4/25-27に開催された、Mt.FUJI2025に参加してきました。今回は、従来のFUJI(100マイル)、KAI(70K)に加えてASUMI(40K)が加わり、3つのカテゴリになりました。
私は、真ん中のKAI(70k)に参加しました。
昨年末の記事に書いたように、抽選になったのですが当選して参加の権利を得ました。
alasixosaka.hatenablog.com
その後は、六甲山や比叡山などでトレーニングを積んで大会に備えてきました。
alasixosaka.hatenablog.com
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準備
トレーニングはこれまでのロングトレイルとあまり大きく変えたところはなかったと思いますが、初めてのオーバーナイト、そして未経験の70kmという距離で、装備の準備等にはいろいろと気を使いました。
装備
まず、必携品というのがあります。これは、FUJI、KAI、ASUMI全部共通になっています。順番に書いていきます。
- 地図。今年から紙の地図はマストでなくなったということで、いつものようにGPXファイルを自作の地図アプリに読み込ませて使いました。Android14用のアプリが完成していないので、旧端末を持っていきました。ちょっと悲しい。
- 携帯電話。上にも書いたように、旧端末のXiami Redmi Note Pro10+を持参。
- 携帯コップ。100均で買った折り畳みのコップ。これにカラビナをつけて、ザックにぶら下げて使用。ところがカラビナが安物で途中で破損。ここは反省点。
- 食料。これは結構悩みました。いつも多めに持っていくのですが、今回は想定時間が14-15時間だったのと、エイド間の距離が長く、途中の補給用に相当大量に持っていく必要があり、他の必携品だけでも装備がかなり多いので、どこまでエイドの食料に頼って、どこまで自分で持っていくのかバランスが難しいところでした。結局、通常のエナジージェルを6本、AnDO_を4本、それ以外にチョコ羊羹2個、ソイジョイ2個、1本満足バー1個、ナッツ1袋を持っていくことにしました。結局、余ったのはジェルが1本、チョコ羊羹1個、1本満足バー、ナッツで、持って行ったものは結構使いました。エイドにアミノバイタルのジェルがおいてあり自由に持って行けたのでそれがなければ足りないところでした。
- 水、1L以上。今回はエイド間の距離が長く、特に最後の区間は20㎞近くあるので、正直1Lでは足りないのではと思った。なので、1.5Lのハイドレーションバッグを使うことも一瞬考えた。だが、途中のエイドで補給するのがめんどくさいのと、背中に入れるのでその分ザックの容量を圧迫するのでNGと考え、当初は500mLのソフトフラスク3つ持って行って一つをザックに入れることも考えた。だが、最終区間は途中でコンビニのすぐそばを通ることに気づき、最悪足りなければここで購入するということにして、ソフトフラスクを2つにした。食料に関しても最悪足りなければ途中のコンビニを使うつもりもしていました。
- ライト2個とそれぞれの予備電池。リストにあるものはたいていは持っているものなのですが、ライトが2個必要ということで、いままで持っていたPetzlのティカコアに加えて新たにブラックダイヤモンドのアストロ300を購入。これは以前の記事にも書いたように六甲全縦の時に試してみました。予備の電池はそれぞれ単四電池を3本ずつ。リチウムイオンだと軽くできるのですが、予備電池はそもそも使うことがほぼないので、乾電池にしました。
- 点滅ライト。赤色が点滅するアマゾンで買った安物のライトを使用。比叡山の時もこれを使いました。今回、全く同じのを使っている人が居てちょっとびっくり。
- サバイバルブランケット。推奨はエマージェンシーViViとなっていて、持ってはいるのたが、重量と嵩が大きくなるので、悩んだ末に、モンベルで買ったフィルムタイプの方を選択。
- ホイッスル。ザックについているので別に用意せず。
- テーピングテープ。いつもオリエンテーリングの時に使っている1インチ幅のテープで残りが1/3くらいになったものを持参。注意書きにもあるようにけがの対応だけでなく、ザックの応急修理などいろいろと応用可能。長い距離のレースでは結構、必携品に指定されている。
- 携帯トイレ。100均で購入したのを持参。
