ転送がBluetoothにも関わらず計測後1時間以内であれば自動転送してくれる点、それから、Google fitと連携できるので、Garmin ConnectやMy FittnessPalとの連携がしやすいという点でした。

使ってみての感想

実際に数か月使ってみました。

体重は正確に測れる

たしかに増減はありますが、これは本当に体重の増減だと思われる範囲で、運動するとやや減り、していない時は少し増加するといった程度です。なにしろ刻みが50g単位ですから安心感があります。

体脂肪率は変動が大きい

一方で、体脂肪率の方はかなり変動が大きいです。一応傾向としては、長い時間の運動をした後は体脂肪率が低めに出ます。といって、脂肪が減っているのかというとどうもそうでもなさそうで、2-3日で元に戻ってしまいます。これは、体脂肪率の測り方のアルゴリズムが異なるためと思われますが、どうも、筋肉中に乳酸がたまった状態(つまり、筋肉痛が起きている状態)では、体脂肪率が低めに出るようですす。
また、ある日突然低い体脂肪率が出て、翌日に元に戻るといったことが起こります。これは、よくわかりません。
また、全体的に体脂肪率は前機種(Withings)よりも高めに出ます。オムロンだと私の場合20%前後が通常値で、前機種だと13%くらいが通常値でした。
アスリートとしては15%以下くらいが表示されると数値的にうれしいのですが、オムロンだと高めに出てしまうのでモチベーション的にはどうかと思う部分もあります。まあ、相対値としてとらえておくのが良いのだと思います。
上に挙げた変動以外は、概ね安定して測れていると思います。

その他の項目

その他に、内臓脂肪、体年齢、BMIなども測れますが、これらも参考値程度にとらえた方が良いと思います。

アプリ

測定データはスマホタブレットのアプリを使ってクラウドにあげることができます。アプリへの転送は自動転送されるということでしたが、少なくとも我が家の場合は自動転送はされませんでした。ただ、体重を測って1時間以内であれば、アプリを起動して転送ボタンをクリックするだけで体重計の方の操作はなしで転送されます。少し手間ですが現在はこの方式で転送しています。だいたい1週間くらいはデータを本体に持っていてくれるので頻繁に転送してやる必要はありません。
アプリの使い勝手ですが、正直あまり使ってないので何とも言えないところですが、画面は比較的シンプルです。各項目をクリックするとグラフが表示されるので、グラフを見て傾向を確認するくらいです。

連携

他のアプリとの連携ですが、私の場合は、MyfitnessPalというヘルスケアアプリと、Garmin Connectを使っているのでこれらと連携させています。
ただ、直接に連携しないので、一度Google Fitを介しています。
やり方は、Omron Connectの画面から、コンテンツ→コンテンツの追加→連携アプリ・サービス とクリックすると連携できるアプリの一覧が表示されるのでここでGoogle Fitを選んで連携させておきます。
それから、MyfitnessPalのほうで、右下の その他 → アプリおよびデバイス とクリックすると連携できるアプリの一覧が表示されるので、ここで、Google FitとGarmin Connectを選択して連携させます。
これで、体重に関しては3つのアプリで共有することができます。また、Garmin ウォッチで測った 歩数、アクティビティーでの消費カロリーなどもMyfitnessPalに連携されます。

比良山系を縦走トレイルラン

4/13に比良山系を縦走トレイルランしてきました。
5/11の比叡山国際トレイルランニングに向けて最後の仕上げに30-35km程度のトレイルランを計画していました。
元々はもう少し早いタイミングで実施する予定だったのですが、週末にいろいろと用事が入ったりして少し延びてしまって、レースまで4週間というタイミングになってしまいました。

コースを考える

コースの候補としては4つあって、大峯奥駆道を一番最初に走った吉野から山上ヶ岳へ行って洞川温泉に降りるというルート。六甲山系の縦走、京都一周トレイルの北山コース。そして、実際に走った比良縦走です。
まず、大峯奥駆道は、スタート地点の吉野が桜の季節で人が多そうなので却下。
次に京都一周トレイルですが、修学院から比叡山に登って、大原に出て、鞍馬から高雄までというコースですが、このコースなら本番のルートが少し含まれているのでちょっと魅力的だったのですが、ゴールの高雄からがバスになるので、観光客が多いかもしれないと思って却下。一応、ここは、大原から始めて、西山コースを使って松尾にゴールするというアレンジも考えました。こうするとゴール地点には阪急が走っているので混雑したバスは回避できるのでその点は良いのですが、ルート上に大きな登りが無くなってしまうのでトレーニングとしては今一かなと思って結局却下となりました。
次に六甲の縦走ですが、全縦してしまうと距離が長すぎるので、昨年参加したアクトレップの須磨から初めて六甲山頂から有馬へ降りるルートだと距離が38kmでよい感じなのですが、これもゴールの有馬温泉が人が多そうなので、アレンジして、妙法寺をスタートにして宝塚まで行くルートを考えました。こうするとゴールから電車一本で帰ってこれるし便利なのではじめは六甲縦走を第一候補にしていました。このコースはエスケープも簡単だし、途中で飲み物や食料の補充もできるのでかなり気楽に望めるのが魅力的でした。
比良縦走の方は、簡単にエスケープできないのと、途中で飲み物が補充できそうなのがびわ湖バレイくらいしかないと、更に、らくプラ(旧やまプラ)でコースタイムをチェックするとコースタイムの半分で走っても最終のバスに間に合わないということがわかって、これらが難点で最後までどっちにするか悩んだのですが、比良縦走は走ったことがないので、この機会に走っておこうという気持ちが優先してこちらに決めました。
実施するにあたっては完走できないことも十分考えられるので途中でエスケープすることも計画に入れて、バスの時刻を調べて綿密に計画を立てました。
スタートは還来(もどろぎ)神社、ここまでは堅田からバスで行って、ゴールは朽木、朽木から安曇川駅まではバスで戻ってくる計画。還来神社へ行くバスは1日一本だけで9:11に着くのでスタート時間はおのずと決まってしまう。朽木から安曇川までのバスは最終が18:21発なのでそれまでにゴールに着く必要がある。
スタートを9:30としたときにコースタイムの半分で走ったとしてゴールは18:30ごろの予定。つまり終バスに乗り遅れる計算。大峯奥駆道なんかはコースタイムの50%で走れたことはなく、良くて60%くらい。近所の山で短い距離ならコースタイムの40%くらいというのも問題なかったが、距離が長いので50%を切るタイムというのは結構きつそう。一方で、距離は32kmくらいなので、これを12分/kmで行ったとすると所要時間はだいたい6時間半くらい、すると16時にゴールする計算になる。比叡山を完走するためには12分/kmくらいのペースが必要なのでそれを考えると、楽々完走できないとお話にならない。
とはいえ、コースタイムの50%切りはそうそう甘くないので、エスケープはちゃんと考えておく必要がある。
まず、蓬莱山や琵琶湖バレイのあたりは湖西線迄距離が近いので特に自力で降りて電車に乗れば問題ない。というかこの辺でリタイアということはアクシデント以外考えられないので、最悪は琵琶湖バレイのゴンドラで下山という形。
武奈ヶ岳まで行くと、西側の鯖街道にバスが走っているが、京都方面に向かうバスは朝の一便のみだし、行きに乗る堅田からのバスの折り返しも朝しかないので使えない。武奈ヶ岳から登山道を西に降りると坊村のバス停に出るが実質ここから乗るバスはない。北に鯖街道を進んで梅ノ木まで行くと高島市営バスがあって朽木小学校まで行けるので安曇川駅行きのバスの乗り継げる。その場合の終バスは17:28発。50%のコースタイム上は武奈ヶ岳は15時到着予定なので相当遅れない限りこの辺までは余裕。また、武奈ヶ岳は東に降りるという手もあって、頑張って比良駅まで行くか、途中のイン谷口というバス停があってここから比良駅までバスがある。ここの終バスは16:35。このバスには2年前に武奈ヶ岳に登った時に乗った。
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武奈ヶ岳を過ぎると、イクワタ峠から鯖街道に降りれて朽木栃生から高島市営バスで朽木小学校に行ける。ここの終バスが17:36。50%のコースタイムではイクワタ峠着が15:50。16時を過ぎていたら下山を決断しないとという感じ。
その先に進むと、今度は東側に降りて、高島市の畑というところから近江高島駅に行くことができる。ここの終バスが18:35。畑に降りることのできる箇所は3か所あって、地蔵峠、横谷峠、ボボフダ峠。一番バス停に近いのは横谷峠。50%のコースタイムだと地蔵峠が16:15、ボボフダ峠が16:42。なので、17:30くらいまでにボボフダ峠が時間的に限界。ただし、その先に進むともう朽木にゴールするしかないので、コースタイムより遅れていたら潔く下山を選択するしかない。
以上が計画のあらまし。

