地獄谷峠林道ラン

今日でお盆休みも終わり。コロナの影響で家にいることが大半だったが、締めくくりに林道ランを行いました。いったのは昨日ですが、昨日はブログを更新する気力がなく、本日になってしまいました。
前回のランで気になっていた右のふくらはぎに問題がなかったので、もう少し長めに走ってみました。
コースは自宅から萩谷を越えて林道を走って地獄谷峠を越えて樫田に抜けるというもの。距離はだいたい18km。下の地図は自宅付近は省略しています。

準備

準備といっても大したことないですが、今回の行動食は、YAMA HACKのこちらの記事に出ていた、ホットケーキミックスを使った行動食を作ってみました。
yamahack.com
作ったのは、チョコクッキーとウインナーロール。

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チョコクッキー
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ウインナーロール。一番手前は失敗作

使ったホットケーキミックスが家にあった米粉ホットケーキミックスで、記事の通りに作ると水分が少し足りない感じで、ウインナーロールの一本目は大失敗。少し水で薄めたらだいぶましになった。クッキーの方も形が悪いのは水分が足りずに奇麗に広がらなかったから。まあ、どうせお腹に入ったら一緒なので形にはあまりこだわらないですが。それ以外の行動食は、手作りのエナジージェル。羊羹。市販のエナジージェルなど。



また、今回は久しぶりにRaidlightのザックを使ってみた。理由は単純で、Raidlightのソフトフラスクを使ってみたかったから。今までは、ザックはRaidlightでもフラスクはサロモンのを使っていた。Raidlightのソフトフラスクはストローのようなチューブが伸びててこれがどうなのか今一不安だったので使うのをためらっていたが、とりあえず試してみることにした。

水分は、ソフトフラスクそれぞれに600mlと山サーモスに500mlのスポーツドリンク。

シューズは前回に引き続き、HokaのClifton6にした。

阿武山の登山口へ

10時前に自宅を出発。外に出ると風がぬるい。すでに気温が体温近くまで上がっている感じだ。あまりいい感じではない。気温が体温より高くなると風で体が冷えないので熱中症になりやすい。
しばらく走って、阿武山の登山口に到着。なんか写真が心霊写真ぽくなっていますが。

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阿武山の登山口

ここからしばらくトレイルを走る。というのは、車道を走ると、摂津峡方面に向かう分岐までは結構車が多くて歩道もないので走りにくいから。地図を見ると、阿武山の山頂へ向かわずに反対側の登山道までトラバースする道がありそうなのでそれを行ってみることにした。

阿武山麓のトレイル

しばらく進むと、阿武山の山頂へ向かう道との分岐に出る。

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阿武山の山頂へ向かう分岐

左に曲がると阿武山の山頂。今回はそのまま進む。ところがこの後、えらい目に合うことになる。
始めは道幅も広く、人が2人並んで通れるくらいで楽勝と思っていたが、途中で道がなくなった。Yamapで確認すると道からどんどん外れていっている。しかし、地図にあるような道が見当たらず、道があるようになっているところはひたすら濃い藪が広がっている。とても進める感じではないので、通り易そうな沢筋を進む。引き返すことも考えたが、何とかなるだろうと思ってそのまま進むことにした。オリエンテーリングではこれくらいの沢を進むのはよくあることだ。とりえあず、登山道に出ないとダメなので、方角と進みやすさで進む方向を見定めて進む。沢をまっすぐ進むと登山道から離れていくのでどこかで斜面を登らないといけない。ところが、ここで何を思ったか、本当は沢の右側の斜面を登らないといけないのに、沢の左を登らないといけないと思い込んでいた。Yamapの地図が北を上になるように表示していたので、地図の向きと実際の現地の向きがあっていなかったのが原因。Yamapの設定を変えればいいのだろうが、操作を覚えていないので急にはできそうにない。そこで、自作の地図アプリを立ち上げて方角を確認する。急な斜面をよじ登る。今日は大半がロードだったので、普通のロード用シューズを履いているので斜面で滑る。蜘蛛の巣と斜面と格闘しながらなんとか登山道に出ることができた。いやあ、初手からこんなに苦戦するとは、地理院地図の道はあてにならないのはわかっていたが、分岐からしばらくはいい道だったし、北側の登山道を以前通ったときに、トラバースするような感じの道の分岐を見ていたので、てっきり道がつながっていると思い込んでいた。思い込みはいけませんね。

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登山道を降りると変電所の前に出る。阿武山に最もお手軽に上るならこちらの登山道がおすすめ。

登山道に出ると、北側から登ってこられた年配の夫婦とすれ違った。この暑さであまり人を見かけなかったがやっぱり上っている人はいるんだ。

登山口から萩谷へ

登山口からはしばらく車道を行く。ここまで登ってくれば、車もだいぶ少なくなる。しばらく行くと武士自然歩道への分岐がある。ここは、以前に行ったことがある。武士自然歩道を行くと東海自然歩道に行き当たるので、そこから東海自然歩道を行って萩谷に出るというルートもあるが、今回はロード用シューズなのでそのまま車道を行く。

