伊吹山登山

6/12(日)に伊吹山に登ってきました。
夏休みに、南アルプスを登山する予定を立てていて、そのトレーニングを兼ねて、登ってきました。
伊吹山は近畿に3つしかない百名山の一つで、実は去年までどれも登ったことがなかった。去年大峯山系の八経ヶ岳に登って一つ。今回で2つ。残りは大台ケ原。実は大台ケ原は子供の頃親に連れられて行ったことがあるが、山頂まで行ったかどうか記憶があいまいなので、まだ登っていないことにしてある。
伊吹山へは、公共交通機関を使っても行けるので比較的お手軽。また、山頂付近までドライブウェイがあり、山頂付近に売店がいくつかあり、割と気楽に登れる山である。
とはいっても、標高差が1000mくらいあり、それなりに登山した気分にはなる。
朝7時過ぎに家を出発。新快速で米原まで行き、そこからJR東海の大垣行きに乗り換え、近江長岡で下車。ところが、近江長岡ではICOCAで出場することができない。JR西日本JR東海ICカードの連携をしていないようなので、窓口で清算する必要がある。もっとも、ICOCAにチャージしたお金から清算してくれるので現金は必要ないが。それにしても、たまにしか利用しない我々はまだいいけど、あの辺に住んでいる人は不便でしょうがないだろう。何とかならないものか。
米原駅から登山口まではバスで15-20分くらい。こちらは現金で支払い¥370。登山口には神社があり、山岳信仰の山だということがわかる。

伊吹山登山口にある神社

神社の先に登山口の入り口がある。まず、ここで入山料を支払う。¥300。すぐに登りの連続なので軽く準備運動をして、登山届を提出して登山開始。
今日は、一応登山のつもりで用意をしている。また、売店などもあってそんなに困らないだろうし、夏場で防寒具もそれほどいらないので(山頂はそれなりに寒かったけど)、ザックはADV SKIN12を選んだ。
ズボンはモンベルのストレッチODパンツ。シャツは、アンダーがスーパーナチュラルのメリノTシャツ。始めは速乾性のエステルのシャツにしようかと思ったが、梅雨入り前で晴天とは言い難く、気温も前週よりも低めなので少し暖かめの服にした。アウターシャツも、少し厚めのモンベルのウィックロンZEOの長袖にした。靴はアルトラのローンピーク。これはちょっと失敗した。結構、岩や石がごろごろしていて特に下りではもっと厚底の靴の方が良かったと思った。また、今回はトレッキングポールを利用した。
9:30過ぎ登山開始。

登山口

バスには数人しか乗っていなかったが、登山口には車で来たのだろうか、それなりに人がいた。
しばらく行くと1合目。ここには売店がある。ここから先はスキー場の横を通っていくことになる。先が見渡せるが、結構な人が前を登っている。人気の山だということがわかる。

1合目の売店。登山口にはお店がないので、下山後休憩するならここ。
スキー場の横を登っていく。

しばらくはスキー場脇を登る。振り返ると景色が良い。

スキー場から振り返った眺望
更に登ったところ

5合目まで来ると休憩所、トイレ、自販機などがある。なんか至れり尽くせりだ。ここまで30分ほど。思ったよりもハイペースで登ってこれた。とは言えここからが本番。
朝が早かったので、ここでスポーツ羊羹とカントリーマアムを食べる。カントリーマアムはチョコ味ででもチョコレートのように溶けないので良いのだが、あまり長い間ザックに入れておくと砕けてしまう。これは、東海自然歩道に行った時の残りで半分に割れていた。
前日は雨で、朝方も曇り気味で山頂も見えなかったが、ここにきて晴れてきて山頂が見えるようになった。

5合目付近から山頂を眺める

5合目を過ぎてしばらく樹林帯のなかを進むが、樹林帯を過ぎると視界が開け、前方にそびえ立つ斜面が現れる。新幹線から眺める冬の伊吹山で雪を被っているのがこのあたりか?

樹林帯を抜けたところ。山頂まで急斜面が続く

傾斜が急になって速度を落とそうかとも思うが、前方を行く人に追いつくと道を譲ってくれるので足早に抜いて行くことを繰り返してなかなかペースが掴めない。そのうちに頂上直下までやってきて結局終始ハイペースのまま登りきってしまった。頂上には11時18分に到着。1時間半で登った。コースタイムが2時間40分なので、だいたい56%くらい。
山頂には日本武尊命の像が祀ってあった。確かこの辺りで亡くなられたと記憶している。

山頂にある日本武尊の石碑
山頂からの展望、西側?
山頂からの展望、南側。右手に琵琶湖が見える。
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山頂からの展望、関ケ原方面

当初の予定では山頂の売店で伊吹そばでも食べようかと思っていたが、思いの外早く着いてしまったので持参したおにぎりを2つ食べて下山することにした。バスの時間を調べると近江長岡行きは13:40発と相当時間が有るが、12:56に長浜行きがある。登りの所要時間から考えて十分間に合いそうだ。
下りはややかけ足で降りる。これも南アルプス登山の練習のつもり。登りは山小屋泊なので、きっちり時間通り登らなくても良いが、下りは下山後バスが決まった時間にしか無いので実は登りより下りの方が時間に余裕が無い。そこで急ぎ足で降りるとコースタイムに対してどのくらいで下れるかを把握しておきたかった。しかし、当たり前だが、登りで多くの人を抜いて来たということは、まだまだ登ってくる人が多く、特に山頂からしばらくは登山道も細いので、道を譲らないといけないので思うようにペースが上がらない。

下りの途中での眺望

そして、岩や石がゴロゴロしてて、足が痛い。ローンピークを履いて来たのは失敗だった。途中で、右のつま先を思いっきりぶつけてまたしても親指の爪から内出血した。昨年の大峯奥駈道で痛めて、ようやく爪が治ってきたところなのにまたやってしまった。まあ、やってしまったものは後悔しても仕方ない。
5合目を過ぎると登ってくる人も少なく(それでもまだ登ってくる人もいたが)、道も広くなってきたし、傾斜も緩くなってきた。しかし、無理にスピードを上げて急斜面を降りたおかげで足が痛くなって走ることができない。仕方ないので、速足で降りる。それでもバスの時間には十分間に合いそう(だと、その時は思っていた)。
登山口に戻ってきたのは12時40分。下りはコースタイムの67%だった。やはり、途中の渋滞が効いたみたい。降りるときは時間に余裕を持つ方が良いみたいだ。
まだ、バスの発車まで時間があると思い、トイレに行って用を足してから、顔を洗ってさっぱりした。そして、時刻表をよく確かめると、なんと12:56発は平日の時刻で、休日は12:38発だった。そうと知っていれば、もう少しスピードを上げて降りて来たのに。後悔先に立たず。それにしても、このうっかりミスは大きい。次のバスまでまだ1時間近くある。登山口にはお店もなく、ゆっくり休むところもない。1合目まで戻って時間をつぶすかとも考えたが、近江長岡発の電車の時間が13:37発というのがある。駅までの距離はgoogole mapで調べると4.4㎞。歩くと間に合わないが、走れば間に合う。ならば走ろうということで、駅まで走っていくことにした。たかだか4㎞ちょいと思っていたが、2時間半の登山の後で、足に疲れがある上に、途中で腸脛靭帯が痛くなって走るのがつらくなってきた。それでも、歩いて電車に乗れなかったらここまで走って来た意味がないので、だましだまし走る。なんとか駅の500mくらいまで走ってこれて、もう間に合うことが確実になったのでそこから歩いた。
帰りはまた、ICCOCAでタッチすると清算することになると思ったが、切符を買う時間もなさそうだったのでタッチして乗ることにした。

