全日本リレー(オリエンテーリング)に参加してきました。

前回に引き続き、オリエンテーリングの話です。
11/9に開催された全日本リレー大会に参加してきました。
全日本リレーは本当に久しぶりでひょっとしたら30年ぶりくらいかもしれません。
その当時とは少しルールも変わっているようですが、基本的には都道府県対抗という形式で、細かいルールを書き出すときりがないので、大雑把には男女別、年齢別にクラスが分かれていて、総合順位は各クラスの順位をポイントにしてそのポイントで都道府県の順位をつけるという形式になっています。
私は満62歳で(オリエンテーリングでは何故かその年度に達する年齢を基準にするのでオリエンテーリング年齢は63歳)なので、MVというクラスに参加しました。
今回も、オリエンテーリングですので写真はありません。
開催地は滋賀県高島市で、当日は1日中雨という最悪のコンディション。幸いお天気が悪かったせいもあるのか熊の出没はありませんでした。高島市周辺でも熊の出没が最近は多いみたいで、熊が出たら大会中止という条件での開催でした。また、全員熊鈴をつけて走るというルールになっていました。
前回の記事でも少し書いたのですが、栃木で10月に行われた全日本大会で80代の方が行方不明になりその後死亡が確認されたこともあり、高齢者のクラスではココヘリの持参が義務付けられていました。
開会式で協会の方が挨拶されていましたが、今後の安全対策については現在検討中とのことなので、ココヘリは暫定的な安全措置のようです。
私の出たクラスは基本は50-65歳のクラスなのでココヘリ装着はありませんでした。そして、コースは劇斜面を横断する箇所があってぬかるんだ地面に足を取られて大苦戦を強いられました。

1番コントロールまでに2度滑落

今回は久々の第一走者ということで、10時40分に一斉にスタート。通常の大会は1分間隔(2分とか3分とかのこともある)でスタートするのですが、リレー競技はゴールしたときに先着したチームが1位となるようにクラスごとに一斉にスタートするという形式をとります。ただし、全員同じコースだと早いランナーの後を単純についていくだけでよいタイムでゴールできてしまうので、コースはいくつかに分かれているのが普通です。トータルでチームとして同じコースを走ったということにしておけば競技としては成立するという考え方です。
なので、ただただ人の後をついていくと別のコントロール(チェックポイント)に連れていかれてしまう可能性があるので、しっかりと自分で考えておかないといけないことになります。
さて、レースの方ですが、スタートして地図を見て、一瞬目を疑いました。最初のチェックポイントがはるかかなたに設定されているではないですか。でも、ゆっくり考えている暇はありません、全員一斉に走るので置いてきぼりを食ってしまいますので。走りながらルートを考えて進んでいく必要があります。その部分の地図を下に載せておきます。

