10/11-12に開催されたしまなみ海道ウルトラウォークに参加してきました。
結果的に最後まで歩くことができたのですが、今回はいろいろと準備不足で反省が多い大会になりました。
特に、シューズの選択とザックの選択についてミスをしてしまって快適に歩くことができずにそれでなくても結構きついのにより以上しんどい思いをする羽目になってしまいました。
やはり、10km程度の短い距離でよかったので、本番の装備で歩いてみるというシミュレーションを一度はしておくべきだったと反省しています。そうすれば、今回の不具合もある程度予測がついて回避ができたのではないかと思いました。
まあ、言い訳になってしまいますが、10月の始めまで暑い気候がずっと続いたおかげで長時間、外で運動する気が起きなかったので、準備は高山での登山で何とかなるだろう、スタミナについては4月にMt.Fujiを走っているので距離については問題なかろうと高をくくっていた部分もあります(実際、スタミナには問題がなかった)。
色々問題はあったが、とりあえず念願のウルトラウォークを完歩できたのでとりあえずは良かったかなと思っています。
出発~スタート地点まで
今回は75㎞の部に参加。昨年の山の辺の道ウォークで50㎞で結構苦しんだので100㎞はちょっと無理そうということで無難な75㎞にした。
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スタート開始は15時からのウェーブスタート。自分のスタート時間は15:10。受付は14:30までということで、余裕をもって家を出ることができた。
11時過ぎの新幹線に乗り福山で在来線に乗り換え尾道に12時半ごろ到着。朝大阪を出たときは結構涼しいと思ったが、尾道の駅を降りたら結構暑く感じた。
尾道の駅前ではイベントをやっていて出店が一杯出ていた。ここで食べ歩きをしてもよかったが、これから散々歩くので、お店で座ってゆっくり食べたいと思っていたので予定通り、尾道ラーメンを食べることにした。尾道ラーメンは煮干しの出汁に背油というのが特徴で、個人的にはあっさりでもなく、こってりでもないというところがちょうどよいと感じている。はいったのは、べっちゃーというお店。以前尾道に来た時に食べたラーメンよりもちょっと味が濃いと感じた(味は濃い目、普通、薄味と選べる)が尾道ラーメンらしい感じでまずまず美味しかった。
それから、コンビニに行って、水とスタート前に食べるおやつを購入して桟橋に向かう。
スタート地点は海を渡った向島にある尾道市民センターなので、渡船で向島に行く必要がある。
渡船の乗り場に行くとどうも船が出たところみたいで、人は少なめだったが、船の姿はなく、やってくるまでしばらく待った。待っている間に人が結構集まってきてかなりの割合が大会の参加者という感じだった(当たり前か)。
渡船を降りて、前の人の後についていくとスタート地点の尾道市民センターに到着。すぐ向かいにスーパーがあったので、コンビニで買い物しなくてもこっちで調達できたと思った。
受付を済ませてスタートの準備をする。といっても、オリエンテーリングやトレイルランとは違って距離は長いがただ歩くだけなので、そんなにやることもない。
買ってきた水をフラスクに詰め替えて、必要な装備をザックに詰めれば終了。必要装備は、ライト(前後)、スマホ、モバイルバッテリー、雨具(防寒具)、水、食料。水はスタート時点では一応1L用意した。途中にコンビニや自販機があるので最低必要量は500mlとなっていた。ライトに関しては琵琶湖岸を夜通し歩いたときに最後に電池が無くなりかけたので、予備の電池も用意しておいた。また、飲み薬、吸入薬、つり防止用の芍薬甘草湯、痛み止めのロキソニンも用意しておいた。
装備を全部入れでザックを背負うと中身が多くてちゃめちゃ背負いにくい。今回は、モンベルのクロスランナーパック7という持っている中では一番小さいトレランザックを持っていった。家で一応装備を準備してザックに入るところまでは確認したが、実際に背負うことをしていなかった。これが準備不足のその1。ただ、荷物が入るだけでなくちゃんと背負って少し歩いてみるというのが必要だったと反省したが、時すでに遅しなのでそのままスタートするしかなかった。
スタート~多々羅大橋
しまなみ海道は瀬戸内海にあるいくつかの島を橋で結んで本州と四国を行き来できるようにした道で、その昔、本四架橋として計画された3本のルートの一つ。
