東海自然歩道を走る その1

12/12に東海自然歩道をトレランしてきました。
働き方改革で有給休暇をもっと取らないといけないらしく、平日ですが会社を休んで行ってきました。
東海自然歩道とは、大阪の明治の森から東京の明治の森まで続く1000㎞以上に及ぶルートです。まあ、全部を走破するのは無理だと思っていますが、せっかく、近所を通っているので、行けるところまで行ってみようかということで、今回が第一弾です。

今回は大峯山奥駈道の縦走を考えてアルコールストーブとフリーズドライの食料を持参して、山料理のチャレンジも行いました。

持ち物

・アルコールストーブ、アルコール(約30ml)、五徳兼風防、コッヘル小、ライター
・昼食 フリーズドライ カレーチャーハン(永谷園
・行動食 ミニ羊羹×2、ブラックサンダー×2、一本満足バー×2、ジェル(市販×2、自作×1)、ポリッピー(前回の反省を活かして、しょっぱい系も持参)
 結局行動食で食べたのはミニ羊羹×1、ブラックサンダー×1、自作ジェル、ポリッピー(半分くらい)。余るのは当然なので持っていく量としてはこんなものか。ナッツ系としてポリッピーを持って行ったのは良かったが、もっと小分けの袋に入ったのがあればなおよかった。

ザック

 今回は、RAIDRIGHTのResponsiv24Lを使用。容量的にはサロモンの12Lで間に合うのだが長めの縦走を考えて購入したもので始めての使用。
 使った感じは、サロモンの方が使いやすい。サロモンは前面、側面のポケットに物がたくさん入るので。RAIDRIGHTは全面にスマホが入るようなポケットもない。サイズ的にはXSを選んだが、買ってすぐ背負った感じでは少し小さすぎて失敗したかと思ったが、背負って走ってみた感じではこれくらいがぴったりフィットして丁度良かった。

服装

 アンダーはberghausのメリノウールロングスリーブ、ミドルがマーモットのロングスリーブジップ、オーバーがモンベルのサイクライムジャケット。パンツは、CW-Xのランニングタイツに、IZASのクライミングパンツ。
 結果的に服は多すぎた。上は2枚、下は1枚で十分だった。これに、軽量のウィンブレを上下で持って行って寒くなったら羽織るぐらいでちょうどよかった。冬の服装は難しい。

いざ出発

朝の通勤ラッシュを避けて8時半ごろに阪急電車に乗車。それでも結構人が乗っている。十三、石橋で乗り換えて箕面駅に着いたのは9時40分頃。
さすがにこれくらいの時間になると電車も空いていて、ハイキングに行くとおぼしき外国人やおばちゃんたちが目立つ程度。

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今日の出発点は阪急の箕面駅
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箕面駅前の案内図
箕面駅をスタートしてまずは滝の方へ向かう。実は、小学校の1年までは箕面に住んでいたので、子供のころは滝にはしょっちゅう行っていた。引っ越してからは行くことがなかったので、ほぼ50年ぶりに滝に行くことになる。
道は緩やかな登り、休日はもっと多いんだろうけど、結構ハイカーがいる。こういうダラダラした登りは結構きつい。歩くには傾斜が緩く、かといって走ると結構息が上がる。とりあえず、滝まで約30分で到着。
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約半世紀ぶりに箕面の滝とご対面
箕面といえばこの滝と猿。ところがお猿さんの姿は見かけなかった。
滝の脇を登って車道に出る。
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車道の近くからの風景。まだまだ紅葉がきれいだ。
車道をしばらく進むと箕面ビジターセンターに到着。チャリダーの人がおられて挨拶をしてくれた。今日はどこまでいくのだろうか? 
少し奥に入ったところが東海自然歩道の起点。
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いよいよ東海自然歩道を行く。

いよいよ東海自然歩道

10時20分頃ビジターセンターをスタート。東海自然歩道への記念すべき第一歩。
しばらく行くと、道が2手に分かれる。この辺りは何々歩道や何々路といった道がいっぱいあって結構ややこしい。右手に行くと勝尾寺の方に行く自然研究路。左手の険しい道が東海自然歩道。この先もほとんどは東海自然歩道が険しい方の道だった。

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道が2手に分かれる。左手の険しい方が東海自然歩道
更にしばらく行くと車道を渡る。ここからダムがよく見えて結構景色が良い。
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車道からダムを望む
車道を渡ると道は更に険しくなり、全然走ることができない。竜王山の手前まではそんなに急なところはないのかなと思っていたが、とんだ思い違いだった。結局、前半の無理がたたって、この日は予定したコースを完走することができなかった。
急な尾根道を進むと、開成皇子の墓に到着。
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静かな佇まいの開成皇子の墓
そこからしばらくは緩やかな尾根線上を進む。気持ちのいいトレイルだ。
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人工林の尾根を行く。気持ちの良いトレイル。
更に進むと北摂霊園の脇にでる。その先は少し登山道が荒れていた。まだ台風の影響が残っているらしい。
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台風の影響か? 少し荒れた登山道
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木の案内看板、結構いたるところにあった。
しばらく進むとまた整備された道になり、緩やかに下っていくと泉原の集落に出る。
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泉原の集落にある看板
この辺りですでに疲れを感じ始める。さらに古傷の右足の付け根が痛み出した。さすがに竜王山を登らないうちにやめるわけにもいかないので、なんとか頑張って走り続ける。
所々看板がわかりにくかったり、分岐になかったりして迷いそうになったが、YAMAPを見ながら進むと大きく迷うことなく進めた。