- フード付きレインジャケットとパンツ。ジャケットは還暦祝いに家内が買ってくれた、ノースフェイスのストライクトレイルジャケット、パンツはモンベルのオンラインアウトレットでパーサーライトパンツがあったので、前から欲しかったので購入して今回持って行った。
- 長袖シャツ。これを結構悩んだ。文字通りに読むとフリースのジャケットということになる。軽量のフリースを持っていることは持っていて、弘法トレイルの時は防寒具として持って行ったが、今年は4月の気温が高く、更にかさばって重いというのもあり、もう少し軽くしたいと考えた。最初は、モンベルのウィックロンの長袖シャツにしようと考えたが、直前の天気予報で現地の気温が結構低そうということだったので、これは持って行って当日着るウェアにしようかと考えて、最終的にはファイントラックのメリノスピンライトにした。
- ズボン。これもシャツ同様に悩んだ。始めは、半そで短パンで走れるかなと思っていて、短パンの上から履けるように、ファイントラックのスカイトレイルパンツを持っていく予定にしていた。たが、上にも書いたように気温を見ると短パンはさすがに無理そうと思い、ストライクトレイルパンツは履いて走ることにして、ファイントラックのメリノスピンサーモを装備品にすることにした。
- 手袋と帽子。手袋はRxLのメリノの手袋。帽子はHoudiniのビーニー。これらは冬のトレーニングでも結構使っているやつ。
- ファーストエイドキット。パンフにはあまり具体的に書いてなくて、絆創膏、消毒液などとしか書いてない。念のためにもっていくものなので選択が難しいところだが、とりあえずバンドエイドの大判と普通サイズ、それにポインズンリムーバーを用意した。
- ナンバーカードとICチップ。受付でもらうもの。
- ザック。今回はサロモンのADV SKIN12を使用。装備品が多く、全部入るか不安だったが、何とか入った。一応、もっと大きい、レイドライトのResponsiv24も考えたが、こいつはザック前面のポケットが少ないので、特に携帯を入れる場所に困るのが難点なので結局ADV SKIN12に決定。ポケットが多く、前面にジップポケットが2つもあって携帯を入れるのにも便利。また、通常のザックと違って、前面の固定がゴムひも式で荷物の容量に応じて調整するのがものすごく簡単なのでこのザックはお気に入りで愛用している。
以上が必携品になるのだが、必携品を入れるとザックはパンパン。と言ってもそれ以外に持って行ったものはほとんどないのですが。
必携品以外に推奨品というのがあって、トレランシューズ、コンパス、熊鈴、着替え、現金。となっている。シューズは履いていくので、それ以外で持って行ったのは現金。コンビニはキャッシュレス決済が可能だが、自販機で飲み物を買うというシチュエーションが生じたときに現金は必要と考えて一応持って行った。着替えは100マイルのFUJIでデポバックに入れるならともかく、KAIでは不要でしょう。コンパスもスマホの電子地図を使うので不要。熊鈴は大勢で走るレースで不要と考えて今回は持って行かないことにした。弘法トレイルではたしか必携品になっていたが。
これ以外では、今回も行程表を作成して、ダイソーのパウチにパウチしてザックにぶら下げ置いた。
行程表の作成は、今回は試走をしていないので、GPXファイルとオフィシャルサイトのコース図の所にあった21時間でゴールする人の標準タイムみたいなのと、後はガーミンのレースペースから決めた。主にはガーミンのレースペースを参考にして、だいたい13分/kmくらいに設定して出てきたタイムを使った(それより遅いタイム設定がそもそもできない)。ただ、ガーミンのレースペースはロードレース用のペース設定のようで、アップダウンによる加速減速の係数がかなり弱く、めいっぱい振っても20分/kmとか出てこないし、あまりあてにならないかもしれない(実際あてにならなかった)。
あとは、薬。ロキソニンと一緒に飲むを薬をそれぞれ3錠ずつ。それから攣り防止の芍薬甘草湯を2つ。それ以外はポケットティッシュを1袋。
食料、防寒具、雨具、ライトや薬、緊急用品などを分けて入れるのにスタッフザックを5つ。雨具はそれぞれについてきた袋を利用。防寒具はシーツーサミットの圧縮できるタイプを利用。食料とその他は別々に自作のスタッフザックに入れた。
