東海自然歩道を走る その3

東海自然歩道を走るシリーズの第三弾です。
前回は、萩谷から嵐山までを行きました。
alasixosaka.hatenablog.com

今回は、嵐山から鞍馬の手前、二ノ瀬駅まで行ってきました。

嵐山からスタート

朝9時前に嵐山に到着。

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今回のスタートは阪急嵐山駅
3連休の中日だったが、相変わらず人は多くない。たぶん普段だったら人がうじゃうじゃいるところだが。
渡月橋も余裕で歩けるくらいしか人がいない。
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渡月橋もひとはまばら
渡月橋を渡って川沿いを左手に進む。ここで、最初のミス。地図を見て川沿いを行けるところまで行って右に入ると覚えていて、道なりに進むと天竜寺に出てしまって、ここで地図を確認したら、川沿いをもっと先に進まないと行けなかったことに気づく。戻ってみると、河原の方に下りる道があって、これを見落としていた。河原をしばらく進んで嵐山公園に入る。
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嵐山公園の中にある標識。京都一周トレイルと同じコースになっているようだ
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嵐山公園の中の看板
嵐山を抜けて保津峡の方に向かう。ここは自転車でも時々来る道だ。六丁峠を越えて落合というところに出る。夏とかに来ると川下りの船が通って、歓声が聞こえたりするが、今日は川下りもやっていないのかな。
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保津峡にある看板

高雄へ

保津川から清滝川に入って遡っていく。ここにトレイルがあることは知らなかった。

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清滝川沿いを進む
岩がゴロゴロして進みにくい。しばらく進むと清滝の集落に到着。
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清滝の集落
更に清滝川沿いを進む。川を遡るので当然だが、ずーっと緩やかな登りが続く。個人的にはダラダラ登るのが苦手で頑張って走りすぎると後で足に来るし、歩くほどの傾斜でもないしという感じ。
しばらくすると右手の上に水路のようなものが見えた。
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上の方に水路が見える。振りかえって写真を撮っているので左手に見えるが、進行方向からは右手にある。
更に進むとようやく高雄に到着。ここまでだいたい1時間半。いいペースだ。ここで、おにぎりを一つ食べる。
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高雄に到着

中川まで

高雄から先も清滝川沿いを進むが、国道162号線に入るので車が多い。国道でしかも歩道もないのでとても走りにくい。しばらくは我慢するしかない。中川の集落の手前まで2㎞あまり車と並走。トンネルが見えたので旧道の方に入る。ここは廃道になっているようだが歩行者は通れそうなので行くことにする。車が頻繁に走るトンネルは嫌だ。旧道をしばらく行くと東海自然歩道の道標があった。旧道の入り口には何もなかったのに、唐突に標識がある。入口に標識を立てると廃道を積極的に薦めるような形になるので大人の事情で立てていないのだろうか? いずれにしても車が来ないので快適に走れる。

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中川集落の手前の旧道にある標識
旧道(廃道)を抜けると中川トンネルの手前に出る。ここは、旧道側が集落に向かう道になるので、道が活きている。自然歩道は中川から山に入るので、ここも旧道側を行く。
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中川トンネル手前の分岐

鷹峯へ

中川の集落に入るところでトレイルに入る。今日のルートは舗装路が多くて自然歩道という感じがあまりしない。ここもトレイルかと思いきやしっかり舗装はされている。

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鷹峯へ向かう道の分岐
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看板もある。
途中に滝があった。女滝と男滝があるようだが、男滝の方は道が崩落していて近づけないので見ることができなかった。
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女滝。男滝の方は見ることができない。
ここもダラダラ登る。だんだん登りが走れなくなってきた。最後は峠を越えるような感じでようやくトレイルが現れた。
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ようやくトレイルが。
しかし、ここでトラブル。

左ひざに痛みが発生。

この辺りで左ひざの外側が痛くなってきた。両膝には今日もテーピングをしていて、更に古傷の右足の付け根も少し不安があったのでテーピングをしておいたのだが、まさかの左ひざの外側が痛むとは。
この先は再び京都の市街地に入るのでいつでもリタイア可能だが、ゴールまで行きたいという気持ちもあるのでどうしようか悩む。
とりあえず、峠を降りたところで昼食にして休憩を取り、ロキソニンを摂取して様子を見ることにする。
今日も昼食はカップラーメン。このところちょっとはまっている。前回はポンポン山の山頂で雪の中ぬるいカップラーメンを食べて懲りたので、山専サーモスを買ってみた。

