比叡山国際トレイルランニングの所要時間をシミュレーションする

来年5月の比叡山国際トレイルランニングレースの参加を目指しています。何といっても50kmで制限時間が11時間。50マイルで制限時間が11時間半という厳しいレース。ことしの弘法トレイルが44kmで制限時間12時間だったのを考えると相当に厳しいです。
そこで、実際のコースを走ってみてどのくらいかかるのか検討してみました。
これまで、50kmのコースを3度に分けて試走してみました。
alasixosaka.hatenablog.com
alasixosaka.hatenablog.com
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今回はその結果をもとに実際にレースでどのくらいの時間で走れるかシミュレーションしてみました。
3回の試走のタイムをコースから外れた時間を差し引いて、単純に足し算するとだいたい10時間12分かかっています。最初計算したときは10時間45分くらいかかっていて、こんなん絶対無理じゃんと思ったのですが、よく考えいると横川で拝観していた時の時間を差し引くのを忘れていました。
ということで何とかまともな時間で走ってきたということなのですが、もちろん、毎回毎回フレッシュな状態でスタートするので、本番でこんなタイムで走れるはずもないです。
そこで、疲れなどを考慮してタイムが落ちることを勘案し、試走時、特に1回目、2回目は暑かったのでレース本番とは異なることも考え、1回目、2回目のタイムはそれほどいじらず、3回目は冬場の走りやすい時期であったこと、前半結構飛ばしたことを考えて、タイム加算を少し多めにとって計算してみることにした。
また、過去の大会に参加された方のブログやYouTube動画なんかも参考にしました。
www.youtube.com
rashisabase.com
とくにYouTubeに動画をアップされている方のタイムテーブルがとても参考になりました。本当にこういうのをアップしてくださっている方には感謝しかありません。
ただ、この方は試走はされていなくて、23kmのコースを走った時のタイムや過去の経験からタイムを出されていたようで、想定と実際が結構違っている箇所があったのでその辺はその方の実際のタイムと自分のタイムを見比べながらシミュレーションしました。
どちらの方も強調されているのが、前半根本中堂前まで戻ってくるまでのタイムがポイントとのこと。YouTubeの方は根本中堂で4時間8分。ブログの方はほぼ4時間。ちなみに、YouTubeの動画の方は横川のエイドでタイムアウト、ブログの方は完走されています、どちらも今年のレースです。
また、YouTubeの動画の中で他のランナータイムもチェックしておられますが、4時間20分を越えるとほぼ完走できていない(動画上で確認できたのは完走者が1名だけ)。
ブログの方の記事でも4時間15分過ぎたら後半飛ばさないと間に合わないと係の人に言われていたとのことなのでだいたい当たっているのかなと思います。
ところで、自分のタイムはというと単純な足し算で4時間20分かかってました。すでにピンチですね。
ちなみに、ブログを参考にさせていただいた方も、YouTubeに動画をアップされています。ただ、タイムラインを検討する上では動画よりもブログの方が参考になりました。
結論から言うとシミュレーション上のタイムは10時間37分で収まっています。じゃあ、後半はタイムの見積もりがだいぶ甘いのではないかということになるのですが、確かに試走の3回目は頑張って走ったのですが、とはいえ、下りの区間でタイムがkmあたり1分から1分半くらい遅くなるくらいではないかと見込んでいます。これは過去のレース経験から。なのでそんなに甘々でもないのかなと思うのですが。むしろ前半が暑かったせいとコースがわかり難いせいでちんたら走ってしまったというのが実際のような気がします。でも、さすがに4時間は無理なような気もしますが。普通に流れに乗って走って、まあいいとこ4時間10分くらいでしょうか。

もう少し、区間別にタイムを詳しく見ていきます。
まずスタートから第一エイドのロテルド比叡までで9.7kmです。ここは試走の時は2時間19分かかりました。2回ほど道に迷って立ち止まっているのと、ここはエイドがあって休憩を取る場所なので、プラスマイナスを考慮してここまでの目標時間は2時間20分としました。
次が坂本に降りていくところです。試走の時は1回目は坂本に降りて終了、2回目は坂本からスタートしたので、日吉東照宮の下を自分的なチェックポイントとしました。ここまでで、第一エイドから1時間7分かかっています。まあ、タイムを増減する要素があまりないのでそのままの1時間7分としました。
次が、坂本から第二エイドの根本中堂までです。ここの登りは53分で登っています。ただ、暑かったとはいえ元気いっぱいの状態で登っていますので、本当はもう少しかかりそうなんですが、そうすると根本中堂着が4時間20分を越えてしまいますので、目標は53分で登ることにして根本中堂着までをトータル4時間20分としました。ちなみにエイドでの休憩時間もなしなので、この目標はかなりハードルが高そうです。それでも、大会当日はエイドの人に頑張らないとタイムオーバーするよと言われそうですが。距離は第一エイドのロテルド比叡からで8.9km。トータルで18.6km。
次がせりあい地蔵の第三エイドまでです。この区間は6.5kmで1時間22分かかっています。ここは、拝観券の売り場で境内を走らないように注意されたので歩いた分遅かったと思いますが、試走の時は坂本スタートで疲れが少ないので実際のレースの時のペースダウンを考えてトントンくらいと考えて試走と同じタイムにしています。
その次はコース図上では小野山の予備関門ですが、試走の時は仰木峠で2回目を終了していますので、一旦仰木峠までで区切ることにします。仰木峠までは、試走の時は34分でした。少し余裕を見てこの区間は40分としました。
次が小野山予備関門までですが、距離が短く試走の時は16分。想定タイムは17分としました(単に端数を切り上げただけです)。せりあい地蔵から3.5km、トータル28.5kmです。
次が南庄給水所で区間の距離が4.4km。試走のタイムは43分。想定タイムは少し余裕を見て45分。
その次が仰木の第4エイド。区間距離は3.7km、トータルで36.7km。試走のタイムは36分。想定タイムは38分。
次が元三大師のウォーターステーションで区間距離は3.8km。試走のタイムは23分。ここは飛ばした区間なので想定タイムは30分としました。
次が横川の第5エイド。区間距離は3.3km。トータルで43.8km。試走の時のタイムは55分。ここは一度道を間違えて短時間のコースアウトをしているのと、木段の登りの途中でおにぎりを食べたので、疲れてタイムは落ちてきているはずですが、ロスタイムもあったので、本番の想定タイムも同じ時間の55分としました。まあ1時間でもいいかもしれませんが。
最後、ゴールまでですが、距離は6.2km。試走のタイムは1時間でした。疲れとエイドでの休憩を考えて想定タイムは1時間10分としました。試走の時も途中飛ばした影響で相当疲れていたので、下りは多少遅く、登りはそんなに変わらないタイムで行けるような気がしています。ですので、10分増しは結構余裕を見てのタイムです。
表にまとめるとこんな感じになります。