実際にもっていかなかったが持って行ったらよかったというものは、タオルないし手ぬぐい。当日寒くて鼻水がでて困った。ティッシュはザックのエマージェンシー用のスタッフザックに入れてあったので取り出すのが面倒なのと使うとゴミがでるので、走っているときにちょっと使うならタオルか手ぬぐいの方が便利。また、トイレに行って手を洗ったあと手をふくのにもあったほうが良かったと思った。寒くて水を使った後すぐに拭かないとさらに寒さを感じてしまう。
服装
上にも書いたように、当初は半そで短パンで行けるかなと思っていたが、天気予報を見て気が変わって、長袖、長ズボンにした。昨年の比叡山も長袖長ズボンで走って、他にこんな格好している人いないよなと思いながら走っていたが、自分はかなりの寒がりなので、気温をみると平地で最低4℃、山で0℃となっていたので半そで短パンは絶対に無理と思った。実際に現地に行ってみると、たいていの人は半そで短パン。中にはタイツを履いている人もいたし、半袖にアームバンドという人もいたが、長袖長ズボンは極少数だった。一応半そで短パンも持っていくことは持って行ったのだが、結局着たのは、上が、ファイントラックのドライレイヤーの上にファイントラックのラミースピンエアの半そで、その上にモンベルのウィックロンの長袖、下がファイントラックのスカイトレイルパンツ。靴下はRxLのメリノの5本指。シューズはサロモンのジェネシス、昨年購入したもの。ジェネシスからシューズのサイズを1サイズ大きくした。おかげで足の指がつま先に当たらなくなり指の血豆が大幅に減った。上に着る服としては、それ以外に薄手のウィックロンクールの長袖、ファイントラックのフロウラップも持って行って当日の天候を見て変更しようと考えていた。フロウラップはさすがに重くてかさばるので脱いだら荷物になるので最悪の最悪だと思っていたが、思ったより寒くて普通に上着として活躍した。
交通手段
これも結構悩んだ。まず、大阪から車を運転していくというのは、行きはともかく、徹夜して帰るは無謀すぎるのでNG。(レース後に泊まって帰るという選択肢もあるにはあるがゴールが深夜から早朝になるので日曜日に泊まるといってもヒマなのですぐに帰ることにした)
まずは前日に泊まるかどうか。公共交通機関を使う場合、オフィシャルのツアーが出ていて、当日は三島発の遅い方が10:30発。これだと朝家を出ても間に合うことは間に合う。ただ、朝が早い上に、新幹線にトラブルがあった場合に間に合わない。それに、徹夜で走るのに早朝から出かけて移動だけで疲れるのもよくないだろうということで前日は泊まることにした。オフィシャルツアーでも三島発で前日泊のプランがあるが、問題は帰り。日曜日に三島に向かうバスはオフィシャルだと最初が11時半発。あまりに遅すぎて使えない。そうなると、公共交通機関を使う場合、富士急の富士山駅か河口湖駅にに出て東京周りで帰るか、富士急ハイランドからバスで三島に出るか。大阪に帰るなら三島に出た方が便利なのだが、富士急ハイランド発の始発は9:30。御殿場に出るのもあるがこちらも始発は9:18と待つ時間が結構ある。なので、電車しか選択肢がない。ただ、大会の循環バスというのがあって、河口湖や富士山駅、富士急ハイランドに行ってくれるが、基本は公共交通機関のためのもので、始発は5:30。それでも時間はあまりそう。それなら温泉でも入って時間をつぶそうかと思って調べてみたが、さすがに夜中や早朝からやっているところは近所にはなさそう。ところが、いろいろ調べているうちに、東名の足柄に早朝に入れる温泉があることに気づいた。しかも、ここのSAは一般道からも入れるようになっているようだし、ご飯を食べるところもあるし、空きがあるかどうかにもよるがレストイン足柄という寝るところもある。そして、駐車場までのアクセスなら終夜運航で動いているので、前日は御殿場に宿泊し、レンタカーで会場に行って、帰りは足柄の温泉に入って、朝食を食べながらレンタカー屋が空くのを待つという作戦にした。
家から会場まで
上にも書いたように、前日は御殿場泊。御殿場のルートインに泊まった。まずは14時過ぎに京都を出るひかりに乗って三島まで移動。GWの前日だし、それほど混んでいないと思っていたが、新幹線はかなり混んでいてほぼ満席の状態。最近は三島に止まるひかりがあることを初めて知った。といっても1日に6本しかないが。三島から東海道線で一駅沼津に戻り、御殿場線に乗り換え、御殿場に17時過ぎに到着。御殿場駅にはなんと小田急のロマンスカーが止まっていた。

