妙見山50㎞

妙見山往復50㎞にチャレンジしてきました。
もう卒業したのですが、娘が通っていた高校で耐寒訓練として、妙見山まで夜間山行をするという行事があり、じゃあどんな感じなのかと思っていってみました。
夜は寒くて暗いので、早朝出発で行ってみました。
本当は12/26に決行する予定だったのですが、寒波襲来で雪が降るという予報だったので、12/30に延期して実行しました。お天気はまずまず、気温もやや高めで、午後から風が強まるという予報。予報通り、午後から風が強くなり、帰りは向かい風の時は結構つらかったです。
当日の服装は、上がファイントラックのドライレイヤー半袖にモンベルのスーパーメリノウールシャツ、ミッドレイヤーがファイントラックのフロウラップ、アウターがモンベルのクリマプロ。下はインナーにファイントラックのドライレイヤーウォーム、パンツはモンベルノマドパンツ。それに帽子がhoudiniのアウトライトハット。靴下がファイントラックのスキンメッシュ5本指にメリノスピンソックスの2重履き。シューズはニュートンのBogoAT4。妙高山は本格的な山ではないが、最近特に寒さに弱くなったような気がして、かなり暖かめの装備で臨んだ。結果的には気温が結構上がったこともあって、ここまで厚着でなくてもよかった。

朝4:30起床。食事とストレッチを済ませて5:45頃出発。
当たりはまだ真っ暗。夜明け前で寒いので、上り坂にかかるまで軽くジョギングする。今日は距離も長いということで、基本的に下り以外は歩く予定。
家を出るときに地面を見ると濡れている。夜の間に少し降ったみたいだ。シューズが滑るのをこの前の東海自然歩道のときに体験しているので少し心配になったが、何とかなるだろうと思って出発した。
alasixosaka.hatenablog.com

しかし、まあ何とかなったが、滑るのは滑った。アスファルトでもちょっと濡れているとすぐに滑る。こんなに滑ってトレランシューズとしていいのかと思う。

まずは山手台の中を通る。このあたりでようやく空が明るくなってきた。元気なお年寄りが散歩している姿をちらほら見かける。自分が年取ったら絶対こんな早朝から散歩しないと思う。
山手台のなかも結構な登り。今日は急な登りはあまりない代わりにこれくらいの登りがたくさんあった。
山手台を抜けて彩都の工業団地を右に見て、府道から分かれて大岩の集落の方へ向かう。なるべく車通りの多い道は避けて通る。このあたりはキリシタン自然歩道というらしい。とにかく大阪には何々自然歩道というのがたくさんあって何が何やらという状態。

f:id:alasixOsaka:20211231143413j:plain
キリシタン自然歩道の道標

大岩の集落を抜け、安元に向かう途中で、新名神への取りつき道路(工事中)の上を渡る。

f:id:alasixOsaka:20211231144027j:plain
工事中の新名神への取りつき道路

しばらく行くと歯神地蔵という立派なお地蔵さんの前に出た。

f:id:alasixOsaka:20211231144246j:plain
歯神地蔵

そして車作から来た道に合流し、忍頂寺へ。

f:id:alasixOsaka:20211231144350j:plain
忍頂寺の下の階段。ここを登ると竜王山に出る。

ここまでで11㎞。ここらで休憩したいところと思っていると、丁度阪急バスの待合所があった。地面はまだ濡れているので屋根があって椅子に腰かけられるのはありがたい。ここで1本満足バーを食べる。
忍頂寺から見山の郷の脇を通って、右手に折れて狩待峠の方へ向かう。ここは北山自然歩道というらしい。

f:id:alasixOsaka:20211231145019j:plain
北山自然歩道の案内板

また傾斜がやや急になり、あたり一面は棚田になる。

f:id:alasixOsaka:20211231145203j:plain
登り切ったところから棚田を振り返る

狩待峠を過ぎて、住宅街を抜ける。車が全部京都ナンバーなので地図を見てみるとこの辺りは亀岡市になるらしい。バブルの頃に開発されたのだろうか、空き家や売りに出されている家が結構ある。まあ、こんな不便なところになかなか住む気になる人は少ないような気がする。
住宅街から下りていくと、大阪府に戻って豊能町に入る。しばらく下り基調で余野に出る。ここまでで約21㎞。余野のファミリーマートで水とお菓子を買って休憩する。田舎のコンビニは最近はイートインが併設されているところが多く、休憩するのにありがたい。特に今日は12/30で一般の商店はだいたい休みなので猶更ありがたみを感じる。ここで、家から持ってきたおにぎりとコンビニで買ったお菓子を食べる。
余野を過ぎると妙見山の登り口まであとわずか。

f:id:alasixOsaka:20211231145838j:plain
妙瀧寺入り口の看板(ここから妙見山に行けると思ったが)