いきなり足がつったところから始まる

前日の夜に左足のふくらはぎが思いっきりつってしまった。こんなに激しく攣ったのは久しぶり、よりによってというタイミングで、朝起きてもまだ痛い。
最近は足が攣ることは少なくなっていたのでちょっとショック。トレランを始めた頃はトレーニング不足で走っているときもよく足が攣ったが、トレーニングを積むと走っているときに攣ることはなくなった。その後も、夜寝ているときは時々攣ることがあったが、ぬちまーすを取るようになってから攣るようなことはあまりなかったのだが、前日は気温が高く水分の摂取量が少なかったのが原因かもしれない。
足の痛みは気になるが今更仕方ないので、最悪リタイアを念頭に置きながら準備して出発する。今回はRaidrightのResponsiv24をザックに選んだ。給水はハイドレーション1.5Lを持っていくことにして、プラスで500mLの水を持参した。食料は、いつものようにおにぎりを2個。行動食として、An_Doを2本、エナジージェルを1本。SoyJyoを2本。チョコ羊羹1個、スティック羊羹1本。それ以外に食料の予備としてミニあんぱん6個入り、柿の種2袋、ミックスナッツ2袋を持参した。多めに持って行ったのは遭難したときというよりも、帰りの列車の中でお腹がすいたときに食べるためという意味合い。安曇川駅にはスーパーもコンビニもあるのだが、バスとの乗り継ぎで買っている時間がないことも考えられるので多めに用意しておいた。靴はホカのスピードゴート。ズボンはモンベルの軽量登山用ズボン、クールパンツ。ズボンは初めはファイントラックのスカイトレイルパンツにしようかと思っていたが色が黒で蜂に攻撃されやすいのでそろそろ避けた方がいいと思って青色のモンベルのパンツにした。短パンも考えたが電車に乗るので長い方がいいだろうというのと、標高の高いところではまだ寒いのではないかと考えた。上は、ファイントラックのラミースピンの半そでにモンベルのウィックロンのクールロング、上着モンベルのクロストレーナーを羽織って、これは走るときには脱ぐ予定。

出発

高槻駅8:01発の湖西線経由敦賀行きの新快速に乗車。京都駅でトレランスタイルの人が何人か乗ってくる。途中の比叡山坂本で彼らを含め、数名のトレランスタイルの人が降りて行った。比叡山国際の試走でもあるのだろうか?
堅田で下車し、江若バスの細川行きに乗る。バスは結構な数の登山客が乗車。一応全員が座れたみたいだったが。還来神社で下車。登山客はたくさんいたが、ここで降りたのは自分ともう一人だけ。ほかの人はもっと先の鯖街道に行ってから登山するみたいだ。あとで気づいたのだが、ここからの登山道は途中が立ち入り禁止になっているようで、それで降りた人がほとんどいないというのもあったのかもしれない。(後で調べたら、比良トレイルのホームページにう回路が掲載されていました。
https://hirahiei.com/info/2023/07/18/1665
でも現地には何も標識がなかったような気がしました。いずれにしても気が付きませんでした。事前に調べておかなかったのは反省点です。)


とりあえず、還来神社に今日の無事を祈ってお参り。ついでにトイレを済ませておく。コース上には琵琶湖バレイくらいしかトイレがなさそうなので。

スタート地点の還来神社

琵琶湖バレイまで

9:23にスタート。スタートしてしばらくは舗装路を進む。10分ほど走って登山口からトレイルに入る。しばらくは林道のような道で走りやすい。と思っていたら分岐を見落としてオーバーラン

見落としてしまった分岐。ここを右に曲がらないといけない

正しい道に戻って尾根を上る。いきなり結構きつい登り。とにかく琵琶湖バレイまではほぼ登りなので最初のうちは我慢して登るしかない。
しばらく尾根を上っていくと林道に出る。ここでも林道に惑わされてトレイルを外れてしまう。どうもこのあたりが立ち入り禁止になっているようで標識もないし、トレイルもはっきりしない。

林道とトレイルの分岐
行く手を木の枝がふさいでいる。これが立ち入り禁止のサイン?

このあたり道が非常にわかりづらく、ウォッチのルートを見ながら進んだ。あとで考えれば立ち入り禁止になっているのだから通る人もなく、トレイルが荒れてきていたということのようだ。
そのあとはまたひたすら尾根を上る。尾根をひたすら上ると霊仙山に到着。おじいさんが一人休んでおられた。挨拶すると栗原から来たのと聞かれたので還来神社からと答えると健脚ですねと言われた。栗原から登るのが今のルートかと思って後で調べたら、和邇から栗原に行くバスはあるが、平日のみの運航だった。

霊仙山に到着
霊仙山にからの眺め

霊仙山を過ぎてもまだまだ登りが続きお次は権現山
権現山到着は11時ちょうど。50%コースタイムの予定時刻は11:20なので貯金は20分だが、実際には50%コースタイムよりも10分早くゴールしないといけないので実質の貯金は10分、そして10分ほど早くスタートしたことを考えるとここまでほぼコースタイムの50%で来ているという計算になる。ちょっと焦る。
権現山でおにぎりを1個食べる。

権現山に到着
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権現山からの眺め

まだまだ登りは続き、次はホッケ山に登る。

ホッケ山に到着

そして小女郎峠を過ぎてようやく少し緩くなった。そして蓬莱山の手前でまた急になる。

蓬莱山に到着
蓬莱山からの眺め

蓬莱山のあたりは樹林帯の上になり琵琶湖バレイが良く見える。琵琶湖バレイのある打身山には11:53到着。ここで自販機を見つけたので飲み物を購入。やはり暑くて思った以上に水分を消費していたので心配になった。この先は水場があるかどうかわからないし、当然買えるところもないので。水が欲しかったがお茶とかスポーツドリンクなどしかないので仕方ないのでスポドリを購入。お値段はなんと220円。山では高いのは当然だが、ちょっとと高いのではと思った。ここで最後のトイレを済ませておく。この先はゴールまではトイレはなさそうなので。打身山出発は12時ちょうど。50%コースタイムの予定は12:25なので貯金は25分。あまり増えていない。

武奈ヶ岳まで

しばらくは琵琶湖バレイの中を通ってスキー場のゲレンデの中を行く。ゴンドラの山頂駅から木戸峠に向かうのだがここのルートがわかりずらい。
たいていの人はゴンドラに乗るか、その脇の登山道を比良の方へ降りていくので間違ってついていってしまい、またウォッチのルートから外れて戻って確認すると、左に曲がってまたゲレンデを降りていくのがルートのよう。道じゃないので非常にわかりづらい。ゲレンデを降りていくと登ってくる人が2人ほどいてすれ違ったが、降りていく人は他にいなかった。蓬莱山から琵琶湖バレイまでは人気のコースで登山客も多かったが、これから先は行く人はほとんどいないのだろう。
ゲレンデを降りてようやくトレイルに復帰。