そして富士山が良く見える。

御殿場でも思ったよりも結構寒かった。家を出る時はTシャツの上に当日走るときに着るかもしれないモンベルのウィックロンの長袖といういで立ちだったが、念のために持ってきたフロウラップを羽織らないと寒いくらいだった。
ホテルにチェックインして、18時過ぎに、近所のラーメン屋さんに晩御飯を食べに行った。ここで左ひざの違和感に気づく。なんでよりによってこんな時に。
左ひざは半月板の手術をしたことがある悪い方のひざだが、朝起きたときから今までは何ともなかったのに。片足で立って力を入れると少し痛い感じ。飲み薬のロキソニンはレースの時の分しか持ってきてないし、湿布も持って来ていない。仕方ないので、入浴後にマッサージして、ロキソニンの塗り薬を塗って様子を見ることにした。
御殿場は駅前には繁華街というようなものはなく、居酒屋が何軒があるくらい、お酒を飲まないので居酒屋は敬遠して、普通のレストランで食べたかったがそういうお店がほとんどない。Google Mapで調べるとホテルのすぐそばのラーメン屋で定食も出しているらしいので行ってみた。お店は、いわゆる町中華という感じのお店で、近所の常連さんでにぎわっていた。野菜炒め定食をいただいた。その後、コンビニに行って、水とデザートを購入。コンビニもセブンイレブンが一軒だけ。なんともさみしい駅前である。車に乗ってみてわかったが、ちょっと郊外に出ると郊外型の店舗が沢山あって、コンビニも一杯ある。典型的な車社会の街のようだ。
部屋は富士山の見えない側でちょっと残念だったが、ネットで予約した最安プランだったのでまあ、仕方がない。部屋で天気予報をチェックして、装備や翌日着るものの最終チェック。やはり土曜日から日曜日の朝にかけては結構寒くなる感じ。
寝る前はホテルの大浴場に入ってリラックス。やっぱり大きいお風呂は気持ちが良い。風呂上がりに、ストレッチとマッサージ。ストレッチするのに、折りたためるヨガマットを購入したのだが、思ったよりも大きくてかさばるので今回は持っていくのを断念し、その代わりに近所のホームセンターでアウトドア用の折り畳みの座布団を購入して持って行った。ホテルの床にバスタオルを敷いて、膝に当たる部分にだけ携帯座布団を敷いてストレッチ。これで何とかストレッチできた。
マッサージはハンディーのマッサージガンを持って行って使った。あるとやっぱり結構気持ちがいい。その後、痛みの出た左ひざと、最近ずっと悩まされている坐骨神経痛のためにお尻にロキソニンを塗って寝た。
翌日の朝食は、ホテルでバイキング。普通無料でついてくる朝食は結構しょぼいことが多いが、ここのホテルは、パンにご飯に、おかずも和洋中ととりそろえていて充実していた。やはりというか結構外国の方が多くおられた。
9時過ぎにチェックアウトして、途中昨日も行ったコンビニに行って、お弁当を購入。なんかお弁当の種類が少なくて、脂っこい感じのばっかりで、すごいしょぼい感じで残念だった。
9時半くらいにレンタカー屋に行って車を借りる。借りたのは日産のDAYSという軽。軽と言っても最近は一通りの装備がそろっていて十分乗れる。御殿場から駐車場のコニファーフォレストまでだいたい30分くらい。会場までのシャトル乗り場に行ったら、ちょうどバスが来ていたが、残念ながら列の途中で満車になって乗れず。予定では30分間隔で運転ということだったので30分待ちかと思ったが、すぐに次のシャトルが来てそれほど待たずに会場に到着できた。
受付でナンバーカード、ICチップ、参加賞を受け取って、その奥にある更衣所で着替え。今回は長丁場のレースなので、足首、膝、腸脛靭帯とフルでテーピング。それに、この間の生駒のトレイルランでもらった試しに使ってみて良かった、リソビームというパッチみたいなシールを最近は愛用している。効果のほどはどれほどあるかわからないが、腸脛靭帯はこれを貼っておくと不思議にあまり痛くならない。今回は腸脛靭帯とお尻に貼った。
