日帰りで登山に出掛けたり、トレイルに出掛ける時に、重宝するのが小さめのザック。トレランの場合は、トレラン専用ザックも持っているし、走るのに使いやすいように工夫されているので使いやすいが、容量的にもう少し欲しい時がある。レースならいざ知らず、自分で水分や補給食を持って、しかも冬とかに防寒具も持ったりするとトレラン用ザックでは少し小さいと感じることがある。今持っている、トレランザックで最も大きいのがRaidlightのResponsiv24というザックで、公称容量が24Lということになっているが、どうもそれほど入らない感じ。そこで、SalomonのOut Day 20+4というザックを買ってみたのだがこれは買ってみると結構おおきくて本格的ザックという感じ。
これはロールトップになっていて、通常は20Lでロールトップを伸ばせば24Lになりますよというコンセプトのザック。Responsiv24よりもはるかに大きい。大きいだけでなく、作りがしっかりしていて結構重い(671gもある)。そこで、300g前後で、20L程度のザックはないかと検討してみた。
maker | Raidlight | Salomon | patagonia | Pagoworks | Cotopaxi | macpac | gossamer gear | gregory |
product | Responsiv24 | Out Day 20+4 | Black Hole 20 | Rush20 | DELDIA24 | LW weka | vagabond packable | nano 20 |
H | 38 | 59.5 | 44 | 42 | 61 | 46 | 46 | 50 |
W | 18 | 44.5 | 28 | 26 | 30 | 32 | 27 | 25.4 |
D | 16 | 14.9 | 15 | 18 | 18 | 21 | 15 | 14.5 |
容量 | 10.9 | 39.5 | 18.5 | 19.7 | 32.9 | 30.9 | 18.6 | 18.4 |
重量 | 290 | 671 | 296 | 550 | 420 | 360 | 317 | 499 |
Resoinsiv24はメーカーで廃番になっているみたいで、公式な数値は見つけられなかったので物差しで測ってみた数値。単位は㎝、容量はそこから計算した数値で単位はL。その他のザックはメーカーの公式の数値とそれから計算した容量を載せてある。
こうしてみると、Responsiv24とOut Day 20+4では容量の計算値からすると約4倍違う。見た目も大きく違うはずだ。
そこから右は今回検討した20Lクラスのザック。PatagoniaのBlack Hole20。大きさは手頃で軽さもちょうどいいし、パッカブルにもなる。ちなみにBlack Hole 25というのもあるが一気に重さが500gを超えてしまう。
PagoworksのRush20 こいつはトレラン用ザックで、RunTripのYouTube動画でも紹介されていて結構いいなと思ったが、残念ながら重量が550gとちょっと重い。
それから、cotopaxiのDelDia24。結構軽くてシンプル。色合いもカラフルでかっこいい。でも計算するとOut Day20+4とほぼ同じくらいのサイズでちょっと大きい。
macpac のLW Weka。超シンプルさが潔いが、サイドポケットもないので山で使うにはちょっと不便そう。サイズはちょうどよい。
Gossamer GearのVagabond Packable、これもパッカブル。ほぼ同じ大きさでパッカブルでないJETとTrailというのもあるがどちらも重量が500gを超えてしまう。ちなみにハイカーズデポでは売り切れでした。
表の一番右は今通勤で使っているGregoryのザックNano20。これで20L。計算した容量はLW Weka、Vagabond、Rush20やBlack Holeとほぼ同じ。やっぱりResponsiv24は公称24Lといいながらこれら20Lクラスのザックと比べても随分小さく、約半分の容量しかない。
容量的には、Black Hole20、LW Weka、Vagabondのどれかという選択。LW Wekaは上にも書いたが、サイドポケットがないので落選。Vagabondもよさそうな気がするが、トップのハンドルが2つあってちょっとデザインが好みに合わない。
ということで、結論はBlack Hole20を購入。ちょうどAmazonで青色が安くなっていた。
手持ちのザックのサイズを比べてみた。左の2つが公称24LのResponsiv24とOut Day20+4、右の2つが公称20LのBlack Hole20とNano20。こうしてみてもResponsiv24が小さめだということがわかる。
Nano20は通勤で使っているが、499gとちょっと重めだが良いザックだ。ハイドレーション専用の気室もあって重さを気にしないならランに使っても全然問題ない。しっかりした造りなのでどちらかというとデイハイクや日帰り登山用という感じか。Black Hole20はそれに比べると非常に軽量。サイドポケットはあるが、雨蓋のポケットは財布や小物類しか入らないくらい小さいし、気室はメイン気室があり、その内側に小さなポケットがあるくらいのシンプルな造り。ちなみに内側のポケットは裏返してこの中にザックを収納するパッカブルにするためも兼ねている。ハイドレーションを入れるところがないので、内側ポケットのなかにフックがあるのでこれを使うしかない。また、ショルダーストラップにポケットがないので、外付けでケースなどをつけて使うことになりそう。実際に使ってみたらまたレポートしようと思っている。