東海自然歩道を走る その4

9/6に第4弾を決行しました。コロナの影響で休止していましたが、ようやく再開です。前回が3月だったのでなんとほぼ半年ぶりです。
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前回は、嵐山~二ノ瀬駅まで行きました。
今回は、二ノ瀬から大原、比叡山を越えて大津まで行く計画です。
今回の装備は、ザックがサロモンのADV SKIN12、3つ持っているトレランザックの中でこれが一番使いやすい。何といっても、前側にポケットがいっぱいあって収納ができるのがいいところ。特に、ジッパー付きのポケットが左右にあって結構大きめなので、スマホも余裕で入る。また、全体的に軽いのも良い。同じサロモンのAGILE6は本体の収納も小さいが、前側のポケットが左右に一つずつしかないので、フラスクを入れてしまうと他に何も入れられない。それに少し重いので主にトレーニング用に使っている。そして、RaidlightのResposive24は本体の収納は24Lあるだけあってたくさん入るが、前側のポケットがADV SKINに比べて少ないのが残念なところ。フラスク用のポケット以外にスマホが入るポケットがあればよいのにといつも思う。こちらは冬場に防寒具とか荷物が多めの時に使うようにしている。
ウェアは、半袖のランニングウェアに、短パン。短パンの下はファイントラックのインナーブリーフを履いた。こいつは優れもので汗をかいてもサラサラ感がずっと続くので本当に買ってよかったと思う。
紙の地図は持たずに、自作のアプリに、ルートを書きだしたGPXファイルを入れたのをサブのスマホに入れておいて、地図はメインがこっち。地図のサブはメインのスマホにYamapの地図をダウンロードして使った。東海自然歩道は標識がしっかりしているので紙の地図は不要と考えたし、いままでそれで問題なかった。しかし、今回はこの判断は間違いであった。詳細は後程。

二ノ瀬駅へ向かう

7月の大雨の影響で叡電が市原から先が不通になっているので、バスで向かいました。始めは何も考えずに叡電で市原まで行って、そこからスタートするか代行バスに乗ろうかと考えていましたが、ちゃんと調べたら国際会館駅からバスに乗るほうが早いみたいで、JRと地下鉄を乗り継いで国際会館駅へ。そこから京都バスで二ノ瀬に向かいました。
今週は天気予報が2展3展。始めは台風の影響で雨の予報であきらめかけていたら、途中で晴れになり、直前は曇りの予報。でも、出かけてみたら雨が降っていました。結局1日中雨が降ったりやんだり。しかも道に迷うことしばしばであんまりいい日じゃなかった。

二ノ瀬~鞍馬

朝から左足のモモの裏側が重い。軽い張りがあるような感じ。じつは前の晩からそうだったのだが、いままで痛めたところじゃないし、一晩寝れば治るだろうと軽く考えていたが、結局一晩たっても状況は変わらず。まあ、途中でリタイヤするところは沢山あるのでダメならそこまでにしようと思ってスタートする。
スタート地点は前回のゴール二ノ瀬駅

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前回のゴール叡電二ノ瀬駅。山の中腹あたりです。いまは不通区間です。
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京都バスの二ノ瀬バス停

実は朝食がまだだった。普段なら電車の中とかで食べてくるのだが、この状況で電車の中でマスク外してむしゃむしゃ食べるのはマナー違反なので、バスを降りてから食べようと思っていた。雨が降っているので駅で雨宿りしながら食べられないか駅に行ってみたが、鎖がかかっていて駅には入ることができない。仕方ないので、進みながら食べられそうな場所を探すことにした。とりあえず鞍馬街道を鞍馬に向けて進むことにする。

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この日最初の道標

鞍馬の駅は駅の中には入れなかったが、トイレは使えて、屋根のあるところで雨宿りができたので、ここでトイレを済ませて遅めの朝食をとる。

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鞍馬駅の入り口
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鞍馬と言えば天狗。駅では天狗がお出迎え。