近江長岡駅から伊吹山を望む

しかし、なんと米原方面への列車が遅れている。米原での乗り継ぎが3分しかないので、3分以上遅れると新快速に乗り遅れる。米原での乗り換えはJR東海からJR西日本になるので、遅れてしまったら待ってくれないことが予想される。なんとか出発時間までについてくれないかと気が気でない。米原に近づくと車内アナウンスで乗り換えの案内があり、乗る予定の新快速の案内がされた。米原に着いたら、真向いのホームに新快速が止まっていて、一応こちらの列車を待ってくれていた様子。ICカードは連携していないが、列車同士の乗り継ぎは連携しているみたいで良かった。あとは新快速で高槻まで行って、普通で一駅。伊吹山は新快速で行けるので距離はそこそこあるが結構楽ちんで行けるので良い山だと改めて感じた。
今回の反省は、下記の通り。
下山はあまり急がない。でも時間に余裕は持とう。下りの方がコースタイム比で余計時間がかかると思った方が良い。
靴は底の厚い靴で。底の薄い靴だと足先が痛い。
下山後の休憩は1合目の売店で。登山口には何もない。あるいは、途中の薬草の湯まで歩いて行ってそこからバスに乗るのもあり。

まあ、トレーニングにはなったし、結構楽しめたので、また機会があれば登ってみたい。

還暦ハイクin若草山

先週の日曜日に同窓会があり、久しぶりに中学校の同級生にあってきました。
午前中は若草山にハイキング、夕方から奈良市内の居酒屋で飲み会というスケジュール。
若草山に登るというので、東大寺の方からパパっと登って下りてくるのかと思っていたら、全山違って、春日大社の裏山からぐるっと回って約13㎞のコースでした。

軽めのハイキングだと思っていたので、その前に通っていた中学校を見に行こうと思い、集合は近鉄奈良駅前だったが、JR平城山駅からウォームアップ代わりに走っていこうと思った。
ところが、乗換案内で検索すると何故か京都駅経由のルートが出てこないで、大阪廻りのルートしか表示されない。おかしいなと思ってJR西日本のページから検索してもやっぱり同じ結果。よくよくJR西のHPを見ると、なんとその日は工事のため京都~城陽間が始発から10時まで運休していることがわかった。大阪廻りで行くこともできるがなんとなく奈良を通過してその先まで行くのもなんだかなあと思い、近鉄で行って高の原駅からスタートすることにした。距離は少し伸びるがウォームアップには問題ない。
まずは高の原駅を降りて、住宅地の中を抜けて平城山駅に向かう。この辺りは平城ニュータウンと言って、たしか中学ぐらいの時に開発されたところ。近鉄高の原駅もその頃に新しく作られた駅だ。
すぐに奈良高校の前に出た。奈良高校は昔は自分の言っていた中学校のすぐ隣にあったが、老朽化のためにこちらに移転したらしい。住宅地の中を抜けてJR平城山駅に到着。JRの駅は高の原駅よりもずいぶん新しい。なんせ中学の時はJRは国鉄と言っていた時代で、奈良線ディーゼルの単線で超ローカル線だった。その後JRになって電化され今では快速列車も走るそれなりの路線になっている。平城山駅もJRになってから作られた。
地下道をくぐって平城山駅の反対側に出ると、奈良自転車道に出た。

奈良自転車道の看板

しばらくは、奈良自転車道を走る。しばらくはならやま大通りと平行に進む。そこから南下して黒髪山キャンプフィールドの手前で自転車道と別れ、キャンプフィールドの方へ向かう。
こんどはJR奈良線に並行して南下し、また東に折れて住宅地の中を抜けると中学校の裏手にでる。この辺りは昔は何もない山の中だったがさすがに開発がされて家がいっぱい建っている。

住宅地の方から中学へ向かう道。昔は家はなかったなあ。

そして、懐かしの中学校の門の前に出た。何年ぶりだろうか。卒業以来来てない気がする。

中学校の正門

ついでなので、奈良高校の跡地にもよってみる。

移転して廃校になった奈良高校の校舎
旧奈良高校の門

そこからは道を下って一条通に出る。すぐに右に折れて佐保川沿いを行く。

新緑の美しい佐保川沿い

やっぱり奈良は落ち着く。高槻もそれなりに自然があっていいところだが、奈良はまた一味違った落ち着きを感じる。小中高と11年間住んだのだからそういう感慨もあるのかもしれない。
奈良女子大の横を抜けてほぼ時間通りに近鉄奈良駅前に着いた。駅前の行基菩薩像はむかしから全然変わっていない。変わっているのは我々の姿形で、集合場所に行っても、全然見つけられずに、結局Lineで連絡してようやく合流することができた。いやあ歳月というのは人を変えるもんだなあと改めて実感した。

さて、最初にも書いたようにここからの方が、これまでよりも長かった。幹事の人はちゃんとLineでコースを送ってきてくれてたらしいのだが、どうも使いこなせてなくて全く認識してなかった。ついでに言うと、お昼もどうするのか全然わかってなくて、というか若草山登って下りるだけならすぐなので、ちょっと遅めのランチをしてそのまま夕方の飲み会に行くのかなと思っていたが、お弁当持参だったとのこと。何も持ってないので、同級生のH君におにぎりとパンをもらってしまいました。H君どうもありがとう。
コース図は上の方に貼ってありますが、まずは春日大社の参道を通過して、飛び火野の南から登っていく。しばらく行くと、山道が始まる。春日奥山遊歩道というらしい。

こんな感じの道が延々続く

トレイルランで走って下りてくる人が大勢いた。トレイルランナーにしては珍しく皆、向こうから挨拶をしてくる。同じチームのメンバーかな。それとも奈良のトレイルランナーは礼儀正しい?
遊歩道を上り詰めると、奈良奥山ドライブウェイに合流。ここに春日山原始林の石碑がある。この辺りは人に手が入っていない原生林がそのまま残されている。春日大社の神域とされていたからだろう。

ドライブウェイ合流点手前の石碑

ここまで来ればもう登りはほとんどないが、若草山はまだまだ先だ。さらに3㎞ほど行って駐車場に出ると若草山は目と鼻の先。やっぱり結構疲れた。
若草山でランチタイム。景色もいい。

若草山から遠く生駒山を望む

ちなみに若草山の入山料は150円でした。あまりお金を取られた記憶がないが、そもそもそんなにてっぺんまで登ってないのかもしれない。下まで降りてきて、緑の草が広がっているあたりを見て、ああこれが若草山の感じと思った。

下から若草山を望む

同級生とも話をしたのだが、昔は自由にどこでも登れたような気がするが、今は登山道が決められていてそこしか通れないみたい。また、山の中腹に柵があってその中には入れないようになっている。昔の感じが残っているのは下の方のほんの少しの部分だけみたいだ。
そこから東大寺の境内を抜けて、奈良県庁の横を通って近鉄奈良駅に戻った。奈良県庁横には大きなバスターミナルができていて、修学旅行の学生さんたちが沢山いた。このターミナルは一時ニュースになっていてせっかく作ったのに利用料が高くて誰も使わないと言われていたが、値下げをしたのか、その日は大変賑わっていた。
近鉄奈良駅近くの居酒屋で遠足に参加しなかったメンバーと合流して飲み会に突入。コロナで飲み会自体2年以上参加してなかったので本当に久しぶり。また同級生と会うのはもっと久しぶりで10年以上会っていなかったので大変懐かしく、楽しい時間を過ごさせていただきました。幹事の方ご苦労様でした。
それにしても、早生まれの自分はまだだが、みな還暦を迎えていて、いろいろ話をしているとこれからの人生をどう生きるかまた少し考えてしまった。自分はモーレツサラリーマンではなかったが、やっぱり仕事を中心に生活をしてきたような気がするし、60歳で定年になって一区切りをつけようかと考えているが、具体的にどうするかは全くの白紙の状態。まだ子供が完全に独立してないので好き放題に遊ぶと言う訳にもいかないが、少し生活のペースを変える必要はあるのだろうと思った。第二の人生のやりがいとは何か、しばらく考えるテーマになりそう。まあ、当面は子供の成長を見守るというのもありそうだが。
それにしても、同じ年で還暦でもやっぱり男子より女子の方が元気な気がする。遠足でも女性陣はスイスイ歩いていた。男性陣はちょっと遅れがちという感じだった。自分は普段トレーニングしているのでさほどでもなかったが、女性の方が長生きするというのも改めて納得した。