トレイルの入り口。ここを右に曲がる

ちなみに、降りてきたゲレンデはこんな感じ。結構な急勾配で降りるのも大変だったが登るのはもっときつそう。

降りてきたゲレンデ。登りは結構きつそう

ここからしばらくはアップダウンが続く。これが意外にきつかった。勾配が急で登り、下りともスピードが出せないとこが大半。標高が下がって樹林帯に入ったあたりから走りやすくなってようやくスピードが上がる。しかし打身山までの登りでかなり体力を使ったのでこの時点で相当疲れていた。
比良岳は巻いて東側を通り、葛川越から鳥谷山に登る。比良岳を巻いてくれるのが優しいところ。これが大峯奥駆道だったら全部のピークを通っていくところ。

鳥谷山の山頂

鳥谷山を過ぎたところで白いものを発見。何と残雪だった。この先何か所も残雪を見た。やはり滋賀県の北部は良く雪が降るのだなあ。それにしても4月半ばのこの暖かい日に雪を見ることになるとは。

トレイル途中で残雪を発見

次の堂満岳も西側を巻いていく。見えたときはこれ登るのかと思ったが、このトレイルのやさしさに感謝。堂満岳に登るところと金糞峠に行く分岐で数名の女性のパーティーが休憩していて、堂満岳の方に登って行った。地図を見て確認していると、その中の一人の方が金糞峠はあっちと教えてくれた。武奈ヶ岳が近づいてきてまた登山客が増えてきた。
13:20に金糞峠に到着。50%コースタイムの予定は14:00なので、ここでようやく貯金が増えた。
金糞峠から武奈ヶ岳に行く道は2通りあって、左に降りて沢を渡っていくルートとまっすぐ尾根を上っていくルート。前回武奈ヶ岳に登った時は、下山時に左の沢ルートと通ったが濡れていて滑って大変だった。比良縦走のコースは尾根ルートを通っているのでまっすぐ尾根道を行く。ただしまた登り。
尾根を上って左に降りていくと八雲ヶ原に到着。ここは関西には珍しい高層湿原。ここでおにぎりの2個目を食べる。また、ハイドレーションの水が無くなったのでペットボトル500mlの水を補給。これで残りは琵琶湖バレイで買ったアクエリアスのみ。これも少し飲んでいたのでちょっと心配になる。

八雲ヶ原。高層湿原で眺めが良い

ここから武奈ヶ岳まではまたきつい登り。前半の登りで足を使い切ってしまってここの登りは本当にきつかった。ようやく武奈ヶ岳に到着。時刻は14:28。ここで貯金が10分減ってしまった。登っているときにコースタイムの50%で登っているという実感がなかったので遅れているだろうという予感はあったが、ちょっとこのままではまずい。このあたりから途中リタイアを考え始める。

武奈ヶ岳山頂。
武奈ヶ岳山頂からの眺め

ゴールへ

今回は前回と違って武奈ヶ岳からの眺めは非常に良かったが、景色を眺める余裕などないので早々に山頂を後にする。武奈ヶ岳からの下りは樹林帯より上ということもあって石がゴロゴロとしていて、また傾斜が急で急いで降りれない。樹林帯に入ったとこでだいぶ走りやすくなって、ここからしばらくは細かいアップダウンを繰り返しながらすこしずつ標高を下げていく。
次の釣瓶岳に着いたのが14:53。>

釣瓶岳山頂

釣瓶岳からはほぼ下りでイクワタ峠に到着。15:08。50%コースタイムの予定が15:50なので、また貯金を回復した。とりあえずここで下山というのは考えなくてもよくなった。

イクワタ峠。ここから朽木栃生に下山可能。

この辺から気分もだいぶ楽なり、トレイルも走りやすくなって少しペースアップ。登りの足はなくなっているが、スタミナはまだあるので下り基調ならまあまあ走れる。と言っても12分/kmまではいかないが。
15:26に地蔵峠手前の地蔵山に到着。ここから100mで地蔵峠地蔵峠からは畑の方に降りれるがまだ時間に余裕があるので先に進む。

地蔵山。この先の地蔵峠から畑に下山できる。

地蔵峠の手前で林道に合流。林道が走りやすいのでそのまま林道を行きそうになって、登山道が尾根道だということを地図で確かめて登山道に戻る。この先、基本は尾根をたどっていくのだが、道がはっきりしないところが多く、ガーミンウォッチのルートを見ながら、時にはスマホを取り出してルートを確かめながら進んだ。このあたりまでくると通る人も少ないのだろう。
地蔵峠の次は横谷峠。そして、ボボフダ峠と続く。この3か所はどこからでも畑に降りていくことができる。ボボフダ峠着は15:53。50%コースタイムの予定は16:42で貯金が50分まで増えた。最後に蛇谷ヶ峯の登りがあるが、ここまで来れば完走できるめどがついた。ほっと一安心。

ボボフダ峠。

ここからはゆるーくしばらく登って、最後に蛇谷ヶ峯の急登が待っている。ところが、最後の急登の手前でハイドレーションの水が無くなった。これで後はアクエリアスが半分くらいしか残っていない。とにかくこの登りを上らないとと思い頑張って登る。最初はまあまあの斜度だったが、途中で尾根を乗り換えるところがあって、その枝尾根がめちゃめちゃ急で喉は乾くし、足は動かないし大変だった。枝尾根を上り切って稜線に出て蛇谷ヶ峯の山頂が見えたときは本当にうれしかった。
16:25蛇谷ヶ峯に到着。50%コースタイムでは17:18の予定だったので貯金をまた少し増やすことができた。ここで、残ったアクエリアスを一口だけ残して飲み干して、ライスピュレを食べて最後の補給。

蛇谷ヶ峯の山頂。ようやくたどり着いた
山頂からの眺め

残りの距離は5km。ここからは朽木まで下るのみ。
ところが、このくだりはまた半端ない急なくだりでまたまたスピードが出ない。最終バスは18:20だが、もう一本前に17:40というのがあるので、出来ればそれに乗りたいと思って急ぎたいのだが全然スピードが出ない。それに加えて、整備されていない木段がずっと続くので非常にストレスになる。木段をつけてくれるのはありがたいといえばありがたいのだが、整備されてないとだんだん周りがえぐれてきてとても通りにくくなる。急いでいて写真にはとらなかったが完全に浮き上がってしまってベンチみたいになっているところもあった。そうなるともうよけて通るしかないので全く意味をなさない。
ようやく急なくだりを抜けてグリーンパークという施設の所へ出てきた。ここは、ロッジがあってバーベキューもできて、アスレチックなんかもあり家族連れで楽しむことができる施設のようだ。また、温泉がって、お食事処もあり、時間があれば下山後、お風呂に入って、ご飯を食べてとゆっくりすることもできる。今回はそんな時間はないので素通りした。結果的に素通りしたのは正解だったのだが、その理由は後で書くことにする。
グリーンパークを抜けてさらに下って、安曇川沿いに出る。ここにもキャンプ場があって、キャンプしている人がたくさんいた。川を渡ったところが本日のゴール。17:20。最終バスのひとつ前のバスに間に合った。最後グリーンパークの手前から道が良くなり、勾配もいいあんばいの下りだったのでいいペースで走れた。
結局50%コースタイムよりも1時間10分貯金を持ってゴール出来た。
ゴール地点の付近に焼き鯖寿司のお店があるのをグーグルマップで見ていたので、出来れば買って帰りたいと思ったが、ゴールが遅くお店が閉まっていた。また、少し行ったところにある道の駅にも売っているという情報だったが、ここも営業時間が17時までということでアウト。ところが、狙っていたお店の手前、診療所の隣に「かねはち」というお店があって、ここで焼き鯖寿司を売っていた。焼き鯖寿司のほかに焼いていない普通の鯖寿司や滋賀の名物鮒ずしも売っていたし、簡単な食料品もあって田舎によくある雑貨屋さんという感じだった。焼き鯖寿司は1200円と1800円があったが、まあ1200円でいいやと思って1200円のを購入。これが後で幸運を導いてくれることになろうとはその時は思いもよらなかった。鯖寿司を買って、すぐ近くの朽木支所前のバス停でバスを待つ。
ここは、待合所があって、トイレもあるし、非常に充実している。