本四架橋はまず、岡山県の児島と香川県の坂出を結ぶ瀬戸大橋が最初に着工。瀬戸大橋ができたときに一般に供用する前のイベントとして行われたマラソン大会に参加したことがある。その時は四国に住んでいたので、香川側からスタートして中間点まで行って戻ってくるというルートだった。同時に岡山側で同様のイベントが開催されていてちょうど中間点で本州から来た参加者と手を振ってお互いにUターンして戻ったという思い出がある。また、その時は別の日にウォーキングイベントも開催されていてウォーキングの方は端から端まで歩くことができた。その頃は走ることにしか興味がなかったので当然のごとくランニングのイベントに参加したが、ウォーキングイベントにも参加しておけばよかったかなと思っている。現在は自動車専用道路になっているので瀬戸大橋は歩いて渡ることができない。
その後、本四架橋は瀬戸大橋以外は凍結とされたが、紆余曲折があって現在では3ルートともに開通している。このうち、しまなみ海道だけは始めは一般道として計画されていたため人や自転車でも通ることができる。
しまなみ海道がまだできて間もないころに、会社の自転車仲間に誘われて自転車で通ったことが一度ある。そのときは大島からとびしまの方に行ったので、しまなみ海道を最後まで行っていないので、しまなみ海道をとおしで通るのは今回が初めての経験。
その当時はしまなみ海道もそれほど有名ではなく、サイクリストもそんなに多くはなかったが最近はサイクリストの聖地と化していて、たくさんのサイクリストがやってきている。スタートが夕方ということもあって、尾道を目指すサイクリストと多くすれ違う。何故か欧米人の方が多い印象。
まずは、向島から隣の因島を目指す。私は第三ウェーブで15:10にスタート。ランニングのイベント違って走ることができないので、最初は混雑して抜くのも容易ではない。まあ、そんなに急ぐ必要もないので抜くのは適当にばらけるのを待って始めはゆっくり行こうと思った。
スタート地点から西にしばらく歩いて、海沿いに出る。西の海岸に出ると橋が見えた。この橋を渡るのかと思ったが違った。

あとで調べるとこの橋は向島大橋という橋で、隣の岩子島という小さな島に渡る橋で、これから行く因島渡る因島大橋はもう少し先だった。
海沿いをもうしばらく行くとようやく因島大橋が見えた。

着てみると因島大橋の方がだいぶ大きい。
しまなみ海道の橋は、下を大型船が通れるように高さが高く造ってあるので橋を渡るためには高いところまで登らないといけない。それが各橋を渡るたびにあるのでそのアップダウンがこのコースの特徴でもある。因島大橋は自転車で登る道とは別に階段があって階段で登ることができる。それ以外の橋は自転車道を歩く。自転車道でも短い距離で高いところに登るので結構勾配は急で平均勾配が5%というところもあった。階段の手前で夜間用の反射タスキを渡された。スタートから約1時間経過。確かに夕暮れが近づいてきている。
ルートの高低図を見るとところどころにアップダウンがあって大抵が橋を渡るところになっててそれ以外はほぼ平坦という極端なルートになっている。
因島に入ると結構お店がある。スーパーやドラッグストアなどもあるし、コンビニも一つだけでなくセブン、ローソン、ファミマと一通りそろっている。これらもしまなみ海道で本州と結ばれた効果なのかもしれない。
第一エイドまでライトなしで行けるかと思ったが日も暮れてきたのでライトを出して後ろのライトだけをまず点灯。参加者のかなりの人が参加賞でもらったライトをザックにつけて点灯している。自分はMt.Fujiでも使ったアマゾンで買った赤のライトを使ったが、参加賞のライトは白色で、しかも結構明るいので、真っ暗になった後は前方から自転車が来るのかと勘違いしてしまうことが何度かあった。たしかトレランの大会ではライトの色は赤が指定色になっていたと思ったがウォーキングでは何でもよいらしい。
第一エイドは16㎞地点のファミリーマート因島重井店。ここまで3時間10分ほど。ここでは、パンを一つもらった。また、アミノバイタルを一つ摂取。今回は粉末タイプとジェルタイプのアミノバイタルを持って来ていた。これは、直前にYoutubeで田中陽希さんが立山、劔を縦走するときにアミノバイタルを使っていたのを見て(動画自体はアミノバイタルの宣伝も兼ねていると思うが)、また、MtFujiのときもアミノバイタルがスポンサーからの試供品で大量においてあって、各エイドでもアミノバイタルをもらえて飲んでいたのであまりばてなかったのかなというのがあって、槍ヶ岳登山の時結構ばてたという苦い経験もあり、今回はアミノバイタルを使ってみることにした。結果はやっぱり効果があるような気がする。ような気がするというのはいかにもあいまいな表現だが、ある時とない時の比較というのはそもそも簡単ではないし(たとえ同じコース同じ距離でも、その時のコンディションによって感じ方はかなり変わる)、そもそも比較するほどサンプルがそんなにないのでMtFujiではそれほどばてなかったし、今回のウルトラウォークでもそれほどばてなかった。なので今のところの結論では一応効果はあるのかなというように感じている。
