京都京北トレイルランニングに参加しました。

タイトルの通りです。

はじめてのトレラン大会、とりあえず完走することはできました。これで、トレイルランナーの仲間入り(とっても端くれですが)。

本当は、大会当日(昨日)書くつもりだったのだけど、疲れてしまって書く気力がわかなかったので、翌日になってから書いてます。そういう点では土曜日のレースというのは良いですね。

オリエンテーリングはもう30年以上続けているので、トレイルを走ることには慣れているのですが、やっぱり色々違いますね。楽しかったけど、課題もいっぱい見つかったというのが正直な感想です。

事前にわかっていたことですが、やっぱりトレーニング不足はちょっときつかったですね。1回でも15㎞くらい走っておけば後半の走りに随分違いがあったように思いますが、故障は想定していなかったので仕方ないですね。故障明けでなんとか完走できたというところをポジティブにとらえておきたいと思います。

さて、当日は、朝から車で移動。6時30頃に朝食を済ませて、7時過ぎに出発。駐車場であるゴール地点のあうる京北に8時20頃に到着。受付を済ませて、着替えをしてからシャトルバスでスタート地点の細野小学校跡へ移動。ついたときは9:15頃でスタートまで1時間以上もある。運営上仕方ないんだろうけど結構ひま。スタート地点は桜がほぼ満開状態で下界とはちょっと気候が違うことを思わせてくれる。幸いお天気がよく、ぽかぽか陽気のため走る格好で過ごしていても問題なかった。

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スタート地点の桜が満開

ウォームアップは特に行わずに、ストレッチで体をほぐすだけにとどめて待機。10時から開会式。開会式の後、痙攣予防に以前も紹介した漢方薬芍薬甘草湯)を飲んでおく。

 

alasixosaka.hatenablog.com

 

18㎞の部はまず女子が10:15にスタート。男子は遅れて10:40にスタート。どうせゆっくり走るつもりだったので、最後尾のほうからゆっくりついてゆく。トレイルに入ったところで渋滞でペースダウンして歩く。少し進むとペースが少し上がってやっとトレイルランぽくなってきた。

すぐに、滝又の滝に到着。滝はコースから少し外れているが、大半のランナーは滝を見るためにコースを外れて滝の方へ向かっていく。自分もせっかくなので滝を見に行く。スタッフの方がおられて記念写真を撮っていただいた。ありがとうございました。

一山超えて里に下りて、更にトレイルを進んで右手の尾根をたどって、少し降りたところで最初の給水ポイント(6.4㎞)。ここから東又山の山頂まで約500mで150mの一気登り。結局ここで頑張りすぎたのが後々響いてしまうのだが、アドレナリン出まくりでさすがに走れないものの休まず一気に登り切った。心拍計の記録を見ると、ここまでで登り区間はほぼ180bps以上で推移している。昔は200bpsは軽く突破していたので、やっぱり年を取ったということなのだろうが、180bps越えを続けるのは疲労の蓄積を考えるとよくなかったと思われる。

しばらくは尾根道を下り基調で走り、パラグライダー場の手前で再び登りになる。1㎞弱の登りを登ってパラグライダー場に到着(約10㎞)。ここで二度目の給水。当然だが、遮るものが何もないので景色は最高に素晴らしい。

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パラグライダー場からの眺望

ここからはエイドポイントの京北森林公園のある谷まで一気の下り。コースプロフィールをよく見てなかったのだが、後で見るとここの区間だけで、2.5㎞で約350mも下っている。勾配のきつい下りはかえって足に負担がかかることはわかっていたが、下りがここまで長いと想像してなかったので、ここでも普通に走ってしまって足に相当負担がかかってしまった。太ももあたりが筋肉痛でかなり痛い。

丁度降りきったあたりで、痛めていたのと反対の右足のふくらはぎがピリッと来た。痙攣の兆候だ。前回はここで無理して走ったおかげで肉離れになってしまったので、すぐに止まってストレッチ。しばらく歩いて様子を見る。ちょっと力を入れるとピリピリ来て今にも痙攣しそうな感じ。予備に持っている芍薬甘草湯を飲もうかと思ったが、幸い傾斜が緩いところまで降りてきているし、エイドポイントまですぐのところまでなので、ゆっくり走ってみる。なんとかエイドポイントまでたどり着いて、水分補給と軽い食事をとる。ここで芍薬甘草湯も飲んでおく。

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エイドポイントの京北森林公園

15分ほど休憩して出発したが、完全に足に来てしまっていてまったくペースが上がらない。太もも、ふくらはぎ、向う脛、筋肉全てがギシギシと痛んで走ることを拒否している。それでも前に進まないと帰れないのでゆっくりと走るが、登りにかかったところでギブアップして歩きだす。東又山の登りとパラグライダー場からの下りで力を使いすぎたせいでまったく余力がない。登りきったところで下りになったので、また走り出すが後でラップを見ると7分台/㎞という超スローペース。本当に情けないがこれが現実なので仕方がない。スタミナ的にはまだ余力があったが、足が言うことを聞かない。自転車では足が売り切れると言ったりするが、自転車は下りなら力を使わなくても進むが走るのはそうはいかない。自分の力でゆっくりとでも進むしかなく、もどかしいが仕方がない。まあ、とりあえず完走。タイムは3時間を大きく超過して目標よりもだいぶ遅れてしまった。

漢方薬のお陰もあって、足は最後までもって完走することはできた。痛めていた左足でなく、右足の方に痙攣が出たのが少し意外だったが、逆に痛めたところはもう大丈夫ということで、その点ではほっとしている。

今回のレースで感じたことはペースをいかに維持するかということがこれからの課題だということ。当然トレーニングは必要だと思うが、限られた時間のなかでトレーニングをするわけでおのずと限界はあるし、年齢的なものあるので、いくら鍛えてもロングディスタンスを一気に走り切れるようにはならないだろうと思う。その時の状態でベストのパフォーマンスを発揮するためには、レースペースをどう設定して、どうコントロールするかが非常に大事になるだろうということを感じた。レースペースの設定に関しては、今回は漠然と10分/㎞という想定をしたが、途中まではほぼ設定どおりのペースで進んでいたし、渋滞などで思うように進めなかったことを考えれば肉体的には余力はあったはずだが、東又山の登り以降は一度も設定ペースを上回ることができてないので、設定自体に無理があったということがわかる。コースプロフィールをよく見てペースを考えておく必要がある。ペースコントロールでも今回は失敗してしまって、オーバーペースで体に大きな負荷をかけてしまった。今回は18㎞だから何とかなったが、もっと長い距離だと回復不能のダメージを負った状態ではとても完走はおぼつかない。なので、いかにダメージを負わないようにペースをコントロールするかは今後の課題になる。100㎞までの道のりは遥かかなたで気が遠くなりそうだ。しかし、千里の道も一歩から、ようやく一歩を踏み出せたので、少しずつ進んでいきたい。