Android 地図アプリの改良(修正版)

Andorid地図アプリを改良して、残り距離を表示させるようにしたが、バグがあったので修正しました。
alasixosaka.hatenablog.com
具体的には、コース距離が10km未満の時、Whileループを抜け出す条件文が間違っていたので、アプリが落ちてしまう現象が起きていました。
While文の条件を

while((count<11)||(count<rdismax))

となっていたのを下記のようにor(||)からand(&&)に修正しました。

while((count<11)&&(count<rdismax)) {
                switch (count) {
                    case 1:
                        drawable = getResources().getDrawable(R.drawable.one);
                        bitmap = AndroidGraphicFactory.convertToBitmap(drawable);
                        poimarker = new Marker(rdis.get(count-1),bitmap,ofset2,ofset2);
                        markers.add(poimarker);
                        break;

これで問題なく表示できるようになりました。
単純なミスでお恥ずかしい。

また、バックグラウンドでのGPS取得がうまくいかない問題、ハングアップが起こる問題はまだ検証できていません。今週末に使ってみて検証する予定です。

近所の山でトレラン(竜王山~摂津峡~三好山)

本来はGW中に帰省して、実家のそばの高見山に登るつもりだったが、喘息の発作が出たので規制は取りやめにした。その代わりと言っては何だが、5/5子供の日に近所の山を走った。
コースは竜王山近くから東海自然歩道に入り、そのまま東海自然歩道を竜仙峡を登り萩谷に出て、摂津峡まで行き、その先は東海自然歩道から分かれて三好山に登って帰るというルート。
ちょっと確かめたいことがあって今回はこのルートにしてみた。
1点目は、Ride with GPSOSM Outodoorによると、東海自然歩道竜王山への登り口が以前行ったところと違っていて、忍頂寺小学校の向かいのあたりから斜めに登るようになっていること。以前は、忍頂寺のバス停近くの参道の石段を登って行った。
もう1点は竜仙峡のところ、前回行ったときは、竜仙の滝手前で道に迷ったので、ちゃんと行くにはどうしたら良いか確かめようと思った。

出発前にトラブル。モンベルのハイドレーションがAdv Skin 12に入らない。

先日、もう少し大きいハイドレーションが欲しいと思って、モンベルの2Lのハイドレーションを購入した。今日は暑いので、荷物も軽く済みそうだし、ADV Skin 12で行こうと思ったが、なんと2Lのハイドレーションは入らないことが判明。サロモンのだったら細身だし入るのかもしれないが、モンベルのはやや幅が広く、ザックに収まらないことが判明した。

webshop.montbell.jp
仕方がないので、以前から持っているサロモンの1.5Lハイドレーションに詰め替えた。
服装は暑くなりそうなので、上は半袖のTシャツ一枚。ズボンはトレイルを走るので長ズボンにしてファイントラックのスカイトレイルパンツにした。靴は最近お気に入りのアルトラのローンピーク。

竜王山へ

まずは、竜王山へ向かう。車作までは、安威川ダム(工事中)の脇を通っていく。途中、新名神の茨木菩提寺インターへ向かう道が3月に開通しているが、その先にも工事中の道路があった。特に看板も何もなかったのでどこに向かう道かわからない。
車作から安威川沿いの道を外れて、忍頂寺方面に登っていく。
忍頂寺小学校前で、分岐を発見。ここがOSM Outodoorだと東海自然歩道と表記されている道。しばらく行くと、忍頂寺に到着。ここが忍頂寺だったのか。いままで、忍頂寺バス停から石段を上がったところにあるとばっかり思っていた。

忍頂寺(寿命院)

ここは、道標の表記では東海自然歩道ではなく、竜王山自然歩道となっていた。
しばらく行くと、石段から登ってくる道に合流。東海自然歩道の道標が立っていた。やはり、石段からの道が東海自然歩道らしく、OSM Outodoorの表記は間違っているようだ。

石段からの道に合流。左手下が忍頂寺バス停からの石段に続く道。
振り返ったところ。真っすぐの道が忍頂寺(寿命院)からの道。竜王山自然歩道。

ここからしばらく舗装路を行き、舗装路の終わりからトレイルになる。トレイルをしばらく登ると竜王山山頂。GW中なのでもっと人がいるかと思ったがそれほど人はいなかった。
家族連れが何組かハイキングに来てお弁当タイムという感じだった。まだ、11時過ぎだが、自分もここでおにぎりを一つ食べる。トレランにはおにぎりがカロリー的にも、腹持ちにもちょうどいい。今日は玄米のおにぎりだった。最近時間のある時は玄米食を食べており、昨日も休みだったので玄米を炊いたのでおにぎりも玄米になった。しかし、おにぎりとして食べるなら白米の方が甘くておいしいと思った。

竜王山山頂からの眺め。

竜仙峡へ。やっぱり道は判りにくい。

竜王山を降りて竜仙峡に向かう。ここは東海自然歩道をたどる。いつも竜王山を降りるときは向きを間違えそうになるが、今日も間違えそうになった。東海自然歩道を行くおりくちはちょっとわかりにくい。
竜王山を降りて再び安威川沿いに出る。
ここで、東海自然歩道は一般コースと健脚コースに分かれる。竜仙の滝は健脚コース。健脚コースはしばらく亀岡に抜ける府道沿いを通る。ここは交通量が多くて走りにくい。前回来たときはダンプカーがひっきりなしに通って怖かった。今日はGW中とあって、ダンプカーは来ないが車は多い。
しばらく行くと道標を発見。ここが竜仙峡の入り口。

竜仙峡の入り口。
入り口の道標。

入り口からしばらくはたどりやすいトレイル。しかし、その先で沢を渡るところがわかりにくい。右の上の急な尾根に登る踏み跡があったが、トレイルっぽくないしえらい急なので、登りかけたがいくら何でも違いそう。そこに水路らしきものがあり、トラバースするように手前に続いているのでしばらくたどってみたが、どう見ても戻る感じになるのでこれも違いそう。結局元に戻って沢を渡ってみたら、少し登ったところにトレイルがあった。沢を渡ったところは正解ルートではなさそうで、もっと下から沢を渡ってこのトレイルに乗らないとダメな気がするが結局どれが正解かわからなった。
その先も何度か沢を渡りながら竜仙の滝まで行くのだが、道は不明瞭でたどりづらい。健脚向きというよりも上級者向きという感じだ。簡単に行くなら、沢沿いをとにかく滝まで行くという感じだろうか?

