先週の日曜日に同窓会があり、久しぶりに中学校の同級生にあってきました。
午前中は若草山にハイキング、夕方から奈良市内の居酒屋で飲み会というスケジュール。
若草山に登るというので、東大寺の方からパパっと登って下りてくるのかと思っていたら、全山違って、春日大社の裏山からぐるっと回って約13㎞のコースでした。
軽めのハイキングだと思っていたので、その前に通っていた中学校を見に行こうと思い、集合は近鉄奈良駅前だったが、JR平城山駅からウォームアップ代わりに走っていこうと思った。
ところが、乗換案内で検索すると何故か京都駅経由のルートが出てこないで、大阪廻りのルートしか表示されない。おかしいなと思ってJR西日本のページから検索してもやっぱり同じ結果。よくよくJR西のHPを見ると、なんとその日は工事のため京都~城陽間が始発から10時まで運休していることがわかった。大阪廻りで行くこともできるがなんとなく奈良を通過してその先まで行くのもなんだかなあと思い、近鉄で行って高の原駅からスタートすることにした。距離は少し伸びるがウォームアップには問題ない。
まずは高の原駅を降りて、住宅地の中を抜けて平城山駅に向かう。この辺りは平城ニュータウンと言って、たしか中学ぐらいの時に開発されたところ。近鉄の高の原駅もその頃に新しく作られた駅だ。
すぐに奈良高校の前に出た。奈良高校は昔は自分の言っていた中学校のすぐ隣にあったが、老朽化のためにこちらに移転したらしい。住宅地の中を抜けてJR平城山駅に到着。JRの駅は高の原駅よりもずいぶん新しい。なんせ中学の時はJRは国鉄と言っていた時代で、奈良線はディーゼルの単線で超ローカル線だった。その後JRになって電化され今では快速列車も走るそれなりの路線になっている。平城山駅もJRになってから作られた。
地下道をくぐって平城山駅の反対側に出ると、奈良自転車道に出た。
しばらくは、奈良自転車道を走る。しばらくはならやま大通りと平行に進む。そこから南下して黒髪山キャンプフィールドの手前で自転車道と別れ、キャンプフィールドの方へ向かう。
こんどはJR奈良線に並行して南下し、また東に折れて住宅地の中を抜けると中学校の裏手にでる。この辺りは昔は何もない山の中だったがさすがに開発がされて家がいっぱい建っている。
そして、懐かしの中学校の門の前に出た。何年ぶりだろうか。卒業以来来てない気がする。
ついでなので、奈良高校の跡地にもよってみる。
そこからは道を下って一条通に出る。すぐに右に折れて佐保川沿いを行く。
やっぱり奈良は落ち着く。高槻もそれなりに自然があっていいところだが、奈良はまた一味違った落ち着きを感じる。小中高と11年間住んだのだからそういう感慨もあるのかもしれない。
奈良女子大の横を抜けてほぼ時間通りに近鉄奈良駅前に着いた。駅前の行基菩薩像はむかしから全然変わっていない。変わっているのは我々の姿形で、集合場所に行っても、全然見つけられずに、結局Lineで連絡してようやく合流することができた。いやあ歳月というのは人を変えるもんだなあと改めて実感した。
さて、最初にも書いたようにここからの方が、これまでよりも長かった。幹事の人はちゃんとLineでコースを送ってきてくれてたらしいのだが、どうも使いこなせてなくて全く認識してなかった。ついでに言うと、お昼もどうするのか全然わかってなくて、というか若草山登って下りるだけならすぐなので、ちょっと遅めのランチをしてそのまま夕方の飲み会に行くのかなと思っていたが、お弁当持参だったとのこと。何も持ってないので、同級生のH君におにぎりとパンをもらってしまいました。H君どうもありがとう。
コース図は上の方に貼ってありますが、まずは春日大社の参道を通過して、飛び火野の南から登っていく。しばらく行くと、山道が始まる。春日奥山遊歩道というらしい。
トレイルランで走って下りてくる人が大勢いた。トレイルランナーにしては珍しく皆、向こうから挨拶をしてくる。同じチームのメンバーかな。それとも奈良のトレイルランナーは礼儀正しい?
遊歩道を上り詰めると、奈良奥山ドライブウェイに合流。ここに春日山原始林の石碑がある。この辺りは人に手が入っていない原生林がそのまま残されている。春日大社の神域とされていたからだろう。
ここまで来ればもう登りはほとんどないが、若草山はまだまだ先だ。さらに3㎞ほど行って駐車場に出ると若草山は目と鼻の先。やっぱり結構疲れた。
若草山でランチタイム。景色もいい。
ちなみに若草山の入山料は150円でした。あまりお金を取られた記憶がないが、そもそもそんなにてっぺんまで登ってないのかもしれない。下まで降りてきて、緑の草が広がっているあたりを見て、ああこれが若草山の感じと思った。
同級生とも話をしたのだが、昔は自由にどこでも登れたような気がするが、今は登山道が決められていてそこしか通れないみたい。また、山の中腹に柵があってその中には入れないようになっている。昔の感じが残っているのは下の方のほんの少しの部分だけみたいだ。
そこから東大寺の境内を抜けて、奈良県庁の横を通って近鉄奈良駅に戻った。奈良県庁横には大きなバスターミナルができていて、修学旅行の学生さんたちが沢山いた。このターミナルは一時ニュースになっていてせっかく作ったのに利用料が高くて誰も使わないと言われていたが、値下げをしたのか、その日は大変賑わっていた。
近鉄奈良駅近くの居酒屋で遠足に参加しなかったメンバーと合流して飲み会に突入。コロナで飲み会自体2年以上参加してなかったので本当に久しぶり。また同級生と会うのはもっと久しぶりで10年以上会っていなかったので大変懐かしく、楽しい時間を過ごさせていただきました。幹事の方ご苦労様でした。
それにしても、早生まれの自分はまだだが、みな還暦を迎えていて、いろいろ話をしているとこれからの人生をどう生きるかまた少し考えてしまった。自分はモーレツサラリーマンではなかったが、やっぱり仕事を中心に生活をしてきたような気がするし、60歳で定年になって一区切りをつけようかと考えているが、具体的にどうするかは全くの白紙の状態。まだ子供が完全に独立してないので好き放題に遊ぶと言う訳にもいかないが、少し生活のペースを変える必要はあるのだろうと思った。第二の人生のやりがいとは何か、しばらく考えるテーマになりそう。まあ、当面は子供の成長を見守るというのもありそうだが。
それにしても、同じ年で還暦でもやっぱり男子より女子の方が元気な気がする。遠足でも女性陣はスイスイ歩いていた。男性陣はちょっと遅れがちという感じだった。自分は普段トレーニングしているのでさほどでもなかったが、女性の方が長生きするというのも改めて納得した。