鞍馬駅を過ぎてしばらく行くと、鞍馬寺の前に出る。

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鞍馬寺の山門

鞍馬~静原

鞍馬寺の前を過ぎてしばらく行くと、鞍馬街道からはずれて右に折れ薬王坂に向かう。>

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鞍馬街道と薬王坂への分岐

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薬王坂へ向かう途中の案内板

ここから本格的なトレイルが始まる。薬王坂まではけっこうあっさりという感じで到着。坂の頂上(峠)は天ヶ岳への分岐にもなっていた。天ヶ岳は中学の時に遠足で行ったことがある。中学の担任の先生が山男で遠足も山だった。もう45年くらい前の話なので記憶もあいまいだが、たしか鞍馬から来たような気がする。ということはこの道を通って来たのかな。あの頃は山に興味が無くて、ただ連れてこられたという感じでみんなについて行って、今から思えばもっと山を楽しんでおけばよかったなあと思う。その担任の先生も自分が大学生の時に事故で亡くなられて、このまま天ヶ岳に向かおうかとも思ったが、また今度にしようと思って先へ進む。

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薬王坂に到着
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薬王坂の分岐には天ヶ岳の文字が。

坂を下りると静原の里に出る。

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坂を下りたら静原

静原では小学校で古紙の回収をしているみたいで学校のあたりが賑やかだった。地域ぐるみでリサイクル活動をするのは子供の教育にもなるし素晴らしい取り組みだと思います。

静原~大原

静原を過ぎると今度は江文峠を越えて大原に向かいます。しばらくロードだったが、峠道に入ってしばらくするとトレイルが始まった。ここは、車道も別にあるが、東海自然歩道は車道と並行するような感じでトレイルを進む。

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江文峠に向かう。再びトレイル開始。

トレイルはスギ林を進む。気持ちのいいトレイルだ。天気が良ければもっといいのに。

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いかにも京都らしいスギ林を進む。

途中で一度車道を横切る。>

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車道を横切るところ。神社があった。

江文峠は薬王坂よりも登りごたえがあったがそれでも大したことなく登り切った。峠を降りると大原の里が見えてきた。

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大原手前の案内板
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展望が開けると大原の里が見えた。

大原に入ってしばらく行くと、寂光院との分岐に出た。京都市のサイトを元に自分で作ったルート図では、ここを少し寂光院方面に行ってから三千院に向かうようになっている。しかし、少し行って右に曲がるはずが曲がり口が無い。間違っているようだし、ゆっくり観光する気分でもないので寂光院にはいかずもと来た道を引き返し、三千院に向かう。

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寂光院への分岐。左が寂光院、真っすぐが三千院方面
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三千院手前の案内板

三千院は観光地の雰囲気がたっぷりあるが、訪れる人は少なく、ひっそりしていた。それでも、まばらに観光客はいたが。門前町のようなところを抜けると、三千院の門前に出る。

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三千院の山門下

ここまでで、2時間近くかかっている。予定よりだいぶ遅れている。だいたい1時間半くらいで着く予定だったが。雨でそれほど暑さは感じないが、気分の問題か速度はあまり出てないようだ。

大原~仰木峠

思いっきりミスルートする

今日のルートは大原から仰木峠の登りがハイライトだ。

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仰木峠への登り口にある案内板
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いよいよこの日のハイライト仰木峠へ向かう

はじめは緩かったが次第に斜面が急になり本格的な山道になる。道はほぼ真っすぐで直登する感じで進む。と、ここでこの日最初のルートミス。地図をちゃんと読んでなかったのが悪かったのだが、何故かそのままひたすら登り続けると思い込んでいて、いつの間にかルートを外れていた。そして、目の前には倒木群が行く手を阻んでいる。そこで地図を見れば何ということはなかったのに、疲れていたのか何も考えずに突き進んでしまった。

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行く手を阻む倒木たち。この先はルートじゃないのに、行ってしまった。

何とか倒木群を越えたと思ったら道が無い。ここでようやく地図を見て間違いに気づく。自分の馬鹿さ加減に腹を立てながら沢を降りると、曲がり角にちゃんと標識が立っていた。なんで見落としたのか。

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曲がり角の標識。これをちゃんと見てればどうということはなかった。

このミスのお陰で、精神的にも肉体的にも疲れがどっと押し寄せた。それでもなんとか仰木峠に到着。予定では、お昼は比叡山の山頂でと思っていたが、予想以上に遅れてしまってだいぶ遅くなりそうだ。