ちなみに、この後はずっと夜だったのでゴールの今治城まで写真はありません。いいカメラなら夜景も結構綺麗にとれるのかもしれないけど、自分のスマホはそんなにカメラもよくないし夜景を綺麗にとる腕もないし。最新のギャラクシーとかなら腕がなくても綺麗にとれるのかもしれないけど、自分はスマホの性能にカメラを重視していないので夜は写真を撮っても無駄だと思っている。
エイドではトイレにも行きたかったが、コンビニのトイレは使用禁止、裏に仮設のトイレがあったが、まだ参加者がばらけていなくて一杯並んでいたのでパスしてどっかコースの途中のトイレに行くことにして出発した。
エイドを出てしばらく行くと次の生口島に渡る生口橋が見えてきた。ここは自転車道で上に上がる。一旦橋の下を通り過ぎてカーブをいくつも曲がりながら上がっていく。距離的にはすごく無駄な距離のように感じるが、まあ、これも含めて75㎞なんだと自分を納得させる。
生口島では島の北岸を歩く。途中のトイレがあったのでようやくここでトイレを済ますことができた。ここは休憩所が併設されて、ここで一休みする。
75㎞のコースではだいたい15‐16㎞おきにエイドが設けられているが、各エイド間を一気に歩くのはちょっとしんどいので途中でこういう休憩所があるのは助かる。
休憩所を出てまた海岸をひたすら歩いて、32㎞地点の瀬戸田サンセットビーチが第二エイド。ここまででスタートから6時間30分くらい。ペース的にいいペースというかちょっと早い。1kmごとのラップが11分台の前半が並んでいる。想定は12分/kmだったのでちょっと早い。山の辺の道の時に11分/kmで歩いて後半結構ばてたのでもう少し落とした方がいいのかなと思ったが、結局最後まで平均ペースは11分台のままだった。
第二エイドではお弁当をいただいた。おにぎり2つに唐揚げ一つという内容。ここのエイドでの補給が少ない時はどっかのコンビニ(このコンビニでも)でなんか買う必要があると思っていたがお弁当だったのでとりあえずこのまま進むことにした(しかし、次のエイドまでコンビニはなかったのだが)。
第二エイドを出てしばらく行くと大三島に渡る多々羅大橋に出た。ここの橋の登り区間で、おそらく関西から来られている団体さんの後ろをついて歩いた。結構いいペースで歩かれていたので後ろにつかせてもらったが、途中で道を譲られたので前に出た。出たところで、ガチャぽんの機械が置いてあった。なんか名物らしく、団体さんは昨年も参加していてここのガチャで遊んだらしい。中身は瀬戸田の名物の柑橘類の小物のようで暗くて詳細は良くわかなかったが、ここに置いてあるということはたいていはサイクリスト目当てに置いてあるものと推測される。私は荷物も増えるしガチャを素通りして多々羅大橋に向かった。
多々羅大橋は全長が1480mでこれまでで一番長い橋で、渡り終えるのに結構時間がかかって、長いなあと思いながら渡った。
多々羅大橋は橋の中間地点に鳴き竜のポイントがあってここで手をたたくと大きな反響音がする。鳴き竜と言えば日光東照宮が有名だが、音の大きさはこっちの方が上だった。前を歩いている人がやっていたので、追いついてみると一般の観光客の人だった。ウォーキング大会のことを知っておられて頑張ってくださいと励まされた。それにしても、こんな夜中に観光とはこれからどうするのかなと思ってしまった。
多々羅大橋を渡るとだいたいほぼコースの半分。まあ、まだ半分かという思いの方が強かった。
多々羅大橋~今治城
多々羅大橋を渡ると大三島に入る。ここからは愛媛県でいよいよ四国に入る。ここで75㎞のコースと100㎞のコースが分かれる。100㎞のコースは大三島を横断して西海岸に出てそのまま海岸沿いをぐるっと回るというルートで、75㎞はそのまま南下して次の伯方島を目指すというルート。
