天王山からポンポン山へ

今日は朝から雨模様で近畿地方もいよいよ梅雨入りかと言う天気。週末は天気が悪くなりそうという予報だったのと、たまたま会社が休みだったこともあり、昨日、天王山からポンポン山をまわって原方面に降りるルートにチャレンジしてきました。

朝の通勤ラッシュを避けて、朝の9時頃にJR山崎駅に到着。駅前のデイリーヤマザキで本日の行動食として、羊羮、ランチパック、ワッフルを購入。好物のういろうがあったので買おうかどうしようか迷ったが、ちょっとサイズが大きめだったので、悩んだ挙げ句パスすることに。これが後で後悔することに。ちなみに、当然ですが、デイリーヤマザキヤマザキは、山崎駅とは無関係です。

9時過ぎにスタート。天王山に登るのはとても久しぶり。中学生のときに登った記憶はあるが、後は大学生のときに登ったかもしれないという微かな記憶があるくらい。どっちにしても30年以上登っていない。来年は大河ドラマの舞台になるので人が沢山やって来そうなので、今のうちに上っておこうと思った。

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天王山登山口にある看板(歴史を感じる)

今回のテーマは登りはなるべく歩いて、体力を温存して、20km以上距離を稼ぐことに主眼をおくことにした。結論から書くと今回も見事に撃沈したのだが。

天王山まで

登り始めは急な坂道が続く。にもかかわらず、人家が立ち並んでいる。自転車では登れないような急坂なのに、こんなところに住むのも大変だろうなと思う。人家がなくなったところで、宝積寺の山門が現れる。他に行く道がないので、近づいて行くと、天王山登山道と案内があった。お寺の中に結構立派な三重の塔があった。こんな山の中に建っているとはちょっと意外だった。ここまで来ると少し傾斜も緩やかになる。

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宝積寺の三重塔

お寺の中を通り抜けて本格的な山道を登ると、十七列志の墓というのがあった。ここは、明智光秀豊臣秀吉が天下を争った古戦場なので戦国時代の武将の墓かと思ったが、幕末、禁門の変で亡くなった志士達の墓ということだった。京都市内で戦闘したのにこんなところに葬られているとは意外に感じたが、天皇に弓を引いたということで市内には葬ってもらえなかったのかもしれない。

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十七烈士の墓

十七列志の墓を過ぎてしばらく登ると見晴らしの良いところに出た。旗立松展望台だ。天気がよければ良い眺めが見られそうだが、あいにく曇り空でそれほど見張らしも良くない。そこからさらに登ると天王山の頂上に到着、スタートしてから約30分。今日は、登りは基本的に歩くと決めていたのでずっと歩いて登った。

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天王山山頂(他に人はいない)

天王山の山頂から柳谷観音方面に向かう。

天王山から先は尾根伝いの道を通って柳谷観音方面に向かう。ところが、道がわからず山頂付近をうろうろしてしまった。スマホを取り出して、ヤマップ上で現在位置を確認してようやく道がわかった。登る山の地図が登録されていればこのアプリは非常に頼りになる。この日はこのあともたびたびお世話になった。尾根つたいの道は比較的平坦なのでジョギングペースで軽く走りながら進む。

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天王山から柳谷に向かう途中の看板

尾根を下って舗装道路に出たところで、道を間違える。舗装道路を進んで、長岡方面から柳谷観音へ向かう車道が見えたところで間違えに気がついた。元来た道を引き返し、舗装道路に出たところに戻って、さらにしばらく進むと右手にハイキング路があった。舗装道路に出たところで左に行くべきところを右にいってしまったのが失敗だった。正しい道を進むと、さっき見えた、長岡から来る車道に合流した。地図を見るとさっきの間違えた道を行っても、少し距離が延びるだけだったが、舗装路を行くより山道を進む方が気分が良い。車道を少し行くと柳谷観音の駐車場が見えてきた。ここから再び山道に入ることになっているが、入り口がわからない。再びスマホを取り出してヤマップで確認。正しいルートは駐車場に入るのが正解らしい。案内看板もなく、分かりにくい。

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柳谷観音の駐車場。この駐車場に入って、右手奥の田んぼの脇がルート

