Aliexpress で買ったセグメントLCDのピン配置を調べる

PIC16F19155の液晶ドライバを使ってAitendoのセグメントLCDを動かしてみましたが、今まではデータシートのあるAitendoの液晶を使って試していました。
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今回は、ずいぶん前にAliexpressで買った手持ちのセグメントLCDがいくつかあったのでピン配置を調べてみました。
こいつらは、もうすでに売っていないもので、ページが見当たらずピン配置がわからなくなっています。
そこで、PICで1KHzのシグナルを発生させてピン配置を調べてみました。べつにPICでなくてもArduinoでも何でもよいのですが、PICだと電圧の自由度があって3Vだろうが5Vだろうが動くので仕様がわからない時の調査には向いています。
電池で動かすために買ったものなので、基本は3Vだと思うので、まずは電圧を3.25Vとしてみました。今回調べたのは、3つで、3つとも3V系だったようです。
一つは、温湿度計用途のパネルで、調べた結果、次の図のようになっていました。

最初に調べたパネルは温湿度計用のパネルだった

24ピンで、COM端子が4つ。上段が温度表示用で、漢字の「温度」というセグメントもある。数字は全部で5桁で、そのうち小数点以下が2桁。右端に「℃」のセグメント。下段が湿度表示用で漢字の「湿度」のセグメントと上段と同じく合計5桁、小数点以下2桁の数字とこちらは右端に「RH」と「%」の2つのセグメントがあり選べるようになっている。
これは温湿度計を作るのにはよいが、時計にはちょっと向いていないかな。パネル自体の大きさはAitendoパネルよりも少し大きいが、同じ大きさの数字が上下2段に表示されるので数字単体の大きさとしてはAitendoのパネルの下段の大きい方の数字よりも少し小さい。
そして、もう一つは単純な6桁の表示で、次の図のようになっていた。

こちらは単純な6桁の表示

18ピンでこちらもCOM端子が4つ。数字は6桁。
6桁のうち、5桁にドットのセグメントがあり、2桁ごとに2つのコロンのセグメントがある。従って、浮動小数点の6桁表示や、時刻表示に対応している。数字のサイズはAitendoのパネルの大きい方の数字とほぼ同じくらい。つまり、時、分、秒のみの表示であればこのパネルで十分。
ということで、時計の第一号の試作機としては、このパネルでいってみようと考えている。
そして最後がちょっと際物のやつ。超大型の液晶。

超大型液晶。PICとのサイズで大きさがわかる。向こうが透けているのは裏に白い紙などが貼っていないため

これは16ピンでこれもCOM端子は4つで数字が6桁。ただし、右の2桁はやや小さい数字。そして大きい数字にはドットがあるが、小さい数字にはドットがない。その代わり、小さい数字のドットに相当するところは、2桁目と3桁目の間のコロンにひとつづつ割り当てられている。かなり時計に特化した液晶パネルになっている。
でかすぎて扱いにくいので枠を作って、そこに変換基板をつけてつなげれるようにしてある。

そのままでは配線しづらいので、裏面に変換基板をつけている。

変換基板用に使った基板が素直な配置になっていないので、下の図のような変な配置になっている。

大型液晶のピン配置。変換基板で変換した後のピン配置は左の中ほど

1号機が完成したらこいつでおっきな時計を作ってみようと思っている。