朽木支所のバス停。
バス停の待合所。テーブルもある。トイレもあって素晴らしい。

トイレで用を足して、手と顔を洗う。さっぱりして気持ちがいい。
さて後は帰るだけということでバスに乗り込むと、なんとICカードに非対応。行きの堅田からのバスも江若バスでICカードに対応していたし、事前にHPで確認してICカードに対応と書いてあったので全く油断していた。で、急にお金が心配になった。残金を数えると900円くらいしかない。結構な距離を乗るので心配になった。やばい、本当にやばいと思って血の気が引いた。スマホで料金を調べて770円ということがわかってほっとした。でないと、途中で降りて駅まで歩いていくことになっていた。鯖寿司を安いのにして本当に良かった。高い方を買っていたらすぐにバスを降りる羽目になって途方に暮れていた。また、温泉なんかも入らなくてよかった。次からはおかねはもっと多めに持っていくべしと反省した。
ちなみに、お客さんは最初は自分ひとり。途中の集落で一人乗ってきたが、最後までそれ以上は増えずに結局2人のみ。田舎のバスはどこも経営が苦しいというが、これで路線を維持できるのか心配になるくらい。比良山系の北部に公共交通機関を使っていこうとするとこのバスと高島市営のバスは貴重な存在なのでできればずっと存続してほしいと思っています。
安曇川駅から湖西線に乗って帰路に就く。電車の中で買った焼き鯖寿司を食べました。これがとってもおいしかった。結構いろいろなところで焼き鯖寿司を食べたが、味といい、臭みのなさといい、今までで一番だった。結構おいしくても鯖独特の臭みがあったりするのが割とあるのだが、このお店の焼き鯖寿司は絶品だった。

帰りの電車で焼き鯖寿司を食べる

ガーミンによるとトータル距離は35.27km。タイムは7:57。石舞台の時はほぼ同じ距離で7時間ちょっとでゴールしているので、今回はそれよりだいぶ遅い。荷物が多いのと足場が悪い(石舞台も悪いところはたくさんあったが)のと、後はレースと違ってアドレナリンが少なかったというのが影響したのかもしれない。
平均ペースは13分32秒/km。止まってた時間が32:50もあって、そんなに休んだ気はしないのだが。それを除くと12分16秒/kmでこのくらいのペースなら何とか比叡山を完走できるペース。最初の登りで力を使いすぎて早々にへばったのが反省点。比叡山のレースはもう少し走りやすいので距離が長い分スタミナが心配だが、スタミナが持てばぎりぎり何とかならなくもないという感じだろうか。あとは、最初の比叡山への登り返しで力を使いすぎないことを注意しないと。次の横高山が登れなくて泣くことになりそう。

西山古道からポンポン山へ

4/2に西山古道からポンポン山へ走ってきました。
4月からはいよいよ、比叡山国際トレイルランニングに向けて最終の調整です。2月にスピード練習をして、3月にスタミナ練習をしました。
これまでの振り返りは3月のスタミナ練習が特に自転車でのロングライドが思ったようにできていない点が少し心配です。というのも、3月は異例の低温が続いて自転車で長距離を乗るのに向いていない気候だったので、少し距離を控えめにしました。過去に、冬の寒い日に自転車に乗って膝を悪くした苦い経験があるからです。3月の最後の自転車練習でも本来100kmの予定を50kmに切り替えてその分登りを増やした練習をしました。その時に登りがあまり登れなくて、2月以降平地での練習が主体だったのが響いているのかもしれないと思い、登りの練習をすることにしました。今回の練習は本来3月の最終週にする予定だったのですが、子供の大学入試がことごとくダメで、予備校選びやら、追加合格の連絡待ち(結局これもダメだったのですが)などでバタバタしたのと、追加合格の連絡待ちは電話をひたすら待つことになるので出かけることもままならず、4月に練習がずれ込んでしまいました。

西山古道は、昨年12月の北摂フォトロゲで初めてコースに取り入れられたトレイルで私もそれまで存在を知りませんでした。西山古道から釈迦岳に抜けてポンポン山に行くルートがあるので今回は登りの練習ということでこのコースを選んでみました。

平日なので朝のラッシュアワーを避けて、9時過ぎに阪急の西山天王山駅に到着。まずは、昼食のおにぎりとパンをコンビニで調達。西山天王山の駅前には西山こっぺ堂というおいしいパン屋さんがあるのですが、残念ながら火曜日は定休日で買うことができず、しかたなくコンビニで済ませることにしました。
コンビニからスタート。まずは、京都縦貫道に沿って、西山里山公園へ。この日はその前の日に続いて気温が高く、上着を着ていると汗だくになったので、ここから本格的にのぼりのトレイルが始まることもあり上着を脱ぐ。ついでのトイレを済ませておく。この先はポンポン山を降りて本山時までトイレがないので。
トレイルに入るといきなりハンティング注意の看板が。

ハンティング注意の看板

いやー熊鈴持ってきてないので困ったなと思ったが、トレイルにいればまあ大丈夫かと思うことにして続ける。
トレイルに入ると登りの連続。まあ、登りの練習に来ているので良い練習になると思うしかないのだが。
登っていくとクリンソウ広場に出る。

クリン草広場

クリンソウは6月ごろに咲くとのことなので花は見られなかったが、こんな家から近いところでクリンソウが咲くところがあるとは驚きだった。クリンソウは昨年のOLP兵庫の大会の時に咲いているのを見たが、いい花だった。
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クリンソウ広場を過ぎるとトレイルは下りになる。途中に結構立派な滝があった。標識がないので滝の名前はわからないが。

クリンソウ広場の少し先にあった滝

下りが終わるとまた登りが続く。登り切ったところが釈迦岳。

釈迦岳の山頂

ここは昔、天王山からポンポン山に登った時も通ったことがある。
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コロナの前でもう4年も前のこと。
釈迦岳を過ぎると急なのぼりは終わってなだらかなトレイルが続く。しばらく行くと東海自然歩道に合流。ここも、以前、ポンポン山から桂の方に抜けて嵐山まで行った時の(逆向きだが)通ったところ。
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このあたりから熊注意の看板がいくつも出てくる。

熊注意の看板

いやー本当に熊鈴を持ってくるべきだったと後悔。
ポンポン山山頂手前の沢沿いに大量の倒木を発見。

大量の倒木。大雨被害の名残?

