大峯奥駈道の分割縦走3日目を終えて約1週間たった。
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いまだに余韻に浸っている。
今回はお天気が良かったこともさることながら色々とあって印象深いものになった。
今日は、その振り返り(反省点)や次回に向けてどうするかなどを書いてみようと思っている。
コースは適切だったか?
まずアプローチについては、紀行文中でも書いたように、天ケ瀬のバス停からでなく、上北山中のバス停からアプローチしたほうが良かったと思う。
第二回が、行者還トンネル西口の登山口に降りたので、そこの近くに行くことに思考が引っ張られて天ケ瀬ルートを選んでしまったが、もっと広く考えれば上北山中ルートも思いついたはずで第一の反省点である。
実際に上北山中ルートに行ったわけではないので、本当にそっちが良かったかわからないが、少なくとも今回行ったアプローチのルートは失敗だったことは間違いない。もう少し国道409号を進んで行者還トンネル東口に行くという手もあったがアプローチが長くなるし、全体の距離も長めな上に、季節が秋ということもあって早く下山したいという思いから最短ルートを考えた結果のチョイスだった。
季節のことは、当初の予定は4月中旬から下旬頃を予定していたのでもっと日も長い時期でその時期だったら別の選択もしたかもしれない。
また、今回初めてゆうゆうバスを使って移動したが、本数が1日1本なのはやっぱり制限が多くて難しい。朝、北へ向かうのは平日のみで、前鬼口が7:31、天ケ瀬到着が8:05ということで、登り始めが少し遅い。それが日没寸前まで登山道にいることになった大きな要因だった。
しかし、休日に行くことも検討したが、その場合、トンネルの西口か東口に車を置いて、出発、下山後、前鬼口発15:30頃のバスで天ケ瀬で降りて、トンネルまで歩いて登るという行程になる。バスが1日1本なので、何としてでも15:30に前鬼口にいないといけないということは13時くらいには太古の辻についていないといけない。すると、登り始めは5時から5時半とまだ暗いうちから登り始めないといけない上に、途中で何かあってバスを逃したら終わりになってしまうということで、あまりにリスクが大きく、この案はボツになった。
下山口を前鬼に設定したことについては、日帰りルートだとこれ以外に考えようがなかった。八経ヶ岳を登って、天川方面に下山するルートもあるが、これだと奥駈道がたいして進めない上にまた八経ヶ岳から登りなおさないといけないので、奥駈道の縦走コースとしてはアプローチ以外は見直すところはなさそうだった。
車を止めたところから自転車で前鬼口まで行ったが、まあ、体力温存のためには良かったと思う。
装備について
服装については、毎度同じ季節に行っているので、取り立ててこうすべきだったというのはないが、靴に関しては一考の余地ありである。3回とも同じホカオネオネのトレランシューズで行ったが(本人的にはトレランのつもりで行っているので)、毎度足の爪がやられて、今回も帰ってきたら両足の親指をはじめいろんな指が真っ黒になっていた。基本的にホカオネオネのシューズは自分の足に合わないというのもあるが、道が石っころだらけで、足場が悪く、ローカットのトレランシューズよりは、もっと登山向きのシューズの方が良かったのではと思っている。本格的な登山靴まではいらないとしても、ミドルカットでもっと足をしっかり保護してくれるシューズが良いのではないかと思って、早速今日、近所のスポーツデポに行って、メレルのミドルカットシューズを買ってきた。
足の指が内出血するのも、主に下りでシューズの先に足が当たるからで、ローカットのシューズだといくら靴紐をしっかり締めてもどうしても下っているうちに少しずつ緩んで指先を痛めてしまう。ミドルカットならその辺はもっとしっかり足首をホールドしてくれるので良くなるのではないかと期待している。
ちなみに買ったお店で足の計測をしてもらったが、ややローアーチということで、アーチサポートの中敷きを勧められた。一応今日のところは中敷きは買わずに帰ってきたが、考えてもよさそうだ。ちなみにお値段は足にピッタリ合わせて作ってくれるので¥9000ほど、普通のザムストので¥5000ほどだった。今は、ホカオネオネのクリフトンにフォームソテックスのインソールを使っている。まだ完全に足になじんでいないので効果のほどはよくわからないが、これが¥6000ほど。どれにするかはフォームソテックスの感じを見て決めようと思っている。
食料については、これも紀行文中に書いたが、おにぎりがコンビニのおにぎりで海苔がついているタイプだったのが反省点。それ以外は本当はもう少し食べないといけないのかなあというのが反省点だった。釈迦ヶ岳の手前でハンガーノックになりかけていたのでそうなる前に食べないといけない。しかし、いつも午前中は朝食べたものがお腹にあって食欲が今一でないし、午後になると疲れてきてあまり固形のものを口にしたくなくなるので、どうしてこうなりがち。たぶん午前中からまめに補給をしておかないといけないのだろう。ちなみに今回の補給食として取ったのは、チョコえいようかん1個、福豆1袋、ブラックサンダーミニ1個、キットカット(ナッツ&クランベリーの2/3)くらい、アンパンミニ(5個入りのうちの3個)、エナジージェル2個。このうち午前中に食べたのはえいようかんのみ。取り方が偏っている上に、たぶんカロリー的にも消費カロリーには全然足りてなさそうだった。日帰りだから成り立つので、何日も縦走する場合などはこんな食事ではすぐにへばってしまいそうだ。
そして、何といっても水。今回は合計2L持って行ったが、途中で足りなくなった。ハイドレーションの良いところは背負っているので重さが気にならないし、いつでも飲めるところだが、最大の難点は残りがどれくらいかわからないこと。結局休憩したときに、見るには見たが残量を見誤って、危うく水切れになりそうだった。残量をしっかりチェックし、汲めるところで汲んでおくというのは鉄則だ。
次回に向けて
北奥駈を3回かけて縦走したが、この先は登山口まで家から遠くなるし、南奥駈は一気にテント縦走で行ってしまおうかと考えている。もし、分割するなら、太古の辻~佐田辻、佐田辻~玉置山、玉置山~熊野本宮
という感じになるだろうか。そうすると結局、最後の2回は前泊前提のコースになってしまいそうなので、どうせ泊まるなら一気に行ってしまえという気になっている。まあ、次回はどうせ半年以上後になるだろうし、これからじっくりと考えることにする。