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ようやく仰木峠に到着。

仰木峠~横川

仰木峠に着くと、風が一気に吹いてきた。ここは、京都府滋賀県の県境。琵琶湖のある滋賀県側から強い風がやってくる。元々滋賀県は琵琶湖があるせいで遮るものがなく風が強いが、この日は台風の影響もあったのかもしれない。
そして、初めからわかっていたことだが、峠に着いたからと言って登りが終わるわけではない。一瞬の下りの後、また登りが始まった。さっきのミスルートが響いてこの登りがとても堪えたうえに、予想以上に傾斜がある。
しばらく行くと車道にぶち当たった。奥比叡ドライブウェイだ。東海自然歩道はドライブウェイの下を土管のようなものを通ってくぐっていくようになっている。

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ドライブウェイをくぐる。右手に見える土管のようなものを通っていく。

この辺りまで来てようやく傾斜が緩くなってきた。しばらく行くと開けたところに出た。横川に着いたようだ。

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横川の駐車場。

当然ここもスルーする。

横川~東塔

またもミスルート

ここから先は延暦寺の境内になる。本来なら通るだけでも拝観料がいるそうなのだが、東海自然歩道を通る人はタダで通らしてくれるとのこと。途中に関所が一カ所あったが、誰もいないのでそのまま素通りした。
ここからしばらくはドライブウェイと並行して進むような感じになる。まだ、20kmも行ってないのに、体力はつきかけている。疲れた体を引きずってとぼとぼと走る。疲れてドライブウェイの脇を走っていると生駒のトレランを思い出した。あの時も終盤は信貴生駒スカイライン脇を疲れ切ってとぼとぼ走っていた。まるでデジャブみたいだ。考えてみるとここまで休憩なしでほぼ走るか歩くかで来ている。お昼はとっくに過ぎているが全くお腹が空かない。2週間前に林道を走った時も同じようにお腹が空かなかったが、これはあまりいい兆候ではない。暑さと疲れで食欲がわかないのだ。特に今日は距離が長いのでこのまま栄養を取らないと完全にへばってしまいそうだ(すでにかなりへばっているが)。仕方ないので、持参した手作りのエナジージェルを飲む。しかし、しばらく走ると胃から戻ってきた。吐くとこまではいかなかったが、口の中に戻ったのを再び飲み込むと、胃液と混じってかすかに苦い嫌な味がする。これは本当にやばいかもしれない。しかし、とりあえず今は進むしかない。
ドライブウェイをもう一度くぐってしばらく行くと大きな杉の木があった。玉体杉というそうだ。
後で調べると比叡山の僧侶が回峰行の途中で御所に向かってお経を唱えるところらしい。

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玉体杉。ちょっとピンボケですが。

しばらく行くと分岐に出た。右が青龍寺、左が西塔となっている。しかし、オープンストリートマップにはこの分岐は出ていない。後でYamapで確認するとちゃんと分岐が書いてあった。この時は雨が少し強くなっていてメインのスマホ指紋認証が反応しなくて、オープンストリートマップと感を頼りにどっちに行くか決めざるを得なかった。青龍寺に行く道は太く、標識も立派で、西塔に行く道は細く、標識もちっちゃい。そうなると、青龍寺が正解だろうと思った。なんとなく西塔に行かないといけないような気がしたがどうせ後で合流するのかもしれないと思い、右手の青龍寺に行く道をとった。ところが、しばらく行くとどんどん下っていくのでやばいんじゃないかと思って地図を見ると案の定コースを外れている。仕方ないので、下って来た道をまたとぼとぼと登り返す。当然走る気力もない。しかし、今回は自分は悪くないと激しく思う。疲れていたせいか証拠写真を撮るのを忘れたが、この分岐には東海自然歩道の標識はなかった。ここまで結構要所の分岐に標識があっただけにここになかったのは意外だった。
この登りで疲労感がさらに倍増した。しかし、進まなければ終わらないので進まざるを得ない。比叡山が修行を与えてくれているのだろうか? 気力を振り絞って走ると西塔に着いた。ここまで来ると東塔も目と鼻の先だ、すると比叡山もあと少しで終わり。少し気持ちが持ち直す。この辺りまで来ると観光客の姿もちらほらと見かけるようになる。

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ようやくたどり着いた西塔

東塔へ向かう途中でまたドライブウェイを渡る。今度はドライブウェイの上を通過する。

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ドライブウェイの上を通過

そしてようやく東塔に到着した。ここまででだいたい4時間。2度のルートミスが響いて思ったよりも時間がかかってしまった。東塔は比叡山の中心らしく観光客も一番多くいた。でも賑わっているというのには程遠い感じだが。コロナとお天気で訪れる人も多くないのだろう。