竜仙の滝。

萩谷公園へ。公園内でもトラブル発生。

竜仙の滝から武士自然歩道に合流。しばらく登ると尾根上の分岐に出る。武士自然歩道は右。東海自然歩道は左。今日は東海自然歩道を行く。そのまま行くと、萩谷の集落の下、中萩谷のバス停に出る。バス通りを渡って、細い道をたどる。一般コースはもっと下でこの道と合流するので、少し登り返してここまでやってくる感じ。もっともショートカットするなら萩谷公園の正門から入れば合流できるが。
東海自然歩道はバス通りを横切って細い道を通って裏から萩谷公園に入る感じ。ちょうどサッカー場のあるあたりに出てくる。
サッカー場の脇でのベンチに座って、2つ目のおにぎりを食べる。ここで、ハイドレーションの残りをチェック。この先はいくつか自販機があるが、足りなければここで補給しようと思った。しかし、まだ半分ほど残っているので水は補充せずに、そのまま先に進む。
東海自然歩道サッカー場と野球場の間を通っているが行ってみると通行止めになっていた。

萩谷公園内の東海自然歩道は一部通行止め。

デッキが崩れたらしい。前からちょっと危なそうだなあと思っていたがついに崩れてしまったらしい。仕方がないので、サッカー場の周りをぐるりと回って迂回した。

摂津峡から三好山へ

萩谷公園から摂津峡の方へ下る。
摂津峡は芥川沿いで、何故かこの辺りだけ岩がごろごろした峡谷になっている。上流の原の集落に出るとのどかな川沿いの風景が広がるので何とも不思議な感じである。きっと地質の関係かなんかでこの辺りだけ岩が多いのかもしれない。暑い日なので、結構上流まで人がいて川で遊んでいた。
摂津峡を抜けて橋を渡ると三好山への登り口。頂上まで900mとある。前にも上ったことがあるが、頂上を勘違いして、頂上まで行かずに降りてしまったので、今回は間違えずに頂上まで行こうと思う。
登り切ったと思ったところに開けた広場に出る。前回はここが頂上だと勘違いした。本当の頂上はもう少し上ったところ。登り切って今回は間違えずに頂上に着いた。

三好山山頂。
山頂からの眺め。

ここは、戦国時代は芥川山城という山城があったらしい。松永秀久も一時期この城に住んでいたとのこと。遠く生駒山が少し霞んで見える。右手をみると大阪市内のビル群が見える。自然豊かな山の上から眺めるビル群は何とも不思議な感じだ。
山を反対側に降りて再び芥川沿いに出る。ここから芥川沿いの遊歩道をしばらく下る。もう少し下るとこいのぼりフェスタの会場にでる。この2年はコロナで中止になっていたが今年は1000匹以上のこいのぼりが川の上を泳いでいるところが見れるらしい。しかし、人の多いところに近づくのも走りにくいので、こいのぼりフェスタの会場は通らずに、南平台の方に回って家に帰ることにした。
総距離は27.6㎞。登距離は980m。下の地図は自宅の付近は省いてあります。


Android地図アプリの改良(残り距離を表示する)

前回東海自然歩道に行ったときに、バスの発車時刻ぎりぎりになってしまい、残り距離が表示された方が便利だと思った。
alasixosaka.hatenablog.com
そこで、地図アプリに残り距離を表示するように改良を施した。

画像の準備

アプリの地図画面上に残り距離に応じて1㎞毎に数字を表示することにする。まずはそのための画像を準備する必要がある。
数字なので、①、②などの丸数字を表示すれば良い。そのために丸数字を画像データにして背景を削除したファイルを用意する必要がある。
以前矢印を作成したときにペイントでやっているはずだが、今回はうまく背景が削除できなかったので、別の方法で行った。ペイントの仕様が変更になっているのかもしれない。
今回はWordを利用して背景を削除した。
ます、丸数字をフォンドでなく画像データとして扱わなければならないので、ペイントで例えば「①」を描いて、これを四角形選択で選択し、Wordに貼り付ける。別にペイントでなくても画像データとしてコピーできるソフトなら何でもよい。Wordに貼り付けたら、Wordで「図の形式」→「背景の削除」とクリックして背景を削除する。このとき注意することは、丸数字のぎりぎりを選択すると背景がうまく認識できず背景の削除が失敗するので少し余白をもって選択して貼り付けておく。うまく背景が削除出来たら、図のところを右クリックして、「図として保存」を選択し、png形式で保存する。保存したデータは、Android Studioのプロジェクトのdrawableにコピペする。これで画像の準備は完了。

アプリのコード

アプリのコードを修正する箇所は3カ所。
まず、先ほど作成した残り距離を表す数字を表示するためのオフセットを設定する。

        if (Build.VERSION.SDK_INT <= 27){
            ofset = 0;
            ofset2 = 0;
        }else if (Build.VERSION.SDK_INT >= 28) {
            ofset = -40;
            ofset2 = -20;
        }

これは、Android9以降で位置がずれる問題に対処したもので、単なるofsetはその時の修正値。今回はofset2とした。数字の場合は表示するサイズが小さいのでオフセットを20くらいに設定すれば丁度良かった。
alasixosaka.hatenablog.com

次に、GPXファイルを解析するループの下に下記のコードを追加する。

        int roop = GPXs.size()/4;
        int rest = 1;
        if (Tdistance>=1){
            for (int i = roop-1; i>=0; i--){
                double dis = GPXs.get(i*4+2);
                if ((Tdistance-dis)>=rest){
                    lati = GPXs.get(i*4);
                    longi = GPXs.get(i*4+1);
                    LatLong latLong = new LatLong(lati,longi);
                    rdis.add(latLong);
                    rest++;
                    }
                if ((rest>10) || (rest>=Tdistance)){
                    break;
                }

            }
        }

何をやっているかというと、GPXファイルで読み込んだ値から残り距離を計算している。GPXファイルの読み込み値は、緯度、経度、通算距離、標高の順に各ポイントごとにarrayのGPXsに格納されている。コースの総距離は変数Tdistanceに入っている。そこで、Tdistanceと各ポイントの通算距離を比較して、残りが何㎞あるか計算できる。GPXsを逆順に読みだして、1㎞毎に残り距離がその距離を超えた時点の位置をarrayのrdisに追記して行っている。残り距離のカウントは変数rest。ちなみに、総距離が1㎞未満では処理を実行しないようにループの前にif文で判断している。また、総距離が10㎞未満の場合はrestが総距離Tdistanceを越えた時点でループを終了する。