スタートは13時半なので、荷物を預ける前に昼食を食べる。結構お腹がすいていて、コンビニの弁当だけでは足りず、予備で買ったあんぱんも食べた。12時過ぎに体育館に荷物を預けてスタートゴールの会場に向かう。会場ではすでにゴールしたFUJIの上位入賞者にインタビューの様子をモニターで流していた。それにしても100マイルを19時間切ってゴールとはすごすぎる。会場からは富士山が良く見えるが、この日はあいにく雲がかかっていて、あまりくっきりとは見えない。会場にはスポーツ用品メーカーなどのブースが所狭しと並んでいていろいろなグッズを販売していた。さすがに日本一の規模を誇る大会だけのことはある。見てみたいものもあったが、荷物が増えるのが嫌だったし、これからレースを走るというときに気持ちの余裕があまりないので、ブースはスルー。



結構寒いので、ストレッチなどをしながら体が冷えすぎないようにして準備してスタートを待つ。家族連れで来ている人などは、奥さんなどにウィンドブレーカーを預かってもらっている人もいた。
スタート~忍野
スタートは13時30分。スタート前に有力選手の紹介。女子には日本トレラン界の第一人者、秋山選手がいた。それとレジェンド鏑木さんが今回はKAIを走るということで最後尾からスタート。と言ってもすぐに抜かれてしまったが。
スタート直後はロードの下り坂、結構長い、およそ5㎞くらいはロードを延々と下る感じ。下り終わったところでトレイルに入るが、ここで渋滞発生。まあ、1000人も参加しているので仕方ないか。最初のトレイルはすぐに終わってまたロードが始まる。ここでスタートから1時間以上経過していたが、お腹の方は全く空いてないというか、お昼に食べた弁当がやっぱり脂っぽくてどうも胃にもたれた感じで食べる気が全くしない。失敗したと思ったが今更どうしようもないのでおなかがこなれてくるのを待つしかない。ロードセクションが長いのがMt.Fujiの特徴の一つ。ロードが得意な選手はいいかもしれないが、自分はロードが苦手なのであまり自分向きのコースではないと思う。
2度目のロードが終わって約9㎞くらいで林道に入る。その手前でグランドがあってトイレがあったのでトイレで用を足す。スタート前にトイレに行ったがスタート直後から尿意があって、どうも今日はトイレが近い日のようだ。エイドまでまだ距離があったのでここで用を足せてホッとする。
林道は傾斜はそれほどでもないが登り基調。ここで力を使うと体力が削られて後半に響くので無理せずに歩いて登る。そこから、2度目のトレイルに入る。ここのトレイルは少し歯ごたえがあった。始めは巻道のような感じで緩やかな登り基調の道。それが終わると尾根線に出てそこから急な登り。その途中で富士山が見えた。今回はレースとしては写真は多めですが、ほとんどが富士山の写真です。

お腹の感じは相変わらずもたれた感じがするが、2時間くらいたったので最初の補給としてチョコ羊羹を食べる。
尾根線に出て最初のピークを過ぎるとしばらくアップダウンを繰り返して、最後はトレイルを下って忍野の最初のエイドに到着。時刻は15:55。ここの関門は18時。一応行程表上では16時半到着予定だったのでこの区間で35分貯金したことになる。
ここではバナナと塩羊羹、あんぱんとアミノバイタルのジェルをいただいた。
忍野~山中湖
忍野を出るとしばらくはフラットなロード。ロードが得意な人は良いかもしれないが本当にロードが苦手なので地味につらい。おまけに向かい風。
途中で富士山が良く見えた。

写真を撮る前は比較的団子で走っていたが、写真を撮った後一人になってしまったので向かい風をもろに受けてめちゃめちゃつらい。仕方ないので抜かれた人の後につけさせてもらってしばらく風をしのいだ。でも、だんだんつらくなってきたので、ここで足を削られると後が続かないと思って歩くことにした。
19㎞くらいでようやくトレイルに入る。本当にほっとする。ここのトレイルは最初が緩く、最後平尾山に登るところがきつい。

平尾山からは稜線を延々と下って次のエイドのある山中湖畔に降りてくる。

山中湖のエイドは25.2㎞。到着は16時43分。行程表上は18時30分予定なので、1時間45分くらい貯金。やっぱりガーミンのレースペースはあてにならない。ちなみに関門は23時。ここのエイドでは、豚汁、おにぎり、バナナ、オレンジ、あんぱん、アミノバイタルのジェルを2ついただいた。アミノバイタルのジェルは一つは持っていって途中で食べることにした。アミノバイタルはいくつでも持って行って良いということでとてもありがたい。これがなかったら持っていたジェルを使い切って足りなかったところ。
トイレを済ませてエイドを出る。日暮れが近いので、防寒具を着ようか迷ったが、ここはまだ着ないで置いた。また、ライトも出しておこうかと思ったが暗くなるまでまだ1時間くらいあるのでとりあえずザックにしまったままにした。
