ラジオの製作(純デジタル)その2

AitendoのBK1088を試す。

前回、Aliexpressで購入したS4730モジュールが動作しなかったので、今度はAitendoの在庫品からBK1088を選んで購入した。データシートが英語なのと、モジュールが小型なのが選択の決め手。
www.aitendo.com
外観は前回試したSi4730のモジュールとあまり変わり映えはしない。
こいつは、Si4730に比べると製作の記事が少し少ないし、注文してからそれらの製作記事を見て気が付いたが、結構癖があるらしいし、AMの感度が今一ということだった。まあ、注文してしまったものは仕方ないので、試してみることにした。
注文から3日ほどで到着。この辺の早さはさすがに国内のショップだけのことはある。
こちらは、PICでの製作記事が多いので、こちらの記事を参考にPICを使ってテストをしてみた。
はじめてのPIC18F14K50 DSP ラジオ BK1088
こちらのプログラムも、前回同様、決まった局を選んで受信するというシンプルなプログラム。
参考サイトでは、PIC18F14K50という結構いいチップを使っているが、今回は、手元にあったPIC16F1938を使ってテストした。コンフィグレーションビットの設定と、I2C用のMSSPの設定さえ間違えなければあまり大きく変えることはないので移植はそれほど難しくない。
参考サイトのプログラムは放送大学を受信するように設定されているが、関西では受信できないので、FM大阪に変更して動かしてみた。今度はあっさりと受信できたが、感度は前々回のアナログチックラジオと比べるとかなり悪く、「サー」というノイズが乗った状態で受信される。アンテナ端子に何かつなげば改善するかと思い、コードを繋いでみたがさして改善しない。窓際に持っていくと幾分改善された。
次に、バーアンテナを繋いでAM受信を試みた。しかし、こちらはノイズばっかりで全く受信できない。局をいくつか試してみたが、どれもノイズばかりで受信できず。バーアンテナをもっと性能のいいのに変えないとダメなのかもしれない。BK1088の製作記事にも、AMの感度が悪いというような記事があったりしたので、気にしてはいたが、悪い予感が的中した形になった。
目的が山に持っていくラジオということなので、AMが受信できないとあまり意味がないし、AMを受信するためにアンテナを大きくくして大型化してしまってもあまり意味がないので、このモジュールを使うのはあきらめることにした。
幸い、AliexpressでAitendoで扱っているのと同じSi4730を使ったモジュールを見つけたので、発注した。これが到着したらまた、リベンジしてみたいと思う。
それにしても、最初のDSPモジュールがあっさり動いたのでここまで苦労するとは予想していなかった。