設計ミスで基板を再発注

PCBWayに注文していた基板が届いた。注文していたケースも届いて、さあ組み立てたら完成と思ったら、いろいろミスをしていたことが発覚。

ケースの型番が違う

まず、基板がケースに入らない。どうやら、ケースを注文したときに型番を間違えたらしい。本当は、TakachiのLC-145を注文しないといけなかったのに、実際に注文していたのはLC-135という一つ小さい型番のケースだった。そりゃ入らないはずだ。

プログラムもできてなかった

そして、プログラムも実は完成していないことに気づいた。できたと思いこんでいたが、この間作ったのはI2C液晶を動かすプログラムで、セグメント液晶を動かすプログラムはまだ完成していなかった。そこで、慌てて、I2C液晶用のプログラムに、以前のセグメント液晶を動かすプログラムを合体させて作った。そして動かしてみると、時刻の表示がおかしい。ここで最初のミスに気付く。

配線のミスが発覚

液晶ディスプレイの15番ピンにPICの4番ピン(RA2/SEG2)を繋がないといけなかったのに、よーく回路図を見直してみると5番ピン(RA3/SEG3)につながっている。まあ、仕方がない、このくらいならプログラムの方を修正すれば何とかなるということでプログラム側を修正した。ところがまだ表示がおかしい。コロンを表示させるつもりが、2桁目(時刻の1の位)のセグメントAを表示させるようになっていた。ここで、また回路図を見直したら、時と分の間のコロンのつもりで、分と秒の間のコロンに接続していた。コロンは2つあるのだが、PICのピン数の関係でどちらか一方しか使えないために、どちらかを選ばないといけなかった。見栄え的に時と分の間のコロンがないと間抜けな感じになるので、そっちに繋ぐつもりが間違えて分と秒の間のコロンにつながっていた。これはプログラムでは修正がきかない大きなミス。まあ、何とかする方法はあるのだが、あまりやりたくないがパターンカットをして、線でつないでやることでリカバリは可能だ。

液晶の向きが違うし、ねじ穴も小さい

しかし、ケースと基板をよくよく見ていると、液晶ディスプレイの向きがケースを縦に置いたときにちょうど読めるようにな向きになっている。ふつうはどう考えても安定性から言って横置きにするでしょ。もう、何というか情けなくなってきた。
そして、更に、基板のねじ穴も思ったよりも小さく、もう一回り大きくした方が良いということも分かった。まあ、ねじは小さなねじを買ってきて付ければ何とかならないわけでもないが。

結局基板を再設計して、再発注

ということで、最初はケースだけ買いなおせばよいかと思っていたが、こんなに基板でミスをしていたのでは、基板を発注しなおした方が良いという結論になった。幸いPCBwayなら発注してから到着まで1週間ほどなので、基板の方を発注しなおすことにした。問題は、春節がもうすぐやってくるので春節の休みにかかってしまうと到着までさらに時間がかかるということ。PCBwayのHPを見ると、まだ休みまではしばらくありそうなので制作まではできそうだった。
そこで、大急ぎで配線とプリントパターンをやり直した。

配線をやり直した回路図

配線は難なく変更できたが、プリントパターンはケースをLC-135にすることにすると、もう少しコンパクトにしなけらばいけない。しかし、基板の外形をLC-135に入るように小さくしてしまうと全部の部品が入りきらない。
だが、よくよく考えると液晶は裏面に実装するのでその部分の表面は空いている。そこで、その部分にPICを持ってくることで何とか全部の部品を配置することができた。そして、今度は液晶の向きをケースを横置きにして使用するようにした。また、ねじ穴も一回り大きくした。
さあ、これで大丈夫なはずだが、でも何となく不安。とにかくやるしかない。

やり直した配線パターン。液晶ディスプレイの向きを90°回転し、液晶の反対面にPICが来るように配置。