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武士自然歩道への分岐。今日は車道を行きました。

車道をしばらく走って総合公園の入り口を通過。

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総合公園の入り口

緊急事態宣言が出ていたときは閑散としていたが、今日はそこそこ車が止まっていた。
更に進んで、中萩谷のバス停へ。ここは昨年、東海自然歩道の第一弾のときにリタイヤした地点。東海自然歩道の案内板がある。

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中萩谷のバス停。

そして、その先の坂を登ると萩谷のバス停。バスで行けるのはここまで。バス停でしばし休憩して、手作りのエナジージェルを一気に飲む。

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バスの終点。萩谷のバス停。

ここは特に冬場のチャリ連でよく来るところ。萩谷の集落はさらに先。だが、この先は劇坂で、一度チャリでトライしてみたが、あまりに坂が急で断念したところ。バス停を過ぎるとすぐに劇坂のはじまり。走れないので歩いて登っていく。いったん上り切ったところに公園があった。

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萩谷の集落にある公園

そこを過ぎるとまた劇坂の始まり。ほとんど走れない。

萩谷から地獄谷峠

萩谷の集落を過ぎると林道が始まる。

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林道の入り口。右手は原の集落から来る林道。

右手から原の集落から来る林道が合流する。原の集落からの林道はもう一つ南にもあって、萩谷バス停下の犬の学校のところに出てくる。一応全部舗装されているのでチャリの練習で時々使っている。こっちの北側の林道はどうかなと思っていたが、見たところダートでロードバイクは走れそうにない。すると、右手の林道からバイクの音が。オフロードのバイクが2台やってきて追い抜いて行った。
しばらく進むと、ゲートがあった(写真を撮り忘れてしまいました)。かなりかっちりしたゲートで鎖にカギがかけてあった。この先の林道は許可無い車両は通れないと書いてあった。さっき追い抜いて行ったバイクはどうにかして通り抜けたみたいだ。どうやったのだろうか? 見たところ担いで越えるしかなさそうだが、二人で協力して担ぎ上げたのだろうか? しかし、そこまでして行く価値のある林道なのかはどうも疑問だ。
しばらく行くと林道の分岐があった。この先、いくつかの分岐を見かけた。思ったよりも分岐が多かった。

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林道の分岐

この辺りまで来ると傾斜もだいぶ緩くなって走れるようになってきた。しかし、依然として登り基調だし、ペースは上がらない。暑さがこたえているようだ。
のろのろと走ってようやく地獄谷峠に到着。距離は10kmちょっと。実は、前の晩に樫田までだと距離が20㎞に対して少し短いし、帰りのバスに長く乗る上に、着くのが最寄り駅の隣の高槻駅なので、20㎞走るために適当なところで引き返して萩谷のバス停から帰ることも考えていて、走り始めるときはどちらかというと萩谷まで戻るほうに心が傾いていた。しかし、だんだん戻るのがだるくなってきた。再び、樫田まで行こうかという気持ちになってきた。

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地獄谷峠。峠と書いているけど全く峠に来た感じがしない。

地獄谷峠から樫田まで

地獄谷峠を過ぎてしばらく行くと、また分岐に出た。

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林道の分岐。右手が樫田に向かう道。

道は相変わらず登り基調。10㎞から12㎞まではずっと10分/㎞を越えてしまった。しばらく行くと、また分岐に出た。分岐を右に行くとここからも原の集落へ行けるみたいだ。このあたりでだいたい14㎞。ここから引き返すと萩谷まで戻って丁度20㎞になる。時計を見た、時刻は12:06。樫田から出る次のバスまであと50分。その後は更に1時間半後なので、樫田に行くなら次のバスに乗りたい。あと4㎞で40分なら何とかなるだろうと思い、樫田まで行くことを決断する。

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原の集落へ向かう林道の分岐

14kmを過ぎたあたりからようやく下り基調になる。しばらく行くとようやく展望の開けたところに出た。結局このコースではここが唯一の展望が望める地点だった。

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ようやく展望が開けた

そのあと、ミニベロで登ってこられた、年配の夫婦の方とすれ違った。この林道ではオフロードバイクの2人連れ以外に久しぶりに人に会った。
下り始めてようやくスピードが上がる。現金なもので、ゴールが近づいてくるとまた元気が出てくるものだ。
また林道の分岐があった。ここが一番間違えやすいところ。真っすぐ行ってしまうと空谷橋に出てしまう。樫田へは左に曲がらないといけない。

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林道の分岐。こっちに行くと空谷橋に出る。
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樫田へはこっちの道を行く。

バスの時刻が迫ってきて少し焦り始めた17km過ぎにようやく林道が終わって車道に出た。

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林道の出口。振り返ってみたところ。

ここまで来ればもうすぐ樫田の集落だ。結局、バスの出発時刻の15分ほど前にバス停に到着。

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樫田支所
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樫田小学校

バス停でウインナーロールを食べる。結局、走っているときはジェルしか摂取しなかった。暑さで食欲が出ないためだ。もっと長い距離だったら持たなかっただろう。とりあえず、今回は走り切れたということで満足しておこう。