ラジオの製作(純デジタル)その1

アリババで購入したS4730モジュールは動かず。

前回、Aitendoで購入したDSPモジュールでアナログチックなラジオを組み立てた。
alasixosaka.hatenablog.com
まあ、組み立てたといっても、ブレッドボード上に組み上げただけのバラック状態だったが、あっさりと動作したので気をよくして、今度はマイコンで制御するタイプに挑戦してみた。
なるべく小型に組み上げたいというのと、データシートが英語のものがあるということでSilicon Lab.製のS4730を使ったモジュールを使うことにした。ところが、生憎Aitendoさんでは品切れになっていた。
そこで、Aliexpressで探すと、全く同じものではないが同じS4730を使ったモジュールが販売されていたので購入した。
ja.aliexpress.com
意外と早く2週間ほどで到着。外観には特に異常はなかった。早速テストしてみた。
テストには、こちらのサイトのコードを使わさせてもらった。シンプルに指定した周波数の局を受信するというスケッチ。
Si4730をArduinoで制御 DSP ラジオモジュール - Qiita

ところが、うんともすんとも言わない。I2Cのアドレスの問題かと思い、I2CScannerでアドレスを調べると、アドレスが見つからないという。
おかしいと思い、よく見ると、Aitendoのモジュールにない”SEN”という端子がある。データシートを見ると、このSEN端子をHIGHかLOWにすることでI2Cのアドレスを切り替えられるらしい。
そこで、この端子に配線をして再びI2CScannerにかけたが、相変わらずアドレスが出てこない。余分な配線を全部取っ払って、間違って電源端子まで取ってしまったところで、アドレスが表示されるようになった。なんかおかしいと思いながら、電源端子をもう一度つなぎなおすと今度はアドレスが表示される。だが、どうも様子が変だ。SEN端子をHIGHにしても、LOWにしてもアドレスが変わらない。
おかしいと思いつつ、Arduinoで先ほどのスケッチをもう一度流してみたが、やっぱりうんともすんとも言わない。
そこで、GitHubでこちらのライブラリを見つけたので、動かしてみた。
SI4735/README.md at master · pu2clr/SI4735 · GitHub
すると、チップが見つからないという表示が出る。
どうやら外れを引いてしまったらしい。
仕方がないので、ここは一旦あきらめて別のモジュールを購入することにした。