数年前の大雨の時の被害がまだ尾を引いているのでしょうか?
11時過ぎにポンポン山の山頂に到着。
平日だけあって山頂の人もまばら。

ポンポン山山頂に到着

ここで、コンビニで買ったおにぎりを2つ食べる。
ポンポン山からは本山寺、神峯山寺を方面に下った。本山寺までは緩やかにアップダウンを繰り返して下っていく。
途中には眺めの良いところもあったりして楽しい。

ポンポン山からなの下りの途中。眺めの良いところ

本山寺でトイレ休憩。ついでにお参りをしておく。何回か来ているが、ちゃんとお参りしたのは初めて。
本山寺からは、道が舗装になり、やや急なくだりが続く。ここで、試しにスピードアップしてみた。だいたい5分/㎞を切るペースまで上げてみたが、やっぱり足が消耗する。比叡山の本番で関門まで時間がないときにスピードアップできるかを試してみたが、スピードアップによるメリットよりも、足が消耗してそのあとペースががっくり落ちるデメリットの方が大きいような気がする。つまり、そういう状況に追い込まれないように極力イーブンペースでペースを保って走るのが良いというのが結論のようだ。
ポンポン山の登山道を降りきって、今度は三好山に登る。最後のひと登り。平日だけあってあまり人がいなかったが、それでも山頂には数人の人がいた。山頂で大阪の街並みを眺めながらパンを食べる。

三好山(芥川山城)
三好山からの眺め

三好山から下りて、摂津峡の手前を芥川沿いに下る。
ちょうど桜が咲いていて、春休みの子供たちがいっぱい遊んでいた。

芥川沿いの桜。週末が見ごろか?

旧アクアピアのところで階段を上って南平台方面に抜けて帰宅した。距離は約25㎞、登りは1000m。まあまあいいトレーニングだった。

LSD30km

3月はスタミナ強化月間と位置付けて、比較的長いトレーニングをしようと思っています。
前回は、ウルトラオリエンテーリングに参加しました、途中の関門に引っかかってリタイアになり、ちょっと消化不良でしたが。
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今回は3/16(土)にLSDを行いました。
ブログの過去の記録を見直してみると、前回LSDを行ったのは、2022年の10月でした。
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なので、約1年半ぶりということになります。
この時はスタミナ不足を露呈してしまって途中で歩いて帰ってくることになったのですが、今回は何とか完走はできました。
昨年の今頃は六甲縦走のトレイルランを走っていて、トレイルを走ることでスタミナをつけるということをしていました。
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どちらが良いのか結論は自分の中では出ていないのですが、1月の石舞台100で下りで踏ん張った時に膝を痛めてしまって、それがまだ少し尾を引いている感じなので下りで膝に負担のかかるトレイルよりも平地でのランを選択しました。六甲縦走はコースは楽しいのですが、最後六甲山頂下から魚屋道を有馬に行くところが延々と下り坂で今の状態ではそこで膝が死んでしまいそうだと考えました。
前回のLSDでは芥川から淀川に出て安威川沿いを戻ってくる1周コースでしたが、今回は膝の状態を考えて途中でやめることも考慮して安威川沿いを2往復するコースにしました。
2月のペース走ではうまく想定したペースで走れなかったので、今回は慎重にペースを守るように走りました。ペースは7分/kmを上回らないというペースにしました。ガーミンでペースを設定しておくと結構便利です。折り返しなどで階段を上ってペースが落ちたときにペースが遅いと怒られるのがちょっとうざいですが。
1月にトレイルで35kmくらい走っているので、平地で30km走り続けるのはそれほど苦にならないかと思ったのですが、どうも自分はロードは苦手なようで、初めのうちはこんなゆっくりなペースだといつまででも走っていられそうだと思っていたのですが、20kmを過ぎたあたりから疲れが出始め、22kmくらいからは左ひざの腸脛靭帯のあたりが痛み出して苦しくなりました。昨年の弘法トレイルで腸脛靭帯を痛めたので、それかとも思ったのですが、家に帰ってから神経にピリピリする感じだったので坐骨神経痛のような気がします(両方なのかもしれませんが)。本日(3/20)時点では全く何ともない状態です。
1月の石舞台で痛めたところは同じ左ひざですが膝の内側だったのでそことは別の場所だったので、まあ一安心という感じです。
それと、折り返しで階段をよっこらしょっと登った後は少し痛みが治まったので、同じ動作を繰り返していたために痛みが出たのかもしれないと思っています。トレイルでは登ったり下ったりと同じ動作をずっと繰り返すことはないのでその辺は違いがあるなあと思いました。また、立ち止まって屈伸とかをするだけでもだいぶ感じが良くなったので、ロードといえども適度に休憩を取りながら走るとだいぶ違うのかなというのも感じました。トレイルを走るときは、レースでも一人の時でも、だいたい10kmおきくらいに休憩を取るようにしていますので、その辺はひたすら走り続けるロードとは違うのかなというのも思いました。
3月はあとバイクでのロングラン(といっても本格的なロードバイク乗りの人からすると全然短い距離ですが)と15kmくらいのペース走を予定しています。
そのあと、4月にまたトレイルに入って登りのトレーニングをしようかと思っています。

東山ウルトラオリエンテーリングに参加してきました。

3/10に東山ウルトラオリエンテーリングに参加してきました。
ウルトラと言っても、ウルトラマラソンや、ウルトラトレイルほどは長くなくて、一応コース距離は10.5kmということになっています。もっともオリエンテーリングの距離はコース上のチェックポイントを直線で結んだ距離になっているので実際に走る距離はそれの1.5-2.0倍(コースによります)というイメージです。
ウルトラの名前の所以は、オリエンテーリングの距離別のカテゴリーはショートに相当するスプリント、ミドル、ロングのおおきく3つのカテゴリーに分かれていて、ロングよりも長いという意味でウルトラとなっています。
最近は日本では、開催場所の確保が難しく、ロングの大会すらあまりなく、インカレや全日本といった限られた大会のみで開催されています。なので、私もロングの大会には長い事出ていなくて、最近はミドルやスプリントそれに距離的にはスプリントに近いリレーの大会しか出ていなかったので、久しぶりの長い距離のレースとなりました。
2月はスピード強化月間とういことでスピード練習を主体に走りましたが、3月はスタミナ強化月間と位置付けていて、その一環としてウルトラオリエンテーリングに参加しました。

結果はというと、無念の途中失格

でした。
チェックポイントは全部で20ヵ所あったのですが、途中の9番目のチェックポイント(オリエンテーリングではコントロールと呼ばれます)が関門になっていてそこを14時までに通過しないと失格ということになっていて、7番に向かう途中で14時を過ぎてしまい、諦めて9番に向かって、そこで失格となりました。
そもそもスタート時刻が12時近くだったのでそこまでの時間がもっと早くスタートした他の競技者より短かったというのはありましたが(オリエンテーリングでは基本的に1分間隔で一人ずつスタートする)、トータルの競技時間が4時間で4時間を超えるとどのみち失格になるので、ほぼ半分の地点で2時間以上経過していれば完走は困難であったことは間違いないです。
記録を見てみると、59名出走して、完走者はわずか5名という難度の高いレースで、完走した人たちは関門までに要した時間は最も遅かった人で1時間41分でしたから、まあ完走は無理だったような気がします。それでも、関門を14時までに通過していれば、後半に進むことができたのでちょっと残念でした。
あとでいろいろと地図と自分のたどったルートを見返してみると、4番から5番、5番から6番では明らかにルート選択のミスをしていました。オリエンテーリングではある程度の距離のある区間(レッグと言います)では、直線的に進むか、少し遠回りをするかの選択を迫るようにコースが設定されています。たいていは直線的に進むとアップダウンが大きく、回り道の方はアップダウンが少なかったり、道を使えてその分巡航速度が上げられたりということになっていて、どちらを選択するかが勝負を左右します。
実際の地図は著作権の問題等あって載せにくいので、下の図にイメージだけを書きます。