そして、最後にPOIを表示させるループのおわりの部分、Log.i("MainActivity","ドキュメント終了");の下に次の文を挿入する。

            Log.i("MainActivity", "ドキュメント終了");
            Drawable drawable;
            Bitmap bitmap;
            Marker poimarker;
            int count =1;
            int rdismax = rdis.size();
            while((count<11)||(count<rdismax)) {
                switch (count) {
                    case 1:
                        drawable = getResources().getDrawable(R.drawable.one);
                        bitmap = AndroidGraphicFactory.convertToBitmap(drawable);
                        poimarker = new Marker(rdis.get(count-1),bitmap,ofset2,ofset2);
                        markers.add(poimarker);
                        break;
                    case 2:
                        drawable = getResources().getDrawable(R.drawable.two);
                        bitmap = AndroidGraphicFactory.convertToBitmap(drawable);
                        poimarker = new Marker(rdis.get(count-1),bitmap,ofset2,ofset2);
                        markers.add(poimarker);
                        break;
                    case 3:
                        drawable = getResources().getDrawable(R.drawable.tre);
                        bitmap = AndroidGraphicFactory.convertToBitmap(drawable);
                        poimarker = new Marker(rdis.get(count-1),bitmap,ofset2,ofset2);
                        markers.add(poimarker);
                        break;
                    case 4:
                        drawable = getResources().getDrawable(R.drawable.fou);
                        bitmap = AndroidGraphicFactory.convertToBitmap(drawable);
                        poimarker = new Marker(rdis.get(count-1),bitmap,ofset2,ofset2);
                        markers.add(poimarker);
                        break;
                    case 5:
                        drawable = getResources().getDrawable(R.drawable.fif);
                        bitmap = AndroidGraphicFactory.convertToBitmap(drawable);
                        poimarker = new Marker(rdis.get(count-1),bitmap,ofset2,ofset2);
                        markers.add(poimarker);
                        break;
                    case 6:
                        drawable = getResources().getDrawable(R.drawable.six);
                        bitmap = AndroidGraphicFactory.convertToBitmap(drawable);
                        poimarker = new Marker(rdis.get(count-1),bitmap,ofset2,ofset2);
                        markers.add(poimarker);
                        break;
                    case 7:
                        drawable = getResources().getDrawable(R.drawable.sev);
                        bitmap = AndroidGraphicFactory.convertToBitmap(drawable);
                        poimarker = new Marker(rdis.get(count-1),bitmap,ofset2,ofset2);
                        markers.add(poimarker);
                        break;
                    case 8:
                        drawable = getResources().getDrawable(R.drawable.eig);
                        bitmap = AndroidGraphicFactory.convertToBitmap(drawable);
                        poimarker = new Marker(rdis.get(count-1),bitmap,ofset2,ofset2);
                        markers.add(poimarker);
                        break;
                    case 9:
                        drawable = getResources().getDrawable(R.drawable.nin);
                        bitmap = AndroidGraphicFactory.convertToBitmap(drawable);
                        poimarker = new Marker(rdis.get(count-1),bitmap,ofset2,ofset2);
                        markers.add(poimarker);
                        break;
                    case 10:
                        drawable = getResources().getDrawable(R.drawable.ten);
                        bitmap = AndroidGraphicFactory.convertToBitmap(drawable);
                        poimarker = new Marker(rdis.get(count-1),bitmap,ofset2,ofset2);
                        markers.add(poimarker);
                        break;
                }
                //bitmap = AndroidGraphicFactory.convertToBitmap(drawable);

                count++;
            }

先ほどのGPXファイル解析のところで、各残り距離の位置をarray rdisに格納したが、それに基づいて各残り距離の数字を表示させている。countが残り距離を表す変数で、1から順にカウントアップしていき、10まで表示する。通算距離が10km未満の場合は、rdismaxが10未満になっているので、While文で判断して途中で処理を打ち切っている。本来こういう処理はループで処理したいところだが、画像ファイルが固有の名前を持っているのでベタな処理になっている。本当はもっとうまい方法があるに違いないのだが、とりあえず動けばいいやという感覚でプログラムを作っているのでみっともないけどこんなスクリプトになってしまいました。
実際にどうなるか確かめてみると、この間行った東海自然歩道のコース図にちゃんと残り距離が表示されるようになった。

残り距離が数字で表示された。

2022/5/6 追記
実際に使ってみたところ、途中でハングアップした様子。また、バックグラウンドでのGPS取得に問題がありそうだった。家に帰ってからスマホの画面を見ると、バックグラウンドでの位置情報取得の許可画面が表示されたままになっていたので、これが原因かもしれないのでしばらく様子を見ることにする。

2022/5/18 追記
プログラムに一部バグがあったので修正しました。
alasixosaka.hatenablog.com

グランフォンド京都に参加しました。

今年は3年ぶりにグランフォンド京都が開催された。
前回の記事を振り返ってみると、写真もルート図もない素っ気ない記事で、我ながらもうちょっと何とかならんのかなあと思ってしまった。
alasixosaka.hatenablog.com
とは言え、今回も写真はありません(笑)。走ることに注意が行って、また、久しぶりのロングライドということで、前半から疲れてしまって写真を取る余裕がなかったのが正直なところ。
何とか完走して帰ってこれただけ自分的には良くできたと思っています。

スタートは例によって7時から8時の間の五月雨式スタート。
今回は、少し到着が遅れたので、7時40分ごろにスタートした。天気予報は午前中にざっと雨が降って午後から晴れる予報だったが今のところすぐに降ってきそうな気配はない。
スタートしてすぐに綾部市街を抜けると最初の長宮峠への登りが始まる。いつものようにここの登りはとんでもない激坂で先にスタートして押して歩いている人が多数。今年は朝方に雨が降ったらしくて地面が濡れていて、苔の生えた地面が滑る滑る。ちょっと怖くて降りて押そうかと思ったが何とか頑張って頂上までたどり着いた。しかし、腰の状態はあまり良くないようで、最初の登りで腰にだいぶ痛みが出た。
最初の峠を降りたところが最初のエイド(AS1)。ここは最初のエイドということでおいてある食べ物も軽め。ビスケットと飴くらい。距離計を見るとまだ10㎞。ショートコースで110㎞なのでまだ1/10も行っていない。先は長い。ビスケットをいくつかもらって食べて、すぐに出発。
エイドを出るとすぐに緩やかに上り始める。やがてだんだんと登りがきつくなって2つ目の大簾峠登りが始まる。この2つの登りがこのコースのハイライトと言ってもいい。峠をおりてしばらく行くと由良川沿いにでて、JR山陰線沿いを走る。山家駅の手前で小さな橋を通って由良川を渡る。前回までのコースにはなかったところだ。しばらく行くと山家城跡公園に2つ目のエイドがあった。後で聞くとここのエイドはもらったコース図にも載っていない、急遽決まったエイドらしく、AS1.5ということらしい。ここではゆで卵がふるまわれた。卵はとってもおいしかった。
AS1.5を出てしばらくは平坦な道を走る。ここまで2つの峠を越えてきている上に、平坦を走る練習をこの2年ほど全くしていないのでスピードが全く上がらない。なんせ最近は自転車は短い距離の登りを走って、登りを鍛えるための道具にしかなっていなかったので。この辺りで今日の目標はショートコースの完走に決める。ロングコースはまず無理だろう。
40㎞手前でAS2に到着。ここではバナナとちっちゃなおにぎりを補給。この日は何故かトイレが近く、ここで1度目のトイレに行く。久しぶりに沢山自転車に乗って前立腺が刺激されているのだろうか?
AS2から先は3つ目の菅坂峠の登り。勾配はこれまでの2つほどでもないが距離が長い。自作のアプリで高低図を表示しているのであとどのくらい登りが続くのかわかるので、それを見ながらペース配分を組み立てて、無理をしないで登る。峠を登り終えて下ると、舞鶴の市街はすぐだが、ここでも平坦な道でスピードが出ない。登りで何人か抜いていくが、平坦でどんどん抜かれてしまう。
舞鶴市内に次のエイドAS3がある。ここも、今年から新しい場所に変更になっている。ここでは、肉じゃがとおにぎりが出た。なんでも肉じゃがは舞鶴が発祥の地らしい。それにしても肉じゃがはとってもおいしかった。今回は、ロングコースに行く人はここで申告して行くシステムになっていた。ロングコースに行くとごっつい峠を1つと小さな峠を1つ越える30㎞あまりのご褒美がある。今年はとてもじゃないが走れそうにないのでパス。いつかは走ってみたいと思う。AS3でもトイレに行った。本当にトイレが近い。ちなみにコース図はロングコースが書かれているのでAS3とAS4は同じ地点。次のエイドはショートコースではAS4ということになるがコース図ではAS5と表記されている。AS3で休んでいるうちにポツポツと雨が降ってきた。予報よりも遅かったがついに降ってきた。まあ、ここまで大きな峠を3つ越えてくるところで降らなかったのだけでも幸いか。
AS3の先は舞鶴市街を走る平坦なコース。半島のようなところをぐるっと回るような感じで走る。微妙なアップダウンが疲れた体にこたえる。市街地を抜けるところも一部コースが変わっていて、小さな川沿いの細い道を走る。大きな平たんな道をひたすら漕ぐのはもともと得意でない上に、先にも書いたように練習不足で全くダメダメなので、こういう道の方がありがたい。市街地を抜けるとしばらく京丹後鉄道に沿って走る。
やがて京丹後鉄道とも離れて、小さな峠(真壁峠)を登る。それでもここまでいっぱい登ってきたので結構きつい。
AS3からAS5まではちょっと距離がある。割りと平坦なのだが、疲れと練習不足でとっても遠く感じる。そして、半分も行かないうちにまた尿意を催してきた。途中で降りて立ちしょんでもしようかと迷う。
そして名物の?向かい風。由良川沿いに出ると川沿いを海の方に向かって風が吹くようだ。初めてグランフォンド京都に参加したとき、まだ、スタートが網野町で、ショートコースが福知山スタートだった頃、ゴールは今と同じく綾部でコースの終盤、この由良川沿いで向かい風に悩まされて、あまりの強風にたまらずに途中で止まって休憩したことがあった。今年はそこまで風がきつくなかったがそれでもそこそこの向かい風で進まない。そして、お尻もそろそろ限界になってきた。お尻もロングライドを全然やっていないので全く鍛えられておらず悲鳴を上げている。時々サドルから腰を上げてお尻を休ませてあげる。お尻に血が行くのが良くわかる。とにかくこれでごまかしながら進むしかない。そして腰の痛みもだんだんきつくなってきた。この時はとにかく早くエイドに着きたいという一心だった。かなりボロボロになりながらようやくAS5に到着。エイド到着と同時にトイレに駆け込む。ここまで来ればあと20㎞。まだ、もう一つ峠があるが。
AS5では、お弁当が配られた。ここのエイドはいつも地元の方が手作りで作られたこんにゃくがふるまわれるのだが、コロナでこういう形になったようだ。それでもお弁当の中に小さなこんにゃくが入っていた。AS5では出発前にもう一度トイレに行った。本当に飲んだ水分が吸収されずにおしっこになって出て行ってる感じ。AS5にいる間に少し雨が強くなってきた。とは言え急ぐほど体力が残っていないので、マイペースで走るしかない。
エイドを出てすぐに最後のサオリ峠への登りが始まる。もうかなり限界に近付いている。練習不足でロングライドを走ったときによく出る足の痛みが出て来た。プロ野球のピッチャーが登板すると手の毛細血管が切れるという話を聞いたことがあるが、どうもそんな感じなのかもしれない。ここまでやってしまうとトレーニング効果よりも体に悪い影響が出そうだ。ただ、自転車の不思議なところはそれでもスピードは落ちるものの何とか漕ぎ続けて進むことができること。ランだとここまでくたばってしまうともう動く気がしなくなるのだが。
前回はほとんど印象に残っていないサオリ峠が今年はとてつもなく長く感じた。それでも峠を越えればあと10㎞でゴールと自分を励まして何とか登り切る。5つの峠を押すことなく何とか登ることができた。
峠を過ぎてからの10㎞も普段ならなんてことないところだがすごく長く感じた。ようやくゴールにたどり着いた。
タイムは6時間40分くらい。前回よりも30分も遅いタイムだった。やっぱり練習はうそをつきませんね。まあ、それでも峠は全部走って登ることができたし、久しぶりのロングライドのイベントで楽しめた。でも、もうしばらくは自転車はいいかなという気分。