山中湖~二十曲峠 暗くて長いトレイルに苦戦
つぎの二十曲峠のエイドまでは14.6㎞、結構長い上にほぼトレイル、かつ夜間になるということで結構苦労した。エイドを出るとロードは短くすぐにトレイルに入る。ここの登りは結構きつい。しかも、はげ山というか、野原で野焼きした後の山で、風に吹きっさらされて、しかも日が落ちてきて寒い。ただ富士山はきれいに見えた。

もう少し上ると山中湖と富士山が見えた。

はげ山を登り切ったところで、ヘッドライトを装着。
ここから高指山までは尾根線上を登り基調で進む。細かいアップダウンが続き、しかも暗いので下りのスピードも出ないので結構長く感じる。
高指山で32㎞。まだ半分も来てないのかとため息が出る。おまけに次のエイドまでまだ8㎞もある。ガーミンが1㎞ごとにラップを教えてくれるが、ここからは1km1㎞が本当に長く感じた。きっと田口さんなら気持ちよく走れるとか言いうんだろうなあなどと考えながら。
一度下って山伏峠に出る。峠なのでくだると当然次は登る。ここの登りもきつい。まだこの後杓子山も霜山も残っているのにかなり登りの足を使わされる。
周りにランナーが一杯いるのと、要所要所でスタッフの方が立っていてカウベルを鳴らして励ましてくれるので何とか気力を振り絞れる感じ。また、エイドを出る時にめいっぱい持って行った1Lの水が全部なくなった。最後の大きな登り2つで水が足りるのか心配。エイドで補給する以外にコップで飲んでいくしかない。
結構疲労しながらようやく二十曲峠に到着。21:58。行程表上の予定が21:45だったのでここで一気に借金生活に突入。この区間ガーミンの設定が甘いのはわかっていたがそれでももう少し早く行けるかと思った。この15㎞で4時間以上かかっている。ちなみに関門は2:30。
二十曲峠のエイドでは、バナナ、あんぱん、せんべい、味噌汁、アミノバイタルをいただいた。レインウェアの上を出して防寒具として着た。
二十曲峠~富士吉田 杓子山は始めはボス感なし、でもやっぱりボスだった。
二十曲峠のエイドのホワイトボードに次の杓子山から富士吉田エイドまでの略図が書いてあった。それによると杓子山までまず2つの小さいピークを越えて最後に大きく登って約4.5㎞。そこから富士吉田のエイドまで7.8㎞。
最初の登りは本当に大したことなかった。ホワイトボードの高低図を見たら結構登る感じだったのでなんだこんなもんかという感じだった。次の登りも傾斜はゆるく最初の登りに比べて距離が長いというだけだった。問題はその先、実は杓子山の手前に鹿留山というのがあってそこのサブピークに登るのがこの日一番の登りになるのだがちゃんと地図を読んでなくてよくわかってなかった。ここの登りが岩場の登りで本当に登山という感じの登り。そしてここで渋滞発生。昨年はここで2時間の渋滞が発生したということらしいが、体感では30分くらいはかかっただろうか。真夜中に標高の高い岩場でじっとしていて本当に寒くて体が冷えた。防寒具を出そうかと迷ったいつ進むかわからないし、動き出せば何とかなると思ったのでそのまま待機して、エナジージェルの補給だけした。渋滞は主に2か所で発生。自分ひとりならサッサと登れるのにと思いながら、でもレースなので仕方がないと思うしかない。
鹿留山のサブピークからは尾根線をほぼフラットに下り基調で走って最後に少し上って杓子山の山頂到着。ほぼ夜中の0時。行程表では22:30着となっていたので借金は1時間半に増えた。

杓子山からは約4㎞にわたって延々と急な下り。夜だしスピードもそれほど出せないと思っていたが、ここで何故か右ひざの腸脛靭帯のあたりが痛くなった。今まで痛くなるのは左ひざばっかりだったので意外な感じだったが、ここで完全に痛めてしまっては最後の霜山のくだりがとてもつらくなるので、スピードを落としてゆっくり下る。それでも痛みが出るので時々立ち止まって膝の屈伸をしたり、膝をさすったりしてごまかしながら進む。ようやく下りが緩くなったときは嬉しかった。ただ、下りが緩くなっても走るとまた痛くなりそうで怖いのでここでも歩きながら進むことにした。最後、富士吉田が見えたところでまた劇下り。ここは階段があったのでまあそれほどでもなかったが。
富士吉田到着は1:42。行程表上は0:05だったので、また少し借金が増えた。杓子山の渋滞と下りでスピードを落としたのが原因。それがなければこの区間は予定通りかそれより早く行けたかもしれない。ちなみに関門は6:30。