ルートチョイスのイメージ

茶色いのが等高線で、下の丸のポイントから上の丸のポイントまで行くようなコースです。実際にはこんな何もないところにポイントが置かれることはないのですが図はあくまでイメージです。このときに、沢(尾根でもよいのですが)を渡って一旦降りてから登る直線的なルートを行くのか、等高線沿いにぐるっと回るのかというような選択をします。実際にはどちらか一方には道があったり、沢の中には川が流れていて渡り難かったりといったいろいろな要素が絡むのでそれらを経験から判断して最適なルートを選択することになります。
今回は、4番から5番に行くときは、直線的に行くべきところを回ってしまいました。上のイメージのような地形を想定していたのですが、実際には回っても登りが少なくならずかえって距離が延びるだけという悪手を選んでしまいました。
また、5番から6番は逆に大きく回った方が登りが少なくて道を使えるところを、直線的に進んでしまいここでも大きくタイムロスをしてしまいました。おそらく、この2つのロスがなければ関門までは何とかたどり着けたのではないかと思うのでなおさら残念です。とくに5番から6番は一旦は正解のルートを思いついたのですが、来た道をかなり引き返すことになるので単純に面白くないという理由で直線的なルートを選んでしまい失敗してしまいました。もっと時計をちゃんと見ていて時間がないということを自覚していればミスは防げたような気がするのでなおさら残念です。
6番から7番は時間がないことがわかっていたので焦りから沢の分岐を一つ手前で勘違いして別の尾根に登ってしまいタイムオーバーになってしまいました。角度が違うので冷静に地図を見ていれば防げたミスなのでこちらも別の意味で残念です。ベテランらしくないミスと言えると思います。ただ、このルートが正解かというと、いまだにどれが正解かもう一つ判然としません。7番に向かうのに、大きく迂回して道を行くというルートがありこちらも考えたのですが、こちらのルートでも大きな道に出る途中に尾根沢を越えていくような気がしたので直線的に進んだ方が早いと判断したのですが、後からじっくり地図を見ると大きな道の近くまであまり上り下りがなくいくルートがあったので、それなら回った方が早かったのかもしれないと思っています。しかし、距離は相当に伸びるのでどちらが早いのかもう一つ判断しかねています。機会があったら、もう一度行ってみて実際にタイムを計ってみたいと思っています。
いずれにしても、普段はなかなか走ることのないロングレッグを久しぶりに走ったので面白いことは面白かったです。ただ、地図の縮尺が1:15000だったので、老眼にはかなり厳しかったです。普段は1:10000や1:7500を使うので地図が読みにくくて苦戦しました(まあ、言い訳にはならないですけど)。
また、ウルトラも機会があったらチャレンジしてみたいと思います。

2月はスピード強化月間

1月の石舞台100がちょっときつすぎたので少し休みを入れたいと思いつつ、5月の比叡山国際のことを考えると休んでばかりもいられないので、5月の本番までレースには出ずに、トレーニングに専念することにしました。昨年は、1月の石舞台100、3月の六甲縦走、4月のモンキートレイル、5月の弘法トレイルとほぼ毎月のようにレースに出ていたのですが、ちょっとレースに出すぎで、最後の弘法トレイルの時は腰に疲れがたまっていて万全の体調とは言えない状態で、更にレース中に腸脛靭帯が痛くなるというおまけ付きで、調整がうまくいかなかったと反省しています。
今年は、5月の比叡山国際をメインレースに考えて、それまではトレーニングで調整していこうと思っています。
手始めに2月はスピード系のトレーニングに取り組んでいます。

ペース走のペースがつかめない

先週は12月に引き続きペース走を行いました。
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前回のペース走が想定よりも早すぎるタイムが出て5分/kmで5kmを走ってしまったので、今回はもう少しペースを落として5.5分/kmで10kmを目標にしました。ところが、走り出すとまたペースが速すぎて、どうも目標ペースを守ることができません。今回もほぼ5分/kmで推移してしまいました。若いころはもっとたくさん走っていたこともあり、ある程度ペース感覚をつかめていたので、このペースという感じで走り出すとだいたいそのペースで走れていたのですが、トレイル中心で走っているせいもあってどうも平地でのペースがつかめていません。また、ウォッチでペースを確認しようと袖をまくった際にボタンに触れてしまったらしくしばらくウォッチが停止した状態で走ってしまい、更にペースがわからなくなりました。結局帰ってから確かめると9kmをほぼ5分/kmで走っていました。前回とほぼ同じペースでさらに距離を伸ばせたのは良いのですが、次回はどんなペースで走るか悩むところです。距離は15kmくらいまで伸ばしてみたいと思っているのですが。

今週はインターバル走

そして、今週は練習メニューの中で一番嫌いなインターバル走をやりました。3.5分/kmで200mを8本という設定で行ったのですが、ガーミンの設定をミスって、1本目は200mの設定ができていたのですが、そのあとは繰り返しで入れておいたら、1kmの設定になっていて、2本目はなかなか終わらないと思ってペースが乱れてしまいました。3本目からは景色でだいたいの目安をつけ約200mを6本何とかこなすことができました。タイムを見てみると、自分では全くそう思っていなかったのですが、1本目から3本目が設定よりも遅く、4本目から8本目がほぼ設定どおりの時間で走れていました。1本目はガーミンに遅いと言われていたので遅いのはわかっていて、ちょっと設定ペースが速すぎたのかなと思って、多少遅くても構わないと思って2本目以降を走っていました。上に書いたように2本目は設定をミスっていることに気づかずにちょっと距離を走りすぎてしまったので遅いのは仕方ないと思うのですが、3本目、4本目とペースが上がって、4本目以降はほぼ想定通りのペースで走れていました。最後の2本は本当にきつくて、絶対にスピードが落ちていたと思ったのですが、意外でした。しんどかったですが、まあいいトレーニングができたのではないでしょうか。
ただ、石舞台100で痛めて左ひざがまだ完治していないようで、走ると膝に痛みが出る状態です。一進一退では困るので何とか少しづつでもよくなってくれないとと思っているのですが。

石舞台100に参加してきました。

昨年に引き続き石舞台100に参加してきました。
コースがあまりに厳しいので正直もういいかなという思いもあったのですが、昨年の参加者は¥1000引きというのがあったのと、昨年は大雪でアイゼンを着けたり外したりでまともに走れなかった区間が多かったので、一度ちゃんと走ってみたいという思いで参加することにしました。
去年書いたブログの記事を参考に準備をしました。やっぱり記録しておくというのは大事なことですね。
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今年は、昨年ほど寒くはないと思っていたのですが、昨年とちょうど同じ時期に寒波襲来で、自宅のあたりは雪がちらついたくらいでしたが、明日香地方は積雪があったようです。まあ、でも大会の当日は暖かくなりそうだったので昨年よりはやや薄手の格好を準備しました。
ウェアは、上がアンダーがパタゴニアのキャプリーンサーマルウェイト、その上にモンベルのクロスランナー、下もモンベルのクロスランナーと去年よりもかなり軽装。シューズは結構悩んだが、雪解けで地面がぬかるんでいることを予想してグリップの良いアルトラのモンブランを選択(結局この予想は外れたのですが)。
ザックは、持ち物が多いのでレイドライトのRepsol24を選択。帽子は去年は耳まで隠れるつば無しのキャップをかぶっていたが、今年はそれは予備にもっていくとして、スタート時点ではいつもかぶっているつば付きの軽量のランニングキャップにした。ポールは腰への負担を考えて今年も使うことにした。
持ち物は昨年とほとんど同じで、アイゼン、ヘッドライトと予備のライト、それぞれの予備電池、ザックにつける赤の点滅ライト。エマージェンシーシート、傷テープ、テーピングテープ、マイカップ、防寒具の長袖シャツ(バーグハウスのメリノ)、タイツ(ファイントラックのドライレイヤーサーモ)、レインウェア(上下)。補給食、水。補給食は今回は、ANDO_、エナジージェル、スポーツ羊羹を各2、ブラックサンダー、チョコ羊羹、エネ餅を各1とミックスナッツを用意した。水は最近の定番のクエン酸と塩(ぬちまーす)を入れたものを用意。塩とぬちまーすのセットはエイドでの補充用に3セット用意した。最近どういう入れ物に入れて持っていくのが良いのか結構研究しているのだが、100均の小さなしょうゆ用ボトルなども試してみたが、口が小さすぎて、まず入れる時にとっても入れにくくて大変なのと、出すときも粉が引っかかって出にくいということで、今回は薬包紙を試してみた。少し入れにくいがまあ何とかうまくいきそうな感じだったのでしばらく続けてみようと思っている。
また、今回はランニングベルトを使ってみた。ランニングベルトに補給食やエイドでもらった水に入れるクエン酸と塩を入れておいてザックを降ろさなくても取り出せるようにしてみた。また、これがあればポールが要らなくなったときに畳んでベルトにつけておける。