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東塔にある戒壇

東塔~下山

ようやく東塔にたどり着いて、疲れもピークに達してきた、このままケーブルで山を下りようかと悪魔のささやきが聞こえてくる。しかし、ケーブルで降りたらまた次回登ってきてスタートになる。それは嫌だ。しばらく葛藤する。結論が出ないまま、たらたら進むが、とりあえずどこかで休憩することにした。お腹は相変わらず空いていないが、休憩して何か食べれば少し回復するかもしれない。東塔のあたりはさすがに比叡山の中心らしく、人もまあまあいて、売店もあった。売店で休もうかとも考えたが、何せ服が雨と汗でびしょびしょなので入るのがはばかられて、売店前の自販機で水だけ購入して先に進みながら休憩場所を探すことにした。

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東塔からケーブルの駅に向かう。

しばらく行くとケーブルの駅に出た。駅前にベンチがあったので、ベンチは濡れているものの、自分も濡れているので気にせずそこに腰かけて休憩した。ここで、ようやく展望が開けて琵琶湖が一望に見えた。
今日はおにぎりが2つと手作りのチョコレートサンドを昼食用に持ってきたが、おにぎりはとても食べる気にならなかったので、チョコサンドだけ食べることにした。おにぎりは結局家に帰ってから食べた。

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ケーブルの駅からの眺望

琵琶湖を眺めながら休憩すると少し元気が回復したので、このまま山を下りることにした。降りてしまえばどこでもリタイアは可能なので、午後3時を目途に途中でもリタイアすることにした。
おり始めてすぐ、妙な東屋に出た、あきらかに道をふさぐような感じで立っている。しかし、東屋の裏手に道は続いているし、そこには東海自然歩道の標識もある。妙だなと思いつつ、横をすり抜けるようにして通った。しばらく行くと、沢のところで道が崩れているところに出た。しかし、踏み跡があるので、登山の経験がちゃんとあれば問題なく通れるレベル。ひょっとして、ここがあるので、東屋でとうせんぼしていたのかとも思ったが、通行止めとも何とも書いてなかったし、だいいち通行止めにするのにわざわざ東屋を立てるのは大げさすぎる。もう、しばらく行くと、ゲートのようなものがあった。やっぱり何かあったのかと思い、ゲートを振り返ってみたが、ここにも注意書きのようなものは何もない。妙だなと思ったが、しばらく降りたところの標識に通行止めになっているということが書いてあった。ということはやっぱり正式には通ったらダメだったのか? それにしてもゲートにも東屋にも何も書いてないのが不思議だ。それに、東屋は真新しくなく、建ってから結構年月が経っているような感じだったし今一釈然としない。でも、まあ、正式には通ったらダメなんだろうと思う。
どうも、滋賀県側は案内が不親切なような気がする。しばらく行くと写真のような三差路に出た。一瞬どういったらいいか悩むような標識だ。京都には10年ほど住んでいたので、北白川に出たらまずいことはすぐに分かったが、土地勘が無い人だと迷うのではないかと思う。しかし、これはまだ親切な方で、もう少し先に分岐があったが標識はなく、自分の地図ではそのまま下って行ってその先の分岐を右に曲がれば良いことになっていたので下って行ったが、あるはずの分岐が無くて(これはオープンストリートマップが間違っていたと思う)、結局道のないところを登り返す羽目になった。

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道が3つに分かれている。どこも東海自然歩道なのか?

地図と、現在地を頼りに、少し登ればもう一本道があり、そこまで行けば正しいルートに戻れることが分かったので、急斜面を踏み跡をたよりに登り返した。登ってきたらそこに標識があってがっくり力が抜けた。

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ルートに復帰したら標識が立っていた。左手の杭のあるところ踏み跡を登ってきた。