一応紙の地図も印刷して持ってきてはいたが大雑把にしかわからないので、スマホのアプリで地図を拡大して見ないとわからなかった。ここから先は基本的にヤマップのアプリで地図を確認することにした。GPSで現在地もわかるし、便利な時代になったものだ。

柳谷観音からポンポン山まで

駐車場の右手にハイキング路のような道が続いているが、入り口にフェンスがあって門が閉まっている。ヤマップのルートではここを通っていくことになっているが、通れないのかなと思って近づくと、ハイカーの人は門を開けて通ってからまた閉めるようになっている。無事に門を通り抜けてルートを進むと谷筋を越えて尾根まで直登し、尾根上を進む。尾根上に出ると久しぶりに気持ちの良い山道に出た。気分よく軽めに走る。

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釈迦岳手前の山道。この辺りは気持ちよく進める。

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水無瀬方面に抜ける道との分岐


ところどころ急な斜面があるが、そこは歩いて緩いところだけ走る感じで進む。それにしても、平日だし天気も良くないし、ポンポン山に向かうにはマイナーなルートということもあって全然人と会わない。釈迦岳の手前でようやく一人ハイカーを見かけた。かなりの年配の方だった。自分もあんな年まで山歩きを楽しめるのかなと思う。

この辺りで空腹感を覚えたので釈迦岳で1回目の補給。ポンポン山まで頑張りたかったが空腹を放置するとハンガーノックになって後が大変なのでそこは我慢しないことにしている。ここまでで約2時間。ここで買った物の記憶が完全に違っていてすっかりういろうを買った気分になっていて、さあういろうでも食べようかと思って袋を開けたら入ってなくてショックだった。仕方がないのでワッフルを頬張る。やっぱり迷ったら買っておくべきだった。

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釈迦岳の山頂(ちょっとピンボケです)。

一息ついたところで、ポンポン山まであと一息と気合いを入れ直す。ここからは平坦な道が続いて、ポンポン山の山頂に到着、スタートから2時間20分。誰もいない無人の山頂だった。GWに子供と登ったときは大勢の人で賑わっていたので別世界のようだ。天気は相変わらず良くないが、ポンポン山からの眺望は思ったよりよかった。

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ポンポン山の山頂(今日は誰もいなかった)

ポンポン山から原へ下山

ポンポン山からはGWに登ったルートを逆にたどって原方面に降りる。緩やかな下りなので走りながら進む。降りはじめてしばらくすると左膝の腸脛靭帯あたりが痛みだした。どうも下りには弱いようだ。ペースを落として、歩きとランを混ぜながら進む。こっちのルートはポンポン山に登るのにポピュラーなルートということもあって何人かのハイカーとすれ違った。本山寺まで降りて来たところでトイレ休憩。膝のストレッチをして再び走り出す。しかし、わかっていたことだが、ここから先は舗装路が続き膝には厳しい。結構な勾配の下りで舗装路というのは一番膝に堪える。左膝に加えて右膝も痛くなってきた。だんだん歩く方の時間が長くなっていく。当初の予定では摂津峡を抜けて祥風苑でお風呂に入って帰ろうかと思っていたが、膝がかなりヤバイので無理は禁物と思って、おとなしく神峰山口からバスで帰ることした。神峰山寺からは歩くことしかできなかった。また、このあたりでスタミナ切れが発生。膝が問題なければ歩いてなら進めたかもしれないが、今回は登りはあまり走らないようにしてスタミナを温存したにも関わらす最後でスタミナ切れというのはちょっとショックな結果だった。結局バス停についた時点で走距離は約18km。タイムは3時間36分。結構歩いたのでまあ、こんなものかなと。

それにしても膝の方も気になるが、スタミナを何とかしないといつまでも20kmが壁になったままだ。とにかく、今年中には20kmの壁を突破したい。

バス停についた時点ではもうこれ以上動きたくないくらい疲れていたが、家に帰ってしばらくすると元気が出てきた。膝の方も家でアイシングするとだいぶよくなった。ここは無理をせずに途中で諦めた効果かも。また、筋肉痛もいつもほどでなく、そういう意味では前よりも少しは進歩しているのかな。