妙瀧寺の看板を見つけて道を左に入る。地図によるとここから妙見山に行けることになっていたが、行ってみると道はお寺まで。その先は道がなかった。まあ、オープンストリートマップではこういうことはあるあるなのだが。仕方ないので、本当の登山道(といっても車も通れる舗装道路だが)まで、山の中を進む。幸い距離は大したことがなかったのでタイムロスはあまりなかった。
車道をしばらく進むと、トレイルの入り口に出た。

f:id:alasixOsaka:20211231150231j:plain
ようやくトレイルに

ようやく本格的な登山の始まり。と言ってもすぐに終わってしまうのだけど。途中で先ほどの車道を横切りさらに登っていく。

f:id:alasixOsaka:20211231150416j:plain
途中で車道を横切る

そして、山頂直下には大きな鳥居が。

f:id:alasixOsaka:20211231150500j:plain
山頂直下の鳥居

鳥居を抜けると妙見山。普通の人はケーブルカーや車で来るので、登山道から来ると裏から入るような感じになる。妙見山は昔から信仰の山だったらしく、神社も立派だ、と思っていたらなにやら近代的な建造物が、ぐるっと回ってみたが何かは結局わからなかった。

f:id:alasixOsaka:20211231150730j:plain
山頂にあるガラス張りの建造物(なんだろう)
f:id:alasixOsaka:20211231150835j:plain
山頂からの眺望

そして、その先に本当の山頂(三角点)がひっそりとあった。

f:id:alasixOsaka:20211231150922j:plain
妙見山の三角点

妙見山には売店があって、ぜんざいがおいしいとレビューにあったので楽しみにしていたが、やはりというか残念ながら今日は閉まっていた。仕方ないので、東屋を見つけてその中で、おにぎりを食べる。
帰路は光明山の方を回って余野の方に降りる。こちら側も車道が整備されているが、途中でトレイルに入る。割りといいトレイルで登りにこっちの道を来ればよかったと思った。トレイルは光明山の西側を通って、抜けていくような感じなので、光明山へ登るためには分岐を左に折れないといけない。今日のところはパスすることにした。

f:id:alasixOsaka:20211231151912j:plain
光明山への分岐

道は斜面をトラバースするように進み、尾根に出たところで、再び光明山の標識があった。

f:id:alasixOsaka:20211231152054j:plain
光明山を過ぎたあたりのトレイル。走りやすい
f:id:alasixOsaka:20211231152220j:plain
尾根に合流したところの標識

そして車道を横目に斜面を一気に下る。下った先で再び車道と合流。再び余野に降りた。ここまでで約30㎞。余野で今度はローソンで休憩。ここにもイートインがあった。山頂で暖かいものを食べられなかったので、カップラーメンとお菓子を買って休憩する。実は、妙見山売店が閉まっていた時のことも考えて、カレーメシとアルコールバーナーも持って行っていたのだが、妙見山では火を焚いてお湯を沸かすような雰囲気ではなかったので余野に降りてからコンビニで暖かいものを食べたのだった。それにしても現代のコンビニはありがたい。
余野からは行きと異なるルートで希望が丘の方を通った。希望が丘から上音羽の方を抜けて忍頂寺に向かった。音羽から忍頂寺に向かうところは昔、東海自然歩道を行ったときに通った道だ。

f:id:alasixOsaka:20211231153139j:plain
懐かしい東海自然歩道の標識。熊に注意とある。

東海自然歩道を通って忍頂寺スポーツ公園の前に出る。ここまでで40㎞。本当はここで休憩を取る予定だったが、12/26なら開いていたのだが、今日12/30は年末で閉まっていて中に入ることができなかった。仕方ないので、行きに休憩したバスの待合所でまた休憩する。ここまででかなり疲れているので、固形分を摂取する気がしない。エナジージェルを食べて最後の力を振り絞る。ここからは下りなので、何とかなるだろう。
帰りは、忍頂寺から車作へバス道を行き、そこから安威川ダム(建設中)沿いの道を通って、最短距離で帰った。忍頂寺からはずっと下りだったので、全部走ろうと思って走ったのだが、途中で走れなくなるかと思ったが、何とか最後まで走り切ることができた。想定時間は10時間を予定していたが、最後10㎞ほどを走り切れたこともあり8時間半ほどで完走することができた。やはり登りがそれほどでもなかったということでもっとしんどいかと思ったが少し余裕をもってゴールすることができた。これで60㎞への手ごたえが少しできた。

地図は自宅付近を削除してあります。そのため距離が50㎞よりも少し短くなっています。