富士吉田では名物のうどんをいただいた。そのほかにバナナ、オレンジ、せんべい、アミノバイタルをいただいた。膝の痛みが強くならないようにロキソニンを1錠服用し、念のため芍薬甘草湯も飲んでおいた。ここでもトイレを済ませて出発。
富士吉田からゴール おなかの調子と尿意に悩まされる。
富士吉田からゴールまでは18.7㎞で最長区間。まずは深夜の吉田市街を約4㎞進む。もう走る足もほとんど残っていないので、ここはひたすら歩く。周りの選手も歩いている人が多い。たまに走ってくるランナーに抜かされる。こういう人はロードが得意なのだろう。自分はここで走ってしまうと完全に足が売り切れてしまうので最後まで残しておくことにした。
富士急行の線路をくぐるとすぐにトレイルが始まる。ここらで左の脇腹が痛くなってきた。昔はランニングしているとよく腹痛が起こったものだったが最近はあまり腹痛を起こすことがなかったがどうもガスがたまっているらしい。富士吉田のトイレでも結構おならが出たが、それでもまだガスがたまっているらしく、げっぷとおならが頻繁に出るようになった。ロキソニンを飲んだのも胃腸に影響しているのかもしれない。霜山の登り口はようやくまばらになって単独走になって遠慮なくおならができたが、しばらく行くとまた人が集まってきて隊列になってしまった。ただ、仕方ないので後ろの人に不快な思いをさせて悪いと思いながらおならをしながら進む。霜山の登りはだいたい4㎞くらい。長さは結構あるが傾斜は杓子山に比べれると全然ゆるいし、この時のために六甲山や比叡山を登って練習してきているので、もう距離は60㎞以上進んできているが登りの足はまだ残っていた。
霜山はなんかいつの間にか終わったという感じ。後で確認したら霜山到着は3:55頃。行程表上では1:45だったので、計算上は借金がまた増えた感じ。ここは富士吉田で市街地を歩いたのが大きいと思う。ガーミンはフラットなところは6-7分/kmで計算しているはずなので歩くと大幅に遅れてしまう。
下りに入って、また少し上ってまた大きく下る。ロキソニンが効いたのか、富士吉田から歩いてきた間に膝が休まったのか右ひざの痛みはすっかり消えていて楽に下ることができた。ここで、ヘッドライトが暗くなってきたので、Petzlからブラックダイヤモンドに交換する。Petzlのヘッドライトは切り替えが3段階で、中間の明るさで使用するとスペック上の持続時間は7時間ということになっている。前日の19時ぐらいから使っているので計算上は朝の4時に切れることになっている。エイドではランプを消していたのでもう少し伸びているはずなので、まあこのくらいでなくなるのが計算通りというとこか。ところで、他のランナーは皆さん結構明るいライトを使っていた。後ろにつかれると後ろのランナーのライトの方が明るく感じるくらいで、確かにMtFuji関連の動画なんかを見ていると、マイルストーンのヘッドライトを推す人が多く、MS-1とかは1000lmのウルトラハイモードでも7.5h稼働と驚異的なスペックになっている。たしかにナイトトレイルを頻繁に走るならこれくらいあったほうが良いのかもしれない。
最後の大きな登り天上山の山頂から綺麗な富士山が見えた。土曜日はずっと少し雲がかかっていたが、この日は雲がなく本当にきれいに見えた。

天上山からは結構きつめの下りだったがここも普通にこなすことができた。天上山を下ると人里に出て、しばらく行くと富士急ハイランド。実は霜山の下りあたりから尿意も結構感じていて、限界に近かったが、当初、水や食料が足りなかったときに寄ろうと決めていたコンビニが見えたので、ちょうど係の人が居たのでこの先にトイレがあるか聞いてみたところ、そこのコンビニのトイレを借りているということなのでコンビニに入って店員さんに確かめてからトイレに行った。ここでおしっこと一緒にまたおならをたっぷりとしてすっきりとしてコースに復帰。ちょっと元気が出たし、残りは5㎞くらいなので少し走る。
富士急ハイランドの脇の管理用道路のようなところを抜けて高速道路を陸橋で渡る。ここで朝日に照らされた富士山が見えた。いわゆる映えスポットというやつか。このレース中の最高の風景だった。

陸橋を渡ると駐車場のコニファーフォレストに出る。昨日車で来た時に走っている人の姿を見たが、あれはトップに近いところを走っていたFUJIのランナーだったと今更ながら気づいた。