私は75㎞にエントリーしているのでそのまま南下した。このあたりで右足に違和感が出始めた。右足の中指から小指にかけて靴の中で行き場がなくなって少し丸まっている感じが少し前からしていたがその感じがますます強くなりだして痺れが出始めた。今回はHOKAのランニングシューズを履いた来たのだが、シューズの選択に失敗したようだ。この靴は東海道浪漫歩行という30㎞のウォーキングイベントの時にも履いた靴で、山の辺の道の時に履いたアルトラのシューズに比べてクッション性がいいので選んだのだが、まさかこんなことになるとは思いもよらなかった。しかし、これも事前に本番を想定してこの靴で少し歩いていればわかった話だったと思うのでやはり事前の準備不足だったと反省している。
しかし、今まで問題なかった靴が急に足の指が当たるようになったとは思いもよらなかった。考えられる理由は、①洗濯で縮んだ、②足が大きくなった、③足がむくんだ、の3つくらい。特に③の足がむくんだというのは、最近登山から帰った後や長距離のトレイルランをした後は足がむくむようになってきたので最も思い当たる。①に関しては今回の大会に向けて靴を洗ったので多少はそういう面もあるのかもしれない、②はさすがに考えずらいが、アーチがつぶれて結果的に足のサイズが大きくなるということはある。なので③が主要因で①と②が次の要因といったところか。アーチがつぶれるというのはアーチサポート付きの靴下を履けばある程度防止できるらしいし、中敷きをそういうのに特化したのにすればよいらしいが、HOKAのシューズで中敷きを変えてみたことがあるが、HOKA独特のクッションが感じられなくなって戻してしまったことがある。あのクッションは中敷きの効果もあるような気がしている。また、アーチサポート付きの靴下は持っているし履くこともあるが、基本的にあまり好きではない。アーチをサポートするために、足を左右から締め付ける感じがしてあまり好きになれない。とくにアーチサポートを前面に打ち出している靴下は少しはくと足の締め付けで痛くなってランニングの練習中に途中でやめて帰ったことがある。それ以来、アーチサポートの強すぎる靴下は避けている。今回は、SYNのトレイルランニング用の足袋タイプの靴下にした。こいつは全くアーチサポートのない靴下で足本来の機能を使って走るというコンセプトでトレイルランの時には愛用しているが、今回はちょっとはアーチサポートがあった方が良かったのかもしれないと思っている。
足のむくみは東海道の30㎞のウォーキングイベントに参加したころにはあまり感じていなかった最近のことなので、これからは足のむくみも考えてシューズ選びをする必要があるようだ。
いずれにしても、この期に及んでシューズを交換するわけにもいかないので我慢するしかない。
それにしても、因島、生口島と結構にぎやかな感じがあったのに比べて大三島はなんか寂しくて何もない。これは、広島県と愛媛県の財政力の違いなのかと思いながら歩いていた。
夜の10時を過ぎたがあまり気温の下がる気配がない。最近は朝晩は結構気温が下がって涼しいので、夜は結構冷えるということを覚悟して、長袖のシャツを持って来ていたが全然そんなのを着る気にならないくらい暑い。台風が南からの湿った暖かい空気を運んできているせいなのかもしれない。ちなみに、日曜日は九州で35℃以上の気温を記録した地点があったらしい。観測史上最も遅い猛暑日の記録だそうだ。結果論になるが半袖短パンで十分という気温だった。
気温が下がらないお陰で水の消費が早くなってちょっと心もとなくなってきた。40kmくらいの地点に自販機があったのでここで水の補給がてら休憩を取ることにした。次のエイドは47㎞地点なので、だいたいエイドとエイドの中間地点でちょうどよい。ここでアミノバイタルのジェルを摂取。
大三島の区間は比較的短く、橋の手前で100㎞のルートと再び合流して大三島橋を渡って次の伯方島に上陸。
100㎞の参加者は3時間前にスタートしているが、大三島で25㎞余分に歩いているので、そんなにすぐに抜かれることはないのかなと思っていたが、ものすごいスピードの人たち3人くらいにあっという間に抜かれた。競歩の選手とは言わないがそれに近い感じで歩いていた。やっぱり早い人は早い。なかには競歩の経験者もいるのかもしれない。競歩の選手はトップクラスになると4分/kmくらいで歩くので、私が走るよりも早い。そのスピードで50㎞とか歩くのだから本当にすごい。この感じだと、合流点を自分よりも前に通過した選手もいたのではと思った。
伯方島にはコンビニも何軒かあり大三島よりもにぎわっている感じ。