東海自然歩道を走る その7

東海自然歩道シリーズも第7回です。どこまで続けるのか? だんだんスタート地点が家から遠くなって出かけるのがつらくなってきた。
前回は紫香楽宮跡駅から柘植駅まででした。
alasixosaka.hatenablog.com
今回は、柘植駅から、鈴鹿峠を越えて土山の方に降りました。ゴール地点付近に鉄道駅がなく今回ははじめてコミュニティーバスを利用しました。
台風1号のお陰で風が強く、気温も下がっていたので結構寒かった。それに、鈴鹿峠の手前は向かい風で、風が特に強く、結構つらかった。

準備編

今回の装備は、上のアンダーがファイントラックのメリノスピンライトウォーム、その上にモンベルのクールライトロングスリーブ、そしてトレイルランナージャケット。アンダーとその上の組み合わせが微妙な感じだが、結果的にはこのくらいで良かった。アンダーの長袖は暑いかなとも思って半袖にするか迷ったが思ったよりも寒くってこのくらいで十分だった。ジャケットも途中で脱ぐことを想定していたが結局脱がずに着たままだった。ズボンはトレイルランナー、靴下がRxLのメリノ、靴は最近の定番、アルトラのローンピーク。ザックはこちらも定番になりつつあるRaidlightのResponsiv24。今回は、昼食として袋ラーメンとアルファ米の白米を用意した。お湯を沸かす必要があるのでバーナーとガスボンベ、それにチタンマグを用意。バーナーはスノーピークのギガパワーストーブ地、ボンベは岩谷のIP-110、チタンマグはLixadaの750mlのやつ。チタンマグにボンベ、バーナー、着火装置などがちょうど入るし、袋ラーメンを作るのにちょうどよいサイズ。これで袋ラーメンを作って、アルファ米を残ったスープにいれて雑炊を食べようと考えた。実はこれ、山行用の夕食に考えているメニュー。夕食を出してもらえる山小屋なら心配ないが、避難小屋のような食事のない小屋や、テント泊の場合、自分で作る必要があるので、かさばらず、簡単にできて、カロリーもあるという食事でこういうメニューを考えている。結果的にもう少し考える必要がありそうで、その辺の考察は昼食のところで。
今回も、途中で自販機がありそうにもないので、水は多めに、ハイドレーションで1.5L、それに柘植駅で調理用に550mlのペットボトルの水を購入して持って行った。寒くて思ったほど水を消費しなかったので結果的には500mlほど余った。

柘植駅~ゾロゾロ峠~不動滝

ゾロゾロ峠はかいけつゾロリが出てくる?(はずないか)

草津発8:55の柘植行きで柘植に向かう。9:49柘植着。スタート時間としては少々遅いが、今日は25㎞ほどの予定なので問題ないはず(実は違ったが)。
準備をして10:00頃スタート。まずは、前回ルートから外れた地点まで戻る。

f:id:alasixOsaka:20220417104713j:plain
スタート地点の柘植駅。前回は写真を撮り忘れたが今回はちゃんと撮った。

まずは、柘植駅から南下。右手の尾根の向こうに回り込む。地図上では尾根を越える道があるようだが、オープンストリートマップなので確実にあるとは限らない。始めからリスクを冒すよりも少し遠回りかも知れないが確実なルートを取る。回り込んで反対から見ると林道のような道があったので、行けたのかもしれない。後悔してもしょうがないのでそのまま進む。
進むとJR関西線の踏切に出る。

f:id:alasixOsaka:20220417105004j:plain
JR関西線の踏切。この辺りは非電化区間で列車もめったに来ない。

踏切を越えてしばらく行くと、前回東海自然歩道から外れた地点にでた。

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ここから東海自然歩道に復帰。

陸橋でJR草津線を越える。

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JR草津線を越える。

実はこの道は車では何度も来たことがある道。自分の実家の奈良から家内の実家の滋賀へ行くのに、名阪国道を通って、JR草津線沿いに栗東の方まで行くルートを以前は使っていた。その時に使っていた道がこの道。したがってこの先の余野公園も実は何度も横を通っていた。最近は新名神ができたので、信楽から新名神に乗るルートを使うようになったのでこの道に来るもの結構久しぶり。
線路を渡ると余野公園に出る。

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余野公園。遊具とかはなくただの広場。

誰もいない。朝が早いというほどでもないので、やっぱり寒いからか。
公園の入り口に道標がない。どういっても公園の北側に出ないといけないので、そのまま公園内を進む。広場の向こうにでると、キャンプサイトのようなものがあり、駐車してある車が何台かとテントがあった。これからキャンプをしようという感じ。
公園の出口付近に道標を発見。