駐車場を抜けると延々と森の中の林道を5㎞ほど登る。スタート直後に下った車道の脇の林道。傾斜は緩いがさすがにここはもう走れない。でも後ろからFUJIのランナーで抜いていく人が何人かいた。最後の力を振り絞っているのか、それとも仮眠をしていて回復してまた走り出したのだろうか。170㎞近く走ってきてこの登りを走るのは本当に尊敬する。最後はスタジアムに戻ってゲートをくぐってゴール。マラソンみたいな感じ。最後はちょっと格好をつけて走ってゴール。
ゴールは5:58。行程表では3:50だったのでこの区間はほぼ予定通り。膝の痛みが消えてまあまあ下りでスピードが出せたのが良かったか。霜山からの下りはそれほどきつくなかったのも幸いしたようだ。ゴールで完走メダルをいただいた。家に帰るまでメダルと分かってなくて記念品にくらいしか考えていなかった。よく考えると参加の記念品なら受付の時に渡されたはずなので、やっぱり疲れと睡眠不足で頭が回ってなかったらしい。わかっていればメダルをかけて自撮りの写真くらいとったのにと後悔しても後の祭りだった。

レースを終えて
まあ、会場にいても仕方ないのでバスに乗って駐車場に戻り、御殿場市内に戻ってびっくりドンキーに行ってハンバーグの大きいのを食べてお腹を満たした。でも、お腹は空いているのに食べると胃もたれがするという最悪の状態だった。本当は準備の所でも書いたように4時ごろゴールする予定でレンタカー屋が開く、9時までの間に、足柄に行って温泉に入って朝ご飯を食べようと考えていたが、ゴールが2時間ほど遅くなたのであんまりゆっくりしていると、レンタカーを返す時間になってしまうのと、予約していた新幹線に乗り遅れるので、温泉は諦めて、朝ご飯だけにした。ご飯を食べてガソリンを入れるとちょうどレンタカー屋の開店時間になったので車を返して、来た時と逆のルートで御殿場、沼津、三島と在来線で行って、新幹線で帰った。少し早かったので、かえりもひかりを予約していたが、少し早い時間のこだまに変更してこだまで帰った。GW中とあってガラガラとはいかなかったが、帰りのこだまの方が行きのひかりよりも空いていた。新幹線では爆睡するかと思っていたがうつらうつらという感じで、それでも起きているとしょっちゅう止まって停車時間が長く感じるこだまでも結構あっという間に京都に戻って来た。
とにかく、今年になってから坐骨神経痛に苦しみ、前日には突然のひざ痛があり、正直スタート前は完走できるとは全く思っていなかった。どこでリタイアしようか、吉田のうどんくらいは食べて帰りたいなあなどと考えていた。レース中は逆のひざが痛むし、70㎞のレースは本当にいろいろなことを乗り越えないといけないと感じた。憧れのMt.FUJIのレースではあったが、また走りたいかというとどうだろうか? コースがロード区間が長く、自分向きでないし、また参加者もかなり多く、エイドでゆっくり休めない(時間的な問題というより精神的な問題だが)し、年々下りに弱くなってきているのも感じるし、一応このレースはこれまでの集大成という位置づけで、今後のレースはさらに距離を伸ばすか、もう少し短めのレースを中心にするのかしばらく考えようかと思っている。
このブログを始めたときはトレランで100㎞というのを目標に掲げてこれまで続けてきたが、100㎞となると20時間を超えるし、制限時間の緩いレースしか出れない上に今回のように途中でお腹の調子が悪くなるリスクもさらに増えるし。そもそも胃腸がそれほど強くないのは自覚していて、レース中にあまり食べられないのは問題だと常々思っていて、今回もゴール後に何も食べるところがないのはわかっていた上で、ほとんどゴール後の食料を用意していなかったというのがあって(実はあんぱんを1個用意していたが、スタート前に食べてしまっていた)、ゴールした後しばらくして猛烈にお腹が空いてしまった。長いレースでレース中にちゃんと補給ができないと致命傷になりかねないのでこの問題は非常に大きいと感じている。まあ、トレランをやめる気は今のところないので、というか森の中を走るのは気持ちいいので走れなくなるまではやめられないと思うが、今後どうするかはしばらく休んでじっくり考えてみたい。まあ、まずは地図アプリのAndroid14版を早く完成させないと(笑)。
今回はレースも長かったので長文でした。最後まで読んでいただきありがとうございました。