このあたりまでくると、足の裏全体も結構痛くなってきた。ロングのイベントではトレイルでもウォークでも同じように足の裏が痛くなる。まあ、こればっかりは仕方がないと思って耐えるしかないような気がする。そして、足の調子の悪い部分の不調も出始める。具体的には手術したことのある左のひざ、右のハムストリングなど。左のひざはまあいつも調子よくないので、長い距離を走る場合はいつもテーピングをしていてテーピングをしていればいつもそんなに調子悪くならない。こんかいもテーピングをしてきているので大丈夫だと思ったがここにきて少し痛みが出始めてきた。膝が完全に痛くなってしまったら競技続行不可能なのでリタイアするしかないが、しばらく歩くとまた調子が元に戻った。この痛みは、ニューハレの社長によると、膝のお皿が前後(上下)ではなく、変な方向に動くことで起こるらしく、テーピングをすることで変な方向に動くことを防止してくれるらしい。テーピングに関しては歩くだけだから要らないだろうとも思ったがテーピングをしてきて正解だった。
伯方島は塩で有名な島で今回の参加賞にも伯方の塩がついてきていた。伯方島の区間は短く、次の伯方・大島大橋の手前のローソンが第三エイド。9時間40分ほどで到着。痛いところは相変わらず痛いがここまで来たらとりあえず最後の第四エイドまで頑張ろうという気になる。
伯方・大島大橋を渡ると最後の島、大島に上陸。しかし、この大島の区間が長い。長いし、しかも登り。橋の区間以外で最も登りがあるのがこの大島の区間。
そして相変わらず何もない。最後のエイドは61㎞地点で前のエイドからは14㎞と一番短いが、さすがに疲労もだいぶあるし、坂もあるし、一気に歩くのも難しそうなので宮窪石文化公園というところの入り口の所で休憩を取った。大島というのは石が有名なところらしい。途中で石材屋さんもあった。
坂を上り切って降りたところにコンビニがあった。なぜかコンビニのある所はコンビニが乱立している。もうちょっと分散した方がいいのではと思ったりもするが。
足の痛みとくに右足の指の痛みはかなり限界になりつつあるが、なんとか最後のエイド水軍公園に到着。ここまででだいたい13時間。ここでは雑炊をいただいた。この先、約4㎞の来島海峡大橋があるので、少し長めに休憩。ブルーシートの上に靴を脱いで座って少し指をマッサージしてみた。結果はあまり変わらなかったが。
ここまで来たらあとは根性で完歩するしかないと思って最後の来島海峡大橋に向かう。この橋がしまなみ海道で一番の難工事だったようで最後まで残ったのがこの橋。4㎞以上ある。歩いて渡るとアプローチの道が前後にそれぞれだいたい1kmあるのでそれを含めると1時間以上かかる。
当初は来島海峡大橋を渡る頃は夜が明けていると想定していたが、結局最後までペースが落ちずにここまで来てしまったので、真っ暗な中を延々と橋を渡った。
それにしても、時々自転車が前からやってくる。一体何時にどこを出発したのかと思う。琵琶湖を歩いたときも夜中走っている自転車と何台もすれ違ったが、あの時は真夏で暑い時期だったので暑さを避けて夜中走っているのかと思ったが、気候のいい10月の真夜中に走るということは相当の長距離を走っているということなんだろう。まあ、お互い様という感じがしないでもないが。向こうは向こうで、こんな夜中に大勢で歩いていったい何をしているのかと思っているかもしれない。
長い長い来島海峡大橋を渡り終えて、しばらく降りたところに広場があったのでここで最後の休憩を取る。あとは約5㎞くらい(と思ったが実際には6㎞以上あった)。
帰ってから地図を見るとゴールの今治城は駅よりも向こうにある。サイクルコースの途中途中にポイントまでの距離が書いてあったが、それよりも長かったのはそのせいかと改めて思った。また、途中までオフィシャルのルートマップの距離と自分のガーミンの積算距離がほぼ一致していたので75㎞でゴール出来ると思っていたが、途中で誤差が出始めたのか結局ゴールしたときは76㎞を越えていた。まあ、とにかく最後、夜が明けてから今治城までの今治市内の道はものすごく長く感じた。
最後どっかのコンビニでもう一回休もうかと思ったくらいだったが何とかゴールにたどり着いた。タイムは16時間15分くらい。19-20時間くらいを想定していたので想定よりも大分短い時間でゴール出来た。

ゴール後~帰宅
ゴールした後は、バスで今治駅に向かった。バスの本数が少ないのでもっと大勢バスに乗るのかと思ったが案外少なく10人くらいだった。これからどんどん帰ってくるのか、もう早い人たちは帰った後だったのか?