竜王山へ

12時半頃に忍頂寺に到着。ここでも道が分岐していて、東海自然歩道は忍頂寺の参道を登ったところにあったが、看板が石碑に隠れていて見落としてまっすぐ行くべきところを右に曲がってしまった。

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忍頂寺に登る参道にある看板。石碑に隠れていて見落としてしまった。
そろそろお腹もすいてきので、山頂でお昼にするべく、道を急ぐ。
12時40分頃に竜王山の山頂に到着。冬だし、平日なので誰もいない。
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竜王山山頂の展望台
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展望台からの眺め
展望台からは生駒山大阪市内のビル群を眺めることができた。景色をしばらく眺めた後、昼ご飯にする。
持参したアルコールストーブでお湯を沸かし、カレーチャーハンを作ることにする。
一応、アルコールストーブは家で試しておいたのだが、外でやると火がついたかどうかわかりにくくて、何度もライターで着火しようとしてしまった。実際にはもっと早くついていたみたい。
10分ほどでアルコールがなくなった。お湯はぐつぐつ沸騰しているというほどでもなかった、結構アツアツになっていて、チャーハンを作るには十分な温度になっていた。五徳についていた台の高さを高くしすぎたみたいでアルコールストーブに少し風が当たっていたので効率が落ちたみたいだ。
今回は、永谷園フリーズドライのカレーチャーハンを持参。あつあつで食べられたのは良かったが、味の方は自分的にはもう一つかなという感じ。家で試食した尾西食品のカレーチャーハンも味は今一だったのでカレー系のアルファ米はどうも口に合わないようだ。
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今日の昼食。
食料については、味もさることながら量についても、日帰りで行動食と一緒に食べる昼食程度ならこれでもなんとかなりそうだが、泊まりでの夕食となるとこれだけでは全然足りないのでもう少し考えないといけないかもしれない。でも、アルコールストーブにすると、かなりの軽量化ができるのでこれは良いと思った。
昼食で少しは回復して、竜王山を降りて竜泉の滝に向かう。
山を下りたところで、しばらく安威川沿いの車道を進むのだが、安威川ダムの工事車両と思われるダンプがひっきりなしに通るのでとっても怖かった。
登山道の入り口にたどり着いてほっとしたが、どうも入り口を間違えていたらしく、しばらく行くと道がなくなった。GPSで位置を確認しても細かいことはわからないし、だいたいの位置はあっているので、沢沿いを無理やり進むと、本来の道にたどり着いた。
ここで、足の付け根の痛みが激しくなってきたので、ランニングタイツを脱ぐ。どうもタイツが足を上下に動かす動きを妨げるような感じになっていたみたいで、脱いだら少し調子が良くなった。
しばらく沢を進むと竜泉の滝に到着。ここは、昨年の今頃、阿武山からトレランをして近くまで来て看板だけ見てそのうちに来ようと思っていたところ。約1年後にようやく滝とご対面することができた。
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竜仙の滝。
滝を越えてさらに登って登って、尾根に出た。ここが約1年前にやってきた武士自然歩道との交点。ここから、東側の谷に降りたところが萩谷の集落。

萩谷でリタイア

萩谷に着いたところで、バス停があったので、バスの時刻を見るとあと10分ほどで来ることになっているので、これ以上進む気力がなくなって、この日はここでリタイアすることにした。
本来は、萩谷の運動公園を通って、摂津峡まで行く予定だったが、疲れと、足の痛みが気になるので残りは後日にすることにした。

今回は思ったよりも体が動かなかった。大峯山に登った時の方が距離も長く、登距離も多いのに、今回の方がきつかった。1か月の間、それなりにトレーニングをしていたので体がそれほどなまっているとも思えないので、原因としては、準備運動の不足、服装、荷物の多さなどが考えられる。特に、準備運動不足が効いたのかなと思っている。家でストレッチしてから出かけたものの、走り出すまでに1時間半ほどあったので、やっぱり箕面の駅に着いてから軽くストレッチをするなりすべきだったし、滝まではウォームアップのつもりで歩いて行ってもよかったのかなと反省している。
服装についても、今回は結構重装備になってしまっていたので、もう少し軽装で臨むべきだった。また、ランニング用のタイツはトレランや登山には向いていないということを感じたので、次回からは気を付けるようにしたい。