半透明の線が実際に辿ったルートです。道をたどった部分は重なってしまって見にくいのと、ちょっと地図が切れてしまっていますが、最初は東南の方に太い道を走って深い谷をぐるっと回りこむような感じで進んでいます。
それから図の真ん中やや右当たりの変則的な十字路を真西に進んで、しばらく行ったところから山に入っています。ここは等高線が詰まっているところでかなりの急斜面を降りていくことになります。それから緩やかな斜面に出て川を渡り、そこからまた急斜面を上ります。この登りが曲者で、まず、ちょっと登ったところに細い道があり、ここで集団が2手に分かれました。2人ほど道をたどっていき、残りの4-5名が斜面をさらに登っていきました。
私は、ちょっと道をたどってから思い直して斜面を登ることのしたのですが、この判断が結果的には最悪の結果を招いてしまいました。実際に行こうとしたルートは地図に赤の点線で記載したルートです。
振り返ってじっくり考えるとかなりテクニカルなルートだったことが分かりました。どうテクニカルなのかは後で書きます。まずはどう進んだかを書いていきます。
実際には少し道をたどってしまったおかげで、登り始めの位置が少し東にずれてしまっています。最初は赤のルートに近づこうと少し斜めに上っていますが、この斜面がとんでもない急斜面でしかも雨に濡れて下が滑りまくるので全く思うように登れません。登れないどころか油断をするとどんどんずるずると下に滑り落ちてしまいます。
そして、滑り始めると止まらないので数メートルは滑落する結果になりました。ここで、1度ならずも2度も滑落してえらい目にあいました。地図でオレンジの丸で示したところです。
3度目は上る斜面を変えようかと思ったのですが、落ちるときに地図を手放してしまって地図が斜面の上の方に残ってしまっていたので取りにいかないと競技が続行できないので仕方なく3度目も同じところを登って地図を回収し何とか斜面を登りきることができました。
実は、斜面を上り下りするときにこれくらい斜面が急だと実際に行こうと思っているルートから外れることが良くあります。なぜなら、行きやすいところを通ることになるからです。これは斜面に限らず、木や草が密集して生えていて思うように進めないときも同じことが起こるのでよく注意しないといけない点です。ですが、この時は斜面を登るのに必死でそのことをすっかり忘れてしまっていました。
ですので、実際には1本東の尾根にいるのに、道のある西の尾根にいると始めは思っていました。ただ、尾根をたどれば道があるはずなのに道がないのでこれは違っているなというのはすぐにわかりました。
オリエンテーリングではこういうリカバリーをいかに素早くできるかというのが結構重要です。違った尾根をたどっていることは理解していたし、可能性としては1本東の尾根しかないだろうと思っていたので、そのうちに太い道に出るだろうと思って尾根をたどり、その通りに道に出たのでここからリカバリーをして最初のポイントにたどりつきました。ただ、2度も滑落して大幅にタイムロスをしたおかげで早くも先頭集団に大きく離される結果になってしまいました。後は大きなミスもなかったのですが、最初のロスはかなり痛かったです。
ところで、上にも書きましたが、自分で想定したルート、後で考えると本当にこの通り行けたかどうかは結構怪しそうな気がします。まあ、集団走だったので、最初から斜面を登る集団についていっていれば何とかなったのかもしれませんが。まず、斜面を登り切ったところで一旦尾根に出ますが、この尾根は、私が実際に通った尾根の枝尾根になっているので、この尾根をたどってしまうと結局同じところに出てしまっていたことになります。正しくルートをたどるためにはこの尾根をもう一度横切って浅い沢に出てその隣の尾根に乗りなおす必要があります。これがその時にできたかどうかはあまり自身がありません。というのも、そこまでルートを読み切っていたわけではなく、尾根に上がれば道があると考えていたので、尾根に出た瞬間に尾根をたどり始めていた公算が大きいです。まあ、それでも実際に通ったルートに乗っかるのでリカバリーも難しくなく、それほどのロスタイムもなかったような気もします。

どう行くのが正解か

自分が当初考えたルートは正解ルートだったのかということですが、正直このルートは非常に難しくて、コースプランナーにどのルートを想定していたかを聞いてみたいと思っています。
私自身はまず考えたのは、西の道を回るルートで救護所(地図の十字印の場所)を通って太い道から近づくルートをまず考えました。下の図の黄色のルート。ただ、このルート、途中の橋が通行禁止になっているので、すぐに諦めました。他の参加者に話を聞くと、橋を通らずに、斜面を上り下りしてこのルートを通った人もいました。ただ、プランナーが想定していたかというと違うような気もします。2番コントロールに行く人とすれ違う形になるのでコースプランナーはこういうルートは嫌う傾向にあります。さらに別の参加者に話を聞くと、斜面をすこし登ってから斜面の途中にある道をたどったという人もいます。私が少し行ってからやめた道です。これをさらにたどっていき、比較的傾斜の緩いところに出てから尾根を登っていくというルートです。当日の天候を考えるとこのルートがどうも正解だったような気がします。図の緑のルート。

まあ、あんなこんなと後でいろいろ反省するのもオリエンテーリングの楽しみではあります。