ラジオの製作(IC制御)その3

Si4730のリベンジならず

DSPラジオの製作の続きです。
alasixosaka.hatenablog.com

ちょっとタイトルを変えました。やっていることは同じです。
Aliexpressに注文していたSi4730のモジュールが到着したので早速試してみました。しかし、サブタイトルにあるように今回もうまくいきませんでした。
ja.aliexpress.com
これはAitendoで売っているのと同じものと思われます。参考サイトの記事に従って配線をしてみました。
Si4730をArduinoで制御 DSP ラジオモジュール - Qiita
始めは、RST端子をそのまま3.3Vにつないでいたら、I2CScannerでもチップが認識されず焦りましたが、1kΩの抵抗でプルアップしたら無事に認識されほっと一息。
まず、FMを受信するスケッチを動かしてみましたが、何も聞こえない。
しょうがないので、こちらのArduino用のスケッチを使ってみる。
SI4735/README.md at master · pu2clr/SI4735 · GitHub
こちらのスケッチはSeekができるので、やってみたが全然局を拾ってくれない。仕方ないので、マニュアル操作で少しずつ周波数を動かすと、本来の周波数とちょっとずれたところでかすかにNHK FMが聞こえた。FMアンテナの端子にコードを繋ぐとわずかに感度が上がるが、とてもちゃんと聞こえるというレベルではない。ちゃんとしたアンテナを繋いで、トランジスタの増幅回路をいれないとダメみたい。
それでもとりあえず、動くことはわかったので、目的であるAMを試してみた。しかし、こちらも感度が低いのか、手元にある小さなバーアンテナでは全く局を拾えない。最初に作ったM6952の場合、FMはアンテナなし、AMもバーアンテナを繋ぐとちゃんと聞こえたので、DSPラジオはそんなものだと思っていたが、どうもチップによって感度がかなり違うらしい。
小型の持ち運べるラジオを作りたいので、感度が悪く大きなアンテナが必要なものは使えない。M6952が感度が良かったので、同じメーカーのM6951をAitendoで注文した。でも、Amazonとかよく見ると、DSPラジオの完成品は結構安い値段で売ってたりするんですね。こんなに苦労するんだったら、初めから完成品を買っておいた方が楽だし、安いし、何をやっているだかという感じになってきた。
まあ、趣味で遊んでますということで、ちょっと意地にもなってきたので次こそは何とかまともなものを作りたいと思っています。