前日に爪がはがれる

爪がはがれるというと大事のように聞こえるが、自分にとっては結構いつものことで、長く走ると足の指に内出血が起きて、しばらくたつとはがれるというのを繰り返している。今回は、昨年のダイヤモンドトレイルで内出血したときの爪がはがれたようで、左足の親指の爪がはがれた。右足の方は少しぐらぐらしていたのでそろそろはがれるかな、でもレースの当日までは持ってほしいなと思っていたら、なんと予想外の左足の爪がぽろっとはがれてしまった。はがれるとはがれる前よりは少し柔らかくて弱いので前日にはがれるのはちょっとまずいのだが、まあなってしまったものは仕方がない。最近は、以前にも紹介したシリコンのキャップをはめて走っているのでちょっとましにはなったとは思うのだけれど。
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青の交響曲(シンフォニー)で会場へ向かう。

今年はちょっと贅沢して、前から乗ってみたかった近鉄南大阪線をはしる観光列車の青の交響曲(シンフォニー)に乗って阿部野橋から橿原神宮へ向かった。

阿部野橋駅に停車中の青の交響曲

車内はさすがは観光列車という感じで、豪華な内装で、さあこれから走るぞという気分ではなくなってしまう。
途中二上山の麓を通ってダイヤモンドトレイルを思い出した。あれもきつかったが石舞台はさらに厳しい。

車内から撮影した二上山

朝食が少し少なかったのか、少し空腹になったので、ランチパック(ハムと卵)とジャムパンを食べる。
車内は7‐8割がたの席が埋まっていて、この冬のさなかに皆さんどこに向かうのだろうと思っていたら、半分以上が橿原神宮前駅で降りて行った。橿原神宮に参拝するのか有名な今井町を散策するのか、それとも明日香の方へ向かうのだろうか?
橿原神宮前からは明日香を周遊する奈良交通バスで石舞台へ向かう。昨年は大雪で寒かったせいかバスはすいていたが、今年はほぼ満席の状態。同じ大会に参加しそうな格好をした人が2名ほどいた。
会場へは11時半前に到着。スタートまで1時間ほどあるのでちょうどよいあんばい。会場が青空会場であまり早く着きすぎても寒いだけなので。今年は日差しがあって日向は暖かかったのでまだだいぶましだったが。
荷物チェックを済ませて着替えて準備をする。今年は、ヘッドライト、アイゼン、防寒具だけしかチェックされなかった。昨年はもっときっちりとチェックされたのに。あとで考えれば、天候のことを考えて必携装備になっていたものでも、不要な雨具なんかはおいていけばよかったかと思った。まあ、本当に何かあったっときに持ってないと何を言われるかわからないけれども。それに雨具を減らしたくらいでは大して重量も変わらないし。何といっても重いのはアイゼンなので。
スタート前にミニあんぱんを2つ食べる。

スタートから第一エイド

12時半に33kと66kの部がスタート。33kとは言っているがオフィシャルには昨年よりも少し距離が伸びて35.7km。>

スタート前の様子

今年は実況のお兄さんがノリノリで盛り上げてくれていた。この人も全員がスタートした後逆走するといっていて、実際に第一エイドに向かう途中で出会った。ずいぶん早いと思ったら第一エイドからスタートしてゴールに向かっているということだった。それにしても、ここがこのコースで一番きついところなので結構大変だったのではないかと思った。ちなみにこのお兄さんゴールした時も同じ調子でノリノリで実況していた。このハイテンションで夜通し実況するのだろうか?
スタートするとほどなくしてトレイルに入ってきついのぼりが続く。途中に万葉展望台があって明日香村から奈良盆地のあたりの展望が拝める。レースなので当然ゆっくり拝んでいる余裕はない。

展望台からの眺め

展望台を過ぎると勾配は緩くなるがさらに登りが続く。登り切ったところからフラットなトレイルが続き談山神社に出る。昨年は誰もいなかったような気がするが、売店も空いていて売店の方が応援してくれた。談山神社を過ぎてロードに出て、コンビニの所を左に折れてまたしばらくロードを進む。この先が昨年とコースが変わっていて何故なのかと思っていたが、行ってみてわかった。橋の架け替えをやっているらしく、橋を通り越して大きく迂回して川を渡ってまた戻ってくるルートになっていた。そこを過ぎるとまた登りが始まる。はじめは舗装路で緩いが次第にきつくなる。昨年はこの坂の途中で雪が深くなってアイゼンを付けた。ここから音羽山に登る。この登りがこのコース一番のきついのぼり。昨年は補給で失敗したので(結局今年も失敗したのですが)、ここの登りでまず、ブラックサンダーを口にする。音羽山の登りの途中にある観音寺はNHKのテレビで大和尼寺日記という番組(たしか)の舞台になっている。
観音寺を過ぎると本格的な登山道になってさらに登りがきつくなる。音羽山の頂上まで約1時間45分。
そこからは細かいアップダウンを繰り返しながら大峠を目指す。ここの区間の上り下りが結構きつい。ここで、さらにチョコ羊羹を食べる。

大峠へ向かう途中の最後のピーク経が塚

大峠からは下ってロードに出て第一エイドの宮奥ダムに向かうのだが、ここの下りでこの日最初の転倒。さすがに標高が高いところは雪が残っていて滑りそうだと思って気を付けていたが、下りの所で、地面が土に見えるところでも下が凍っているところがあって綺麗に転倒してお尻をしこたま打ってしまった。おかげでしばらくお尻が痛くてスピードが出なかった。ただ、同じようなところはこの後もあって何度も転倒した。結果的にアイゼンを付けた方が良かったのかもと思ってしまう。
大体2時間45分くらいで宮奥ダムに到着。予定では3時間くらいを考えていたので15分くらい早い。エイドで水を補給し、ラーメンとヌガーを食べて、トイレを済ませ、途中で食べる補給食をランニングベルトに補充、この先の劇下りに備えて、ゴム手袋をザックからズボンのポケットに入れる。代わりにスタートしたときにはめていた手袋はザックにしまう。そして出発。エイドでの休憩は3分とか言われるが、トイレに行ったりザックからものを出したりしているとすぐに5分くらいかかってしまう。