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余野公園出口付近の道標。

どうやら正解ルートは右からくる、余野公園の東側の道を来るルートだったよう。
ここからしばらくは林道のような道を進む。
この辺りは道標が結構頻繁に出てくるし、距離も書いてあって親切。また、今までに見たことないデザインの道標もあった。

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三重県バージョン? の道標

しばらく行くと、壬申の乱の古戦場跡にでた。壬申の乱と言えば明日香時代に大海人皇子大友皇子皇位を争った戦いで、大昔の話だが、奈良で育った自分としては、飛鳥時代奈良時代の出来事は学校でも割と詳しく習ったし、明日香の遺跡などもよく見に行って馴染みがある。平城宮跡なんか毎日通学の時に電車から見ていた。しかし、確かに滋賀のあたりでの戦いとは記憶していたがこんなところが戦いの場であったとはちょっと意外。

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壬申の乱の古戦場跡

しかし、ガードレールに付けられたこの垂れ幕のようなもの以外何もなく、解説板もなければ見渡してもただの林があるだけ。これでは来た人は何の感慨もわかないのではないかと思った。
しばらく行くとゾロゾロ峠への分岐に出る。峠へは分岐を右に進む。

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ゾロゾロ峠への分岐。怪傑ゾロリが出てきそう?

カタカナの地名というのはどうもしっくりこない。北海道にはアイヌ語由来のカタカナの地名がたくさんあるが、本州ではあまりお目にかからないので違和感がどうもある。
11時前にゾロゾロ峠に到着。>

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ゾロゾロ峠

峠から右に行くと北内山、旗山というところに行けるらしい。東海自然歩道は左へ降りていく。

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ゾロゾロ峠の分岐にある道標

峠の下りから道が荒れ始める。この辺りは花崗岩質のようで、花崗岩が砕けた粗い砂が目立つ。サラサラした土質なので雨で容易に侵食されるので荒れるのが早い。道は細く、時々崩落しているところがあり、一応ロープがあったりするが、結構危ない。初心者には難しいコースだと思われた。
下りていくと沢に出た。自分で用意したルートマップではこの沢をしばらく降りたところで、左手の沢を登り返すことになっていたが、分岐は見当たらないし、道標はどんどん下りていくルートを指示している。仕方ないので指示通りにどんどん下りる。ここも沢を何度かわたるところがあるが、道は踏み跡レベルで、マーキングを頼りに進むような感じで、登山道の点線の道といった感じ。

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踏み跡レベルの道で何度か沢を渡る。

もう少し降りていくと沢に橋が架かるようになった。下から橋をつけていって途中で予算がなくなったのだろうか?

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沢の下の方には橋がある

しかし、ここで道を間違える。どこで間違えたかわからなかったが、実際のルートはもっと沢の淵にあったのに、踏み跡をたどっていたら沢から随分高いところに出てそこで踏み跡がなくなった。下を見ると道のようなものがあり、その先に橋が見えたので間違えたことに気づく。斜面をズリズリと降りて道に復帰。
ほどなく、林道に出る。

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林道に出たところの道標。不動滝は結局わからなかった。

不動滝の表示もあるが、滝がありそうな感じもなかったし、どこにあったかわからなかった。みちを外したあたりにあったのだろうか? それにしても滝の音は聞こえなかったが。

不動滝~バンドウ山を越えて国道1号線

今日の昼食計画は大失敗

時刻はそろそろ11:30頃。お腹もすいてきたが、スタートが遅かったのでまだ10㎞ほどしか来ていない。せめて全行程の半分まで行ってからお昼にしようと思い。羊羹、ナッツと行動食を取ってしばらく我慢することにする。
ここからまたしばらく登り。緩い登りだし、まだ元気もあるので走って登る。しばらく行って自分で引いたルートに復帰。距離的には結構なロス(ロスといっていいのかどうかわからんが)。
沢を上り詰めて今度は降りる。ここを下りる途中で、自分のルートでは左に尾根を登ることになっているが、ここも間違えていた。道標は沢沿いをひたすら下りるルートを指示している。軽トラなら通れそうな林道で気持ちよく走れるがそろそろお腹もすいてき。地図を見るとこの先でもう少し広い道に合流しそうなので、この林道沿いで少し開けたところでお昼にすることにする。河原とかいろいろ物色したが、なかなか適当なところが見当たらない。こういうところに限って路傍の休憩所もない。ようやく適当なところがあったのでお昼にする。時刻は12:30頃。上にも書いたように今日は袋ラーメンとアルファ米を用意した。早速バーナーでお湯を沸かす。しかし、お湯がなかなか沸かない。風が強く熱が逃げるらしい。結局沸騰するのを待ちきれず適当なところでアルファ米にお湯を注ぎ、残ったお湯でラーメンの調理にかかる。しかし、お湯がぬるくて麺がほぐれない。蓋をしてしばらく待ってみたが湧く気配が一向にない。いつまでも待っていたら時間がもったいないのであきらめて半煮えの固いラーメンを食べる。ラーメンスープの残りにアルファ米をぶち込んで即席の雑炊を作る。本来ならここでもバーナーで少し煮込む予定だったが、今日の状態ではやっても無駄になりそうなのでそのまま食べる。アルファ米もお湯がぬるくて少し芯があってとてもおいしいとは言い難い。結局時間ばかりかかっておいしくない食事をとることになった。トレランではもっと短時間で食べれるおにぎりのような食事の方が良い。どうしても暖かいものを食べたければ、山専サーモスにお湯を入れて持ってきて、スープかカップ麺を食べればよい。重量を測ってみたがそのほうが結局軽いし。ただ、山行で縦走などするときはバーナーがあった方が良いときもあるので、風防を用意するなど工夫が必要だと思った。
結局ここでもタイムロスが後で響くことになる。
お腹も膨れて(満足感は低いが)再スタート。またまたルートが違って大きく南を回るルートになりそうなので、今日は一体トータルで何Km になるのわからない。
次のポイントはバンドウ山。これもカタカナ表記だ。蛇谷川を遡って途中から右手に折れて尾根にとりつく。どこでもそうだが尾根の取りつきは傾斜がきつい。この辺は木段も(木というかプラスチックだが)整備されていてこれまでのところよりも歩きやすい。細かいアップダウンを繰り返して少しずつ登っていく。そして同じように下りる。降りてきたところの道標でバンドウ山まで1.5㎞、鈴鹿峠まで7.8㎞。右に行くとJRの兜駅に出るらしい。

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バンドウ山まで1.5㎞。

道を左にとって沢沿いを登る。また自分の想定ルートに復帰。しかし、なんでこんなルートを描いたのか? だいぶ前に作ったので今では思い出せない。
途中で道は右に折れて今度は沢沿いを下る道に。中津川というらしい。そしてしばらく下ると国道1号線に合流。ところでバンドウ山はどこにあったのか? ずっと沢沿いで山なんか通らなかったが。あとで地図で調べるとルートから随分北の標高451mの山らしい。それにしてもあの道標から1.5㎞では到底いけないはずなのに。どうも謎だ。

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国道1号線に合流。逢坂山以来。東海自然歩道は上の陸橋で1号線を渡る。

