体組成計を買い替えました。

もうずいぶん前の話ですが、このブログを始めたころに、モチベーションアップのためにWhitingsというメーカーのスマート体重計を買っていました。
alasixosaka.hatenablog.com
日付を見ると約5年前ですね。Wifiで接続し、クラウドにデータを保存して、アプリでグラフ化して見れるという当時としては相当な優れもので、今でも重宝して使っていたのですが、最近どうも体重の変動が大きすぎて、なんか違っているのではないかと思い始めています。1日で0.6㎏とか簡単に体重が増減するので本当に正しいのって思ってしまいます。
この体重計の気に入っているところは、上にも書いたように、Wifi接続なので、体重計が勝手にデータをクラウドに上げてくれるのでやることは毎日体重計に乗ることだけであとは見たいときにアプリを開けばデータの推移が簡単にわかるというのが気にっていました。もっとも、データ的には体重と体脂肪率くらいしか測れないのでそんなに高機能ではないです。
逆にどうもいまいちだと思う点は、体重の刻みが200g刻みでしか測れないことです。これだとなんか精度がもう一つという印象がぬぐえないです。また、乗った時によって2㎏下駄を履くことがあるのも気になっていました。どういうことかというと、体重計に乗ると自動的に計測が始まるのですが、どうも体重がえらい多いと思って体重計から降りると何も乗ってないのに2㎏という数字が表示されていることが多々あります。つまり、実際の体重よりも2㎏多い数値が測られているということです。これは、一度降りて乗りなおすとだいたいは正しく表示されるようになるのですが、ここ半年くらい体重の日々の変動が以前よりも多くなってきて、上にも書いたように多いときは前の日より0.6㎏多かったり、0.6㎏少なかったりということが頻繁に起こるようになってきました。これも年齢による体の変化なのかもしれませんが、初めから2㎏多い表示が頻繁に出たり、そもそも刻みが200g単位ということで体重そのものの測定があてにならないのでは思い始めたのが買い替えを考えるきっかけでした。

Wifiをマストにすると選択肢が少ない

今まで使っていた体重計が単体でWifiとつながってデータを蓄積してくれてたので、買い替えを検討するにあたって、まずWifiでデータがクラウドにアップできる体重計を探してみました。日本のメーカーの大手の製品では、タニタが1機種だけWifi接続の機種をだしています。
www.tanita.co.jp

ただ、こいつのバッテリーが充電式でなおかつ容量が小さくてすぐにバッテリー切れになるらしくどうもいまいちという印象でした。また、タニタの体重計は、Garmin ConnectやMy FittnesPalといった自分が普段使っているアクティビティやボディーデータを管理しているアプリとの連携が悪く(いろいろやる方法はあるらしいが)どうも食指が動きませんでした。
それ以外のメーカーになると、ガーミンの体重計は当然Garmin Connectとの親和性は抜群なのですが、体重の刻みがこちらも200gということで、あとお値段も結構するというのがNGな点でした。Withingsも後継機種を出していて最上級機は100g刻みでの測定ができるのですが、レビューを見るとあまりいい印象を持てなかったのでそれもパス。

