比叡山は涼しかった、でも麓は・・・

いやー暑いですね。年々暑さが増しているような気がします。こんなに暑いと、夏場のトレイルランはある意味命がけみたいになってきます。
下の写真は、金曜日に撮ったものですが、外の温度はなんと41.2℃。ちょっと直射日光が当たっていたかもしれませんが、こんな温度は今まで見たことがありません。外を歩いているだけでくらくらしてきます。

外の温度は40℃越え

さて、タイトルの通り、昨日(7/29)に比叡山を走ってきました。
前にも書いたように、来年は比叡山国際トレイルランニング(以下、比叡山)に挑戦しようかと考えています。
alasixosaka.hatenablog.com
その時も書きましたが、比叡山は関門がかなり厳しいので、下見は重要ということで、まずは前半だけ走ってみようと思って行ってきました。
まずは、スタート地点の山頂付近を目指します。行き方は、おおきく3通りあって、叡山電鉄に乗って八瀬からケーブルカーとロープウェイを乗り継いでいく方法、坂本からケーブルカーで行く方法、京都駅からバスで行く方法。バスが楽といえば一番楽なのですが、一番時間がかかるし、朝早い時間のバスがないので、バスは却下。八瀬と坂本では自宅からのアクセスでは坂本との方が行きやすいので、今回は坂本からケーブルカーで行きました。ケーブルの坂本駅は、京阪の坂本駅から歩いて約15分。JRの坂本比叡山駅から歩いて約22分です。バスもあるのですが、早い時間にバスがなかったので、JRの駅から歩いていきました。ケーブル坂本駅のすぐそばに比叡山学園があって、何か行事をやっていたらしく、朝から生徒さんや先生(?)が途中の道のあちこちに立って、「おはようございます!」と言ってくれるので(たぶん行事の参加者と勘違いされている)、こちらも挨拶を返しながら駅に向かった。
9時のケーブルカーに乗ったが、もうすでに麓は暑くなり始めていて、ケーブルカーに座ったら汗がどっと出てきた。しかも冷房がない。しかし、延暦寺の駅に着くとさすがに標高が高いだけあって涼しい。これなら走れるかと思ってスタート地点に向かう。
比叡山のレースの本当のスタートは延暦寺会館の前らしいのだが、今回は根本中堂前の広場からスタートした。

根本中堂前の広場からスタート

ここへは、一度坂本に降りてからまた戻ってくるというルートになっているので、あらかじめルートをGPXファイルで書き出して、自作のアプリに入れておいたが、行って、戻って、また行ってと道が3本交錯しているので、どこに向かったらいいのかわかりづらい。まあ、本番では他の参加者についていくだけなので問題ないのだろうけど。
まずは、比叡山の山頂を目指す。山頂への道で少し迷うがすぐにリカバリー。COROSのAPEX2 Proにもルートを入れておいたので、道を外すとアラームが鳴ってくれる。ただ、地図に関しては、老眼のためほとんど役に立たないのが残念。山頂までの登りは結構きついので、スタート直後にここに来ると結構渋滞しそう。
山頂を過ぎると、少し下って、昔のスキー場の後を横切る。ここからは下り基調になる。途中で京都一周トレイルのコースにつられてコースアウト。コースアウトはCOROSが教えてくれるが、結局どうすればリカバリーできるのかはスマホの地図を見ることになるので少し微妙。まあ、老眼は仕方ないのであきらめるしかない。下っていくと再び京都一周トレイルのコースと合流。ここは京都一周トレイルのコースでよいと思うのだがなぜ別ルートを取っているのだろうか?
しばらく、京都一周トレイルのコースを進む。この辺りは、地面が砂地で滑りやすい。今日はローンピークを履いてきたが、ローンピークは少し滑りやすいのであまり向いていないかもしれない。途中でスマホを見ていたら滑ってこけてしまった。
そして、京都一周トレイルのコースと別れて左手の沢に降りる。沢を超えて登っていくのだが、沢に降りる所が道が崩落していて、わかりづらい。

地図の丸印のあたりが崩落個所
沢へ降りる道が崩落していた。写真は沢を渡ってから振り返ったところ。右手奥からやってくる感じになるが、沢の手前で道がなくなる。

ここから、第一エイドのロテルド比叡までは上り基調になる。細かいアップダウンを繰り返しながら登っていく。傾斜はそれほどきつくないが、アップダウンの繰り返しが微妙に体力を削っていくし、ペースが上がらない。ロテルド比叡の手前は傾斜が思ったよりもきつくつらい。今夏実際にレースを走った人のルートをもとにGPXファイルを作って持ってきたのだが、ロテルド比叡手前のTV局の中継所の手前でなぜか左に折れてトレイルを強引に進む感じになっていた。一応そのルート通りに行こうとしたが、道がわからず迷ってしまった。ようやく踏み後のようなものを見つけてドライブウェイの方に抜けられたが、あとでYamapのルートを見ると、そのままTV局の中継所脇を抜けてドライブウェイに出ている。どう考えてもこっちのルートの方が素直だ。
ドライブウェイに出るとすぐにロテルド比叡がある。この辺りがレースでは第一エイド地点。
しばらくドライブウェイ沿いを進むと車用のゲートがある。ゲートの手前までは左側の歩道を来たが、ゲートの先は右に歩道があって東海自然歩道になっている。

ゲートの先は右の歩道を進む

しばらくドライブウェイと並行して進むのだが、そればっかり考えててドライブウェイに寄りすぎてまたまたコースアウト。
そして、ドライブウェイと別れて、大きな沢沿いをコンタリングしていき無動寺方面に向かう。この辺りは比較的走りやすい。
無動寺の中も微妙にわかりにくくて地図を見ながら進む。
無動寺を抜けると下りにかかる。

下りの途中で琵琶湖が見える

ここの下りは初めはよいが、途中から石ころがゴロゴロしているところや、微妙に崩れた石段のあるところなどが続き、全然スピードが出せない。おまけに水が切れてしまって戦意喪失。今日はハイドレーションに1.5L持ってきていた。普通の気候なら20㎞走っても余るくらいの量だが、12‐3㎞でなくなってしまった。さらに戦意を喪失。おまけに標高は下がるは、お昼過ぎて気温は高くなるわで、どんどん暑くなってくる。
さすがに、坂本からまた比叡山まで登り返す気力がなくなった。今日は坂本に降りてそこでやめようと決断。ケーブル坂本駅の下を通って、JRの駅に向かう道に出て、途中にあったお蕎麦屋さんでそばをいただきました。この辺りはお蕎麦屋さんが何軒かあってそばが名物なのかな? そば以外にもおいしそうなお店がいくつかありました。そのあとコンビニでアイスとスポーツドリンクを買ってJRで帰りました。
今日の反省は、水が足りなかったこと。帰りに寄ったコンビニで凍ったスポドリを買っていくべきでした。
今日の収穫。坂本までの下りは足元が悪く、ローンピークではちょっときつい。モンブランかもっと足回りのしっかりした靴の方が良いと思った。また、レース本番では足首のテーピングも欠かせないと思った。
それ以外には、タイム的には平均で12.5分/㎞といったスピードだった。夏場で暑いことと、コースを何度も間違えているので、本番ではもっとスピードが上がると思ったが、平均で13分/㎞では走らないといけないことを考えるとやっぱり完走するには周到な準備が必要だということを感じた。
今日は予定していたコースを全部走りきることができなかったので、また来月にでも続きを走りに行きたいと思います。でも、この暑さなので距離はこれくらいにしておいたほうが無難ですね。