距離

区間距離

想定時刻1

想定時刻2

スタート

09:00:00

09:20:00

ロテルド比叡

9.68

11:20:00

11:40:00

坂本駅

12:27:00

12:47:00

根本中堂

18.59

8.91

13:20:00

13:40:00

せりあい地蔵

25.06

6.47

14:42:00

15:02:00

仰木峠

15:22:00

15:42:00

小野山予備関門

28.54

3.48

15:39:00

15:59:00

南庄給水所

32.98

4.44

16:24:00

16:44:00

仰木AS

36.7

3.72

17:02:00

17:22:00

元三大師WS

40.53

3.83

17:32:00

17:52:00

横川AS

43.84

3.31

18:27:00

18:47:00

ゴール

50

6.16

19:37:00

19:57:00
想定時刻の1が第一ウェーブの時、2が第二ウェーブの時の想定です。まあ、持ちタイムが遅いので第二ウェーブは確定だと思いますが。
関門時間は記入してませんが、第二エイドの根本中堂が14時。小野山の予備関門が17時40分。第五エイドの横川が19時です。
第二ウェーブに入るとスタートが20分遅くなっても関門時間が同じという不利な状況になります。
想定タイム上は問題なく通過できることになっていますが、一番厳しいのがやはり第五エイドの横川。ここでの余裕はわずか13分。タイムが伸びないとここでタイムオーバーになる公算が大ですね。
ただ、第二ウェーブで19時にここを出たとしても、ゴールまでの残り時間は1時間20分なので、厳しいことに変わりないと思いますね。
また、もし仮に第一ウェーブに入ったとして、関門ぎりぎり第五エイドを通過という状況ならゴールまで1時間しかなく、かなり頑張らないと厳しいことになりそうです。ただ、第二ウェーブなら最後まで何とか走れる人なら1時間20分はかからないような気もするので、第二ウェーブには厳しい関門時間というのは間違いなさそうです。
手元の計算では横川の第五エイドまでが約44kmと弘法トレイルとほぼ同じ距離です。この時は9時間48分かかっています。なので同じタイムで走ったとすると第二ウェーブならタイムオーバーでここで失格です。その時は途中で右ひざが痛くなって最後は歩いていたので、最後まで走っていればもう少しいいタイムでゴール出来てたとは思うのですが。ちなみに弘法トレイルの獲得標高は約3000mです。比叡山国際の場合は公称で3700m。なので登りももう少し多いです。ただ、ガーミンコネクトにGPXファイルを読み込んだところ獲得標高は3069mと表示されました。どちらが正しいんでしょうね。ガーミンの表示を信じると何とかなりそうな気もしますが、公称どおり3700mあるとすると弘法トレイルの時よりも頑張らないとだめということになります。まあ、コース的には林道を走れる区間が結構あるのでやっぱりそこをどれだけ走れるかがカギになりそうですね。そこをちんたらしているようでは完走は無理ということでしょうか。
スピードを試算すると、第二エイドの根本中堂まで20kmとして、4時間だと、ちょうどkmあたり12分です。やはりこれは自分にはちょっとオーバーペース気味の速度のような気がします。4時間10分だと12.5分、4時間20分だと13分という計算になります。過去のレースから考えるといいところ4時間10分くらいというところでしょうか?
また、第五エイドの横川まで、手元の計算では44kmでしたが、ブログなんかを見ていると45kmと書いてあって(公式のルート図には何故か距離が書いてない)、厳し目に見て45kmあるとすると、第二ウェーブを想定してここまで9時間40分で来ないといけないと考えるとkmあたりのペースが12.9分くらいということになります。なのでイーブンペースで走れれば前半はトレイルが主体でアップダウンも多くまた、スタート直後の渋滞もあるのでスピードが遅いと考えると、前半はkmあたり13分でも、後半林道を走ってペースアップできればゴール出来るのかなと思ったりします。要は後半まで持つスタミナとスピードですね。
なので、前回の試走の時も書きましたが、もう少しスピードをつける練習が必要なようです。もちろん登りの練習もですが。
個人的には要項にフルマラソン4時間以内でないと完走できないと書いてあるのが気に食わなくて、若いころはサブ4で走ったこともありましたが、今の走力では到底無理なのはわかっていますし、参加資格の4時間半も無理そうですから。それでもこんな鈍足でも完走できるぞというのを見せたくて、意地でも完走してやるという気持ちでいるのですが。まあ、あと半年頑張ってトレーニングして完走したいと考えています。