長くて苦しい第二エイドまで~ハンガーノックとの闘い~

第二エイドを出てダムを周回して今度は龍門岳へと向かう。
竜門岳への登りはめちゃきついわけではないが、ここまでで結構足を使っているのでかなりしんどい。
このあたりから空腹を覚え始める。昨年は第二エイド手前でハンガーノックになりかけて補給に失敗したと思った、今年はさらに早い段階でハンガーノックになりそうになってきてしまった。ここで、スポーツ羊羹を立て続けに2つ食べる。それでもまだ足りないのでしばらくしてANDO_を食べてなんとかしのぐ。
また、下りの所が劇斜面でロープがあってここが下りの難所。ところが今回は、ロープの手前でまた、凍結しているところがあってここで3回くらい転倒してしまった。転倒するときに踏ん張るもんだから太ももが痛くなってその後が大変だった。ロープのある所は滑りながらでもロープにつかまって降りればよいのでかえって楽だった。
竜門岳から下ってくると一旦ロードに出て林道をしばらく登ってトレイルを上る。昨年はここの登り口を見過ごしてオーバーランしてしまったが、今回は景色を覚えていたこともあって通過することなく入り口を確認できた。しかし、係員を置いてほしいと思う。
ここの登り口昨年は単なるトレイルだったのに、今年は林業の方の作業道になっていて道幅がだいぶ広がっていた。作業道が終わるとまたきついのぼりが始まる。そろそろ日も暮れてきてライトをつけないといけないと思いつつ、登りの途中では道が狭くて作業しづらいのでついつい先延ばしになる。ちょっと緩くなったところで後ろから女性ランナー2人がやってきて抜いていった。先頭の人はもうヘッドライトを点けていた。登り切ったところにあづまやがあったのでここでライトを装着。また空腹感が襲ってきたのでエナジージェルとナッツを口にする。芋が峠の手前もアップダウンが繰り返し、もう足に来ているので登りは走れないし、下りで滑った時に踏ん張ったおかげで太ももが張ってしまって下りもきつい。なんとか5時間半くらいで第二エイドの芋が峠に到着。予定より30分ほど早い。

芋が峠からゴール~足の痛みに耐える~

芋が峠のエイドで水を補給し、ぜんざいをいただいてスタート。残りは9kmくらいでほぼ下りなので最後のひと踏ん張り。
まず最初に少し上る。もう足がほとんどいうことを聞いてくれない。去年もここの登りはきついと思ったのだがあまり進歩がないなあ。
登った後は細かなアップダウンを繰り返す。田口さんは気持ちよく走れる区間と言っているが、足が残ってないので登りが苦痛で、しかも下りは急なくだりは踏ん張れないのと滑らないように慎重に降りないといけないので全然楽しくない。
いい加減くたばったところで高取城跡に入ってようやくここから下りの連続になる。ただ、去年は雪がいっぱいあって気が付かなかったが石がゴロゴロしていて全然走りやすくない。このあたりで左の腸脛靭帯が痛くなってきて下りがさらにつらくなってきた。ようやくトレイルが終わってロードに出るころには完全に左足が痛くなっていた。それでも我慢してロードを走っていると、まえから数個のヘッドライトがこちらに向かってやってくる。はじめは趣味で走っている人かと思ったが参加者だった。曲がり角を通り過ぎていたらしい。たしかにウォッチを見るとルートから外れている。この人たちに出会ってラッキーだった。
少し戻って本来のルートに乗ってしばらく行くと、さっきのロードにまた出た。この区間あんまり意味がないような。
一緒に走っていた人の一人は100kmの参加者でこれからまだあと2周するとのこと。自分は絶対に2周もできないなあと思って尊敬してしまう。
明日香村に入ったところで昨年とルートが変わっていて、大きくアップダウンと迂回をしながら石舞台に近づいていく。去年はロードをまっすぐ行けばよかったので楽だったが、足が痛くて登りも下りも全然走れない。ようやくゴール付近でフラットになって軽いジョグペースで走りながらゴール。
ゴール後にはカレーをいただいた。めちゃめちゃおいしかった。やっぱりカロリーが少し足りなかったようだ。
ゴールタイムはだいたい7時間10分で、昨年よりも40分近く早かったし、目標タイムよりも20分程度早く走れた。とはいえ、最後はバテバテで全然走れなかったし、走り自体満足のいくものではなかった。ちょっと登りで飛ばしすぎたのがばてた原因だと思う。平均ペースで11分半を切っているので、これだけ長く、アップダウンのきついコースで12分以下で走ったというのは自身にはなるがやっぱり飛ばしすぎたという気がする。もう少し登りでペースを抑えておけば後半もうちょっと走れたのではないかというのが反省点。トレランを始めた頃、ペースがつかめず、突っ込みすぎて途中でばてるというのを繰り返していたが、同じパターンをやってしまった。前回走ってコースを知っているというのと、40km以上のレースもこなしているので距離に対する恐怖心が薄れてしまって飛ばしすぎてしまったようだ。もうちょっと、細かくポイントを区切ってペース管理をしないといけないと思った。
また、今回も補給に失敗してハンガーノックになりかけた。お昼にスタートということで、スタート前にパンを食べたが、パンよりもおにぎりの方が良かったというのが実感。途中のエイドでご飯ものが出ないのを知っているのでスタート前にご飯ものを摂取しておくべきだった。やっぱりパンよりもご飯の方が腹持ちが良い。
レーニングの面では、昨年末に長い坂道を走った時に腸腰筋が痛くなったので、その反省として腸腰筋の筋トレをしっかりやったのと、レース前に坂道のトレーニングを取り入れたおかげで腸腰筋は痛くなかった。ただ、左ひざの腸脛靭帯と膝そのものがレース後に痛くなった。レースの翌日で、腸脛靭帯はほとんど痛みがないが、膝は力を入れると少し痛むので、手術した半月板を少し痛めたのかもしれない。坂道で無理に踏ん張ったのがいけなかったのかもしれない。
比叡山まで3か月半くらいなので、これ以上痛めないように用心しながらトレーニングをしないといけない。
比叡山に向けたトレーニングの一環としてはこれ以上ハードなトレイニングはないというくらいハードだったが、レースとしえ考えたときに来年も出るかと言われるとちょっと考えてしまう。下りがきつすぎて足に悪いのと、ゴールが夜になってしまうので帰りがつらい。また、33kのコースは今年が最後かもしれないということだし、2周すれば朝になって帰りやすくなるが、このコース2周できるのかと言われると全然無理そうなのでやっぱり来年は出ないかなと思う。
ゴール後は昨年、駅まで歩いて結構しんどかったのでタクシーで帰ろうと思ったが、タクシーが捕まらず、結局駅まで歩いて帰る羽目になった。
駅に着くとちょうど電車が出たとこだったので、駅前のラーメン屋でラーメンを食べて帰った。ゴールは昨年よりも早かったが結局家に着いたのは同じくらいの時間になってしまった。

PaceProについて

Garmin ConnectにはPace Proという機能があるので今回試してみた。
結論から言うと、トレランには使えないというのが実感。レースでも練習でも、コースを作ると、Garmin ConnectでPace Proが使えるようになる。目標タイムを入力すると、Garmin Connectがコースのアップダウンを考慮してペースを考えてくれるのだが、この機能はどうもロードレース向きの機能のようだ。実際に走ったタイムとPace Proが作ったタイムを比較してみたが、目標タイムよりも大分早く走ったのにもかかわらず、区間タイムがPace Proよりも遅いところが沢山ある。どれも登りの区間で、登りの区間はたぶん走ることを前提でペースが組まれているようで、走れないきつい登りはPace Proよりも遅いタイムになってしまうようだ。ここの登りが走れればとんでもなく速いタイムでゴール出来てしまうだろう。
また、Pace Proをウォッチに転送しておけば、ウォッチがペースを教えてくれるのだが、その時のタイムによってペースをどんどん更新していって、それをいちいち教えてくれるもんだから鬱陶しい。
ということで、Pace Proはレース前にポイントまでの所要時間を計算するときの参考にはなるが、あてにはならないというのが今回の結論。