あとで、Yamapの地図で確かめると、もっと手前の分岐で思いっきり登り返すのが正解ルートだったらしい。
ここから、本格的な下りが始まった。ここまでは斜面を巻くようにゆったりと下ってきたが、ここからは一気に下る。朝重かった太ももは何ともなかったが、膝が痛くなってきた。それも手術したほうの左膝でなく、右のほうが痛い。原因はどうやら木段にあるようだ。ところどころ一段の段差が非常にあるところがあって、ドスンと降りる感じになって、知らず知らずのうちに左膝をかばうので右足で着地していたようだ。それにしてもこの段差は登るのも大変だろうと思っていたら、少し先に登り返すところがあって、やっぱり上るのもとてもきつかった。別にこんなに高くしなくてもいいのにと思うのだが、急斜面で全部の木段が高いならわかるが、他が緩やかだで時々急になっているのが理解できない。個人的にはこれくらいの傾斜なら木段などなくてただの斜面の方が進みやすいのだが。一般のハイカーのために親切で木段をつけているのだろうけど、中途半端な気がしてならない。作った時はもっと緩やかだったのが年月が経ってえぐれて急になったのだろうか? この下りで、右膝だけでなく、両足の親指の爪も痛めてしまった。今日は、HokaのSpeedGoatを履いて来た。トレランシューズとしてはOnのクラウドベンチャーをメインで使ってきたが、今回はロード区間結構あるので、よりクッションのよいHokaにしてみた。だが、Hokaの靴は自分の足に合わないのか、クリフトンを履いてロードを走っても爪が痛くなる。何らかの対策をしないといけない。ダメなら靴を変えるしかないのかな。

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膝と爪を痛めながらようやく下りてきたところの案内板

そんなこんなで、あちこち痛いし、疲れるしでボロボロになりながら、ようやく下りてきた。ここまで来ればどこかの駅かバス停まで行けば無事に帰れる。

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下りの途中にあった百穴古墳
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ほぼ下りきったところから琵琶湖を眺める。ミシガンが通っていた。

下りきったところでだいたい2時半くらい。比叡山では本当に疲れ切っていたのに、降りてきたらまだ少しエネルギーがある感じで時間もあるので、とりあえずJRの大津京の駅を目指すことにした。町中に下りてくると分岐が多く、立ち止まりながら地図を確かめつつ進む感じになった。始めはわからなかったが、滋賀県に降りてきて案内板が変わっていた。

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滋賀県の案内板。地図は詳しいが、全部の分岐にないのが問題。

こいつはこいつで見やすいのだが、問題は設置されている数で、すべての分岐に案内板や標識があるわけではなく、所々地図のある案内板があるという感じ。案内板から案内板までは地図を見てたどって行けということなのか? 標識があてにならないので、手元のアプリの地図を見ながらその通りに進むことにした。

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近江神宮

近江神宮を過ぎると標識も、案内板も全く見かけなくなった。ルートを外れてしまったのだろうか? いずれにしても、JR大津京はもうすぐだ。今日はルートミスも重なって体力を消耗しているので予定より一駅手前になるが大津京でリタイヤすることにした。>

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JR大津京の駅。本日はここまで。

ゴールした時の時刻はほぼ午後3時。予定より一駅手前で切り上げたにもかかわらず、予定よりも1㎞多く32㎞走った。一応、トレランを始めてからの最長不倒を達成した。それにしても、時間もかかったし、疲労も大きかった。もう少し早く走れると思ったが、ダメだった。鍛え方足りないのだろう。精進しなくては。
東海自然歩道シリーズは今回で4回目だが、最も疲れた回になった。やっぱり比叡山はちょっと厳しかった。西から順にたどってきたが、これで本格的なトレイルはしばらくないし、スタート地点が家からどんどん遠くなるのでなんとなくモチベーションが上がらない。始めは愛知県くらいまではと思っていたが、これからもっと東に行くかどうかもうちょっと考えることにする。トレイルなら、京都一周トレイルもあるし。

2020/9/20追記
あとで、滋賀県東海自然歩道のページを見たら、やっぱり比叡山からの下りの部分は通行禁止になっていました。崩れた部分は普通のハイカーには危険だと思われますので、この記事を見ていこうかと思った人はそれなりの覚悟をしてください。それにしても、あの東屋はやっぱり謎だなあ。
また、本格的トレイルは終わったような書き方をしましたが、まだ音羽山が残っていました。しっかりコースを見ていない証拠ですね。ただ、次回はどうするかは思案中。一駅手前でリタイアしたために、信楽まで行こうとすると40㎞以上距離があることになってしまいました。途中リタイアもできなくないけども、バスしかないし本数が少ないし、というのが悩みどころです。また、だんだん家から遠くなるし。
京都一周トレイルを先に走ろうかとも思っています。ただ、こちらも、伏見から鞍馬まで一気に行ってしまうと40km以上になるので、どうするかは思案中です。ただ、こっちは途中リタイアが可能なので、そんなに無理しなくてもよいかと思っています。

2020/9/27追記
地図を添付しました。