バスは市内を回って、桟橋や市役所の前を通って駅に着いた。桟橋で降りてしまなみライナーに乗れば一番早く家に帰れるが、暑くて結構汗もかいたので、お風呂に入って帰ることにして、今治駅近くの喜助の湯というお風呂屋さんに行った。ここで、ゼッケンを見せるとフェイスタオルのレンタルが無料ということだったのでこちらにした。お風呂もそんなに混んでなくて、ゆったりと入ることができた。
お風呂に入るときに靴下を脱いで足の状態を確認したら、右足の小指は見事に豆がつぶれていた。ただ、痺れているのであまり感覚がなく、痛みはそれほどでもなかった。お湯につかるときも最初にちょっと痛みを感じた程度でそれほど痛くなかったが、家に買って詳細に見てみると結構ひどいことになっていて、やっぱりシューズ選びは慎重にやらないとと改めて思った。
お風呂上がりの休憩所に参加者と思われる人たちが結構沢山いたが、お腹が空いていたので、駅に戻って何か食べることにした。ただ、時計を見るともうすぐ9時になろうとしていて、次のしまなみライナーの発車時刻が9時25分だったので、コンビニでパンとおにぎりを購入して食べることにした。駅前になにやら長い行列ができていて、何事かと思ったら、どうやらレンタルサイクルの順番待ちの行列らしい。みなさん、これからしまなみ海道を行くのだろう。
バス停に行くとまだほとんど人が居なかったので、コンビニで買ったおにぎりを食べていると人がどんどんやってきて行列ができ始めたのでまだ20分近くあったが行列に並んでおくことにした。結局、最終的にほぼ満席で補助席まで使うくらいお客さんが乗り込んだ。
バスはまたしまなみ海道を戻っていくので、高速を使うのでコースはちょっと異なるが、橋の部分は同じなので歩いてきた道を眺めながら帰ることになるのだが、さすがに夜は一睡もしていないので眠くなってうつらうつらしながら時々起きては眺めるという感じだった。
バスは福山行きなので、そのまま福山まで、乗って行った。福山着は大体11時頃。
朝を遅めに食べたのであんまりお腹が空いているわけでもなかったが、夜通し歩いた割には摂取したカロリーはまだ少ないはずなので福山駅前で何か食べていくことにした。駅前のナポリタン専門店に入って、ナポリタンとオムライスのセットを注文して食べた。食べ終わってお店を出て駅に向かうと行列のできているお店があった何かと思って見たら尾道ラーメンのお店だった。尾道ラーメンは福山でも人気があるらしい。
福山からは12時くらいに発車する新幹線で帰った。だが、新幹線の中でちょっとしたトラブルが。自分の席に行ってみると西洋人の女性が座っている。ここは自分の席です(もちろん英語で)と声を掛けてみると、その人もチケットを見せてくれて、見ると同じ席になっていた。新幹線でオーバーブッキングなんてあるのかと思って車掌に確認しようと思ってその旨を伝えると、その人はOK,OKと言って前の空いている席に座った席を譲ってくれた。結局その人たち(家族連れだった)は次の岡山で降りて行ったので本当にオーバーブッキングがあったのかは謎のままだった。
とりあえず、準備不足でいろいろあったが、初めてのウルトラウォークは何とか完歩することができた。この先どうするかはまだ未定だが、まあウルトラウォークはもういいかなという気持ちもある反面、まだ100㎞に対する未練も少しはある。疲労という点で見るとまだまだ余裕があるので、足の痛みにどれくらい耐えられるのかということと、今回のようにまめを作ったりしないように入念に準備すれば何とかなりそうという気持ちもあるにはある。