PICプログラマーについて(その2:PICerFTを作る)

PICのプログラマーとして、ラズパイとPickleを使ったデバイスを作りました(正確にはまだ、ちゃんとしたデバイスになってませんが、とりあえずプログラムはできることはできた)。
alasixosaka.hatenablog.com

今度は本命のPICerFTの作製に取り掛かりました。
大半は手持ちのパーツで事足りたのですが、少し足りないパーツがあったので、秋月電子に注文しました。
必要なパーツは下記の通り。
秋月 FT232RL USBシリアル変換モジュール
抵抗 100kΩ ×2
抵抗 10kΩ ×4
抵抗 4.7kΩ ×1
抵抗 1kΩ ×1
コンデンサ 22μF ×1
コンデンサ 0.01μF ×1
トランジスタ 2SC1815 ×2
トランジスタ 2SA1015 ×2
インダクタ 100μH ×1
スイッチングダイオード ×1
ツェナーダイオード 9V ×1
ツェナーダイオード 12V ×1
詳しくは本家のサイトを見てください。
einstlab.web.fc2.com
4.7kΩの抵抗は手持ちが5.1kΩしかなかったので、こちらで代用。本家の記事中に安定性を増すために10kΩから4.7kΩに変更したと書いてあったので5.1kΩでも動くと判断。ダイオード3つが手持ちになかったのでこれらを発注。(後で書きますがなくても何とかなった)

組み立て しかし動かない

本家のサイトとこちらの参考サイトを見て
monaruka.hatenablog.com
手持ちのAitendoで買った基板付きケースの基板にはんだ付けを行う。
完成したと思って、本家サイトからソフトをダウンロードしてPICと配線を行ってみたがPICの型番を認識しない。やはり配線ミスをしているようだ。しかし、確認してみるがどこがミスしているのかわからず。
やっぱり、あまり得意でないアナログ回路をいきなり半田付けで作ったのが悪かったみたい。

ブレッドボードで再チャレンジ

仕方がないので、ここは初心に帰って、ブレッドボードで回路を組んでみた。しかし、やっぱり動かず。つくづく自分のスキルのなさに情けなくなる。
しようがないので、オシロとテスターを持ってきて信号を確認してみる。一番最初に疑ったのが昇圧回路。Pickleの時も9V出力が出てなくてうまくいかなかった。しかし、回路図をよく見るとFT232RLのピンで昇圧回路の源発振をコントロールしているらしく、テスターで確認しても9Vが出ているかどうか確認できなかった。そこで、FT232RLのCB4をオシロでモニターしてみるとなにやらシグナルが出ている気もするがちゃんとはわからず。なんせ、オシロも安物のちゃんとしたオシロではないし。

昇圧回路を別のものに変更

しゃあないので、昇圧回路を取っ払って、手持ちのDC-DCコンバーターを繋いでみることにした。これで、ブレッドボードの回路部分はだいぶスッキリして見やすくなった。しかしやっぱり動かない。そこで、Frizingでブレッドボードの回路をそっくり書いて、Frizingのタブを回路図に変えて回路図を整理してオリジナルサイトと見比べてみた。そうすると、2点ほど回路のミスを発見。これで動くと思いきややっぱり動かず。もう一度目を皿のようにして回路をチェックしたが、今度はどうしても間違いがわからず。

昇圧回路を省いて、別の9V電源を使った回路に改めたPICerFT。FT232RLは適当なパーツがなかったので別のデバイスで代用している。

PICがダメになっていた。

ふと気づいて、テストに使っていたPIC16F19155をラズパイ+Pickleに繋いでみた。するとこれも認識せず。ありゃ、と思って、別のもう使うこともなさそうな壊れてもいい、PIC12F683を繋いでみるとちゃんと認識する。ということはPICの方に問題があったのか。とようやく気付く。
そこで、PICerFTにPIC12F683を繋いでみるとちゃんと認識した。こういうこともあるのでバックアップはやはり重要。
ようやく、ハードに目途がついた。さてこのまま組み立ててもいいのだが、昇圧回路を端折っているのがちょっと悔しいので、テストをしてみる。