もういちどじっくり検討する

なかなかすぐに答えが出ないので、いろいろな比較サイトも参考に再度Wifi接続以外の選択肢も含めて検討しなおしました。
一番参考になったのがこのサイトです。
monomania.sblo.jp
記事を全部読むと非常に長いですが、読むだけの価値はあります。かなり網羅的に機種を紹介している上に、使い勝手にかかわる部分をかなり詳しく紹介しています。この記事を読んで最も参考になったのが、Wifi接続にこだわらなくても、機種によってはBluetooth接続でもスマホタブレットに自動転送してくれるものがあるということです。これでだいぶ選択肢が広がりました。
ちなみに、上記したメーカー以外で、ここで紹介されている機種でWifi接続可能なものは、Huawei、Xiaomi、エレコム、ankerなどです。それ以外にもアマゾンなんかには中華メーカーと思われるWifi対応の体重計がいろいろと売られていますが、上の4つのメーカーよりも信頼度が落ちるので検討から外しました。
この中では、エレコムが一応日本メーカーだしどうかと思ったのですが、レビューを見るとすぐ壊れるとか結構よくないレビューが多く、もう一つな印象。HuaweiやXiaomiは中国メーカーの中では比較的しっかりと物を作る会社ですが、これらもレビューを見るとあまり精度は良くない印象を受けました。
結局、精度を期待するのならタニタオムロンといった日本の一流メーカーということになりました。参考サイトの記事を読むとタニタの上位機種は本当にすごいし、欲しいと思ってしまいますが、値段もかなり高いのと、本当にそこまで要るのというのを考えるとまあ、中位以下の機種でもいいんじゃないのと思ってしまいます。特に、今までが体重と体脂肪率だけを測っていたのでこの2つのメーカーの中位機種を考えるとどっちももっと色々な項目を測ってくれるのでそれでいいんじゃないかと思いました。
それで、結論としてはオムロンを購入。決め手は、旧機種がかなり値下がりしていてお手頃だったこと、データ転送がBluetoothにも関わらず計測後1時間以内であれば自動転送してくれる点、それから、Google fitと連携できるので、Garmin ConnectやMy FittnessPalとの連携がしやすいという点でした。

使ってみての感想

実際に数か月使ってみました。

体重は正確に測れる

たしかに増減はありますが、これは本当に体重の増減だと思われる範囲で、運動するとやや減り、していない時は少し増加するといった程度です。なにしろ刻みが50g単位ですから安心感があります。

体脂肪率は変動が大きい

一方で、体脂肪率の方はかなり変動が大きいです。一応傾向としては、長い時間の運動をした後は体脂肪率が低めに出ます。といって、脂肪が減っているのかというとどうもそうでもなさそうで、2-3日で元に戻ってしまいます。これは、体脂肪率の測り方のアルゴリズムが異なるためと思われますが、どうも、筋肉中に乳酸がたまった状態(つまり、筋肉痛が起きている状態)では、体脂肪率が低めに出るようですす。
また、ある日突然低い体脂肪率が出て、翌日に元に戻るといったことが起こります。これは、よくわかりません。
また、全体的に体脂肪率は前機種(Withings)よりも高めに出ます。オムロンだと私の場合20%前後が通常値で、前機種だと13%くらいが通常値でした。
アスリートとしては15%以下くらいが表示されると数値的にうれしいのですが、オムロンだと高めに出てしまうのでモチベーション的にはどうかと思う部分もあります。まあ、相対値としてとらえておくのが良いのだと思います。
上に挙げた変動以外は、概ね安定して測れていると思います。

その他の項目

その他に、内臓脂肪、体年齢、BMIなども測れますが、これらも参考値程度にとらえた方が良いと思います。

アプリ

測定データはスマホタブレットのアプリを使ってクラウドにあげることができます。アプリへの転送は自動転送されるということでしたが、少なくとも我が家の場合は自動転送はされませんでした。ただ、体重を測って1時間以内であれば、アプリを起動して転送ボタンをクリックするだけで体重計の方の操作はなしで転送されます。少し手間ですが現在はこの方式で転送しています。だいたい1週間くらいはデータを本体に持っていてくれるので頻繁に転送してやる必要はありません。
アプリの使い勝手ですが、正直あまり使ってないので何とも言えないところですが、画面は比較的シンプルです。各項目をクリックするとグラフが表示されるので、グラフを見て傾向を確認するくらいです。

連携

他のアプリとの連携ですが、私の場合は、MyfitnessPalというヘルスケアアプリと、Garmin Connectを使っているのでこれらと連携させています。
ただ、直接に連携しないので、一度Google Fitを介しています。
やり方は、Omron Connectの画面から、コンテンツ→コンテンツの追加→連携アプリ・サービス とクリックすると連携できるアプリの一覧が表示されるのでここでGoogle Fitを選んで連携させておきます。
それから、MyfitnessPalのほうで、右下の その他 → アプリおよびデバイス とクリックすると連携できるアプリの一覧が表示されるので、ここで、Google FitとGarmin Connectを選択して連携させます。
これで、体重に関しては3つのアプリで共有することができます。また、Garmin ウォッチで測った 歩数、アクティビティーでの消費カロリーなどもMyfitnessPalに連携されます。