山専サーモスは優秀だった。

さすがに山専というだけあって、お湯はほとんど冷めてなくて、アツアツのカップラーメンが食べられた。外気温が全く違うので一概に比較するべきではないのかもしれないが、やっぱり暖かいものは良い。
少し元気が出たが、足の痛みは治まった気がしない。特に下りがつらい。市街地に出ると傾斜も緩くなるので、やめるのはいつでもできるのでとりあえず進めるところまで進もうと決める。

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トレイルを終えて再び市街地に戻る

市街地を柊野に向かう

市街地に入ってもっとゴミゴミしているのかと思ったが、そのあたりはもう北のはずれの方ということで閑静な住宅街という感じのところを進む。ただ、市街地は道がわかりにくいのが難点。自作のGPSアプリも併用しながら道を確かめながら進む。余談になるが、自作のGPSアプリは自転車で使うことを想定していて、常時ONという想定だったが、トレランで使うとなると時々ONという使い方になって、GPSが切れてしまう。一度GPSが切れるとなかなか現在地を拾ってくれないので、かなり待たされてイライラする。トレラン用途にも使うならバックグラウンドでGPSを動かすようにしないとだめだということに気づいた。
市街地を地図を見ながらゆっくり進んでいると足の痛みもほぼ感じなくなっていた。ロキソニンが効いたのだろうか? ここら辺も北に向かって緩い登りが続くのであまり走れない。スタートから25㎞を過ぎているので前半のダラダラ登りがボディーブローのように効いてきた。本当はこの辺はゆっくりでいいから走り切りたかったのだが、とにかくゴールすることを目標に切り替えて時々走り、時々歩くという感じで進む。
このあたり疲れているせいで写真を全く撮っていない。

夜泣峠へ

柊野で大きな車道に合流。ただ、ここは歩道があるのでまだましだ。市原に抜ける途中で産廃処理場のある道との分岐を過ぎると歩道がなくなったが、その先は車も少ないので割と走り(歩き)良い。
少しの傾斜が足にこたえるのでほとんど走れなくなってきた。この道は雲ケ畑の方へ続いている。途中で右に折れて最後の登りに差し掛かる。

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車道を離れて最後の登りに向かう。
最後の登りを登り切ったところが夜泣峠になるが、ここの登りが一番きつかった。最後の最後でこの登りはさすがにこたえた。ひいひい言いながらようやく登った。
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夜泣峠までの登りはきつかった
ここで最後のおにぎりを食べて一休み。

ゴールの二ノ瀬駅

峠からの下りはまた劇坂で、再び左ひざに痛みが出てきた。ロキソニンの効果もなくなってきたか? とりあえずゴールまで1㎞ほどなのでゆっくりと下ってゴールに向かう。

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夜泣峠から降りたところが本日のゴール二ノ瀬駅
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叡電二ノ瀬駅
二ノ瀬からは叡電に乗って帰った。叡電といえば学生時代にもよく使っていたが、いつもガラガラという印象だったが、結構お客さんが乗っていてびっくりした。鞍馬寺に観光に行った帰りだろうか? 叡電の終点は出町柳。ここで京阪と接続してい便利だ。途中一乗寺の駅を通った。学生時代は一乗寺に住んでいたので一乗寺界隈は懐かしい。ちなみに、宮本武蔵の決闘で有名な一乗寺はもっと山側にあってかなり離れている。今はどうなったか知らないが、学生時代はそこに石碑があって、何代目かはわからないが下がり松もあった。叡電一乗寺駅は有名なラーメン屋の天天有が近くにある。いまでもあるのかな? 学生時代はよく食べに行った。
今回は、予想外のところに足の痛みが出たがとりあえずリタイアせずにゴールすることができたのでまあ、良しとするか。次回はいよいよ比叡山に登ることになる。ポンポン山の比じゃないので覚悟が必要だ。