RayWayバックパックの製作(完成)&ポンポン山に行ってきました。

ようやく完成です。

連続投稿ですが、実際にはこの間は何か月かかかっています。
alasixosaka.hatenablog.com
RayWayのバックパックを誕生日プレゼントに買ってもらって約1年。ちまちまと製作していたおかげで随分と時間がかかってしまった。
まあ、裁縫の素人が英語のマニュアルを読み読み、作っていたのだから仕方ない。だいたい、2-3週間に1回のペースで1回あたり1時間くらいしか時間かけてないので、延べ時間にしたら20-30hくらいか。
出来栄えはお世辞にも美しいとは言えないが、じぶんで1から作ったのだからそれなりに満足感はある。問題は使い心地。こればっかりは実際に使ってみないとわからない。
ところで、このザックは実にシンプルな造りなので、ちょっと手を加えてみた。

胸ベルトの調節をしやすくする。

胸ベルトはオプションという扱いなのだが、トレイルで走るということを考えるとつけておいた方が良いと思った。一応キットに必要なパーツは入っているし、マニュアルにもつけ方が書いてあるので、マニュアルに従って取り付けた。ところが、ベルトが薄いので、しっかり止まらない。このままだと、使っているうちにどんどん緩んでいきそうなので、手芸屋さんに行って、ラダーロックというパーツを買ってきてつけてみた。

f:id:alasixOsaka:20220108175338j:plain
胸ベルトにラダーロックを追加。真ん中よりやや上に映っているのかそれ。

効果はばっちりで、これで緩むことはなくなりそう。

ハイドレーションに対応させる。

普通のザックなので、トレランザックのような胸ポケットがない。水分は、サイドポケットにペットボトルか水筒を入れておくか、ハイドレーションで対応することになりそうだが、ハイドレーションもザックの中に吊り下げないといけないので、吊り下げる用の取っ手を付けた。これも、手芸屋さんで表裏で止められるマジックテープ(普通のオスメス別々のとちがうやつ)を買ってきて、ザックの上部の内側に付けた。

f:id:alasixOsaka:20220108175724j:plain
ハイドレーションを吊り下げる用の取っ手を付けた。写真真ん中やや左の黒いマジックテープ。
f:id:alasixOsaka:20220108181112j:plain
完成したザック。
<>
f:id:alasixOsaka:20220108181129j:plain
完成したザック。バックパネル側

ためしに使ってみる

このザックは容量が約32Lと結構入るので、基本的には泊まりで出かけるときなどに使う予定。しかし、いきなり泊まりに持って行って不具合があっても困るので、とりあえず近所のポンポン山に持って行ってみた。
普通にポンポン山に行くだけの装備だとスカスカでザックの形にならないのし、背負い心地を確かめるということもあって、テント、シュラフ、など不要なものも詰め込んでみた。それ以外には防寒具、食料などを入れていった。さすがにテントやシュラフが入ると重さが増して、初めは走るのも少し辛かったが、しばらくすると慣れてきた。意外に背負いやすいということか?
とにかくザック自体は軽い。軽さでいうと、RaidlightのResponsivと双璧ではなかろうか? Responsivの方は一応24Lということになっているが、メインの気室だけでは24Lは入らないような気がする。ちょっと横道にそれるがResponsivだと冬など防寒具を持って走るようなとき、長距離で食料を多めに持って行ったりするとザックがパンパンになって背負いにくくなる。そこで、サロモンのout day 20+4を購入した。

これは、20+4というだけあって収納力はResponsivよりも上だった。しかし、作りがしっかりしているのでザック自体は重い。カタログスペック上の重量は671gとなっている。responsivの方はカタログスペック上の重量は290gということで倍以上の差があった。
www.trekkinn.com
さて、話を戻してRaywayザックの肝心の使い勝手だが、サイドポケットが巨大なので、なんでも入る感じ。この日は上の写真にあるようにトレッキングポールと山専サーモスをそれぞれ左右にに収納。まださらに大きなバックポケットもあってそれ以外にメイン気室が約32Lとサイズ的には非常に大きい。シュラフやテントを入れても写真のような感じでまだまだ余裕がある。ちなみにテントはモンベルのモノフレームシェルター、シュラフはこちらもモンベルのダウンハガー800#5のWomenモデル。Womenモデルにしたのは自分は身長が162cmで大きなシュラフは必要ないので重量が少しでも軽い方が良いと思って選んだ。Womenモデルとは言え身長は174cmまで対応しているので自分の体形だと全然問題がない。というか内部が結構スカスカ。重量はそれぞれ、テントが589g(ポール込み)、シュラフが441g(スタッフザック込み)。もちろん本格的な冬山登山とかとなると容量は不足するのだろうが、夏山でテント拍の縦走でも十分なサイズ。
問題は、ハイドレーションの対応で、ハイドレーション用にマジックテープを付けたのは良いがRaywayのザックのメイン気室はドローコードで絞って閉める構造でチューブがちょうどザックの真上に出るような感じになる。そうすると、チューブが前に持ってこれなくてそのままだと飲めない。肩ベルトあたりにチューブを固定できるような場所をつくるなり、もう一工夫必要だと思った。この日は胸ベルトに挟み込むような感じでチューブが後ろに行ってしまわないようにして使った。

ポンポン山は遠かった。

過去に3度ほど登っているのでその記憶を頼りにあまり考えずに家から走っていったが、結局往復で30km。年末に妙見山まで50㎞をやっているので、連続で長距離を行く形になってしまった。意外に遠かった。それでも今回は登りでも頑張って走って大半を走って登ってみた。さすがにちょっと疲れたが何とか最後まで登り切れた。山頂は3連休で天気も良いということでそこそこ人がいた。そして山頂付近には雪が残っていた。
年末に降った雪だと思われるがまだ残っていた。1月中に去年途中でリタイアした六甲山系の縦走の残り半分を行こうと思っているがポンポン山でこんな感じだとすると、六甲の方は雪がある前提で臨んだ方がよさそうな感じ。

f:id:alasixOsaka:20220110100006j:plain
山頂には雪が

眺望の方は冬の晴天にしては今一で遠くが霞んでいてその点はちょっと残念だったかな。まあ、目的はトレーニングとザックのテストだったのでその辺はまあいいかな。

f:id:alasixOsaka:20220110095920j:plain
ポンポン山山頂からの眺め