東海道浪漫歩行に参加して来ました。


10/6に開催された東海道浪漫歩行に参加しました。滋賀県の石部から土山まで旧東海道を30km歩くというイベントです。子供の学校で冬に50kmの夜間山行があるので、子供のトレーニングを兼ねて参加して見ました。この手のイベントは始めて参加したのですが、地元の方が補給ポイント以外でも水やスポーツドリンクを振る舞ってくれて、楽しく歩き通すことができました。

7時すぎの電車に乗り、草津乗り換えで石部に8時すぎに到着。シャトルバスで会場の石部宿場の里に到着。参加者は思ったより少なく30人くらい。中間点の水口から15kmの人たちがスタートするのでそっちの方が参加者が多いのかも知れない。受付でおにぎりとゼッケンをもらって準備。開会式のあと9時半頃にスタート。湖南市の市長さんが来てたのにはちょっと驚いた。スタートはちょっと時間より早かったけど、その辺りのぬるさはご愛嬌か? 何か全体的にぬるくて、途中の道案内も適当なところがあって、2度ほど迷ったが、まあ、大きなロスにならずにすんだし、がつがつしてるよりのんびりしてていいのかも。

だいたい、1km当たり12分弱のペースで子供のペースにあわせて少しゆっくりと歩く。序盤の石部宿のあたりはあまり旧街道らしさを感じなかった。スタートしたときはまだ少し肌寒さを感じるくらいだったが、好天で長袖にロングタイツではすぐに暑くなって来た。適度に給水ポイントがあったので、500mlのソフトフラスク1本で途中で補給することなくゴールまで行けた。

しばらく田園地帯を歩いて、11km地点の水口のコンビニが最初のチェックポイント。しばらく進むと水口の宿場に入る。水口宿のはずれの15km地点が第二チェックポイントだが、水口宿はイベントをやっていて、出店がたくさん出ている。参加賞でイベントで使える金券をもらっていたし、そろそろお腹も空いたのでお昼いたので途中の出店でスヤキを買って食べた。スヤキはこのあたりの名物で味のついてない焼きそばといった感じの食べ物。自分でソースと胡椒で味をつけて食べるようになっている。味の方は素朴な田舎の味といったところ。もともとあまり味の濃いのは好きではないし、運動中なので、薄味にして食べた。自分で味を調整できるのはよいところだ。


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スヤキの後は子供がかき氷を食べたいと言ったので、もうしばらく行ったところで食べた。丁度江州音頭をなま唄でやっていた。さすがは本場だ。高槻でも盆踊りのときに江州音頭もやるけど録音したのを流すだけなので、やっぱり本場とは違う。

ゆっくりお昼を食べたいところだが、13時を過ぎたので先を急ぐことにする。第三チェックポイントが23.3km地点で関門時間が15時半なので、あまりゆっくりもできない。

水口宿のはずれが15km地点の第二チェックポイント。ここまででやっと半分。ここではぶっかけうどんをもらった。ぶっかけうどんもこのあたりの名物なのだろうか?

宿場を抜けるところに大きな時計があった。

 

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水口宿は結構風情がある。

しばらく行くと松並木と地図に書かれたところに差し掛かった。松はあったが並木と言う程でもなかった。昔はずーっと松の木が立ち並んでいたのだろう。今は面影しかない。ちょっと前に問題になっていた松くい虫の影響もあるのかもしれない。

 

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ここからしばらくはまた、ただの田舎道になる。大きな道を歩道橋で渡ったところで道に迷った。歩道橋を渡ったところに表示がなく、大きな道沿いに行ったが、どうやらここで細い道に入るのが正解だったらしい。グーグルマップで確認するとそのうち本来の道に合流するのでそのまま進むことにする。それにしても、細い道に入るところには、わかりやすい表示が欲しい。

しばらく進むと本来の道に合流。更に進むと国道1号線に一瞬合流してすぐにまた旧街道らしい道に戻る。このあたりは昔、大野村と言ったらしい。53次には入ってないが、旅籠の跡がしばらく並んでいる。鈴鹿を越えて土山で泊まれなかった人はこのあたりで泊まったのだろうか?

大野村を進んで、第三チェックポイントの大野小学生を目指す。途中でお酒を振る舞うところがあった。このあたりは昔から酒作りが盛んだったのだろうか? 水口にもあったし、都合三ヶ所目だ。お酒は辞めてしまったので、お水をもらって進む。15時過ぎに大野小学生に到着。ここの関門を通過すれば、後6.7kmを2時間以内に歩けばよいのでかなり楽になった。大野小学生で茄子とおにぎりをもらった。

大野村を抜けるとまたしばらく田園風景が続く。そして、土山の宿場に入った。ここまで来ればゴールはもうすぐだ。旧土山宿も昔の町並が残る風景のある町並だ。本陣の跡もしっかり残っている。


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土山宿にも給水ポイントが二ヶ所あってゴールまであと少しと励ましてくれる。

こういった地元の方の暖かいおもてなしを受けると来て良かったと思う。そして、ようやく16時半頃、ゴールのあいの土山道の駅に着いた。ゴールでは忍者鍋なるものが振る舞われた。味噌仕立てのとん汁見たいな感じだった。夕暮れ時で気温も下がって来たので暖かい食べ物がありがたい。道の駅で忍者バームクーヘンを買って帰った。しっとりして美味しかった。


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約7時間の歩行で30kmを歩いた。フルマラソンの経験はあるが、一度に歩いた距離としてはおそらく最長の距離を歩いた。なによりも一緒に参加した子供が良く頑張ったと思う。翌日はあちこち筋肉痛とか言っていたけど。これで50kmの山行のいい練習になったと思うし、最後までやり遂げるということの大切さを少しは学んでくれたかなと思う。自分の方はもっとくたばるかと思っていたが、意外なくらい何ともなく、後で筋肉痛になるかと思ったが3日たった今も何ともない。足の親指の爪が少し青あざのようになって少し痛むくら。前々から思っていたが、同じ距離を進む場合に走って短い時間で済ますのと、歩いて長く時間がかかるのと、どっちが楽なのかなと。今回の結果を見る限り、歩いた方が楽なようだ。

とににもかくにも、30kmという、自分にとって消して短くない距離をこなせたので、トレランの方ももう少し距離を伸ばせそうだ。12月の妙見山パワートレイルあたりにチャレンジしてみようと思う。

 

追記

土山の道の駅で栗を売っていたので買って帰った。家でレシピを検索して栗きんとんを作った。栗を割って中身を出すのが大変だったがそれ以外は割りと簡単だった。お店で買うと高いけど、ほぼお店の味に近いのが出来て満足。


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