台風並みの風に苦しむ

国道1号線を渡ると、田んぼのあぜ道みたいな道に入っていく。

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あぜ道みたいなところを行く。

ここもちょっとわかりにくい。
あぜ道を抜けると旧東海道に合流。

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この辺りから旧東海道

しばらく行くと沓掛の集落に出る。なんとなく旧街道の趣がある。

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沓掛の集落

最も旧街道らしい趣があるのはこの辺りでは関の宿だが、滋賀側の土山や水口も街道の趣が残っている。4年前に東海道のウォーキング大会に娘と出たときに、石部からスタートして水口や土山を抜けて土山の道の駅まで30㎞歩いたのが懐かしい。
この辺りから向かい風がだんだんときつくなる。今日は全体に風が強かったが台風の影響ならそのうちに弱くなるだろうと思っていたが弱くなるどころかどんどん強くなっていく感じ。
この辺りにはコミュニティバスが来ている。バス停で路線図を見ると関駅まで行けるらしい。次のバスは16:08発。まだ当分はこない。

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沓掛のコミュニティーバスのバス停。関駅まで行ける。

バス停で写真を撮っていると、颯爽と走って抜いていくおじさんがいた。今日初めて走っている人を見た。恰好からして、トレランをしているわけではないらしい。何も荷物を持たず空身で走っている。スピードは自分とさして変わらないので風よけにさせてもらおうかと思ったがちょっとはしたない気がしてやめておいた。年も同じくらいの感じだし、地元の人だろうか、どこまでいくのかななど考える。それにしても風が強い。こんなに強いのは淀川で40㎞走をやろうとして30㎞で断念したとき以来だ。
しばらく行くと、鈴鹿峠然の家に着いた。ここの入り口には、旧東海道の五十三次が書かれたポールが立っていた。おじさんは自然の家の方にはいかず、そのまま道を進んでいく。しかし、すぐ先で道は合流。

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鈴鹿峠然の家にある東海道五十三次のポール。

でもよく見ると、なぜか草津がない。石部の次が京都になっている。草津にも立派な本陣が残っていて、東海道中山道が合流する重要な宿場のはずだが。
風は強いが峠まではまだまだ。しばらく行くと今度は伊勢坂下の集落に着いた。ここには本陣跡があった。本陣と言えば大名が泊る宿だが、ここの本陣はそんなに大きくない。以前はもっと立派だったのだろうか?

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伊勢坂下の本陣跡

さすがは旧東海道だけあっていたるところに看板があって色々書いてある。全部を詳細に読んでいると時間がかかるので写真だけ取ってざっと読み飛ばす。
そろそろ帰りのバスの時間が気になってきた。最初は14時半頃のバスに乗れるかなと思っていたが、もうすでに14時を回っているので全然無理。次のバスは15:35。これにはぜひ乗りたい。その次も50分後にあるが、あまり遅くなりたくない。
写真とか取っている間におじさんは遥かかなたまで行っている。しばらく行くと山道への分岐が現れた。

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山道への分岐

山道の出口で少し迷った。道標はV字に表示されている。斜面から下りていく先に道が見えるが崖になっていて飛び降りれそうにない。右に崖沿いに進む踏み跡のようなものがあるが、木でふさいであっていかにもこっちは違うぞという雰囲気を醸し出している。ならばと斜面の方にかすかな踏み跡をたどってみてるが先へは続いていない。また道標に戻ってしばし考えて、とりあえず崖の下に降りてみる。降りてみると道標があった。

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崖の淵を降りてくるところ。

いくらなんでもこの崖の淵はなかろうと思う。わざわざ山道に誘い込んで迷わせているようなもんだ。あの短い区間だったらそのまま国道沿いを行ってここに出てくる方がずっと良いのではないかと思った。キット前を走っていたおじさんはそうしたに違いない。
崖から下りて舗装路にでて、その先に片山神社があった。

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片山神社の石碑

神社に参拝している時間はなさそうなのでそのままスルーして鈴鹿峠に向かう。道は国道1号線の下をくぐる。

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国道1号線の下をくぐる。

1号線をくぐって階段を登ると1号線の向こう側に出た。ここに休憩所があってご夫婦と思われるカップルが座って休んでいた。今日始めているハイカーだ。
峠はまだ先のようでさらに道を登る。坂道の途中に芭蕉の句碑があった。

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鈴鹿峠下の芭蕉の句碑

その先に鈴鹿峠があった。峠と言っても何も眺望はないし、思ったよりも寂しい場所。旧東海道で箱根に次ぐ難所として有名でいまでもハイカーが結構訪れる場所だと思うがひっそりと峠はあった。

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ひっそりと佇む鈴鹿峠

鈴鹿峠~黒川バス停

バスの発車時刻に間に合うか? 昼食のロスタイムが痛い

峠から道を左に取ると高畑山。東海自然歩道旧東海道はまっすぐ進む。
すぐに三重県滋賀県の県境に出る。というか峠が県境ではないのね。

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三重県滋賀県の県境

旧東海道はまっすぐ、東海自然歩道は右に折れる。時刻は14:45。結構やばい。バス停までの残り距離はどのくらいだろうか? グーグルマップを見ると国道1号線経由で約4㎞。しかし東海自然歩道は東に進んでそれから北に折れる。真っすぐ行くか悩んだが、次回来るときのことを考えて東海自然歩道を進むことにした。しかし、ここから鈴鹿峠よりもさらにきつい登りが始まった。ここまで25㎞以上走ってきていてもう足がほとんど残っていない。それでもここで止まっていたらバスに乗り遅れると思って必死に上る。登ること15分。15時ちょうどにようやく登り終えた。

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ようやく登りが終わる。

本当にやばいあと35分。山の中に入ってしまったのでグーグルマップが役に立たない。とにかく急ぐしかないが、下りも急だとスピードがかえって出ない。我慢して木段を一段一段降りていく。
ちょっと前から痛み出してきた右の腸脛靭帯が痛む。しかし、止まってロキソニンを飲む時間が惜しい。だいたい飲んでも効くころにはバス停についているだろうから我慢して走る。
少し傾斜緩んできたとこでスピードアップ。とにかく道路に出ないことには残りの距離もわからない。自作のマップアプリに手を加えて後何㎞かわかるようにしなければと思った。それにしても、返す返すも昼食の時のロスタイムが痛い。ここで30分も使っている。普段はおにぎりを食べるだけなら10分程度しか休まないので、この20分があればこんなに焦らなくても済むのに。
ようやく舗装された道路に出てグーグルマップ役がに立つようになった。残り距離は2.3㎞、徒歩27分とある。この時点でバスの出発時刻まであと20分。走ればなんとかなる。でも歩いていたら間に合わないことがわかった。疲れているけどとにかく走る。走って走ってようやく15:30にバス停に到着。幸いバス亭はすぐに分かった。バス停にはおじさんが一人いて話しかけられた。地元の人らしいが、自分とほぼ同い年の人らしい。柘植から走って来たというと驚かれたが、この人も山へ行くのは好きなようで、どこを通って来たのかとか、あそこは行ったのかなどと色々聞いて来た。伊吹山にも上ったことがあるらしい。自分は恥ずかしながら3つある関西の100名山で登ったのは去年の八経ヶ岳が最初だった。伊吹山にもまだ登っていない。そのうち登ってみたいとは思っているが。
色々話しているとバスがやってきた。話をしていたのでバス停の写真は取り損ねた。
バスはコミュニティという割にはまともなバスで、普通のバスよりもほんのちょっと小さいくらい。コミュニティバスは初体験だ。これで貴生川駅まで行ける。貴生川まで1時間40分くらい。料金は250円。なんかとっても安い。田舎のバスはとっても高いという先入観があったが、コミュニティバス自治体が運営しているので自治体から補助が出ているのだろう。とりあえず狙ったバスに乗れてほっと一息。それにしても、今回はルートを引き損ねていて距離が5㎞ほど予定より長くなったり、昼食に手間取って時間がかかってしまったりと不手際が多かった。お昼は手軽に短時間に済ませて、下調べももっと慎重にやらねば。